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待ち望んだ奇跡の実現。不可視の映像化。『空の境界』、観に行ってきました。
友人といっしょに池袋のテアトルダイヤで『空の境界』1〜3話を観てきました。
3話まとめて公開してるのはこことテアトル梅田だけで、期間は今週の金曜まで。あわてて出かけましたよ。残るは明日、明後日の2日間。さすがに平日だけあって、場内はかなり空いてました。ほぼ全員男でしたね。

第1話 俯瞰風景
式、デレ過ぎ(笑
原作の構成や叙述トリックを再現することにはこだわらず、物語を時系列順にストレートに再構成してました。小説では省略されていた式の悶々としている様子が見られて、ニヤニヤが止まりません。
雰囲気の再現度はひじょうに高く、これまでのTYPE-MOON作品のアニメ化とは一線を画したクオリティ。式の部屋も殺風景な感じがよく出ていて、家具はベッドと冷蔵庫ぐらい。冷蔵庫の中もミネラルウォーターだけ。ソリッドでクールな式の性格や、空虚な心の様子が表れています。
欲をいうと、幹也と式のやりとりを増やすか、橙子をふくめた3人の関係を補足してもよかった気がします。原作を読んでない人には、すこし説明不足に思えます。幹也の台詞が減ってるぶん、式と幹也の関係や、幹也の性格が伝わりにくいかもしれません。
戦闘はかっこ良く、直視の魔眼の表現もいい感じ。『月姫』や『Fate』のアニメ化を嘆いたファンも、これなら納得できるのでは。しかしスタッフの本領発揮は第3話です。
第2話 殺人考察(前)
小説ではあまり年齢を意識しなかったんですが、映像化されてみると、3年という時間の差は段違いですね。式も幹也もすごく若い。出会ってからの初々しい様子が微笑ましい。ひとつひとつのエピソードが丹念に描かれています。高校時代は全体の色彩も明るく、1話の雰囲気からすると対照的。思い出の中の、とてもきれいな時間です。
女言葉でしゃべる式も新鮮でした。式は1人でありながら、物語中で式(高校時代)/織/式(現在)/???の4つの状態に変わるヒロイン。それぞれのギャップも大きな魅力ですよね。個人的には、織の出番がもう少し多いとうれしかったかな。
学人や秋隆、大輔といったサブキャラはほぼイメージ通り。幹也の母親は、ホントに普通のおばさん然としてて、納得できるようなできないような。何気にTYPE-MOON作品って、普通の親が少ないからなあ……(人外や魔術師が多いというか)。
第3話 痛覚残留
浅上藤乃 VS 両儀式。
見た物を触れずにねじり殺す念動力の使い手と、あらゆる物の死を視る魔眼の使い手の激闘。
原作ファンを歓喜させる、驚くべき再現度! 僕らが待ち望んでいたアニメ化はこれだった。それがここにある。見える。奈須きのこの生み出した異能の概念が視覚化されて。求めていた奇跡がここに。不可能といわれた、映像化の魔法が現出。まさか第6魔法か?
超能力がらみのウンチクや、薬物関連の詳細をすべてカットしたのも、いい判断でしたね。結果的に淀みなく物語が展開していました。後半の盛り上がりの部分で、長い語りが入ると、醒めますからね。過去の失敗を教訓とした、程よい省略が光ります。
これまでのアニメ化で痛い目を見てきたファンは多いと思いますけど、今度こそ、今回こそは奇跡が起きました。ホント。ついてきてよかった。心からそう思います。信者ですみません。生きてて良かった。観る前にもう1回読み直すのもいいでしょう。帰宅後、ブリッジでの戦いを読み直して、あそこまで再現したことにあらためて驚愕。省略と再現のバランスが絶妙なんです。感動的な均衡ですよ。
原作小説



アニメDVD



3話まとめて公開してるのはこことテアトル梅田だけで、期間は今週の金曜まで。あわてて出かけましたよ。残るは明日、明後日の2日間。さすがに平日だけあって、場内はかなり空いてました。ほぼ全員男でしたね。

第1話 俯瞰風景
式、デレ過ぎ(笑
原作の構成や叙述トリックを再現することにはこだわらず、物語を時系列順にストレートに再構成してました。小説では省略されていた式の悶々としている様子が見られて、ニヤニヤが止まりません。
雰囲気の再現度はひじょうに高く、これまでのTYPE-MOON作品のアニメ化とは一線を画したクオリティ。式の部屋も殺風景な感じがよく出ていて、家具はベッドと冷蔵庫ぐらい。冷蔵庫の中もミネラルウォーターだけ。ソリッドでクールな式の性格や、空虚な心の様子が表れています。
欲をいうと、幹也と式のやりとりを増やすか、橙子をふくめた3人の関係を補足してもよかった気がします。原作を読んでない人には、すこし説明不足に思えます。幹也の台詞が減ってるぶん、式と幹也の関係や、幹也の性格が伝わりにくいかもしれません。
戦闘はかっこ良く、直視の魔眼の表現もいい感じ。『月姫』や『Fate』のアニメ化を嘆いたファンも、これなら納得できるのでは。しかしスタッフの本領発揮は第3話です。
第2話 殺人考察(前)
小説ではあまり年齢を意識しなかったんですが、映像化されてみると、3年という時間の差は段違いですね。式も幹也もすごく若い。出会ってからの初々しい様子が微笑ましい。ひとつひとつのエピソードが丹念に描かれています。高校時代は全体の色彩も明るく、1話の雰囲気からすると対照的。思い出の中の、とてもきれいな時間です。
女言葉でしゃべる式も新鮮でした。式は1人でありながら、物語中で式(高校時代)/織/式(現在)/???の4つの状態に変わるヒロイン。それぞれのギャップも大きな魅力ですよね。個人的には、織の出番がもう少し多いとうれしかったかな。
学人や秋隆、大輔といったサブキャラはほぼイメージ通り。幹也の母親は、ホントに普通のおばさん然としてて、納得できるようなできないような。何気にTYPE-MOON作品って、普通の親が少ないからなあ……(人外や魔術師が多いというか)。
第3話 痛覚残留
浅上藤乃 VS 両儀式。
見た物を触れずにねじり殺す念動力の使い手と、あらゆる物の死を視る魔眼の使い手の激闘。
原作ファンを歓喜させる、驚くべき再現度! 僕らが待ち望んでいたアニメ化はこれだった。それがここにある。見える。奈須きのこの生み出した異能の概念が視覚化されて。求めていた奇跡がここに。不可能といわれた、映像化の魔法が現出。まさか第6魔法か?
超能力がらみのウンチクや、薬物関連の詳細をすべてカットしたのも、いい判断でしたね。結果的に淀みなく物語が展開していました。後半の盛り上がりの部分で、長い語りが入ると、醒めますからね。過去の失敗を教訓とした、程よい省略が光ります。
これまでのアニメ化で痛い目を見てきたファンは多いと思いますけど、今度こそ、今回こそは奇跡が起きました。ホント。ついてきてよかった。心からそう思います。信者ですみません。生きてて良かった。観る前にもう1回読み直すのもいいでしょう。帰宅後、ブリッジでの戦いを読み直して、あそこまで再現したことにあらためて驚愕。省略と再現のバランスが絶妙なんです。感動的な均衡ですよ。



アニメDVD



コメント
>Ni.O さん
> 「矛盾螺旋」と「忘却録音」
どちらも映像化が大変でしょうから、その分楽しみでもありますね。
原作イラストの印象よりも、幹也(現在)が大人びていて、ああそうだよな、と納得しました。第1話の出番の少なさは、構成上しかたないとはいえ、可哀想でしたが(笑 式がどれだけ幹也に依存してるかはわかるんですけど、なんでこの男にこんなに惚れてるのかは、原作未読だとわかりづらいでしょうね。
1話の事務所の様子や、2話の式の部屋のように、視覚化されて生まれた面白さ(アイデア)が提供されているのが好印象でした。ちゃんと考えてるなあと。かなり読み込まないと、出てこないアイデアですよね。
> 「矛盾螺旋」と「忘却録音」
どちらも映像化が大変でしょうから、その分楽しみでもありますね。
原作イラストの印象よりも、幹也(現在)が大人びていて、ああそうだよな、と納得しました。第1話の出番の少なさは、構成上しかたないとはいえ、可哀想でしたが(笑 式がどれだけ幹也に依存してるかはわかるんですけど、なんでこの男にこんなに惚れてるのかは、原作未読だとわかりづらいでしょうね。
1話の事務所の様子や、2話の式の部屋のように、視覚化されて生まれた面白さ(アイデア)が提供されているのが好印象でした。ちゃんと考えてるなあと。かなり読み込まないと、出てこないアイデアですよね。
池袋で3話連続上映なんてやっていたとは。
劇場での上映を逃して、Amazonで注文したDVDを待っていた身としては涎が出そうな状況。
木曜が丸々オフなのは天啓と言うべきかもしれません。雨の中の外出確定です。
DAKINIさんの記事がなければ、きっと後で知って後悔してたでしょう。感謝です。
劇場での上映を逃して、Amazonで注文したDVDを待っていた身としては涎が出そうな状況。
木曜が丸々オフなのは天啓と言うべきかもしれません。雨の中の外出確定です。
DAKINIさんの記事がなければ、きっと後で知って後悔してたでしょう。感謝です。
>鹿毛 さん
> 天啓
僕も知ったばかりで、おなじく天啓を感じました(笑
ぜひ。
> 天啓
僕も知ったばかりで、おなじく天啓を感じました(笑
ぜひ。
見てきました。長々と私物化するのもどうかと思うので簡潔に。
3時間も寝ずに観に行ったのに、眠気がすっかり吹っ飛ぶほどの出来。
静の部分の尺の使い方が上手かったのと、手の込んだ建物の質感表現が印象的でした。
矛盾螺旋の小川マンションを見るのがとても楽しみです。
3時間も寝ずに観に行ったのに、眠気がすっかり吹っ飛ぶほどの出来。
静の部分の尺の使い方が上手かったのと、手の込んだ建物の質感表現が印象的でした。
矛盾螺旋の小川マンションを見るのがとても楽しみです。
>鹿毛 さん
おつかれさまです。
> 手の込んだ建物の質感表現が印象的でした。
劇場アニメとテレビアニメを比較してはいかんのでしょうが、やはりTYPE-MOON作品にはあのクオリティを望んでしまいますね。
おつかれさまです。
> 手の込んだ建物の質感表現が印象的でした。
劇場アニメとテレビアニメを比較してはいかんのでしょうが、やはりTYPE-MOON作品にはあのクオリティを望んでしまいますね。
3話まとめてではないですが本日「俯瞰風景」見てきました
職業柄、背景にばかり目が行きましたが
トータルで見ても「密度が濃い」作品でした
来週は「殺人考察(前)」を見てきます
楽しみです
上映情報ありがとうございます
職業柄、背景にばかり目が行きましたが
トータルで見ても「密度が濃い」作品でした
来週は「殺人考察(前)」を見てきます
楽しみです
上映情報ありがとうございます
>いっち さん
2話以降はさらに素晴らしく仕上がってますよ。
2話以降はさらに素晴らしく仕上がってますよ。
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ココらへんは「月姫」世代っていうんでしょうかね?
実をいうとあまりの出来のよさに劇場で2回見てしまったんですが
それでもDVDが発売するのを心待ちにしています。
夏に4章以降が公開予定らしいですが、個人的に気になる章は「矛盾螺旋」と「忘却録音」ですね