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PCに関するヨタ話

今週になって、更新が滞りがちですみません。
ぶっちゃけ風邪で寝込みつつ、シボシボと『ToHeart2 XRATED』のさーりゃんまーりゃんシナリオやってました。まだ本調子じゃないんで、適当なヨタ話を書きます。

その1 Eee PCとアップル

PC業界をウォッチしている人にとっては、何を今更な話題でしょうが、PC市場で低スペック、低価格のノートPCに注目が集まっています。その代表はEee PCでしょう。PC情報系サイトでたびたび取り上げられ、価格の安さの割りにそこそこ使えるという認知が広がりつつあります。

もともとは新興市場向けの製品という位置づけだったものの、メールとWebブラウザが動けばじゅうぶんなセカンドPCとして、成熟市場でも受け入れられているようです。またマイクロソフトやインテルが「ネットブック」市場に注目している点も見逃せません。
そこまで処理性能の必要なアプリケーションが無くなってきましたし、Webメールのようにローカルにデータを置かない使い方が浸透してきたのも要因でしょう。

コモディティ化が進むと、安さ、軽さ、小ささ、静音性、デザインが重要性を増してきますが、じっさいアップルのシェアが日本でも上がっています。
インテルCPUの採用や、BootcampによるWindowsユーザーの取り込みなど、Windowsとの機能&価格面の差をできる限り小さくして、デザインの優位性で勝つという戦略です。PCのコモディティ化を大前提としたやり方ですね。


その2 ゲーム機も同じ傾向だが

ゲーム機でも、WiiやDSがトップシェアを握ったことで、「プロセッサ性能至上主義の崩壊」が明らかになりました。XBOX360のArcadeパックが欧州でWiiより低価格になってしまうのは、皮肉以外の何物でもありません。

またリビングコンピュータとして最も成功しているのもWiiです。
360は純粋にマイクロソフトの社内政治の問題が大きく、PS3やWiiにはWebブラウザが載っているにも関わらず、360はいまだに載せる予定さえありません。メディア機能も、PCを母艦とするアプローチで、「本業」にかなり配慮していることがうかがえます。

PS3はLinuxを使ったオープン戦略も今ひとつ進んでおらず、AVプレイヤーとしての評価は高いものの、それ以外のアプリケーションがほとんど何も提案できていません。その点では、実用性に多少のクエスチョンがつくとはいえ、Wiiチャンネルで独自の「リビングコンピュータ像」を模索しているWiiがいちばん先行している、と言えます。


その3 どうせ次世代機はみんなWii路線だろ

以前も書きましたが、たぶん次はソニーもマイクロソフトも性能向上はほとんどしないでしょう。
まずソニーには、新規でプロセッサを研究開発する予算がありません。CellのSPUを増やすか、クロックアップして、あとはメモリ増設するぐらい。

マイクロソフトは資金力はありますが、もはやゲーム機事業は優先順位の低いビジネスです。ヤフーを買収してでも、グーグルに対抗しなければならない状況ですし、ソニーの脅威も(彼らの自爆で)去りました。ゲーム事業は黒字化を優先してくるでしょう。

するとどうなるか。
次世代据置ゲーム機のスペックは、その頃のネットブック、ネットトップと同程度か少し上に落ち着くんじゃないでしょうか。ハードウェア的な中身はほとんど大差ないはずです。ゲーム機とPCがほとんど同一の機械になり、無線キーボードとマウスを接続してディスプレイにつなげば、PCとして利用でき、無線リモコンを接続してテレビにつなげば、ゲーム機として利用できます。


その4 PCとゲーム機の中身がいっしょなら、ゲーム機が勝つよなあ

その時代に売れるのはゲーム機向けソフトでしょう。
例えば、今PCゲーム市場は欧米では縮小が激しく、日本でもPCオンラインゲーム市場の成長は当初の期待には届いていません(予測の1/3という評価が妥当かどうかはともかく、期待ほどではなかったという意見はよく聞きます)。まー、そもそもOGCでニコニコ動画マンセーしまくってる時点で、どれだけ煮詰まってるかがよくわかります。PCオンラインゲーム業界の事実上の敗北宣言じゃないですか。

コモディティ化が進むと、消費者は安心感をふくめたブランドやデザインで選ぶようになります。ゲーム機がなんで強いかといえば、スペックが一定なので動作が安定していること、流通網がしっかりしていること、数千万人規模のプレイヤーがゲーム機に慣れていること、ブランド感があることが理由です。

特にブランド感、安心感は大きいんです。PCって、申し訳ないけど、ゲーム機より一段低いものというイメージが強いんですよ。なまじ、無料化が進んだ悪影響もあって、ますますジャンク感が増してしまいました。そういう意味でも、コーエーの松原氏の「インターネットのサービス、ゲームが安心して受け入れられていない状況を直視すべき」という発言は、かなり的確でしたね。

一方、ゲーム機市場はユーザーに付加価値を感じてもらえているし、まだまだ健全にお金を取れる世界です。PCで一定の成功を収めたガンホーがコンシューマー事業に力を入れているのは面白い動きですね。

ゲーム機はハードメーカーが巨額の広報予算を投じて、市場を整備したり、ブランド感を維持しています。ところがPCの世界は、多数の会社の寄り合い所帯だから、そういう存在がいないんです。マイクロソフトでさえ、そこまでの役割を果たしてないし、果たせていません。だからブランド競争したら、PCがゲーム機に勝てるわけないんです。


その5 その時立ってるのは

数年前、ゲーム機のオンライン環境が整ってなかった頃、最強のオンラインゲームプラットフォームはPCだと言われました。じっさい今でも、それは間違いではありません。にもかかわらず、現状PCオンラインゲームが煮詰まってしまったのはどうしてか? 一方でゲーム機市場がますます拡大し続けているのはどうしてか? よく考えてみる必要があります。

コモディティ化が進んでいった先にどうなるか? エンタープライズ向けのPC需要は残るでしょう。そこが脅かされるとは思いません。けれども個人向け、家庭向けの市場については、PCはゲーム機にマーケットを奪われる可能性があります。

その時点で強力なプレイヤーは、任天堂、マイクロソフト(XBOX)、ソニー(PS)、アップル、そして場合によってはグーグル、これら5社でしょう。他のPCメーカーはたぶん相手にならないと思います。もちろんハイエンドPCの市場や、エロゲー市場が消えてなくなるとは思いません。けれども娯楽向けPCの需要はかなり限定されたものになるでしょう。

韓国でDSが100万台以上普及しており、あのアジア市場でさえ、徐々にゲーム機が浸透しつつあります。じっさい、コンシューマーでも、アジア版の話はよく聞くようになりました。莫大な広報費を背景にしたプラットフォームホルダーの市場構築力は、本当に強力です。
コモディティ化の果てに何が起きるのか、コンテンツメーカーはよく考える必要があります。


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コメント

(価格・手順etc.)安さ爆発

大昔にとある洋ゲーマーと話して
「欧米ではPCゲームは習慣化された伝統ホビーだから、家庭ゲーム機攻勢でも揺らぐことはない!」
と断言してたのを「ふ~ん>AA略」と聞き流していたのを思い出しました。
環境的に遊びやすいほうに人も金も流れるのは当然のことで。
それどころか、PCに代わってハイエンド志向に陥った据え置きゲーム機までコケ気味なのは
学習能力がないというか、時代の生んだギャグというか…。

>上野パンダ さん
欧米に関しては、神話崩壊ですかねー。


ちなみに今回のエントリーは「ヨタ話」と書いてますが、あり得る未来の1つ、マルチエンディングのエンドの1つとして読んでいただければ。ゲーム機メーカー寄りの見方をすると、こういう未来に持っていこうとしてるように見える、という事です。PCオンラインゲーム業界も当然、巻き返しは考えているでしょうし、実際には、単純なワンサイドゲームにはならないでしょう。

ただ、PCオンラインゲーム業界はこの数年、変な楽観主義にとらわれて、足元すくわれてるようなんで、警鐘を鳴らす意味でも、こういう記事を書いてみたわけです。任天堂にかぎらず、ゲーム機メーカーは結構したたかですよ。資本力、広報力、ブランド力が強大なだけに、「烏合の衆」ではおいしい所を全部持ってかれてしまいます。

良い意味での「カオス」がPC業界の魅力だと思いますが、最近はカオスパワーが薄れて、ただの「烏合の衆」になってきてるのが残念です。それとコーエーの松原氏の発言もそうですが、UI含めて、「PCゲームでは当たり前だけど、コンシューマーの感覚からしたら許せない」項目は潰していった方がいいと思います。

操作説明を始めとして、かなり手取り足取りで提示していく文化を見習ってもいいでしょう。PC文化は「うざいものは飛ばす」傾向が強すぎるんで、Wiiあたりから取り入れるべき要素は色々ありそうです。全体的なウェルメイド感の底上げは欲しいです。

僕が子供の頃は、「PCゲームは大人のゲーム。ゲーム機よりも良いもの」という認識があったんですけどね。今じゃ逆転しちゃった感がありますが。良い意味でコンシューマー文化を持ち込むのも、マルチプラットフォームでは大切でしょう。

ハイエンド魂

>PCオンラインゲーム業界も当然、巻き返しは考えているでしょうし
実際、洋ハードゲーマーにはX360やPS3への移植モノへ

「(PCオリジナルと比して)画面きちゃない」「(コントローラー他の)操作性や反応速度が落ちてる」

と非難&忌避してる層も少なからずいますし、そーゆーレベルを落とすことに耐えられない人達を
抱き込んでの抵抗はまだまだ続くでしょうねぇ。加えて、フリーウェアや同人レベルの
アイデアソフトの発表の場なら和洋問わずPCネット上のほうが強いですし。

まぁ、もしこの辺の抱き込もうと家庭機側が目論むなら、やはりMSが立場上優位かな?
専用増設グラボ用PCI-Eスロットを3口以上付けたハイメガX360(仮名)を発表したりとか。

>上野パンダ さん
FPSに関しては、少なくとも国内では、オンライン対戦で遊んでいる人口が360>>PCだったりするので、サービスとしては360に対抗できないでしょうね。Windowsと360での通信対戦も、実質はWindowsユーザーの救済策になりそう。

マイクロソフト自身はPCが縮退するのも困るので、方針はかなりブレてますね。360→Windowsはあっても、Windows→360しないタイトルがありますし。360に食われるなら、いくら食われても構わない、ぐらいの豪気な姿勢がほしかったところです。

360で、IEカスタム、Word/ペイント/メモ帳カスタム、さらにPowerPoint Viewer等を実装するのは、そんなに手間じゃないはずですし、ムービーメーカー等もいけるでしょう。ただ、PCの機能は奪えないというのがマイクロソフトの泣き所ですよね。結果として、グーグル、アップル、任天堂に付け込まれてるなあ、と。

他社との協力によるEeePC的なビジネスと、360的な自社ハードビジネスの折り合いをどうつけていくのか。コラボレーションさせていくのか。そこが次世代360の最大の焦点でしょう。対ソニーや対任天堂を考える以前に、自社内での戦略的なポジショニングを再定義しなければ。異なる部門が並列に並んでいる状態で、話し合ったところで、まとまるはずが無いんで、たぶんダメでしょうけど。デカくなりすぎましたよね。

与太話ということなので与太コメントを。
家庭用ゲーム機ってテレビはもちろんなのですが、PCの周辺機器という選択肢はないんですかね。
切り替え機搭載でPCと同じモニタで遊べるとかPC通してPC上の1ウィンドウに画面表示して遊べるとか。(操作はゲーム機)
ダメなんですかねー

>k さん
ゲーム機メーカー側にメリットが無いですよね。
ディスプレイの接続なら、どちらかというと、家庭用ゲーム機をつなげられるディスプレイが増えてきているようにも思えます。HDMI端子搭載のもありますし。

PCの周辺機器とは違いますが、PCが無いと、360のメディア機能をフルに使いきれませんね(Media Center機能を強制したため)。しかしあれは愚かな選択でしょう。PC Centricでやってる限り、米国でも一部の人しか使わないし、まして日本では絶望的。AppleTVも最初は同じ愚作をとりましたが、最新バージョンでは単独で音楽を買えるようになりました。

Eee PCはいいコンセプトのマシンですね。私も購入して便利に使ってます。
2ちゃんの関連スレを眺めていると、年に何台も買い込む私のようなモバ
オタはともかく、やはりというか、今までモバイルに興味のなかった人や
学生さんへのリーチの強さを感じます。

Eee PCのような画一化されたネットブック/ネットトップが大量に出回る
ようになると、PCでサービス展開する上でのデファクトに使えますね。
「PC-9801VM21以降」ならぬ「2008年版Eee PC 8GBモデル以上」
みたいな。

PCを主戦場しないといけない18禁エロゲはEee PC程度の性能でも表現力
にはそれほど困らないと思いますし、何よりパーソナルなモバイルPCだから
向いてますよね、色々と。。(笑)

本エントリのシナリオでは据置機との対比をされていますが、ネットトップは
物理的に個人のものという点だけでなく、パーソナライズされたWebサー
ビスを何時でも好きな場所で受けられようになるという意味でパーソナル色
が強く、むしろ携帯ゲーム機と食い合う可能性が高いのではないでしょうか。

ともあれ、変化の予感がしますね。今後どうなっていくか楽しみです。

>いつでもどこでも名無しさん さん
個人的には、現状ではEeePCを使う余地が無いのですが(デスクトップ1台、ノートPC台で事足りているので)、あの辺りのスペックを見据えるのも大切ですね。それと、価格面の問題はさておき、この1年でSSD対応を非常によく見かけるようになったのも、変化の現れです。耐衝撃性でPCがゲーム機並み(かそれ以上)になるのは、なかなか面白いなあと。

WiiとPS3はUSBキーボードが使えるので、現状でもPCにかなり近いですね。
できれば両機種とも、無線キーボードとマウスにも対応して欲しいものですが。ブルートゥースなので、不可能な話ではありません。キーボードにワープロチャンネルインストール用のディスクをつけて、売ってもいいわけです。まぁ売れるかというと、アレですが。

話を少し現実にもどすと、PCゲームでは統合チップセット級のスペックにあわせる動きが出てきています。会費無料のオンラインゲームが流行ってますが、会費無料になると、当然ユーザー母数を巨大化しないとしょうがないので、必然的にスペックの許容範囲を広げなければなりません。

「ハイエンドゲーム機としてのPC」は、市場として魅力的ではなくなってきたのですね。Wii~初代XBOX+α程度のスペックで、ゲームを作るところが増えていくと思います。もっと低スペックで来るところも多いかもしれません。

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