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脂の乗ってきた雑談コメディ 『生徒会の三振』

生徒会の三振葵 せきな

生徒会室で5人の男女がひたすら駄弁っているだけの雑談小説も、はや3巻。
たまにシリアスな過去話もチラリと見えるが、アクセント以上の意味はなく、始終ボケ倒しなのでご安心を。ちょっとパワーの落ちていた2巻と比べ、全体的にネタ度が激増している。各キャラの汚れ具合色づけも明確になり、コメディとしての安定感も出てきた。

気弱キャラだった真冬のBL&廃人化が進んで、時に異様な積極性を発揮している。一番、汚れて変化してしまったのは間違いなく彼女だろう。会長の子供っぷりも、さらに磨きがかかって、ハルヒ的ワガママとハルヒちゃん的アホの子とも違う、独特のお子様領域に到達している(例:第6話の脳内どうぶつの森)。

生徒会の面々は、演劇をやったり、RPGを作ったり、インタビューを受けたり、メディアミックスを企画したりと、前巻以上に大活躍している。ゲームを遊ばない会長に廃人ゲーマー真冬が企画したRPGを遊ばせる第2話は特に秀逸。クソゲーっぷりでは、『涼宮ハルヒの戸惑』(PS2)でハルヒたちが作ったRPGをはるかに凌駕しており、素人ゲーム臭さも200パーセント。中高生がRPGツクールで作りそうなネタを存分に詰め込んでいる。


コメディにおいて大切なのは「定型性」である。
始め方、展開、終わり方に「型」を作ることで、読者は気を抜いて読み、気軽に笑うことができる。優れたコメディは、自らマンネリズムを目指して収束していく。

『スレイヤーズすぺしゃる』や『まぶらほ』を例に出すまでもなく、富士見ファンタジアは数々の作品で短編集を成功させ、マンネリズムに掛けては他レーベルの追随を許さない次元に達している。本シリーズも例外ではなく、順調に育っている。あえていえば、各話の締め方にばらつきが目立つのが残念。『うる星やつら』のラムの電撃、『まぶらほ』の夕菜の魔法攻撃のような、定番のオチがつけば、完璧だろう。

本シリーズは3ヶ月おきに安定して発売され、漫画化も決定して、今勢いに乗っている。
ゲーマーズでの購入特典冊子、ドラゴンマガジン掲載分、書き下ろし分の3つで展開されているが、『らき☆すた』を見習って、掲載媒体はもっと増やしてほしい。入口は多いほうがいいはずだ。メディアミックスも含めて、まだまだ先が楽しみなシリーズである。


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