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4月の売上
4月も絶好調で、ゲームは『マリオカートWii』を筆頭に好調、本は『とある飛空士への追憶』と『失敗は予測できる』が目立ちました。
■ゲーム
1位 マリオカートWii (Wii)

4月のトップは何と言ってもこれ。
対戦ゲームの定番としての安定感に加えて、ハンドル同梱、バイクの導入、充実したWiFiコネクションなど、新要素も豊富で、5800円。お買い得なこともあり、ゴールデンウィーク中に100万本突破しそうな勢いで伸びています。
Wiiは急速にオンライン対戦ゲームが充実しており、先日発表された決算資料にWii版『どうぶつの森』の記載がありましたし、まずは対戦、それからコミュニケーションといった戦略が見えてきますね。Wiiウェアも先月に始まりました。やや遅れていたオンラインサービスが一気に他機種に追いつきました。
2位 戦場のヴァルキュリア (PS3)

『サクラ大戦』シリーズのスタッフが手がけた、硬派な戦場シミュレーションRPG。
制作者によれば、「ターン制のサードパーソンシューティング」。
初週10万本以下とやや厳しい結果でしたが、新しいゲームシステムに挑戦した野心は好ましいもの。今作の「地味な良作」を作る熱意と『サクラ大戦』の「華やかな人気作」を作ったノウハウをあわせて、次にチャレンジしてほしいものです。
3位 モンスターハンターポータブル 2nd G (PSP)

出荷200万本を突破した人気タイトル。
今も売上は持続しており、実売での200万本突破も近づいてきました。中高生以上での人気が高く、外でPSPを遊んでいる姿をよく見かけます。先日立ち寄った、新宿のとあるコーヒーショップでは、約50人中PSPで遊んでいる人が2人(うち女性が1人)、DSが1人でした。
DSでゲームに戻ってきた人の一部がPSPに流れているように見えますね。「ゲームらしいゲーム」を求めて、あるいはより高品質なグラフィックのゲームを求めてるのでしょうか。先日の決算発表会では、日本向けの施策はノーコメントでしたが、任天堂がどのような巻き返しを図ってくるかも注目です。
4位 無双OROCHI 魔王再臨 (PS2)

PS2の市場もまだ存在感をもってますね。
さすがに年内いっぱいだとは思いますが……。
5位 サモンナイト (DS)

初代『サモンナイト』がDSで復活。
他にも『ディスガイア』など、PS系のSRPGをDSに持っていくことで、ユーザー拡大を狙う例が現われており、そうしたチャレンジは好ましいもの。
近年タイトル数が増加しているSRPGは、映像表現にこだわらないジャンルで、プレイに時間がかかるため、携帯機に向いてます。DSとPSPでますます発展していくといいですね。
■本
1位 とある飛空士への追憶 (犬村小六)

書評:『紅の豚』が好きな人へ。ひと夏の恋と空戦の物語 『とある飛空士への追憶』
ジブリのような物語が好きな人には、まちがいなくオススメ。
さわやかで切ないひと夏の恋。大陸間を単独で突破する空戦の興奮。お姫様を一騎で守り抜くロマン。描き出される美しい光景の数々。
「ローマの休日」ともいえる話だけに、ゴールデンウィークという休日の読書にもぴったりでしょう。心に残る物語をぜひ。
2位 失敗は予測できる(中尾 政之)

書評:ゲーム企業は全社員に読ませるべき 『失敗は予測できる』
紹介したのは1月ですが、4月は3月よりもかなり売れていました。
それだけ不具合やトラブルが多い時代なんですよね。失敗学が広まって、「組織の生活習慣病」の改善が進んでほしいものです。
3位 Fate/Zero Vol.4 -煉獄の炎-(虚淵玄)

『Fate/Zero』がAmazonでも取り扱われるようになりました。
同人ショップに販路が限定されていたため、買いにくかった人もいらっしゃったのでしょうね。
『Fate』の主人公の親達の物語、すなわちバッドエンドが決定しているゲーム。
結果、陰鬱になりがちな雰囲気を救ったのは、征服王イスカンダルと若き魔術師ウェーバー。巨大な王の器と自分を比較して落ち込むウェーバー。しかし王は、未熟な若者に漢の夢を見せ、王のあらたな臣下は一人前の男として歩み出す。
この2人の物語を読むだけでも、つき合う価値あり。
4位 死刑執行人サンソン 国王ルイ十六世の首を刎ねた男(安達 正勝)

書評:自由と平等の人道的処刑機械、その名はギロチン 『死刑執行人サンソン』
帯に寄せられた荒木飛呂彦のコメントによれば、『スティール・ポール・ラン』のジャイロ・ツェペリのモデルが、この死刑執行人サンソンらしいです。荒木飛呂彦の絵を思い浮かべながら、この本を楽しめました。
国王の命によって、正義のために死刑囚を処刑するのが死刑執行人。法に従い、王に従い、にもかかわらず差別される職業。サンソンは主張します。家業であり、一族をしばる重荷である「死刑」を廃止してほしい、と。
ちょうどフランス革命前後。貴族にも平民にも平等な死(処刑方法)を与えるため、ギロチンが発明され、国王が平民とおなじように死刑に処される時代。「死刑」をその手で実行してきた男は、時代に翻弄されながら、1つの願いを抱きつづけて生きました。
5位 魔法少女リリカルなのはStrikerS 2

書評:なのはファンにのみオススメする 『魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS』
StrikerSが物足りなかった人に特にオススメの補完アイテム。
アニメ単体できちんと満足のいく物を作り上げるのが本筋ですし、早くもウワサされている次回作ではリベンジしてほしいのですが、今ある物は変えられません。ならば、あらゆるアイテムを駆使して、それを最大限楽しむのがファンの心得というものでしょう。
スバルとティアナの出会い、なのは達と「レリック」の遭遇、機動六課創設の経緯、ナンバーズとスカリエッティの日常など、コミック版はアニメで描ききれなかった部分を補完してくれます。後日談におけるスバルとティアナの会話も必見。念願の湾岸特別救助隊にスカウトが決まったにもかかわらず、漠然とした不安を抱えるスバル。彼女に対して、ティアナが言ったことは……。
■ゲーム
1位 マリオカートWii (Wii)

4月のトップは何と言ってもこれ。
対戦ゲームの定番としての安定感に加えて、ハンドル同梱、バイクの導入、充実したWiFiコネクションなど、新要素も豊富で、5800円。お買い得なこともあり、ゴールデンウィーク中に100万本突破しそうな勢いで伸びています。
Wiiは急速にオンライン対戦ゲームが充実しており、先日発表された決算資料にWii版『どうぶつの森』の記載がありましたし、まずは対戦、それからコミュニケーションといった戦略が見えてきますね。Wiiウェアも先月に始まりました。やや遅れていたオンラインサービスが一気に他機種に追いつきました。
2位 戦場のヴァルキュリア (PS3)

『サクラ大戦』シリーズのスタッフが手がけた、硬派な戦場シミュレーションRPG。
制作者によれば、「ターン制のサードパーソンシューティング」。
初週10万本以下とやや厳しい結果でしたが、新しいゲームシステムに挑戦した野心は好ましいもの。今作の「地味な良作」を作る熱意と『サクラ大戦』の「華やかな人気作」を作ったノウハウをあわせて、次にチャレンジしてほしいものです。
3位 モンスターハンターポータブル 2nd G (PSP)

出荷200万本を突破した人気タイトル。
今も売上は持続しており、実売での200万本突破も近づいてきました。中高生以上での人気が高く、外でPSPを遊んでいる姿をよく見かけます。先日立ち寄った、新宿のとあるコーヒーショップでは、約50人中PSPで遊んでいる人が2人(うち女性が1人)、DSが1人でした。
DSでゲームに戻ってきた人の一部がPSPに流れているように見えますね。「ゲームらしいゲーム」を求めて、あるいはより高品質なグラフィックのゲームを求めてるのでしょうか。先日の決算発表会では、日本向けの施策はノーコメントでしたが、任天堂がどのような巻き返しを図ってくるかも注目です。
4位 無双OROCHI 魔王再臨 (PS2)

PS2の市場もまだ存在感をもってますね。
さすがに年内いっぱいだとは思いますが……。
5位 サモンナイト (DS)

初代『サモンナイト』がDSで復活。
他にも『ディスガイア』など、PS系のSRPGをDSに持っていくことで、ユーザー拡大を狙う例が現われており、そうしたチャレンジは好ましいもの。
近年タイトル数が増加しているSRPGは、映像表現にこだわらないジャンルで、プレイに時間がかかるため、携帯機に向いてます。DSとPSPでますます発展していくといいですね。
■本
1位 とある飛空士への追憶 (犬村小六)

書評:『紅の豚』が好きな人へ。ひと夏の恋と空戦の物語 『とある飛空士への追憶』
ジブリのような物語が好きな人には、まちがいなくオススメ。
さわやかで切ないひと夏の恋。大陸間を単独で突破する空戦の興奮。お姫様を一騎で守り抜くロマン。描き出される美しい光景の数々。
「ローマの休日」ともいえる話だけに、ゴールデンウィークという休日の読書にもぴったりでしょう。心に残る物語をぜひ。
2位 失敗は予測できる(中尾 政之)

書評:ゲーム企業は全社員に読ませるべき 『失敗は予測できる』
紹介したのは1月ですが、4月は3月よりもかなり売れていました。
それだけ不具合やトラブルが多い時代なんですよね。失敗学が広まって、「組織の生活習慣病」の改善が進んでほしいものです。
3位 Fate/Zero Vol.4 -煉獄の炎-(虚淵玄)

『Fate/Zero』がAmazonでも取り扱われるようになりました。
同人ショップに販路が限定されていたため、買いにくかった人もいらっしゃったのでしょうね。
『Fate』の主人公の親達の物語、すなわちバッドエンドが決定しているゲーム。
結果、陰鬱になりがちな雰囲気を救ったのは、征服王イスカンダルと若き魔術師ウェーバー。巨大な王の器と自分を比較して落ち込むウェーバー。しかし王は、未熟な若者に漢の夢を見せ、王のあらたな臣下は一人前の男として歩み出す。
この2人の物語を読むだけでも、つき合う価値あり。
4位 死刑執行人サンソン 国王ルイ十六世の首を刎ねた男(安達 正勝)

書評:自由と平等の人道的処刑機械、その名はギロチン 『死刑執行人サンソン』
帯に寄せられた荒木飛呂彦のコメントによれば、『スティール・ポール・ラン』のジャイロ・ツェペリのモデルが、この死刑執行人サンソンらしいです。荒木飛呂彦の絵を思い浮かべながら、この本を楽しめました。
国王の命によって、正義のために死刑囚を処刑するのが死刑執行人。法に従い、王に従い、にもかかわらず差別される職業。サンソンは主張します。家業であり、一族をしばる重荷である「死刑」を廃止してほしい、と。
ちょうどフランス革命前後。貴族にも平民にも平等な死(処刑方法)を与えるため、ギロチンが発明され、国王が平民とおなじように死刑に処される時代。「死刑」をその手で実行してきた男は、時代に翻弄されながら、1つの願いを抱きつづけて生きました。
5位 魔法少女リリカルなのはStrikerS 2

書評:なのはファンにのみオススメする 『魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS』
StrikerSが物足りなかった人に特にオススメの補完アイテム。
アニメ単体できちんと満足のいく物を作り上げるのが本筋ですし、早くもウワサされている次回作ではリベンジしてほしいのですが、今ある物は変えられません。ならば、あらゆるアイテムを駆使して、それを最大限楽しむのがファンの心得というものでしょう。
スバルとティアナの出会い、なのは達と「レリック」の遭遇、機動六課創設の経緯、ナンバーズとスカリエッティの日常など、コミック版はアニメで描ききれなかった部分を補完してくれます。後日談におけるスバルとティアナの会話も必見。念願の湾岸特別救助隊にスカウトが決まったにもかかわらず、漠然とした不安を抱えるスバル。彼女に対して、ティアナが言ったことは……。
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コメント
戦ヴァル・・新規タイトルで消化率8割越えですし厳しいってことはないと思いますよ。十分合格点かと
>aさん
それ、単に受注が少なかっただけですよね(^^;
あの売上でどこが合格点なのか、理解に苦しみますが。ジョークは休み休みいいましょう。
一般的にいっても、赤字は失敗ですが。明らかな赤字タイトルを合格点というほど、セガが余裕に満ちた企業だったとは、僕は初めて知りましたねえ。
ところで、アドレスの記載がないので、以後ご注意ください。
基本的には、「偽でないアドレス」の記載がなければ、掲載許可しません。ルールも守れない人間のコメントは、内容も・・・・といういい例です。
それ、単に受注が少なかっただけですよね(^^;
あの売上でどこが合格点なのか、理解に苦しみますが。ジョークは休み休みいいましょう。
一般的にいっても、赤字は失敗ですが。明らかな赤字タイトルを合格点というほど、セガが余裕に満ちた企業だったとは、僕は初めて知りましたねえ。
ところで、アドレスの記載がないので、以後ご注意ください。
基本的には、「偽でないアドレス」の記載がなければ、掲載許可しません。ルールも守れない人間のコメントは、内容も・・・・といういい例です。