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これぞ、超展開! ラスト1文で身震いする 『戦闘城塞マスラヲ vol.4 戦場にかかる橋』

戦闘城塞マスラヲ vol.4 戦場にかかる橋 (林トモアキ
戦闘城塞マスラヲ  Vol.4 戦場にかかる橋 (角川スニーカー文庫 150-14)
この展開は凄すぎるぜっ!
エスカレートする設定の数々、フリーダムすぎる展開が得意な林トモアキの真骨頂! ああキて、こうキて、そうクるか! 最後の1行まで気を抜けないとだけ言っておこう。まいった。

主人公の川村ヒデオは、就職活動に失敗した後、ずっとアパートに引きこもっていた。相棒のウィル子は極悪電子ウィルスにして、もっとも新しい精霊。他人のコンピュータのデータを食べる、生きてるだけで迷惑かつ電子犯罪な存在である。

負け犬とウィルス。最低最悪の所から二人はスタートする。
目指すは「聖魔杯」優勝。ヒデオはまっとうな人生を望み、ウィル子は電子の神を志す。人外の存在がひしめく武闘大会で、ハッタリと運だけで勝ち上がっていく。始めはただ勝つだけで精一杯だった。しかし思わぬ勝利が次の戦いを呼び、あらたな勝利を重ねるうちに、ヒデオはただのひきこもりではなく、立派な優勝候補に成り上がっていた。

戦いの中でウィル子はスペック的に、ヒデオは人間的に成長していく。ヒデオ自身、自分が「優勝候補」にふさわしくない、ただの負け犬だと自覚していた。所詮は嘘で塗り固めた虚像の自分、ハッタリと幸運で掴み取った勝利にすぎない。悪党になれない青年はふさわしくない場所にのぼってしまった懊悩を抱え込む。

しかし自分が負かした相手に今さらどのツラ下げて、言い訳するのか。すべてハッタリでした、何の力も才気もありません、ははは偶然ですよ、などと。

言えるわけがない。勝者は勝者たるべく振る舞わねばならない。最底辺の敗者だったヒデオが一転して、勝者の責任を背負いこみ、葛藤する。今さら引けるわけがない。人は逃げ場を失って初めて、真に成長するのだろう。

4巻において、ヒデオはいよいよ最大の敵、すなわち前作の主人公である鈴蘭と対決する。
どちらが主人公か、ではなく、聖魔杯での勝利を掛けて。
「でも違った! だって私は、『宿命』なんて信じない! 私にあるのは、私が信じた先に生まれる『運命』だけだ! 一対一では、君の未来視に負けるかも知れない! でもチーム対チームであれば、『宿命』なんてきっとチームという濃度の中に平均化されてしまう! だから私は思ったよ! このクロスフラッグスは未来視っていう絶大なバックアップを持った君に対し、同程度の運命を整えて挑むことができる、唯一のチャンスなんだってね!!」

1巻はハッタリ勝負が面白かった。2巻は前作の登場人物が多く、賑わった。3巻はとことん熱かった。そして4巻は熱いバトルを越えて、伝説が始まる。そう、何の偽りもなく。最後まできっちり目撃していただきたい。ラストに到達した時、僕は身震いしていた。

残るはラスト1巻、『聖魔の未来(仮)』。秋発売予定。


関連
キマシタ!(・∀・)負け犬新世紀 『戦闘城塞マスラヲ』
吼えろ、負け犬。見せろよ、意地。 『戦闘城塞マスラヲ vol.3 奇跡の代価』


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