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恋愛はいつもデスマーチ。ハッカーと腐女子の織り成すラブストーリー 『声で魅せてよベイビー』

「本の紹介」カテゴリーもいよいよ30エントリーを達成。快調、快調~! 今のままなら年内100エントリーは十分可能なペースですね。

いや、まあ、たぶん春頃からはペースが落ちるかもしれませんが……忙しさ自慢はみっともないので(どんなゲームでも忙しくなきゃ作れないのは当たり前。素人じゃあるまいし、そんなことを誇るか?)、なるべく影響を受けないように安定更新を続けたいものです。


声で魅せてよベイビー木本 雅彦

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第8回えんため大賞の佳作受賞作です。
この時期はライトノベルの新人賞をくぐり抜けてきた、新人作品が出版され、本読みにとっては新しい出会いが待っています。一年で最もワクワクする時期! この本もその1冊です。
「良く聞け」
「なによ」
「地軸の傾きをθとする」
「はあ?」
「いや、間違えた歳差運動の角運動量ベクトルをωとする」
「数学とか、私分からないから」
「違う。回転する二人の人間」
「難しいこと分からないって。私、最後の台本チェックするんだから邪魔しないでね」
 間違えた。なんか、とてつもなく間違えた。俺のセンスではわりと良いところから話題を振ったつもりだったんだが、こいつはどうもアンチパターンだったらしい。
とまあ、こんな感じのセンスの、ハッカーな男の子と、声優志望で専門学校に通う女の子の恋愛を描いた青春小説です。男の子のセンスのずれ方もすごいけど、女の子の腐女子トークだって、男の子の側には通じません。二人とも不器用で、ちょっとすれ違いながらも、少しずつ前へ進んでいきます。

孤高な生き方を愛していた高校生ハッカーの広野が恋愛に真剣に向かい合っていく様子は、かなり読ませるものがあります。熱い。彼は真剣です。普通の恋愛の仕方をすべきか、それとも自分らしい付き合い方をすべきか、悩む。本当に悩む。真剣に悩む。声優志望の沙奈歌との距離の取り方にも悩んで、悩んで、悩みます。

恋愛小説は真剣に悩む小説なんだなあ、と再確認させられました。悩んで悩んで溜めた分だけ、動き出してから一気に噴出するカタルシス!! こうじゃなければね、若い恋愛小説は。不器用でいいんだ、真剣なんだから、変身ヒーローになれなくても、彼女を受け止めてやる、手を握り合った二人の中心に未来はある、そこが世界の中心なんだ。それぐらい夢見てもバチは当たらない!!
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タグ:声で魅せてよベイビー  木本雅彦  ファミ通文庫  

コメント

をを、

「こいつはどうもアンチパターンだったらしい」というとこに、びびっときましたヨ。
今度、本屋でみかけたら拾ってみます(^_^/
恋愛は常にデスマーチっすか(^o^

> こいつはどうもアンチパターンだったらしい
プログラマーならニヤッとする文章ですよね。作者はUNIX系の技術屋さんらしいです。あとがきの注意文も、いかにもそれっぽくて、ニヤリとします。

> 恋愛は常にデスマーチ
逃げたヤツを捕まえるというあたりも、同じです(笑
そっちの方がいいなあと思ったんで、記事のタイトルを変えました。どうもです!

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