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グーグルがゲーム向け広告に参入
掲載タイミングを逃した古い記事を今頃アップ。
グーグル、ゲーム向け広告「AdSense for Games」をベータでローンチ
グーグルが「AdSense for Games」でゲーム向け広告に参入します。
PlayFish、Mochi Media、Demand Media、コナミなどと組むようで、コナミの抜け目ない動きはさすが。素早いんだよな、ここ。
グーグルとゲームについては、以前にもエントリーを書いているとおりで、以前から強い関心をもっています。ゲーム業界にとって幸か不幸か、グーグルはコンテンツ絡みではイマイチうまくいかない傾向がありますが、両者の距離は今よりも縮まっていくでしょう。「世界政府」にとっても娯楽は避けて通れない分野です。
日本では存在感が薄いものの、会員数7000万人を越える海外の巨大SNS「Facebook」がゲームを提供しており、SNSの下にゲームが紐づくという構図はもはや当たり前。日本でもモバゲーを始め、Webコミュニティというプラットフォームの上でゲームが提供される事例は増えており、Webサービスは1つのプラットフォームに成長しています。
ゲーム機やiPhoneがプラットフォームなように、SNSなどのWebコミュニティ、グーグルのようなWebサービスもプラットフォーム化が進んでいます。わかりやすい例を想像してみると、mixiのマイミクがそのままゲームのフレンドリストとして使えたり、pixivのマイピクがDSのおえかきチャットのフレンドリストとして使える未来が実現するのかもしれません(ホントにニーズがあるかどうかは、置いておきます)。
ゲーム業界はインタラクティブなコンテンツに関して、敏感なセンスを持っていましたが、コミュニティによる人間関係の囲い込みには鈍感で、やや出遅れた感があります。Webサービス側の圧勝ですね。人間同士のアクティビティーにもとづいた課金の仕方は、アイテム課金のオンラインゲーム等でノウハウをためつつあり、広告以外の有力なビジネスモデルを持てないWebサービスと補完し合えるかもしれませんね。
p.s.
ゲーム機は広告メディアになり得るか。
現状でははたしてどれだけの人が毎日立ち上げているのか? 稼働率がネックになります。広告メディアとして見た場合、普及台数だけでなく、アクティビティーが非常に重要になります。現状ではせいぜいファミ通に広告出すよりマシな媒体になるかも・・・・ね? ぐらいのものでしょう。
ゲーム機のメディア化という点では、ある意味もっとも成功してるのがトロステでしょう。そういえば、SCEの新卒募集のページにもトロステが出現しています。
出張トロ・ステーション ネコでもわかるSCE会社案内
PS3というゲーム機で始まったサービスがWebにも飛び出していく。PSPでもサービス提供されますし、今後の発展に期待したいですね。
任天堂もWiiチャンネルで着実にWiiの稼働率を高める戦略を取っており、『みんなのニンテンドーチャンネル』ではプロモーション動画やゲームの体験版を配信しています。おそらくDSiの内臓ストレージをいかしたアプリや、nintendozoneでも、Wiiチャンネルで培ったノウハウを利用するのでしょう。
PSPにしても、DSにしても、携帯電話との直接対決は難しいものの、「インフラ」化への布石を打っている感じですね。やはりネックは、サードパーティ各社が乗っかれるビジネスモデルを作れるかどうか。Wiiチャンネルの現状をみても、ゲーム企業が消極的なため、チャンネルの増加スピードが加速しないままです。SCEも同様の問題を抱えています。
莫大な広報予算をもち、プラットフォームのコストの一部として償却できる任天堂やSCEと違い、ゲーム企業各社にとって、無料のサービスを提供するのは荷が重いです。
グーグル、ゲーム向け広告「AdSense for Games」をベータでローンチ
グーグルが「AdSense for Games」でゲーム向け広告に参入します。
PlayFish、Mochi Media、Demand Media、コナミなどと組むようで、コナミの抜け目ない動きはさすが。素早いんだよな、ここ。
グーグルとゲームについては、以前にもエントリーを書いているとおりで、以前から強い関心をもっています。ゲーム業界にとって幸か不幸か、グーグルはコンテンツ絡みではイマイチうまくいかない傾向がありますが、両者の距離は今よりも縮まっていくでしょう。「世界政府」にとっても娯楽は避けて通れない分野です。
日本では存在感が薄いものの、会員数7000万人を越える海外の巨大SNS「Facebook」がゲームを提供しており、SNSの下にゲームが紐づくという構図はもはや当たり前。日本でもモバゲーを始め、Webコミュニティというプラットフォームの上でゲームが提供される事例は増えており、Webサービスは1つのプラットフォームに成長しています。
ゲーム機やiPhoneがプラットフォームなように、SNSなどのWebコミュニティ、グーグルのようなWebサービスもプラットフォーム化が進んでいます。わかりやすい例を想像してみると、mixiのマイミクがそのままゲームのフレンドリストとして使えたり、pixivのマイピクがDSのおえかきチャットのフレンドリストとして使える未来が実現するのかもしれません(ホントにニーズがあるかどうかは、置いておきます)。
ゲーム業界はインタラクティブなコンテンツに関して、敏感なセンスを持っていましたが、コミュニティによる人間関係の囲い込みには鈍感で、やや出遅れた感があります。Webサービス側の圧勝ですね。人間同士のアクティビティーにもとづいた課金の仕方は、アイテム課金のオンラインゲーム等でノウハウをためつつあり、広告以外の有力なビジネスモデルを持てないWebサービスと補完し合えるかもしれませんね。
p.s.
ゲーム機は広告メディアになり得るか。
現状でははたしてどれだけの人が毎日立ち上げているのか? 稼働率がネックになります。広告メディアとして見た場合、普及台数だけでなく、アクティビティーが非常に重要になります。現状ではせいぜいファミ通に広告出すよりマシな媒体になるかも・・・・ね? ぐらいのものでしょう。
ゲーム機のメディア化という点では、ある意味もっとも成功してるのがトロステでしょう。そういえば、SCEの新卒募集のページにもトロステが出現しています。
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PS3というゲーム機で始まったサービスがWebにも飛び出していく。PSPでもサービス提供されますし、今後の発展に期待したいですね。
任天堂もWiiチャンネルで着実にWiiの稼働率を高める戦略を取っており、『みんなのニンテンドーチャンネル』ではプロモーション動画やゲームの体験版を配信しています。おそらくDSiの内臓ストレージをいかしたアプリや、nintendozoneでも、Wiiチャンネルで培ったノウハウを利用するのでしょう。
PSPにしても、DSにしても、携帯電話との直接対決は難しいものの、「インフラ」化への布石を打っている感じですね。やはりネックは、サードパーティ各社が乗っかれるビジネスモデルを作れるかどうか。Wiiチャンネルの現状をみても、ゲーム企業が消極的なため、チャンネルの増加スピードが加速しないままです。SCEも同様の問題を抱えています。
莫大な広報予算をもち、プラットフォームのコストの一部として償却できる任天堂やSCEと違い、ゲーム企業各社にとって、無料のサービスを提供するのは荷が重いです。
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