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ゴールデンウィークにオススメの恋愛作品

最近買った本の書評を書こうかと思ってましたが、明日からはゴールデンウィーク。連休にふさわしい、恋愛作品を挙げてみることにしました。1冊読み切りの作品ばかりです。

1.とある飛空士への追憶

書評:『紅の豚』が好きな人へ。ひと夏の恋と空戦の物語 『とある飛空士への追憶』
爽やかで、切なくて、美しいひと夏の恋物語。
下級身分の傭われパイロットであるシャルルが、皇子の婚約者ファナを乗せて、敵中を単機で突破します。めざすは味方の待つ1万2000キロの彼方。

身分的には本来出会うはずのないふたりが、地上のしがらみから解き放たれた空の上で、たがいに惹かれていくのは自然なことでした。

しかし目的地に近づけば近づくほど、ふたりのひと時の恋も終わりに近づいていくのです。はたして旅の終わりにふたりを待つ運命は……。『紅の豚』のようなロマンチシズムあふれる作品です。

2.ミミズクと夜の王

書評:ジブリにアニメ化してもらいたいような、まっすぐな物語 『ミミズクと夜の王』
おなじくジブリにアニメ化してほしい、うつくしいおとぎ話。

人として育てられず、ミミズ、ミミズと虐げられた少女「ミミズク」は、盗賊におそわれた村を逃げ出し、魔物のすむ森のなかへ足を踏み入れます。人として生きられなかった彼女は、魔物ともうまくやっていけました。森の奥で夜の王と出会い、共に暮らし始めます。

しかしその生活も長くは続かないのでした。都に住む善良な人々が、魔物の森にとらわれた少女を救いにやってくるのです。都に連れて行かれたミミズクは、たくさんの人々から愛情を注がれ、人として成長していきます。やがて彼女は1つの決断をします。

3.空とタマ

書評:笑えて、泣ける、いい話。 『空とタマ』
7回目の家出を実行した空。しかしねらっていた小屋の中には謎の先客タマがいた。ちょっとした意地の張り合いがエスカレートして、2階に陣取るそいつとの間で、居場所を取り合う攻防戦が始まった!

前半はコメディのようにやんちゃな攻防戦が続くものの、後半空とタマの家出してきた事情が明らかになるにつれて、しんみりした展開が始まります。たらふく笑ったあとで、しっかり泣かされます。

4.MAMA

書評:はかなく、いびつな、人喰いと少女の愛の物語 『MAMA』
魔術師の血筋サルバドールに生まれながら、才能に恵まれなかったトトは、周囲の子供達からいじめられていました。そんなある日、神殿の書庫の奥に迷いこみ、数百年前に封印された<人喰いの魔物>と出会います。

片耳を喰われた少女と魔物は約束を交わします。
それは少女の貧弱な魔力では本来ありえない奇跡。孤独な魔物は少女の影に住み、少女は彼のママになろうとします。魔物の母となった彼女は、友人や両親から孤立して、魔物と二人だけで過ごすようになり、やがて美しく成長するのですが……。

「おとぎ話」からリアルな「小説」へと孵化しかけている物語。他に類を見ない、独特の世界を描き出しています。「愛」というより「愛の凄み」を感じる小説です。

5.夜は短し歩けよ乙女

書評:愛らしさ、ナンバーワン 『夜は短し歩けよ乙女』
キュートすぎる文体の妙技をとくと味わってください。
後輩に一目惚れして、「偶然いっしょになる」という運命のイタズラを演出すべく、彼女をつけ回す妄想男。そんな先輩に気づかず、「偶然の出会い」を本当に偶然と受け止める、どこか一風変わった天然娘。

脂ぎったトンコツスープのような妄想男の一人称と、クリームあんみつのように愛らしい「黒髪の乙女」の一人称で、物語はつづられます。全編にわたってふたりの行動はすれ違い続け、妄想が現実を浸食し、暴走し、怪異が街にあふれていきます。混沌の果てに、ふたりは……。

6.声で魅せてよベイビー

書評:恋愛はいつもデスマーチ。ハッカーと腐女子の織り成すラブストーリー 『声で魅せてよベイビー』
ハッカーな男の子と、声優志望で専門学校に通う腐女子の恋愛を描いた青春小説。男の子のセンスのずれ方もすごいけど、女の子の腐女子トークだって、男の子の側には通じません。二人とも不器用で、ちょっとすれ違いながらも、少しずつ前へ進んでいきます。

孤高な生き方を愛していた高校生ハッカーの広野が恋愛に真剣に向かい合っていく様子は、かなり読ませるものがあります。若い恋の悩みって、ホントにいいもんですよ。十代の特権ですね。

7.眠り姫

書評:26ページの人生 『眠り姫』
表題作の『眠り姫』は、とある男女の人生を26ページに「濃縮」してみせた傑作。全部で7つの短編はどれも珠玉の出来で、この本を1冊読み終えた頃には、あなたは短編小説の奥深さを満喫していることでしょう。

8.図書館戦争

書評:超法規的検閲と戦え図書館! 正義の味方にあこがれる乙女の 『図書館戦争』
現在アニメが放映中のベタ甘恋愛小説。
全4巻で完結しているため、連休中にがっつり読んで、読み終えられます。図書を守るために公務員どうしが戦争するというトンデモ設定ではあるものの、作者自ら「月9ドラマ」をめざしたというように、王道すぎる王道のラブストーリー。

「図書隊」については、作者が大喜びで自衛隊のヘリに乗るほどの自衛隊オタクなので、暖かく受け止めたいところ。白馬の王子様が自衛隊な人なんです。

9.空の境界

書評:アルファにしてオメガ 『空の境界(上)』
意地っ張りで、とんでもなく不器用で、ひねくれていて、孤独で、諦めが悪い。 『空の境界(中)』
コミュニケーションによって生み出される孤独 『空の境界(下)』
全3巻で、こちらも連休中に読み終えられるボリュームです。
万物の死を視る「直死の魔眼」をもつ両儀式と黒桐幹也の物語。伝奇アクション、いえ、これ以上無いほどの恋愛物でしょう。

二つの人格のうち、事故により織が失われ、式は巨大な喪失感を抱えて生きていきます。もっともエッジの効いた作家が描ききる、人の孤独感と、人と人がつながる実感。ある意味、最も現代的なラブストーリー。


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