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人々を誘いだせ 『クロスイッチ』

クロスイッチ 電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた
クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた
アップルや任天堂のサクセスストーリーは多くの人が知っている。
世の中の大半の人にとって、それは「遠い物語」であって、身近で役に立つ実感は持てないのが現実だろう。革新的な商品と巧みなプレゼンテーション、考え抜かれたプロモーション。美しく素晴らしく輝かしい物語がそこにある。
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広がる雑談小説ブーム? 『ラノベ部』

ラノベ部平坂読
ラノベ部 (MF文庫 J ひ 2-14)
時代は『ハルヒ』型から『らき☆すた』型なのか。
と安直に考えたくないものの、雑談小説とでも呼ぶべきジャンルが急速に増えているのは事実だ。

雑談小説とは、『生徒会の一存』や『化物語』のような、少年や少女が世界を救うわけでもなく、ただひたすらに駄弁ってばかりいる小説のことで、この『ラノベ部』もまた登場人物たちがライトノベルに関係あるような無いような事をひたすら駄弁っている。
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どこまでも遠くへ行ける 『ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?』

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?新井輝
ROOM NO.1301 #10  管理人はシステマティック? (富士見ミステリー文庫 16-20)
うん、気持ちのよい別れだった。
青春モノに別れは付きもので、ほろ苦い後味になることが意外と多い。この本は清々しく、少なくとも登場人物は皆そうあろうとして努力してる。そんな彼らの必死に言葉と涙をこらえてる姿を見れば、自然と応援したくなるのが人情だし、彼らの道がそれぞれ分かたれても、きっとどこかで繋がってるって信じられる。信じたい。
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ラブコメじゃねえ、ラブラブだっ! 『ばけらの!』

ばけらの!杉井光
ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
作家自らが登場する小説なんて、ただの楽屋オチで、駄作に決まっている。まして現役の作家をモデルにしたキャラクターが何人も出てくるなんて……と思ったあなたは人生を損していると断言してしまっていいだろう。少なくとも『狼と香辛料』を読んで、「ホロ可愛いよ、ホロ」と床をゴロゴロ転がった人なら、本書も断固オススメする。

遠回しな言い方を好むホロとロレンスのウィットの効いた大人な会話と違い、杉井ヒカル(杉井光)と葉隠イヅナ(支倉凍砂)の会話はダメダメのラブラブである。原稿を書かずに、株とネトゲとパチンコにハマっているイヅナは賢狼の対極、典型的な駄目人間(狼)。だがそこが可愛い。
「ヒカル、なあなあヒカル、麻雀行こうよお、もう仕事したくないよ」
 僕がうんうんうなりながら原稿の手直しをしている月曜日の昼下がり、イヅナはいつものように部屋に勝手に入ってきて、僕の背中をつんつん突きながら言った。
「おまえ、今日何枚書いたの?」と僕は液晶画面をにらんだまま訊いてみる。
「大豆も小麦も何枚か買ったそばから下がっててもうげんなり」
「先物取引の話はしてねえ。だいたいおまえ五月刊だろが。しめきり何回延ばしてもらったと思ってんだよ。仕事しろ仕事」
「羊の毛を刈る仕事ならしてるよ?」
「ネトゲやってる場合か!」
(略)
「ヒカルが俺のことフェレット扱いしてるとは思わなかった! 俺ぁ最後の狼として、絶滅寸前の同胞のために必死で本出してるのに!」
「じゃあ原稿書けよ」
「にゅふぅ」
 イヅナはいきなり座布団を投げ出して、喧嘩に負けた犬みたいなかっこうで畳の上にぺったりと伏せた。ぴんと立っていた耳も、ふさふさ動き回っていた尻尾も垂れてしまう。
「だってもう疲れた」
この9ページ目のイヅナの負け萌えっぷりは異常。
いっしょに「にゅふぅ」と畳の上にぺったり伏せたい。にゅふぅ。








だってもう疲れた・・・・。
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属性持ちなら、あるいは 『不思議の国のミュート』『アルテミス・コード』

不思議の国のミュート柿沼秀樹
不思議の国のミュート (メガミ文庫 19)→bk1 →Amazon

アルテミス・コード井上敏樹古怒田健志
不思議の国のミュート (メガミ文庫 19)→bk1 →Amazon
アニメのノベライズが中心だったメガミ文庫が装丁をリニューアルして、オリジナル作品を投入し始めた。競争が激化するライトノベル戦線に、新しい競争者があらわれた、と言っていいだろう。

しかし全国推定100万人(もいないが)のライトノベラーたちは困惑した。5冊の新刊のうち、4冊が原作+執筆の2人で書かれているからだ。海外では合作は珍しくないが、大抵は分厚い設定と本文という分担がある。よりにもよって、ライトノベルで分業?
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「ええ。まるでアニメ化されないことを散々自虐的にネタにしてきた物語が何かの間違いでうっかりアニメ化されてしまったみたいな、そんな気まずさを感じ・・・・るはずもない雑談ハーレム 『偽物語(上)』

偽物語(上)西尾維新
偽物語(上) (講談社BOX)
このシリーズ、タイトルに「物語」と付いていてもストーリーはどうでもいい。何故なら「化物」が「語」る、「化物」について「語」るのが『化バケモノ物ガタリ語』であり、「偽物」が「語」る、「偽物」について「語」るのが本書、『偽ニセモノ物ガタリ語』である。
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あの懐かしい夜にようこそ 『死図眼のイタカ』

死図眼のイタカ杉井光
死図眼のイタカ (一迅社文庫 す 1-1)
ライトノベル界衰退の兆しと言われる『ばけらの!』を執筆したことで、さらに注目が高まっている杉井光だが、空気を読まずに『死図眼のイタカ』を取り上げよう。
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グインサーガは人生 『グインサーガ 122 豹頭王の苦悩』

グインサーガ 122 豹頭王の苦悩 (栗本 薫
豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-122 グイン・サーガ 122)
苦悩というほど苦悩してない気がするのは、僕の気のせいでしょうか?
ギャルゲーの主人公なら、ここまでヘタレなら、女の子に刺されてそうな気がしますが、希代の英雄、豪傑、伝説の豹頭王にとっては、「あの大英雄にも弱点があったんだなあ」程度で済んでしまうのです。
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初心者お断りのメディアミックス。それが東方らしい気も。 『東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.』

東方儚月抄 (ZUN秋★枝
東方儚月抄 ~Silent Sinner in Blue. 上巻 (IDコミックス REXコミックス)
コミックの書評も増やしていこうと思う今日この頃。
それにしてもコミケ2日目の熱気と人の多さはひどかったなあ。
3日目がエアコンのよく効いた喫茶店に感じられるほど、体感差がありました。理由の一端は「東方」にあるのかな~などと思いつつ、東方ファンの皆様、おつかれさまでした。
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メンタルタフネスも鍛える1冊 『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか山本ケイイチ
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書 や 5-1)
ひさしぶりの新書の紹介。
別に筋トレを始めようという意図はなく、基本的に運動をしないダイエット法の岡田斗司夫の『いつまでもデブと思うなよ』は以前読んでるから、運動する側の話も読んでおこうかと思い、『40歳からの肉体改造』は年齢に当分先なので、こちらを手に取った次第。
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