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書評サイトのノウハウとは?
萌理賞の開催で知られるsirouto2さんが「感想サイトが流行らない」とぼやかれてます。でも小飼弾氏が突っ込んでいるように、書評サイトは1ヶ月続けただけで成果が出せるものではないですし、ライトノベルも競争が厳しいです。
ボクが書評中心の方針に転じてから8ヶ月。書評サイトの「ノウハウ」というのは、おこがましいかもしれませんが、この辺で気づいた点をまとめてみたいと思います。
ボクが書評中心の方針に転じてから8ヶ月。書評サイトの「ノウハウ」というのは、おこがましいかもしれませんが、この辺で気づいた点をまとめてみたいと思います。
7月の売上
売上は前月より下がりましたが、予約注文が大変多いのが印象的でした。
注文数では『涼宮ハルヒの戸惑』が活発に動いたほか、『ドラクエソード』と『Forza2』が2位でした。放っておいても売れそうな『ドラクエソード』はさておき、ささやかとはいえ『Forza2』の売上に貢献できたのは良かったです。
ボク自身がゲームを作る立場なこともあって、ゲームソフトのレビューや紹介をどう扱っていくか、決めかねている部分があるんですけど、良くできているのに売れてないソフトが売れるのはやはりうれしいですね。
注文数では『涼宮ハルヒの戸惑』が活発に動いたほか、『ドラクエソード』と『Forza2』が2位でした。放っておいても売れそうな『ドラクエソード』はさておき、ささやかとはいえ『Forza2』の売上に貢献できたのは良かったです。
ボク自身がゲームを作る立場なこともあって、ゲームソフトのレビューや紹介をどう扱っていくか、決めかねている部分があるんですけど、良くできているのに売れてないソフトが売れるのはやはりうれしいですね。
6月の売上
さすがに前月よりは少し下がったものの、4月を上回る高水準でした。金額ではなく、商品数で見ると、前月を2割近く上回っていて、販売数のベースが高まっているのを感じます。
今月はこれまでと違い、突出して売れた本が特に無く、かなり多種類の本が売れました。販売の動き方を見てみると、アクセス数の多かった2つの記事「娯楽の世界に安泰はいらん」と「ゲーム業界はパラダイス開国」にやってきた人たちが過去の書評を読んで、購入していった感じです。
またDVDでは『らき☆すた』の1巻がかなり売れました。うちのブログのDVDの売上では、過去最高の本数でしたね。2巻の予約も始まってますので、お早めにどうぞ。
1位 ケータイ小説家になる魔法の方法(伊東おんせん)

書評:日本最大のユーザークリエイションコミュニティ魔法のiらんどの秘密とは 『ケータイ小説家になる魔法の方法』
今年の上半期、小説の売上トップ10の過半数をケータイ小説が独占しました。ケータイ小説は急成長を遂げ、『恋空』の劇場化など、メディアミックスも進んでいます。「魔法のiらんど」と電撃文庫が提携して、新しい文庫を創設すると発表しました。ケータイ小説をめぐる各メディアの動きが活発になっています。
この本は、日本最大のケータイ小説サイト「魔法のiらんど」のプロデューサー自らが、ケータイ小説の実態について書き下ろしたもの。ケータイ小説に興味を抱いた人全員に、一読を強くオススメします。
2位 アニメがお仕事! (石田 敦子)
書評:作ることを仕事にする地獄 『アニメがお仕事!』
双子の姉弟のアニメータを主役にすえた業界物語。
やわらかくかわいらしい絵柄に騙されてはいけない。夢を抱いて入った若者がぶつかる壁を次から次へ、残酷なまでに執拗に描いていく。同期の男に先を越され、焦りから仕事を取りすぎたものの、空回りして自滅していく男。尊敬していた先輩に追いつこうと努力するが、同じ目線で仕事をするのは早いと一喝されて、落ち込む女。
アニメーターでなくとも、いわゆるクリエイティブ業界でもなくても、その姿にどこか自分の経験をダブらせる人は少なくないのでは? 熱い魂をもった若い社会人ならどこか共感できる所があるはず。派手に転んで、怪我をして、悔し涙で泣いて、それでも働く男女全員が身に覚えのある物語です。
この作品の女はみな、しぶとく、冷静で、女って怖いと思うのですが、やはり一番怖いのは、アニメーターとして生き残り、いまこうやって彼や彼女を描いている石田敦子でしょうね。
3位 冬の巨人(古橋秀之)

書評:良質きわまる少年冒険譚 『冬の巨人』
ウェルメイドなファンタジーという点では『ミミズクと夜の王』に匹敵するものの、紹介した月の売上で見ると、かなり差がありますね。書評そのもののクオリティの差は当然あるとしても、ややライトノベル臭が強い表紙が購買をためらわせたのかもしれません。
しかし内容的には、宮崎アニメを思わせる古きよき少年冒険譚。表紙よりもさらに硬派な物語であることは太鼓判を押します。難点をいえば、悪役との立ち回りのようなケレン味は薄いんですけども。その辺りの根源的な地味っぽさが、古参の小説家・古橋秀之の弱点でしょうか。クオリティはトップクラスなんですけどね。
4位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
ライトノベルって子供の読み物だよね、と思っている人にはぜひ読んでほしい一冊。ライトノベルゆえ、多少落としているのは確かですが、リーダビリティが非常に高いライトノベルの特性と大人が楽しめるほろ苦い渋みの両方をそなえた作品。
疲れた時の一本の煙草(ボクは吸わないんで、味はわかんないけどね!)や、一杯のコーヒーとして、この本を読んでみてほしいな。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人は、読んで損は無いと思います。
5位 連射王(川上 稔)
書評:ゲーマー必読の名著。ゲームが上手くなる過程を小説化した 『連射王』
ゲーマーの、ゲーマーによる、ゲーマーのための小説。
作者自身、90年代中盤、サターンとプレステが覇権を競っていた頃のシューターであり、当時のシューティングを思い出しながら書いた、ゲーマー魂が1文字1文字にあふれた超熱作!!
学校をサボってゲーセンに行ったところを補導され、停学を食らった。家で嘔吐した。起き上がったら徹夜でRPGをクリアした。神域をめざしてゲーム修行を開始した。そんな覚えはあなたに無いか? 他人はそれを「堕落」と呼ぶか。呼ばせておけ、そんなもの。堕落けっこう。無間地獄へようこそ。あなたの「本気」の一直線上に、ゲームがあるのなら、それで十分なのだから。
今月はこれまでと違い、突出して売れた本が特に無く、かなり多種類の本が売れました。販売の動き方を見てみると、アクセス数の多かった2つの記事「娯楽の世界に安泰はいらん」と「ゲーム業界はパラダイス開国」にやってきた人たちが過去の書評を読んで、購入していった感じです。
またDVDでは『らき☆すた』の1巻がかなり売れました。うちのブログのDVDの売上では、過去最高の本数でしたね。2巻の予約も始まってますので、お早めにどうぞ。
1位 ケータイ小説家になる魔法の方法(伊東おんせん)

書評:日本最大のユーザークリエイションコミュニティ魔法のiらんどの秘密とは 『ケータイ小説家になる魔法の方法』
今年の上半期、小説の売上トップ10の過半数をケータイ小説が独占しました。ケータイ小説は急成長を遂げ、『恋空』の劇場化など、メディアミックスも進んでいます。「魔法のiらんど」と電撃文庫が提携して、新しい文庫を創設すると発表しました。ケータイ小説をめぐる各メディアの動きが活発になっています。
この本は、日本最大のケータイ小説サイト「魔法のiらんど」のプロデューサー自らが、ケータイ小説の実態について書き下ろしたもの。ケータイ小説に興味を抱いた人全員に、一読を強くオススメします。
2位 アニメがお仕事! (石田 敦子)
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書評:作ることを仕事にする地獄 『アニメがお仕事!』
双子の姉弟のアニメータを主役にすえた業界物語。
やわらかくかわいらしい絵柄に騙されてはいけない。夢を抱いて入った若者がぶつかる壁を次から次へ、残酷なまでに執拗に描いていく。同期の男に先を越され、焦りから仕事を取りすぎたものの、空回りして自滅していく男。尊敬していた先輩に追いつこうと努力するが、同じ目線で仕事をするのは早いと一喝されて、落ち込む女。
アニメーターでなくとも、いわゆるクリエイティブ業界でもなくても、その姿にどこか自分の経験をダブらせる人は少なくないのでは? 熱い魂をもった若い社会人ならどこか共感できる所があるはず。派手に転んで、怪我をして、悔し涙で泣いて、それでも働く男女全員が身に覚えのある物語です。
この作品の女はみな、しぶとく、冷静で、女って怖いと思うのですが、やはり一番怖いのは、アニメーターとして生き残り、いまこうやって彼や彼女を描いている石田敦子でしょうね。
3位 冬の巨人(古橋秀之)

書評:良質きわまる少年冒険譚 『冬の巨人』
ウェルメイドなファンタジーという点では『ミミズクと夜の王』に匹敵するものの、紹介した月の売上で見ると、かなり差がありますね。書評そのもののクオリティの差は当然あるとしても、ややライトノベル臭が強い表紙が購買をためらわせたのかもしれません。
しかし内容的には、宮崎アニメを思わせる古きよき少年冒険譚。表紙よりもさらに硬派な物語であることは太鼓判を押します。難点をいえば、悪役との立ち回りのようなケレン味は薄いんですけども。その辺りの根源的な地味っぽさが、古参の小説家・古橋秀之の弱点でしょうか。クオリティはトップクラスなんですけどね。
4位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
ライトノベルって子供の読み物だよね、と思っている人にはぜひ読んでほしい一冊。ライトノベルゆえ、多少落としているのは確かですが、リーダビリティが非常に高いライトノベルの特性と大人が楽しめるほろ苦い渋みの両方をそなえた作品。
疲れた時の一本の煙草(ボクは吸わないんで、味はわかんないけどね!)や、一杯のコーヒーとして、この本を読んでみてほしいな。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人は、読んで損は無いと思います。
5位 連射王(川上 稔)
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書評:ゲーマー必読の名著。ゲームが上手くなる過程を小説化した 『連射王』
ゲーマーの、ゲーマーによる、ゲーマーのための小説。
作者自身、90年代中盤、サターンとプレステが覇権を競っていた頃のシューターであり、当時のシューティングを思い出しながら書いた、ゲーマー魂が1文字1文字にあふれた超熱作!!
学校をサボってゲーセンに行ったところを補導され、停学を食らった。家で嘔吐した。起き上がったら徹夜でRPGをクリアした。神域をめざしてゲーム修行を開始した。そんな覚えはあなたに無いか? 他人はそれを「堕落」と呼ぶか。呼ばせておけ、そんなもの。堕落けっこう。無間地獄へようこそ。あなたの「本気」の一直線上に、ゲームがあるのなら、それで十分なのだから。
5月の売上
ゴールデンウィーク中はアクセス数が減って、売上も落ち込んでいたんですよね。こりゃかなり下がるなあ……と思っていたんですが、後半の猛追がすさまじく、前月比2割増で過去最高の売上に達しました。2ヶ月連続の記録更新ですね。
ゲーム関連では、Amazonの在庫一掃セールの時の『うたわれるもの デスクトップキャラクターズ 初回限定版』と『チョコボと魔法の絵本』がそれぞれ売上1位と2位を飾りました。売上トップは『らき☆すた』かなとも思ったのですが、予約分があっさり完売したせいで、売れてません。
本の売上は『連射王』が圧倒的でした。2月の『ミミズクと夜の王』、4月の『ドラグネットミラージュ』以上の勢いです。また『テレビゲーム産業白書(2007)』が今月も売れてますね。(参考:市場を知り、己を知らば、百戦危うからず 『テレビゲーム産業白書2007』)。
1位 連射王(川上 稔)
書評:ゲーマー必読の名著。ゲームが上手くなる過程を小説化した 『連射王』
青春小説の皮をかぶった、日本初の「読むとゲームが上手くなる」ゲーマー小説。ゲーマーは何故より高いスコアを目指すのか、前人未達の神域に挑むのか。いいじゃないか、ゲームに本気になっても。人生のうちかけがえの無い何割かをゲームに捧げても。後ろめたく感じる必要はどこにも無いのだ。
学校をサボってゲーセンに行ったところを補導され、停学を食らった。家で嘔吐した。起き上がったら徹夜でRPGをクリアした。神域をめざしてゲーム修行を開始した。そんな覚えはあなたに無いか? 他人はそれを「堕落」と呼ぶか。呼ばせておけ、そんなもの。堕落けっこう。無間地獄へようこそ。あなたの「本気」の一直線上に、ゲームがあるのなら、それで十分なのだから。
2位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
先月につづき、『ドラグネット・ミラージュ』が好調なセールス。
異世界セマーニと地球をつなぐ超空間ゲートを前にしたサンテレサ市を舞台に、異世界から来た少女騎士ティラナと敏腕刑事ケイ・マトバがコンビを組んで事件に当たる刑事ドラマ。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人にはぜひ読んでいただきたい!
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
コンスタントな売れ方ではチャンピオン。
「こういう本をもっと紹介していこうと思います」と毎回書いているのに、全然紹介してないですね。そろそろ書くのをやめておきます、はい。すいません。
4位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
「作り手視点の読み方」とはどういうものかがわかる、好奇心をくすぐる一冊。
5位 All You Need Is Kill(桜坂洋)

書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
うちのブログでは、渋い小説が売れるんですよね。まだ売れるか、という感慨もわいてきます、『All You Need Is Kill』。
死んでも前日の朝に戻されるという時間のループに陥った新兵は、出撃と戦死をくり返すうちに、やがてベテランの兵士さえ簡単にひねる最強の戦士に成長していく。死んでも戻され、生き残っても戻される無間地獄から、彼は脱出できるのか。タイムループ物としての完成度が高く、SFファンにはぜひオススメします。
6位 バニラ A sweet partner(アサウラ)

書評:百合と拳銃の作家が送る最新作 『バニラ A sweet partner』
にやにや笑いの湧きあがる百合小説と、純度の高い暴力小説の高いレベルでの融合。家族により、社会により追い詰められた少女2人が拳銃を手にした時、不利と不運と不公平を押しつけるゲームへの反撃が始まった。
銃とは暴力であり、この社会において暴力の行使はすなわち犯罪である。それ以外の手段は無かったのか。その問いは無意味だ。何故なら彼女たちはすでにそれを選んだのだから。「それしかない選択肢」を選んだ少女2人を、警察と社会は「それしかない結末」へと追いやっていく。
しかしそれはダメだと吼える警官が2人。弱者に「それしかない選択」を選ばせないために警察はある。ならば、せめて2人に「それしかない結末」を選ばせてはいけない。その正義を信じた刑事2人は、少女たちが立てこもる学校へと走る。だが……。
結末はぜひ自分の目でお読みいただきたい。
7位 アニメがお仕事! (石田 敦子)
書評:作ることを仕事にする地獄 『アニメがお仕事!』
双子の姉弟のアニメータを主役にすえた業界物語。
やわらかくかわいらしい絵柄だが、じつにシビアな出来事が続く。安易に夢を見せる内容ではなく、誰もが壁にぶつかり、罠におちいる様子を執拗に描いている。悲惨さを煽る下品さではなく、虚飾でおおう欺瞞さでもなく、おそらくはアニメータ石田敦子自身の経験をもとに描き続けられる、現場で戦い続ける人間の姿。
ぜひともあなたも読んで、「女 怖ぇ」と呟いていただきたい。
ゲーム関連では、Amazonの在庫一掃セールの時の『うたわれるもの デスクトップキャラクターズ 初回限定版』と『チョコボと魔法の絵本』がそれぞれ売上1位と2位を飾りました。売上トップは『らき☆すた』かなとも思ったのですが、予約分があっさり完売したせいで、売れてません。
本の売上は『連射王』が圧倒的でした。2月の『ミミズクと夜の王』、4月の『ドラグネットミラージュ』以上の勢いです。また『テレビゲーム産業白書(2007)』が今月も売れてますね。(参考:市場を知り、己を知らば、百戦危うからず 『テレビゲーム産業白書2007』)。
1位 連射王(川上 稔)
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書評:ゲーマー必読の名著。ゲームが上手くなる過程を小説化した 『連射王』
青春小説の皮をかぶった、日本初の「読むとゲームが上手くなる」ゲーマー小説。ゲーマーは何故より高いスコアを目指すのか、前人未達の神域に挑むのか。いいじゃないか、ゲームに本気になっても。人生のうちかけがえの無い何割かをゲームに捧げても。後ろめたく感じる必要はどこにも無いのだ。
学校をサボってゲーセンに行ったところを補導され、停学を食らった。家で嘔吐した。起き上がったら徹夜でRPGをクリアした。神域をめざしてゲーム修行を開始した。そんな覚えはあなたに無いか? 他人はそれを「堕落」と呼ぶか。呼ばせておけ、そんなもの。堕落けっこう。無間地獄へようこそ。あなたの「本気」の一直線上に、ゲームがあるのなら、それで十分なのだから。
2位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
先月につづき、『ドラグネット・ミラージュ』が好調なセールス。
異世界セマーニと地球をつなぐ超空間ゲートを前にしたサンテレサ市を舞台に、異世界から来た少女騎士ティラナと敏腕刑事ケイ・マトバがコンビを組んで事件に当たる刑事ドラマ。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人にはぜひ読んでいただきたい!
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
コンスタントな売れ方ではチャンピオン。
「こういう本をもっと紹介していこうと思います」と毎回書いているのに、全然紹介してないですね。そろそろ書くのをやめておきます、はい。すいません。
4位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
「作り手視点の読み方」とはどういうものかがわかる、好奇心をくすぐる一冊。
5位 All You Need Is Kill(桜坂洋)

書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
うちのブログでは、渋い小説が売れるんですよね。まだ売れるか、という感慨もわいてきます、『All You Need Is Kill』。
死んでも前日の朝に戻されるという時間のループに陥った新兵は、出撃と戦死をくり返すうちに、やがてベテランの兵士さえ簡単にひねる最強の戦士に成長していく。死んでも戻され、生き残っても戻される無間地獄から、彼は脱出できるのか。タイムループ物としての完成度が高く、SFファンにはぜひオススメします。
6位 バニラ A sweet partner(アサウラ)

書評:百合と拳銃の作家が送る最新作 『バニラ A sweet partner』
にやにや笑いの湧きあがる百合小説と、純度の高い暴力小説の高いレベルでの融合。家族により、社会により追い詰められた少女2人が拳銃を手にした時、不利と不運と不公平を押しつけるゲームへの反撃が始まった。
銃とは暴力であり、この社会において暴力の行使はすなわち犯罪である。それ以外の手段は無かったのか。その問いは無意味だ。何故なら彼女たちはすでにそれを選んだのだから。「それしかない選択肢」を選んだ少女2人を、警察と社会は「それしかない結末」へと追いやっていく。
しかしそれはダメだと吼える警官が2人。弱者に「それしかない選択」を選ばせないために警察はある。ならば、せめて2人に「それしかない結末」を選ばせてはいけない。その正義を信じた刑事2人は、少女たちが立てこもる学校へと走る。だが……。
結末はぜひ自分の目でお読みいただきたい。
7位 アニメがお仕事! (石田 敦子)
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書評:作ることを仕事にする地獄 『アニメがお仕事!』
双子の姉弟のアニメータを主役にすえた業界物語。
やわらかくかわいらしい絵柄だが、じつにシビアな出来事が続く。安易に夢を見せる内容ではなく、誰もが壁にぶつかり、罠におちいる様子を執拗に描いている。悲惨さを煽る下品さではなく、虚飾でおおう欺瞞さでもなく、おそらくはアニメータ石田敦子自身の経験をもとに描き続けられる、現場で戦い続ける人間の姿。
ぜひともあなたも読んで、「女 怖ぇ」と呟いていただきたい。
4月の売上集計
4月は過去最高の売上になりました。本とゲームソフト、共に堅調でしたが、特に後半の追い上げが凄かった。やはりアクセス数の高い記事があると、売上が全体的に増加しますね。
一番売れたのは予想どおり『ドラグネット・ミラージュ』。うちの読者層には萌えや恋愛よりも、渋めの作品のほうが人気が高いです。
少しビックリしたのが『テレビゲーム産業白書(2007)』も購入者がいたこと。あの値段で買うとは……。高額なので個人買いはお薦めしにくいのですが、会社に1冊ぐらいあってもいいのではないでしょうか(参考:市場を知り、己を知らば、百戦危うからず 『テレビゲーム産業白書2007』)。
1位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
2位 ドラグネット・ミラージュ 2 10万ドルの恋人

1位と2位はどちらも『ドラグネット・ミラージュ』が飾りました。
異世界セマーニと地球をつなぐ超空間ゲートを前にしたサンテレサ市を舞台に、異世界から来た少女騎士ティラナと敏腕刑事ケイ・マトバがコンビを組んで事件に当たる刑事ドラマ。
海外刑事ドラマのノリがこれでもかとぶち込まれた濃度の高い作品です。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人にはぜひ読んでいただきたいですね。
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
安定して売れてます。
読者の年齢層が高めなんで、この手の本はニーズがあるんでしょうね。こういう本をもっと紹介していこうと思います。
4位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)

書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
トロステでも紹介されたようです。
うちのブログでは、累計売上断トツトップ。読者層の好みがわかりますね。男性にも女性にもお薦めできる、たいへん美しいおとぎ話です。
家畜として村人から虐げられていたミミズクは、深い森の中で夜の王と出会い、森に住みます。人嫌いの夜の王と暮らすうちに、彼女は何かを得ていました。しかしその生活は長続きせず、彼女は優しい人々に「救出」されます。王都で彼女は人間として本来与えられるべきだったものをことごとく与えられます。少女は獣から人に戻ったのです。しかし愛を知った人は、自分の運命を選択するのです。
5位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
「作り手視点の読み方」とはどういうものかがわかる、好奇心をくすぐる一冊。
ふつう作り手は、他の作り手の批評をしませんよね。ゲームなんかでも、けっこう内部では普段の会話の中で、色々言ってるんですが、それを外に出す事はありません。やっぱり同業者の恨みは買いたくないという気持ちが先に立つんでしょう。基本的には、プラスになりませんから。
偉い人がいうと偉そうに聞こえるし、偉くない人がいうとやっぱり偉そうに聞こえます(笑 作り手はいつも100%満足して作れるわけではなくて、脛に傷を持ってますからね。なかなかムツカしい。
まぁプロのスポーツ選手でもトレーニングコーチを雇ったりするわけで、プロといえども、プロだからこそ、作り手視点でのレビューは必要だったりします。ある種の謙虚さは必要なんでしょうけども。
一番売れたのは予想どおり『ドラグネット・ミラージュ』。うちの読者層には萌えや恋愛よりも、渋めの作品のほうが人気が高いです。
少しビックリしたのが『テレビゲーム産業白書(2007)』も購入者がいたこと。あの値段で買うとは……。高額なので個人買いはお薦めしにくいのですが、会社に1冊ぐらいあってもいいのではないでしょうか(参考:市場を知り、己を知らば、百戦危うからず 『テレビゲーム産業白書2007』)。
1位 ドラグネット・ミラージュ(賀東 招二)

書評:大人のドラマが読みたいあなたに 『ドラグネット・ミラージュ』
2位 ドラグネット・ミラージュ 2 10万ドルの恋人

1位と2位はどちらも『ドラグネット・ミラージュ』が飾りました。
異世界セマーニと地球をつなぐ超空間ゲートを前にしたサンテレサ市を舞台に、異世界から来た少女騎士ティラナと敏腕刑事ケイ・マトバがコンビを組んで事件に当たる刑事ドラマ。
海外刑事ドラマのノリがこれでもかとぶち込まれた濃度の高い作品です。小島秀夫氏の『ポリスノーツ』や『メタルギア』が好きな人にはぜひ読んでいただきたいですね。
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
安定して売れてます。
読者の年齢層が高めなんで、この手の本はニーズがあるんでしょうね。こういう本をもっと紹介していこうと思います。
4位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)

書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
トロステでも紹介されたようです。
うちのブログでは、累計売上断トツトップ。読者層の好みがわかりますね。男性にも女性にもお薦めできる、たいへん美しいおとぎ話です。
家畜として村人から虐げられていたミミズクは、深い森の中で夜の王と出会い、森に住みます。人嫌いの夜の王と暮らすうちに、彼女は何かを得ていました。しかしその生活は長続きせず、彼女は優しい人々に「救出」されます。王都で彼女は人間として本来与えられるべきだったものをことごとく与えられます。少女は獣から人に戻ったのです。しかし愛を知った人は、自分の運命を選択するのです。
5位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
「作り手視点の読み方」とはどういうものかがわかる、好奇心をくすぐる一冊。
ふつう作り手は、他の作り手の批評をしませんよね。ゲームなんかでも、けっこう内部では普段の会話の中で、色々言ってるんですが、それを外に出す事はありません。やっぱり同業者の恨みは買いたくないという気持ちが先に立つんでしょう。基本的には、プラスになりませんから。
偉い人がいうと偉そうに聞こえるし、偉くない人がいうとやっぱり偉そうに聞こえます(笑 作り手はいつも100%満足して作れるわけではなくて、脛に傷を持ってますからね。なかなかムツカしい。
まぁプロのスポーツ選手でもトレーニングコーチを雇ったりするわけで、プロといえども、プロだからこそ、作り手視点でのレビューは必要だったりします。ある種の謙虚さは必要なんでしょうけども。
3月の売上集計
3月の売上はやや落ちました。ゲームソフトの売上が激減してます。紹介記事の数が減ってますし、率直にいってめぼしいソフトも無かったので、当然の結果かもしれません。
面白いのは2月に紹介した本のほうが3月に紹介した本よりも売れていることです。中でも『ミミズクと夜の王』と『小説の読み書き』はめざましく、見事に売上の1位と2位を飾りました。
■ライトノベル部門
1位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)

書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
2月に紹介した本ですが、堂々のトップセールス!
よく行く本屋でもレジ近くで一押ししてました。世界のおとぎ話の1つに仲間入りしてもおかしくない、時代を超えたウェルメイド。
家畜として村人から虐げられていたミミズクは、深い森の中で夜の王と出会い、森に住みます。人嫌いの夜の王と暮らすうちに、彼女は何かを得ていました。しかしその生活は長続きせず、彼女は優しい人々に「救出」されます。王都で彼女は人間として本来与えられるべきだったものをことごとく与えられます。少女は獣から人に戻ったのです。しかし愛を知った人は、自分の運命を選択するのです。
2位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
作り手視点の読み方というのは興味深いものです。
作り手が鋭い読み手たりえるのは、2つ理由があります。1つは創作に関する知識と経験を持っているからです。もう1つは作り手が「同じ悩み」を共有し得るからです。同じ悩みを持った人であれば、その作品の示した「解」の価値をより強く理解できます。もちろん逆に、同じ悩みを抱いたことがなければ、「解」の価値は理解できないでしょう。
作り手視点の読みは、その人が「執着」している箇所が如実にわかります。ある作品の批評でありながら、結局、自分がどういう部分を重視しているかという、自己言及になるのです。
3位 All You Need Is Kill(桜坂洋
)

書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
先月に続いてまたもランクイン。安定した人気です。タイムループ物としての完成度が高く、SFファンにはぜひオススメします。うちのブログの読者は比較的年齢が高いようで、『ミミズクと夜の王』といい、これといい、大人でも読みやすいライトノベルが売れやすい傾向が顕著です。
4位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
こういう本は地味にニーズがあるみたいですね。もっと積極的に紹介した方がいいのかな? ゲーム業界に限らず、「暗黙知」の継承は大きな課題になっていると思います。どうやって相手を伝わる状態にするかについて書いた本です。薄くて簡単に読み終えられるので、時間の無い人にもオススメです。
5位 麗しのシャーロットに捧ぐ(尾関 修一)

書評:ミステリーの無いミステリー文庫に誕生したゴシックホラーミステリー 『麗しのシャーロットに捧ぐ』
この本も人気が高いです。「2月の売上集計」で取り上げた本がそのまま今月も売れてるんですよね。「いま売れている」が最強の宣伝文句とはよく言われますが、書評にくわえて、他の人も買っているという実績が背中を押してるんでしょうね。
6位 レインツリーの国(有川 浩)

書評:真摯な対話を核にした恋愛物語 『レインツリーの国』
ある障害を抱えた女性と健常者の男性の恋愛小説です。この小説の大部分は、その障害をめぐっての二人の対話です。彼のほうは無理解を埋めていこうとし、彼女のほうも前に進む勇気を持とうとします。
二人の立場は違います。真剣に議論すればするほど、お互いの心をえぐるようなやり取りにもなります。人と人が真正面からぶつかり合えば、そうなる事もあります。それでも二人はコミュニケーションを続けます。
すれ違っても、自分の非は謝罪して、でも相手の非も指摘して、前に進んでいく二人を見ていると、なんとも無性に応援したくなります。
面白いのは2月に紹介した本のほうが3月に紹介した本よりも売れていることです。中でも『ミミズクと夜の王』と『小説の読み書き』はめざましく、見事に売上の1位と2位を飾りました。
■ライトノベル部門
1位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)

書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
2月に紹介した本ですが、堂々のトップセールス!
よく行く本屋でもレジ近くで一押ししてました。世界のおとぎ話の1つに仲間入りしてもおかしくない、時代を超えたウェルメイド。
家畜として村人から虐げられていたミミズクは、深い森の中で夜の王と出会い、森に住みます。人嫌いの夜の王と暮らすうちに、彼女は何かを得ていました。しかしその生活は長続きせず、彼女は優しい人々に「救出」されます。王都で彼女は人間として本来与えられるべきだったものをことごとく与えられます。少女は獣から人に戻ったのです。しかし愛を知った人は、自分の運命を選択するのです。
2位 小説の読み書き(佐藤 正午)

書評:小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』
作り手視点の読み方というのは興味深いものです。
作り手が鋭い読み手たりえるのは、2つ理由があります。1つは創作に関する知識と経験を持っているからです。もう1つは作り手が「同じ悩み」を共有し得るからです。同じ悩みを持った人であれば、その作品の示した「解」の価値をより強く理解できます。もちろん逆に、同じ悩みを抱いたことがなければ、「解」の価値は理解できないでしょう。
作り手視点の読みは、その人が「執着」している箇所が如実にわかります。ある作品の批評でありながら、結局、自分がどういう部分を重視しているかという、自己言及になるのです。
3位 All You Need Is Kill(桜坂洋

書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
先月に続いてまたもランクイン。安定した人気です。タイムループ物としての完成度が高く、SFファンにはぜひオススメします。うちのブログの読者は比較的年齢が高いようで、『ミミズクと夜の王』といい、これといい、大人でも読みやすいライトノベルが売れやすい傾向が顕著です。
4位 技術の伝え方(畑村洋太郎)

書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
こういう本は地味にニーズがあるみたいですね。もっと積極的に紹介した方がいいのかな? ゲーム業界に限らず、「暗黙知」の継承は大きな課題になっていると思います。どうやって相手を伝わる状態にするかについて書いた本です。薄くて簡単に読み終えられるので、時間の無い人にもオススメです。
5位 麗しのシャーロットに捧ぐ(尾関 修一)

書評:ミステリーの無いミステリー文庫に誕生したゴシックホラーミステリー 『麗しのシャーロットに捧ぐ』
この本も人気が高いです。「2月の売上集計」で取り上げた本がそのまま今月も売れてるんですよね。「いま売れている」が最強の宣伝文句とはよく言われますが、書評にくわえて、他の人も買っているという実績が背中を押してるんでしょうね。
6位 レインツリーの国(有川 浩)

書評:真摯な対話を核にした恋愛物語 『レインツリーの国』
ある障害を抱えた女性と健常者の男性の恋愛小説です。この小説の大部分は、その障害をめぐっての二人の対話です。彼のほうは無理解を埋めていこうとし、彼女のほうも前に進む勇気を持とうとします。
二人の立場は違います。真剣に議論すればするほど、お互いの心をえぐるようなやり取りにもなります。人と人が真正面からぶつかり合えば、そうなる事もあります。それでも二人はコミュニケーションを続けます。
すれ違っても、自分の非は謝罪して、でも相手の非も指摘して、前に進んでいく二人を見ていると、なんとも無性に応援したくなります。
2月の売上集計
2月の売上は1月とほぼ同じでした。しかし販売点数でいうと、25%増加しています。1月は売上金額を引き上げる高額商品がいくつかあったのに対し、2月は本の売上冊数が大幅に増加していたからです。金額は同じでも、書評ブログとしての価値は向上したと言えるわけで、ありがたいことです。今月も精力的に本を紹介していきたいですね。
リンクのクリック数が1.5倍以上に増加したものの、購入数はそこまで伸びず、コンバージョン率(商品のリンクをクリックしたうちで実際に購入された比率)は5%超に低下しました。興味は引けたものの、購入を決断させるほどのパンチが足りなかったのでしょう。もっと精進しなければ。
書評記事へのアクセス数でいうと、小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』がトップでした。はてなブックマークでもブックマーク件数が書評記事の中では過去最高。作り手視点というものに興味を持っている人が多いことを実感させられました。
■ゲーム部門
世界樹の迷宮

今月も引き続き、『世界樹の迷宮』がトップでした。他のソフトはどれも同じぐらい売れていて、ほぼ横並びなので、特に順位付けはしません。全体的に濃いめのゲームが売れていて、うちのブログの読者層をうかがわせます。
■ライトノベル部門
1位 All You Need Is Kill(桜坂洋
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amazon bk1
書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
戦場SFの傑作が堂々のトップに輝きました。タイムループ物として非常に完成度が高いので、SF読者にはオススメしておきます。『薔薇のマリア』などの売上を見ても感じるのですが、うちの読者は硬派な作品を求めている人が多いんだなあ、と感じます。同年代(ファミコン世代)の読者が多そうな事とも関係がありそうです。
2位 麗しのシャーロットに捧ぐ(尾関 修一)
amazon bk1
書評:ミステリーの無いミステリー文庫に誕生したゴシックホラーミステリー 『麗しのシャーロットに捧ぐ』
予想以上に人気が高かったなあ。ネットでの評判は高く、次回作が楽しみな作家です。普通のミステリーを書ける力量があるだけに、いつライトノベルの市場を飛び出すかという点も注目してます。
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)
amazon bk1
書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
開発マネージメントについての記事といっしょに紹介させていただきました。伝える技術ではなくて、どうやって相手を伝わる状態にするかについて解説されています。薄くて簡単に読み終えられるので、時間の無い人にもオススメです。
4位 失敗学のすすめ(畑村洋太郎)
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書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
『技術の伝え方』と同じ作者の本。
組織においては、成功のノウハウは溜まりやすくても、失敗に関するノウハウは蓄積されにくいものです。誰だって、成功はみんなから誉められたいし、失敗は誰からも言及されたくないためです。失敗を失敗と言うと、当事者や関係者から無用の恨みを買ったり、組織内に亀裂を入れることになりかねません。そして失敗はろくに要因分析されず、腫れ物にさわるような扱いになり、結果として同じような失敗を繰り返します。
そうした反省から、「失敗」を繰り返さないための分析と、失敗データベースの蓄積が重要視されるようになってきました。ゲーム業界でも、不具合が報じられる件数が増えている印象があります。成功について学ぶのは良いことですが、失敗についてももっと学んだ方がいいんでしょうね。
5位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)
amazon bk1
書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
世界中のどこかにいる、誰もが楽しめる良質なおとぎ話。
表紙がライトノベルらしくないのも、うちの読者には好印象だったのかもしれません。萌え系や、いかにもライトノベルっぽい作品よりも、そうでない本のほうが売れています。
リンクのクリック数が1.5倍以上に増加したものの、購入数はそこまで伸びず、コンバージョン率(商品のリンクをクリックしたうちで実際に購入された比率)は5%超に低下しました。興味は引けたものの、購入を決断させるほどのパンチが足りなかったのでしょう。もっと精進しなければ。
書評記事へのアクセス数でいうと、小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』がトップでした。はてなブックマークでもブックマーク件数が書評記事の中では過去最高。作り手視点というものに興味を持っている人が多いことを実感させられました。
■ゲーム部門
世界樹の迷宮

今月も引き続き、『世界樹の迷宮』がトップでした。他のソフトはどれも同じぐらい売れていて、ほぼ横並びなので、特に順位付けはしません。全体的に濃いめのゲームが売れていて、うちのブログの読者層をうかがわせます。
■ライトノベル部門
1位 All You Need Is Kill(桜坂洋
amazon bk1書評:リセットし続ける勇者の物語 『All You Need Is Kill』
戦場SFの傑作が堂々のトップに輝きました。タイムループ物として非常に完成度が高いので、SF読者にはオススメしておきます。『薔薇のマリア』などの売上を見ても感じるのですが、うちの読者は硬派な作品を求めている人が多いんだなあ、と感じます。同年代(ファミコン世代)の読者が多そうな事とも関係がありそうです。
2位 麗しのシャーロットに捧ぐ(尾関 修一)
amazon bk1書評:ミステリーの無いミステリー文庫に誕生したゴシックホラーミステリー 『麗しのシャーロットに捧ぐ』
予想以上に人気が高かったなあ。ネットでの評判は高く、次回作が楽しみな作家です。普通のミステリーを書ける力量があるだけに、いつライトノベルの市場を飛び出すかという点も注目してます。
3位 技術の伝え方(畑村洋太郎)
amazon bk1書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
開発マネージメントについての記事といっしょに紹介させていただきました。伝える技術ではなくて、どうやって相手を伝わる状態にするかについて解説されています。薄くて簡単に読み終えられるので、時間の無い人にもオススメです。
4位 失敗学のすすめ(畑村洋太郎)
amazon書評:相手を「伝わる状態」にするのが肝要 『技術の伝え方』
『技術の伝え方』と同じ作者の本。
組織においては、成功のノウハウは溜まりやすくても、失敗に関するノウハウは蓄積されにくいものです。誰だって、成功はみんなから誉められたいし、失敗は誰からも言及されたくないためです。失敗を失敗と言うと、当事者や関係者から無用の恨みを買ったり、組織内に亀裂を入れることになりかねません。そして失敗はろくに要因分析されず、腫れ物にさわるような扱いになり、結果として同じような失敗を繰り返します。
そうした反省から、「失敗」を繰り返さないための分析と、失敗データベースの蓄積が重要視されるようになってきました。ゲーム業界でも、不具合が報じられる件数が増えている印象があります。成功について学ぶのは良いことですが、失敗についてももっと学んだ方がいいんでしょうね。
5位 ミミズクと夜の王(紅玉いづき)
amazon bk1書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
世界中のどこかにいる、誰もが楽しめる良質なおとぎ話。
表紙がライトノベルらしくないのも、うちの読者には好印象だったのかもしれません。萌え系や、いかにもライトノベルっぽい作品よりも、そうでない本のほうが売れています。
1月の売上集計
うちのブログで1月にどの本(ソフト)が売れたかを集計してみました。1月の売上は、以前のブログの3ヶ月分の売上を越えてます。移転したばかりなので、さほど良い結果は期待してなかったのですが、書評中心のブログにした効果が思いのほか大きく、3倍強に増加。ありがたいことです。
コンバージョン率は7%でした。コンバージョン率は、商品のリンクをクリックしたうちで実際に購入された比率のことですが、7%というのはなかなか良い数字のようです(参考:404 Blog Not Found「Amazonアソシエイト決算2007.01」)。少し雑な解釈になりますが、この数字が高いほど、書評の効果が大きかったと考えてもいいでしょう。
ボクも「本を売りたい」というより「みなさんにもこの本を読んでいただきたい」という気持ちが大きいので、自分が紹介した本が売れるのが一番うれしいです。書評の評価として、アマゾンはわかりやすいです。読者の反応を見ながら、より良い書評を書いていきたいですね。
■ゲーム部門
1位 世界樹の迷宮

やはり『世界樹の迷宮』がトップでした。ネットでの評判がダイレクトに反映されやすいのはネット通販ですね(参考「ゲーム販売の地域格差と伸びるネット通販」)。売れたのは特典つきの初回版ですが、現在アマゾンでは売り切れています。リンクは通常版に張ってあります。
2位 ルーツ PE

そんなにプッシュした覚えはないのですが、3位の『アイドルマスター』を引き離して堂々の2位。ネットでの話題性ではアイマスに完全に食われていたと思うのですが。逆に、取り上げた数少ないブログだったことが好売上の理由かもしれません。コンバージョン率も高いです。
初回限定版の在庫はまだあります。評判の良い作品にも関わらず、アニメやネットラジオでメディア展開が行われた『うたわれるもの』と比べると、販売数ははるかに下。PC版もどこか地味で、埋もれてしまった感がありました。もったいないことです。
3位 アイドルマスター

話題性の割りに『ロストプラネット』や『Gears of War』の初週販売本数を下回っているのは残念。XBOX360にとっては単純な売上効果よりも、宣伝効果や話題性効果が大きかったという位置づけか。家庭用ゲームというよりエロゲーに限りなく近いイベントの数々は、ニコニコ動画でも大いに話題になりました(参考「ナムコの考えるPのお仕事 ニコニコ動画アイマス関連まとめ」)。
やはり注目はアイテム課金での売上でしょう。ワルキューレのコスチュームも最初から用意し、アイテム課金専用のUIをゲーム中に実装する気合いの入りっぷりです。
求心力の強い『アイマス』は成功の見込みがありますが、アイテム課金はよほど強力なタイトルでない限り、難しい仕組みだと思います。どっちかというと、ユーザー間のオークション(でほんの少しの手数料を取る)や、神プレイや珍プレイに対する投げ銭のほうが、うまくいくんじゃないかな。
またコンシューマー系のゲーム会社はアイテム課金の経験値がないのが痛いですね。スクウェアエニックスがハンゲームにソフトを供給してるぐらいです。ポータル=プラットフォームと捉えるなら、敗北宣言に等しい。以前のブログで書いたように、やはり開発戦略を指揮できるチーフクリエイティブオフィサーの不在がスクウェアエニックスの最大の問題点でしょう。
4位 三国志大戦DS
三国志大戦DS(特典無し)
4位と5位は取り上げてないゲームがランクインしました。
5位 .hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで
.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで
■ライトノベル部門
1位 DDD(奈須きのこ)
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圧倒的な売上でした。奈須きのこパワーを思い知りました。
どこかのインタビューだったか対談だったかで、今年の夏までに『DDD』を終わらせて、ノベルゲームの新作に取りかかると話していたそうです。1巻はまだキャラクターが出揃っただけという感じなので、2巻が楽しみです。
2位 薔薇のマリア 1巻 夢追い女王は永遠に眠れ(十文字 青)
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ウィザードリィ小説、TRPGリプレイ小説の雰囲気をもったライトノベル。割としつこく取り上げていますから、それが素直に売上に反映された感じです。4巻まで順に書評を掲載していますが、5巻、6巻の分も書いてますので、今月中には公開したいですね。
3位 化物語 上・下(西尾維新)
登場人物たちの軽妙な会話のやりとりがたまらなく楽しい。ぶっちゃけストーリーを追いかけるのなんてどうでも良くなります(笑 西尾維新の名前は聞いたことがあるけど、『戯言』シリーズは巻数が多くて手を出しにくくて……という人はぜひこの『化物語』を手にとってみてください。
4位 ぼくと魔女式アポカリプス(水瀬 葉月)
現代学園異能の究極形ともいえる、ねじれて壊れたゆがんだ小説です。いかにもあやしい雰囲気の表紙で引いてしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫、中身は別にエロチックじゃありません。表紙の女の子も基本的にメッチャ内気な少女ですから。でも大丈夫、歪みっぷりはきっとあなたの想像を超えています。
5位 再始の女王(三浦良)

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紹介しておいてなんですが、意外でした。4巻ばかり売れているところを見ると、うちのブログの読者には、このシリーズを読んでいる人が結構いたのかも。
コンバージョン率は7%でした。コンバージョン率は、商品のリンクをクリックしたうちで実際に購入された比率のことですが、7%というのはなかなか良い数字のようです(参考:404 Blog Not Found「Amazonアソシエイト決算2007.01」)。少し雑な解釈になりますが、この数字が高いほど、書評の効果が大きかったと考えてもいいでしょう。
ボクも「本を売りたい」というより「みなさんにもこの本を読んでいただきたい」という気持ちが大きいので、自分が紹介した本が売れるのが一番うれしいです。書評の評価として、アマゾンはわかりやすいです。読者の反応を見ながら、より良い書評を書いていきたいですね。
■ゲーム部門
1位 世界樹の迷宮

やはり『世界樹の迷宮』がトップでした。ネットでの評判がダイレクトに反映されやすいのはネット通販ですね(参考「ゲーム販売の地域格差と伸びるネット通販」)。売れたのは特典つきの初回版ですが、現在アマゾンでは売り切れています。リンクは通常版に張ってあります。
2位 ルーツ PE

そんなにプッシュした覚えはないのですが、3位の『アイドルマスター』を引き離して堂々の2位。ネットでの話題性ではアイマスに完全に食われていたと思うのですが。逆に、取り上げた数少ないブログだったことが好売上の理由かもしれません。コンバージョン率も高いです。
初回限定版の在庫はまだあります。評判の良い作品にも関わらず、アニメやネットラジオでメディア展開が行われた『うたわれるもの』と比べると、販売数ははるかに下。PC版もどこか地味で、埋もれてしまった感がありました。もったいないことです。
3位 アイドルマスター

話題性の割りに『ロストプラネット』や『Gears of War』の初週販売本数を下回っているのは残念。XBOX360にとっては単純な売上効果よりも、宣伝効果や話題性効果が大きかったという位置づけか。家庭用ゲームというよりエロゲーに限りなく近いイベントの数々は、ニコニコ動画でも大いに話題になりました(参考「ナムコの考えるPのお仕事 ニコニコ動画アイマス関連まとめ」)。
やはり注目はアイテム課金での売上でしょう。ワルキューレのコスチュームも最初から用意し、アイテム課金専用のUIをゲーム中に実装する気合いの入りっぷりです。
求心力の強い『アイマス』は成功の見込みがありますが、アイテム課金はよほど強力なタイトルでない限り、難しい仕組みだと思います。どっちかというと、ユーザー間のオークション(でほんの少しの手数料を取る)や、神プレイや珍プレイに対する投げ銭のほうが、うまくいくんじゃないかな。
またコンシューマー系のゲーム会社はアイテム課金の経験値がないのが痛いですね。スクウェアエニックスがハンゲームにソフトを供給してるぐらいです。ポータル=プラットフォームと捉えるなら、敗北宣言に等しい。以前のブログで書いたように、やはり開発戦略を指揮できるチーフクリエイティブオフィサーの不在がスクウェアエニックスの最大の問題点でしょう。
4位 三国志大戦DS
三国志大戦DS(特典無し)
4位と5位は取り上げてないゲームがランクインしました。
5位 .hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで
.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで
■ライトノベル部門
1位 DDD(奈須きのこ)
amazon bk1圧倒的な売上でした。奈須きのこパワーを思い知りました。
どこかのインタビューだったか対談だったかで、今年の夏までに『DDD』を終わらせて、ノベルゲームの新作に取りかかると話していたそうです。1巻はまだキャラクターが出揃っただけという感じなので、2巻が楽しみです。
2位 薔薇のマリア 1巻 夢追い女王は永遠に眠れ(十文字 青)
amazon bk1ウィザードリィ小説、TRPGリプレイ小説の雰囲気をもったライトノベル。割としつこく取り上げていますから、それが素直に売上に反映された感じです。4巻まで順に書評を掲載していますが、5巻、6巻の分も書いてますので、今月中には公開したいですね。
3位 化物語 上・下(西尾維新)
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登場人物たちの軽妙な会話のやりとりがたまらなく楽しい。ぶっちゃけストーリーを追いかけるのなんてどうでも良くなります(笑 西尾維新の名前は聞いたことがあるけど、『戯言』シリーズは巻数が多くて手を出しにくくて……という人はぜひこの『化物語』を手にとってみてください。
4位 ぼくと魔女式アポカリプス(水瀬 葉月)
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現代学園異能の究極形ともいえる、ねじれて壊れたゆがんだ小説です。いかにもあやしい雰囲気の表紙で引いてしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫、中身は別にエロチックじゃありません。表紙の女の子も基本的にメッチャ内気な少女ですから。でも大丈夫、歪みっぷりはきっとあなたの想像を超えています。
5位 再始の女王(三浦良)

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紹介しておいてなんですが、意外でした。4巻ばかり売れているところを見ると、うちのブログの読者には、このシリーズを読んでいる人が結構いたのかも。
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