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無法都市が恋の都に 『薔薇のマリア 9 さよならの行き着く場所』

薔薇のマリア 9 さよならの行き着く場所十文字 青

予想外の展開だった前巻から一転、いつもの『薔薇のマリア』に戻ってきた安堵感。アジアンはほうっておくとシリアス方面に突っ走ってしまうからなあ。最近はマリアローズまでそっちに引きずられがちだけど、ZOOの面々のおかげで、いつもの雰囲気で楽しめた。

ZOO、昼飯時、龍州連合の3つのクランのメンバーが顔をあわせるのは4巻以来。こいつらが掛け合わさると、どんな深刻な状況でもシリアスに展開しなくなる。人気キャラがそろって、ファンへのサービスも怠りない。

マリアローズとアジアンの距離が微妙に近づいている一方で、サフィニアが随分と大胆になったなーと感心するとともに、ユリカと飛燕も大進展。デートかよ、おい。そんなお付き合い、カタリやマリアローズじゃなくても、お父さん(俺)も許しませんよ。マリアやサフィニアより年長なのに、見た目は幼いユリカと飛燕。見てて一番なごむのは否定できないが。

しかしエルデンはいつから犯罪無法都市から、ラブラブ☆バカップルシティになったんだろうか。SIXが街を牛耳っていた頃の、あの悲壮感と緊張感はどこへやら。いやー、恋っていいよね、男が馬鹿と変態ばっかりなのが、また。
「ごめんなァ、ユリィ。服買ってやる気マンマンだったのによォ。金が足んねーんだもん。やべーよ。オレ超かっこ悪ィ」
「しょんなの……気にしなくていいわ。もともと、買ってもらうちゅもりなんてないし」
「ふえ? なんで?」
「だって、おかしいでしょう。理由もないのに、誰かに何か買ってもらうなんて」
「そーなん? べっつにおかしかねーと思うけどなァ。つーか理由はあるし」
「どんな理由?」
「ユリィがソレじゃねーかわいー服着てるとこ、オレが見てーから」
「その目だ」
 荊王は右手で猿轡を握りしめて左手で色眼鏡を外した。
 変態のくせに、切れ長の目は妙に澄んでいる。
「人間の歯以外にここまで惹かれるのは二度目だ。信じないだろうが、俺はもう、お前の歯を抜きたいとはそれほど思っていない」
「それほど、ね」
「お前が望まないなら、俺は我慢できる」
「望むわけないでしょ」
「そうか。そうだな」

ユリカ・スノーホワイト最強伝説が誕生しつつも、事態は割りと深刻。昼飯時のメンバーがアジアンを含めた3人を除いて、全員行方不明に。悄然とするアジアンを見て、マリアローズも探索を手伝うが、姿を現した敵は、アジアンと因縁のある魔術士ルヴィー・ブルーム。昼飯時のメンバーの命を賭けて、セブンズ・ゲイムに参加しなければならなくなる。

試合が始まるというところで、今回は幕引き。次巻で決着がつくらしいが、はたして……。アジアン編が終われば、次は世界の秘密に迫るエピソードにいよいよ突入していきそう。彼らの物語は佳境に入ってきた。


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