Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

E3総括にかえて。UI競争をキャッチアップし始めたマイクロソフトとSCE

E3の総括としては、スクウェアエニックスがサプライズ大賞、任天堂がズコー大賞、SCEがやっぱり駄目でした賞といった感じですが、マイクロソフトの必死さも印象的でしたね。

対ソニーを意識してきたマイクロソフトにしてみれば、360が米国市場でPS3を圧倒したことで、まずは「目標達成」と喜んでいい状況。しかしソニーとマイクロソフトが争っている間に、任天堂のWiiがトップの座を奪い、米国市場単独でも、Wiiが360を追い抜きました。マイクロソフトが焦るのも無理はなく、仮想敵をソニーから任天堂に切替えつつあります。

E3で発表されたアバターや、ダッシュボードのUIの大規模アップデートがその良い例でしょう。
Wiiリモコンのような体感ゲーム向きのコントローラこそ出さないものの、MiiとUIというWiiの大きな特徴をキャッチアップしました。「パクリ」という批判はもちろんあるでしょう。しかし必死になるのはそれほど悪い事ではありません。

SCEもローンチ時には使いづらくて仕方なかったPS StoreのUIを改良しており、動作も軽く、かなり使いやすいUIになっています。最近、体験版などを落としにいって、地道な努力にあらためて感心しました。『ゼノギアス』など、スクエニのゲームアーカイブズ向けのタイトルが大きなバナーで宣伝されていて、Webのオンラインショップや360のバナーの良い点を取り込んでいますね。バナーの1つも無いままのWiiのショッピングチャンネルと比べると、雲泥の差。

進化をやめたオンラインサービスは悲しく、寂しいものです。例えば、サードパーティが強力なタイトルを投入しても、Wiiショッピングチャンネルではテキストの最新情報に掲載されるぐらいで、あとはユーザーの検索まかせ。一方、360やPS Storeなら、バナーでデッカく宣伝され、コンバージョン率も期待しやすい。やる気の差は歴然としています。

これ、ゲーム機のダウンロード販売特有の問題なんです。
事実上の独占販売だから、ショップ間の競争がありません。そのため改良していくモチベーションが働きにくい。これ、普通のオンラインショップなら、ちょっとあり得ない話なんです。

WiiメニューやWiiチャンネルも、アップデートがされてないわけではありませんが、目立った進化はとぼしく、オンラインサービスとして考えた時には、とても寂しい状態。最初の時点での出来が良かったのは確かですけど、先行するうさぎが寝ている間にノロマな亀が抜いていったという童話もあります。

任天堂はUIについて莫大なノウハウをもっています。けれども寝ていて勝ち続けられるほど甘くはないでしょう。マイクロソフトとSCEが少しずつキャッチアップを始めているなか、現状の任天堂はやや呑気に見えてしまいますね。

現世代でのシェア争いは今さら覆らないでしょう。しかし次の世代はどうか。そういう目で見た時に、今回のE3は非常に興味深かった。


また、E3の任天堂カンファレンスではサードパーティのビッグタイトルがとぼしく、「外交」という弱点があらためて浮き彫りになりました。Wiiの夏の商戦のタイトル不足といい、大きな課題ですね。

国内ではPSPが1000万台突破しました。何故、任天堂の負けハードからはソフトメーカーが蜘蛛の子を散らすように逃げ出していくのか。何故、PSPではソフトメーカーが粘り強く頑張り、『モンハンP 2ndG』のような大ヒットを出すのか。そういった点も気になりますね。

SCEは勝っている時に怠けていたツケを今支払っています。任天堂はどうでしょう? 経営の力量が試されるのはむしろ勝っている時なのかもしれません。今世代の勝者は決まりました。水上で次の試合のゴングが鳴り響くのはまだ先の話。しかし水面下でゴングが鳴るのはそう遠くないでしょう。


スポンサーサイト

コメント

UI競争は,悩みまくったSCEIに一日の長,ありかな。
とってもテレビ向けUIなんですよね。さすがソニーグループ。
あと,一覧性が良い。さすがハイビジョン対応UI。解像度ごとに変わりますから。

MSは一見ソニーや任天堂のおいしいとこ取りのように見えるけど,
実際の所,AppleのFront Row+Cover Flowの合わせ技,って感じで,
いうほどWiiっぽくないですね。
まあ,Miiもどきは,殺戮ゲーム専用機の360に
どこまで似つかわしいのか分かりませんがw
でも,白はやめろ,白ベースはw どうやってもWiiっぽくみえるから。損だと思うんだがなー。

次の世代というのはおもしろいですよね。
XBOSとPSは今の延長線上で進化してきますからね(たぶん)。
CPUもOSもライブラリも全て流用できるはずです。
もちろん,サービスも,です(その点XBOX Liveの継続力は素晴らしい)。
任天堂はWiiで逃げを打った分,多かれ少なかれそのツケを払う必要があります。

次の世代の据え置き機は単なるゲーム機だけでは生き残れず,
総合的なサービスを提供せざるを得ないと思っています。
でも,そんなものすぐにできるわけはないので,積み重ねが必要ですよね。
任天堂もそれは分かってると思うんですが(DAKINIさんの指摘点も),
Wiiの限られたリソースでどこまでできるのか。
コントローラ,本体ストレージ容量など,
ハード仕様の限界をどのように打破して発展していくのか。

売り上げとは裏腹に,
かなり追い詰められてる気がするんですがねえ・・・

>kon2 さん
SCEに甘いですねえ(笑

XMBのどこが良いんですか、という。
まー、人それぞれの意見ということで流しておきますが、あまり力説されても、信者臭がしてウザいなと思います。程々に。ここはソニー信者のサイトでもコメント欄でもありませんので。基本的には、周回遅れなのがSCEでしょう。いまだにhomeも完成しませんしね。

kon2さんの最近の発言を見ていて気になったので、1つ釘をさしておきます。
あまり信者臭のただよう発言は、臭くてたまりません。夏ですしね。不快とまでは言いませんが、少し自重していただきたいところ。コメント欄を乱したくはありません。

うちのコメント欄の方針をご理解いただけず、しつこくレスするならどうなるかは・・・・言うまでもないですね?(^^;

申し訳ないです・・・
判官贔屓という感じなので,鼻についたようであれば気をつけます。
むしろ,Wiiでピクミンが出そうなので小躍りしたいところをぐっと我慢している状態ですw
(注:XMBは使いにくいですよ,一覧性ないんですからw あくまでもPS Storeの話です)

さて,Gamesoptでおもしろい記事があったんですが,
http://www.gamespot.com/news/6194691.html?om_act=convert&om_clk=newstop&tag=newstop;title;1
マルチゲームの一考察として,
マルチだとハードウエアの売り上げに影響せず,
専売だとハード売り上げに影響する,ということです。

逆に,マルチによってソフトの売り上げが落ちるというデータは無いようですから,
そりゃ必死なのはハードメーカーだけだわなあ,という分かり切った事実がそこに。

ワールドワイドでは
PS3が360に追いつくためには専売を増やす必要があるし,
360が逃げ切るにはマルチで良いからPS3専売を阻止するだけでよい。

こう考えるとMSの戦略は怖いですね。

>kon2 さん
こちらこそ、少々、手厳しいコメントで、申し訳ありません。
最近、アンチ任天堂サイトと誤解されかねないムードが出てきているのをやや気にしています。僕はフェアネスを重要視しており、アンチPS3派を駆逐、除去したのはよかったのですが、逆ぶれする事も懸念してます。

もっとも、夏の商戦のタイトル不足を始め、E3のカンファレンスでのサプライズ不足など、ここ最近、任天堂の不甲斐なさが目につきます。自然と批判が増えるのは仕方ないかもしれませんね。ピクミンに関しては、喜ぶのは実際にタイトルが発表されてからにしようと思います。

>あくまでもPS Storeの話です
なるほど。
PS Storeとショッピングチャンネルは、うさぎと亀の話どおりで、非常にわかりやすい事例ですね。先行優位性も、いったん怠惰におちいれば、抜かれてしまうという。

Wiiウェアに力を入れているといったところで、販売の窓口であるショッピングチャンネルがあの状況では、どれほど説得力があるのやら。Wiiの普及台数の輝きに幻惑されて、Wiiウェアに群がってきた各社が失望のため息を漏らさないことを祈るばかりです。Wiiウェア詐欺にならないといいのですが・・・・。

スクエニがゲームアーカイブズにタイトル供給するなど、PS Storeに好意的なのもわかりやすいですね。全方位という事でもあるし、PS StoreのUIの改善をすなおに評価したとも取れます。ゲーム機メーカーダウンロードサイトをソフトメーカー各社が論じる覆面座談会でも、どこかの雑誌がやってくれないかな?

> マルチだとハードウエアの売り上げに影響せず,
> 専売だとハード売り上げに影響する,ということです。
SCEは厳しいですね。
まー、彼らの自業自得ではあります。





>>DAKINIさま
最近,任天堂とMSとSCEIをそれぞれ同じ目線で評価することの
難しさというか無力さに頭を抱えていますw
同じ事をやってるようで,そのコンセプトからいって全部異なるので,
3陣営のコンセプトのどれかに限定して論ずるとアンチ/信者が出やすい感じがしますね。

任天堂のWiiチャンネルの対処は,まああれが任天堂の現在の限界でしょうから,長い目で見るしかないかと。
MSだってSCEIだって他部門(ソニーなら他のグループ会社)にいくらでもリソースがありますからね,それこそ不公平というものです。SCEIだって今頃ですよ,まともになったのはw

> kon2さん
まー、任天堂の最大野問題点が開発リソースの少なさにあるのは、おっしゃる通りですね。僕の批判はやや手厳しいのでしょう。期待が大きい分、批判も強いわけで、愛のムチという感じでしょう。

しかし経営というのは、会社に不足しているリソースを育成、雇用、外部との連携によって補うことが重要です。リソース不足を慢性的に指摘されながらも、手を打てていないのは、経営の責任でしょう。

単純に雇用をふやすだけでなく、外交によって、プラットフォームの総開発能力を高めることも重要です。その意識が非常に低い点は気になりますね。

任天堂を盲目的に礼賛するライターやブロガーが少なくないなか、僕はフェアネスレかつ冷静な視点を提供していきたいですね。E3の様子を見て、慌ててフォローをいれるライターもいらっしゃるが、失笑の極み。

このコメント欄もクオリティコントロールには気をつけていきたいです。愛と冷静さ、そして厳しさが同居したコミュニティ、それがまー!です。

>>DAKINIさま
>しかし経営というのは、会社に不足しているリソースを育成、雇用、外部との連携によって補うことが重要です。リソース不足を慢性的に指摘されながらも、手を打てていないのは、経営の責任でしょう。

むしろ「必要ない」からリソースを割かないと思ってる節があるのが任天堂のイタイところですw
やりたいけどできない,っていう感じじゃなさそうですし。前も書いたけど,自社のゲーム以は刺身のつまぐらいにしか思ってない感じ。それはサードメーカーだけでなく,ゲーム機の付加機能についてもそうなのかもしれません。そこらが外交下手と感じる理由じゃないですかね?

>このコメント欄もクオリティコントロールには気をつけていきたいです。
>愛と冷静さ、そして厳しさが同居したコミュニティ、それがまー!です。
こちらも自重しつつ懲りずに参加していきますので,よろしくお願いしますw

今回のE3全体の感想は、やっぱり規模が小さくなったなぁという事ですかね。
以前のようにいかず、3社とも色々と出し渋っている様子でした。(MSは本国ですので色々発表しましたが
ネットなどでE3の評価を見ていると意外や意外に、
SCE≧MS>>>>>>>>>>>任天堂
という評価を付けているサイトが多かったのがびっくりですね。
あの日本人から見れば全くと言っていいほどサプライズの無かったSCEがなぜ?(任天堂はDAKINIさんの通り言わずもがなですが
しかし良く考えると、MSのFF13欧米移植といってもさほど欧米でFFブランドに求心力があるわけでもなく
GeoW2も1の頃と殆ど代わり映えはしませんでした
SCEAはあちらで主流のFPSでKZ2やレジ2、またGOW3などが受けたのでしょうか?

本当に欧米人と日本人の感覚の違いを身をもって体感しましたね。

>kon2 さん
自社の開発リソースの補充は必要と思ってそうですが、サードパーティ政策については、SCEやMSと比べると、温度差がある、とよく言われますね。勝っててこの態度はいかがなものか・・・・。


> Ginkgo さん
日本のハードメーカーである任天堂とSCE、米国のマイクロソフトで温度差はあったかもしれませんね。しかし任天堂は従来はE3は重視している方針ですね。

> ネットなどでE3の評価を見ていると意外や意外に、
> SCE≧MS>>>>>>>>>>>任天堂
> という評価を付けているサイトが多かったのがびっくりですね。
ほー。
僕は海外サイトの評判は見てなかったので、確かに意外ですね。

まー、任天堂は去年は「ライト向けもゲーマー向けも、両方やってます」といって、『マリオギャラクシー』をアピールしてたのに、今年はゲーマーをガン無視してた感じで、ゲーマーからの評判はかなり悪いみたいですね。CNetの記事も辛辣でしたし。

ゲーマー向けの弾が無いから何も発表してないのか、Wiiの米国での成功に気を良くして、ゲーマー無視の姿勢に転じたのか、気になる所です。謙虚な姿勢で、市場に向かってほしいものですが。去年と違って、対ゲーマー向けのメッセージがほとんど無かったのは、非常に、非常に気になっています。

今世代、日本ではPSPがセカンドハートとして異例の売れ方をしましたが、欧州や日本のPS3、米国の360が同じような動き方をすると面白いですね。サードパーティ各社にとっても、任天堂の一人勝ちよりも、その方がうれしいでしょう。

http://it.nikkei.co.jp/digital/column/gamescramble.aspx?n=MMITew000018072008
新清士氏の記事で、北米の据置きマーケットが2つに分裂していると分析してましたが、なかなか面白い現象です。「ライトゲーマー市場」と「コアゲーマー市場」に分裂し、前者を任天堂、後者をSCEが握りつつあるのが今の携帯機市場。同じことが欧米でも起こる可能性はあります。

すると、移ろいやすいライトゲーマーが市場から離れたらどうなるのか?
案外、ゲーム機2世代天下説が崩れて、1世代天下になる可能性もありますね。今回の競争はたしかに任天堂の勝利でした。しかし次世代の畑を耕して、しっかり柵で囲い込んでいるのは、SCEやMSなのかもしれません。

コメントの投稿

メールアドレスおよび名前の無い投稿はすべて掲載不許可となります。また明らかに偽のアドレスの場合も不許可です。

管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

2017-05

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター

 

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。