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これぞ変態カーニバル 『円環少女 7』

円環少女 7 夢のように、夜明けのように長谷 敏司

数千の魔法世界のなかで唯一魔法が存在しない地球。人類に魔法を観測された途端、魔法は存在を消去されてしまう。ゆえに魔法使いたちは、地球を神に見捨てられた「地獄」とよび、住人を「悪鬼」と忌み嫌っていた。魔法を感知できない悪鬼どもの世界に堕とされる事は、魔法使い達にとって最大の屈辱であり、死よりも重い刑罰だった。

『円環少女』シリーズは、タイトルにもなっている地獄に追放された魔法少女のメイゼルと、その監督者である武原仁が、この世界に持ち込まれた魔法使いがらみのトラブルを解決していく。

基本的にはシリアスでハードな展開が多いが、初短編集となるこの巻は1話をのぞいて魔法使いコメディでつづられている。もともとはザ・スニーカーに掲載されていた短編で、インターミッションとオープニング、エンディングが追加され、長編6巻の続きとして、違和感なく読めるようになっているし、次巻以降のハードな新展開も予告されている。

それにしても、まさに変態の一語な面白魔法大系のオンパレード。
しりとりで魔法を唱える天盟大系、全裸でいるのが当たり前の錬金大系、においで魔法をつかう賢猟大系。さすがは三千世界。阿呆な設定の魔法大系がいくらでも出てくる、出てくる。仁の「そこの変質者。おまえ、変態だから魔法使いだろ」は名言すぎる。
「我々の世界における大魔導師とは、精神力が強い者でなければならない――そう、強力な魔法につながる”味”を犬のウ○コが持っていたら、それを迷わず口の中に入れるのが大魔導師であり、強者だ」
「おろかな。人は全裸で生まれるというのに、服など着るから邪念をいだく。そんなものは気の迷いだッ!」
「大神官さまは、棒読み気味におっしゃったのです! 『おまえの、人間の理解を超えたお花畑なこころなら、まことの愛にたどりつけるかもね』と! 『もういっそ、『愛』の奇跡を得るには、おまえくらいアレなほうがよいのかもしれん』と!」

もちろん我らがヒロイン、円環大系のメイゼルも嗜虐的な性格はいつも通り。彼女が生徒会長に立候補する「薔薇はうつくしく散る」は傍若無人なストーリーで、笑いがこみ上げてくる。電車の中で読むのは危険だ。「この駄犬、そんなに締まりのない顔をして、わたしになぶってもらいたいのかしら」とメイゼルに愛おしく罵倒されるに違いない。メイゼルの同級生の寒川紀子なんて、哀れなぐらい調教(?)が進んでいる。彼女がMに目覚める日は遠くない?


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