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初心者お断りのメディアミックス。それが東方らしい気も。 『東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.』

東方儚月抄 (ZUN秋★枝
東方儚月抄 ~Silent Sinner in Blue. 上巻 (IDコミックス REXコミックス)
コミックの書評も増やしていこうと思う今日この頃。
それにしてもコミケ2日目の熱気と人の多さはひどかったなあ。
3日目がエアコンのよく効いた喫茶店に感じられるほど、体感差がありました。理由の一端は「東方」にあるのかな~などと思いつつ、東方ファンの皆様、おつかれさまでした。

「東方Project」でコミケに参加するサークル数の推移
この3~4年間で急激に伸びているのがうかがえるグラフ。
メディアミックスも徐々に増え始めており、『東方三月精』『東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.』『東方儚月抄 月のイナバと地上の因幡』の3冊のコミックが刊行されている。この分だと、アニメ化も遠からず、といったところか。

というわけで、初のストーリーコミック『東方儚月抄』は注目していたのだが、初心者お断りの作りにビックリしつつも、逆に東方らしいなと納得してしまった。

TYPE-MOON作品にしても、『ひぐらし』にしても、4コマアンソロジーはファン向け、ストーリーコミックはゲームを遊んでいない初心者向けという位置づけで刊行されるパターンで、ユーザー層を拡大したいという明快なプロデュース意図が感じられる。しかしこの『儚月抄』、本編の外伝として作られているため(時系列では『永夜抄』の後)、『紅魔郷』『妖々夢』『永夜抄』の3作は終えていないと、多数のキャラクターを把握するだけでも大変だろう。

しかしその分、ファンにとってはうれしい作りだ。
作者の秋★枝氏は東方の二次創作(霊夢と魔理沙のカップリング)では有名で、『求聞史紀』でもイラストレーターの1人として参加している。東方の空気感については、申し分ない。カップリング分も大幅に抑えられているので、特定のキャラのファン以外でも楽しめる。キャラどうしのアイコンタクトや、間の取り方に何かを嗅ぎ取ろうとする「変態読み」は可能だが、だからといって10回も20回も読み返すのは人としてどうだろう・・・・ごめんなさい、30回は読み返しました。

人気ランキング上位のキャラはほぼ網羅されており、アリスと文(あや)を除けば、不満は無い(キャラ多すぎで活躍が分散してしまうのは仕方ない)。とりわけ人外キャラ好きの僕にはたまらない。紫(ゆかり)の腹黒スマイルは素直に頭を下げたくなるし、幽々子の脳天気に見えて、実は色々知ってる奥深さもクラッとくるし、いやいや何といってもパチュリーの可愛らしさは尋常ではない。主人公が誰かを忘れてしまうほどだ。パチェ、パチェ、パチェ。

どう考えても複雑な話ではないはずだが、思わせぶりな発言をするキャラが少なくないせいか、読んでみるとストーリーラインはやや混沌としている。連載分は追いかけてないが、伏線の回収も少し甘いようだ。その辺のゆるさもひっくるめて、東方らしいと言えなくもない。

キャラの可愛らしさは表紙で明らか。一迅社の公式ページには立ち読みコーナーも設置されているので、気になる人は確認してみてほしい。作品全体で東方らしいゆるい雰囲気はきっちり再現されており、安心してまったりと読める。


しかし初心者に東方を伝えるのに最適な方法ってなんでしょうか?
ゲームやれってのが一番正しいけどなかなか厳しい気がしますし、メディアミックスはどれもファン向けですし、ニコ動見ろってのも・・・・。TYPE-MOONも、品質という点でアニメ版をオススメできず、信者としてはなかなか苦悶しましたが、東方は品質以前にエントリーポイントが見つからない。商業にあまり寄り添わないのが東方らしさではありますが。

(ゲームを買いたいけど、同人ショップには足を運びたくないという人は、例えば、とらの穴通販か、ニコニコ大百科「東方Project」のニコニコ市場からヤフーショッピングで予約をどうぞ)

一方で、「知らんでもいいよ別に」的なゆるさもあるのが東方の良いところか。設定の一貫性をあらかじめ放棄宣言している点(シリーズではない)でも独特で、「正解」の希薄さがここまで広がった理由でもあるのだから。


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コメント

東方は勢いがすごいですよね

ただ、神主(ZUN氏)がmixiや一橋大学での公演などで、「アニメを監修するような時間がないので、アニメ化はしない」と言い切っているので、よっぽどのことがない限りアニメ化はないでしょう。
それがまた、東方らしいといえば、東方らしいですよね。

>nicht sein さん
ZUN氏は商業でも活躍している人ですから、兼ね合いを考えても、商業への積極的な進出は自ら一線を引いてる感がありますよね。ただ、コミックが出てきたことといい、ファンが増えているせいもあってか、徐々に姿勢が軟化している印象があります。

もちろん、コミックとアニメの監修の手間は違うとは思いますが、可能性は以前より高くなってるんじゃないかな、と受け止めています。良くも悪くも、同人~商業界隈の商売人たちがほうっておかないでしょうしね。

おおっ!ここで東方の話題に触れることが出来るとはッ!超絶大ファンなのです!!

僕がハマッたきっかけは友人から聞かされた同人音楽CDからでした。ZUNさんの曲ってなんかこー現在過去問わずゲーマー魂を揺さぶるものがあるように感じます。・・・言葉にしづらい・・・なんてゆーか「ゲームミュージック」として非常に「シンプル」なんです。キャラや道中がテーマの曲がメインですが、それの表現に徹底している。コンシューマーだと多くの人が関わるので少なからずイメージの違いが出てしまいますけど、すべてを一人で作られているからキャラと曲にズレがない。それがすごく気持ちいい。

弾幕については、スペルカードに尽きるわけで、どんなに困難に見えても必ず避けれるようになっている絶妙な調整、そしてスペルカードの名前と見た目、その意味に気付いたときの快感ってばもう・・・。スペルカードにキャラの個性が反映されているから、なにかと想像が膨らみます。まさに「弾幕ほどに物を言う」かんじ(笑)

語りだすと長くなるので(十分長いw)あえてこの辺で止めるとして(笑)
同人音楽CDで興味を持ち、東方文化帖(本の方)についていた花映塚の体験版でキャラに興味を持ち、思い切ってその時に全作買いました。家庭用ゲームを買うのに比べたら気兼ねないですし。そしてさらにZUNさん本人にも興味が行きました。
今では文字通りZUNさんの信者なわけですが、ゲームそのものの魅力は当然として、なによりZUNさんのゲームに対する姿勢、そして同人に対する姿勢に大いに共感したからに他なりません。

自分が面白いと思ったものを作る。自分がつまらないものは作らない
来る者拒まず去る者追わず

すごく当たり前なことです。でもそれが徹底できる人がどれだけいるか。コンシューマーでは絶対無理なことです。(まー同人とコンシューマーを一緒に考えることが筋違いですが、「ゲーム」に対する姿勢、という部分で)
儚月抄の作りもまさにそれ。面白い、とZUNさんが思われたつくりがこうなのです。「メディアミックス」の本来の目的からして見るならありえないですが、そこを曲げられると「東方」ではなくなってしまう。
もっと多くの方にファンになってほしい、とは僕も思いますが無理な勧誘はZUNさんの望まぬ所。ゆっくり、まったり、時に激しく、東方らしさを貫き、それに共感できる方だけがついてくればいいんです。実際これだけのファンがついているのだから。ZUNさんいわく、「同人って本来そういうもの」

角川が絡んでもいるので、当然アニメ化の話もあるんでしょうが、僕は反対です。あの独特の空気をきちんと表現できるアニメ製作会社や監督なんて存在しないと断言します。
なぜなら、ZUNさんの徹底した姿勢は一般人には理解できない世界だと思うから。
・・・でもなったら見ます (ちょ
あと、移植はちょっぴり期待してたりして(ぉぃ

>唯一 さん
コンシューマーは集団で作るのが前提なので、コミュニケーション5割って感じですね。まったく別物とはいいませんが、正反対の部分はあります。ZUN氏が同人再開したのも、仕事のストレスが理由でしたよね。いや、まー、コンシューマーでは割とよく聞く話です。

アニメ程じゃないにしても、ゲーム業界は「作家性出していいのは10年ぐらい働いてからにしろよ」になってきてる気はします。最近はどこもシビアになってきて、偉くなったらなったで、逆に好きに作れなくなりつつありますし。

そんなわけで、コンシューマーで働いていると、ワンマンというかワガママというか作家性むき出しというか、そういう振る舞いをしたくなるのは自然ですねー。そもそも会社と家で同じコトしたくないですよ(笑 大抵、逆のことをやりたくなるもんです。僕もブログでは超ワンマンでしょう、こんなの、仕事じゃできませんよ(笑


儚月抄といえば、東方中毒患者の戯言さんがなかなか面白いですね。
http://d.hatena.ne.jp/inuinu_for_Writer/20080709#1215568989

音楽といえば、儚月抄では『妖怪宇宙旅行』が一番好きです。
アニメ化については、型月信者の苦しみを東方信者も共有すべきだと思います(ぉい
苦しみの先に光(空の境界)が見える事もあるのです・・・・。

> 移植
XBOX LIVEで提供してくれたら・・・・。
あー、でも客層的にはPSPの方がいいのかな。

メディアミックスは餓えた鮫と同じ

はさすがに言い過ぎとは全く思ってません(マテ)が、少し前のOS娘の時のように
「明確な管理者不在ならこっちで公式として取り扱うぶんにも問題ないよな?」と
突然誘拐されかかる(コラ)事態にもなりかねませんし、ある程度は管理元の存在を
アピールしつつメディアミックス商業活動にも応じるという今のスタンスでゆるーくやっていくのが
現状最善ですかねぇ>東方
アニメ化までいくと「オレが公式設定だ」とどっかの脚本家が親切にも統一設定を作ってくれそうですし。
従うかはともかく。

虎○穴あたりの今夏コミケ取扱量を見るにすでに型月をも凌駕してます(まぁ新作弾幕の厚みの差と
エミヤ以外パっとしない音関連の差でしょけど)し、寄って来る人食い鮫もといお客様が減ることは
当座無さそうで、手綱裁きも苦労しそうでし。

> アニメ化については、型月信者の苦しみを東方信者も共有すべきだと思います
いーーーやーーーーそんなのいーーーやーーーー(笑)
反対です、とか言いつつ、なったら見ます、と述べたとおりアニメ化したらしたで楽しみです。月姫、ひぐらし、うみねこ、ときて東方が来ない、なんて現実的じゃないですし。僕自身アニメは大好きですし。
ただ、アニメするならスタッフにこれだけは言いたい。

無茶すんな

アニメ化ってひとつのステータスだと思うんです。それだけ人気があってさらにそれを広げようっていう。
それはすごく良いことなんだけど、当のアニメの出来が槍玉に挙げられることが少なくありません。別にスタッフも叩かれたりネタにされたくて作ってるわけじゃないでしょう。けど、ネタにする以外どう見ろと?という作品も少なくなくて原作ファンとしてもアニメファンとしても悲しいことになることも度々。(個人的に某使い魔はもう見れない)
別に高画質でバリバリ作れなんていいません。原作にはファンがいてアニメを楽しみにしている。その気持ちを明らかに裏切るようなものだけは作ってほしくありません。

東方中毒患者の戯言さん、拝見しました。ぼ、僕にはこんな高度な見方は出来ない・・・(汗)作品を冷静に分析されていてとても面白かったです。僕もREXの方は見てないんですが、そんなことになってるの?

でも考えてみたらZUNさんの今の仕事量ってありえないでしょう?本業があって、月2本原作して、隔月で小説書いて、冬コミはCDかな?夏コミには新作を期待されて。開発にどのくらい時間がかかるかわかりませんが、ひょっとしたらもう取り掛かりだしてるかもしれない。・・・無理。僕なら無理(当たり前)
仕事のストレス発散で再開した同人が、逆にストレスになってしまってるんじゃないか・・・。それが心配でなりません。

二毛・以上・作

まぁアニメ一作目がそれなりに突っ込みどころ満載のほうがソレを黒歴史化しての
第二弾を作り易いしねぇ?最近はアニメオリジナル展開の評判が良くても
「より原作に忠実なクヲリティぃぃ!!」でリニューアルを決定する新必殺技を編み出したし。

と毒吐きは済ませて、実際のところ東方ジャンルは内部の同人蛸壺コミュニティが整然と完成され過ぎで、
東方儚月抄や他の商業作品も数ある「同人作品のうちの一つ」として没個性に認識されてる印象が強く
おそらくアニメが出来てもせいぜい「同人MADの一つ」以上には見てもらえない危険のほうが高そうで。
メジャー作品としてのそれなりのリターンを望む業界側には少々困ったジャンルかも。
「コード・ギアス」や「ギャラクシーエンジェル」のように蛸壺敷地のほぼ全域を興行主=地主として
管理している体制ならまだしも、ねぇ。

>唯一 さん
そろそろ本業をどうするか、決断しないといけないぐらいの量なのかもしれませんね。

>上野パンダ さん
> より原作に忠実なクヲリティぃぃ!!
ハガレンは前々から、続編をやりたかったのでしょうね。
それと、後続の『ソウルイーター』等がそこまで育ってませんから、仕方ないのかなと。『ソウルイーター』もなかなか面白いし、『ハガレン』以上にいかにもガンガン的な漫画なのだけど、そこが限界というか、型にハマってる気がするのですよね。

> おそらくアニメが出来てもせいぜい「同人MADの一つ」以上には見てもらえない
> 危険のほうが高そうで。
その混沌も東方らしいといえば東方らしいですよね。

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