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『月姫』リメイク決定を記念して 『真月譚 月姫』

テックジャイアン6月号の早売り情報によれば、伝説的な同人ゲーム『月姫』のリメイクが決定したようですね。

『月姫』は同人サークルTYPE-MOONの初めてのゲーム作品だ。カルト的なファンを集めて話題になり、二次創作中心だった同人ゲーム市場にオリジナル作品の市場を築きあげた。その後TYPE-MOONは『Fate / stay night』の制作を機に同人から商業へ足場を移すことになる。

『月姫』『月姫PLUS』『歌月十夜』の3作品を1パッケージにおさめた『月箱』を最後に、同人ゲームの発売を終了したため、現在『月姫』を手に入れるには3万円以上で取引されている中古品を購入する以外無い。

当時からのファンならともかく、『Fate』以降で新しくファンになった人にとっては、『月姫』は本当に伝説の作品になっていた。それがPC向けにリメイクされるとなれば、古参のファンにも、最近のファンにも、朗報だろう。新作をもっと早くとは思うけど!

古参のファンにとっての最大の願いは「さっちんルート」の実装だろう。
また、おそらく『歌月十夜』はリメイク対象から外れてると思われるので、そこで明かされた設定も、『月姫』本編に盛り込んでほしいところ。発売後には再びアニメ化されないかなと妄想もふくらんでくる。

さて、TYPE-MOONのメディアミックス、特にアニメ化はことごとく評判が悪く、ファンを泣かせてきたが、佐々木少年による『月姫』のコミカライズは希有な例外であり、たいへん評判がいい。原作に忠実というより、原作者に極限まで近しいレベルで作品を構築し直している。原作に対する深い理解がなければ、とてもできない技である。
(劇場アニメ『空の境界』も、貴重な例外の1つになりつつある)

リメイクを前に一読も一興。

真月譚月姫 1
真月譚月姫 1 (1) (電撃コミックス)
原作ファンの期待と不安のまざった注目をあびてのスタート。
志貴が直死の魔眼を得たプロローグから、アルクェイドとの出会い、実家である遠野家への帰還、ネロのホテル襲撃まで。アルクェイドの十七分割や、七夜モードの再現など、作品の重要なポイントをきちんと消化して映像化しており、口うるさいTYPE-MOONファンを納得させた。

真月譚月姫 2 (2) (電撃コミックス)
大半が公園でのネロとの死闘に費やされている。
志貴がネロに食われる辺りから、七夜モードが入って逆転していくまでの流れは、原作の雰囲気そのまま。全体にテンポがいい。志貴の不可解な力を前にしたネロの疑問、戸惑い、焦り、恐怖がよく描けている。

真月譚月姫 3 (3) (電撃コミックス)
ネロを倒したはずなのに、街では吸血鬼の被害が止まらない。志貴はアルクェイドに協力して、いっしょに吸血鬼を探し始める。この巻から少しずつオリジナル展開が入ってくる。遠野家ルールが混じりだし、原作ではなかったシエル先輩と秋葉の遭遇も。

真月譚月姫 4 (4) (電撃コミックス)
秋葉とシエルのガチバトル。
『歌月十夜』でふたりの相性の悪さが露呈したけど、実際に激突することは無かっただけに、興味深い一戦。つか、怖ぇ。壮絶な戦い。佐々木少年の画力が明らかに上がっている。秋葉の(自分の血や力に対する)恐れや、シエルの洞察力や優しさも丁寧に描いており、もはやコミカライズというより、佐々木少年版の『月姫』が構築されている。

真月譚月姫 5 (5) (電撃コミックス)
シキ=今代のロアと出会ってから、志貴の封じられた記憶が徐々に蘇ってくる。屋敷の中をうろついていると、時々過去の情景がフラッシュバックされる。疑惑を強める志貴と過去を隠したがる秋葉。しかし否が応でも、過去は志貴に迫ってきていた。
後半のアルクェイドとのデートを始め、各キャラの表情が繊細に心理を描き出している。

真月譚月姫 6 (6) (電撃コミックス)
表紙の七夜志貴が異様にかっこいい。
ほとんどオリジナル展開で、子供の頃のシキと志貴のエピソードは秀逸。原作本編ではただの悪役のようにも思えたシキが、深く描き直され、かなり厚みをもっている。扉絵の少年時代のシキも、やんちゃな御曹司な感じが出ているし、逆光のシーンがある種のはかなさを感じさせる。

シキ=ロア VS 秋葉&シエルという夢の対戦カードもあり、シキの強さが際だっている。いや、ここまで強かったのか。原作だとネロの方が強そうに思えるからなあ。アルクェイドルートを元にしてるため、シエルと秋葉はどうしても日陰役になりがちなのを、オリジナル展開でうまく補っており、ふたりの心情も丹念に描かれている。佐々木少年の画力も冴え渡り、このまま読者をどれだけ高みまで連れて行ってくれるのだろう。神話的な出来。


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コメント

お、月姫リメイク決定ですか、PS2じゃなくてPC向けに作るのは
やっぱり表現的な問題なんでしょうね。

実を言うと途中までしかやってなかったので
今回ので最後までやろうと思ってます。
さっちんルートはありそうでなさそうな気もしますが・・・

漫画版は流し見程度にしか読んでませんがそこそこいい出来かと
アニメはどうせならufotable制作で作り直して欲しいです。

>Ni.O さん
コンシューマー移植があるなら、PCで出してからでしょうね。
その方が2度おいしいですし。

今からPS2というのは微妙ではあります。時期的に。

 ワタクシType-Moonの殆どが同人誌(2次創作)でしか知らない失礼なヤツです。
「月姫」漫画版は確かに面白いんですが、雑誌連載で読んでる私にとって丁寧に表現しすぎての弊害か、
最近展開に間延びが目立って来てチョッと退屈してきてるんですよねぇ。多分単行本で読めば良いのかもしれませんが。
ケチをつけるようでスマンです。
 ネタとは違いますが、コミカライズでいうとスカな出来が多いラノベのコミカライズですが、
DAKINIさんオススメ(?)で今話題の桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(作画:杉基イクラさん)の出来がいいですよ。
 最近、単行本が上下巻同時発売されました。
 実をいいますとゲームもホトンドやらず、ラノベも読まないんですけど(笑)、
漫画雑誌の電撃大王とドラゴンエイジは毎月欠かさず読んでいるのでこのサイトのネタにはついて行けたりします。
 「フルメタルパニック」も皆さんほめる理由も漫画版読んでて良く分かります、原作派の方がどう思ってるかは知りませんが。

>わはは大王 さん
おひさしぶりです。

> 雑誌連載で読んでる私にとって丁寧に表現しすぎて
確かに展開は遅いかもしれませんね。
ゲームが出るのと完結、どちらが先なのか(汗

> 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(作画:杉基イクラさん)の出来がいいですよ。
評判が良いようで、ラノベ書評サイトでも取り上げてる所がいくつかありましたね。
実はまだ読んでないのですが、あれを見つけた時の主人公の表情とか、色々と気になるところです。

> 漫画雑誌の電撃大王とドラゴンエイジは毎月欠かさず読んでいる
なるほど。
僕は逆に漫画雑誌をほとんど読んでないので、漫画系のネタにはうといんですよね。。。。。

原作にないオリジナルの追加要素は真っ先に批判の対象となってしまうわけですがそれが解っててどうしてその部分に手間隙かけないんでしょう?
ARIAなんかはよくできてたじゃない!やれるのにやんないの?あんたシナリオのプロでしょ!ちゃんと原作読み込みなさいよ!!←モンスターの怒鳴り声

えーと…月姫はアニメもゲームも未見なのでゲームたのしみです
Fateはアニメのみ視聴、オモシロカッタデスヨ?

>kou さん
まー、よその作品をアニメ化するだけではつまらないから、勝手にやりたいって人が少なくないんじゃないですか。プロ意識としてどうなんよ? と思いつつも、まー、アニメなんて好きでやってる人達が多いから、しょうがない気もしますね。

必ずしも原作に対して愛がある所が作るわけではないと思うので、難しい。
原作者にしても、一度動き出してしまった後では、文句を言いにくくなってくるでしょうから。途中でこの人達、愛がないな、と気づいても、ご破算にはできないんでしょうね。

もしかして

>『月姫』『月姫PLUS』『歌月十夜』の3作品を1パッケージにおさめた『月姫』を最後に

これ、"『月箱』を最後に"ではないでしょうか?

>新作発表を喜んでる一ファン さん
ご指摘ありがとうございます。
修正しておきました。

PS2じゃないと高いんだよなぁ~

2011年現在。まだ売られないね。

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