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チャレンジングなサードパーティタイトルが多いWii

昨年末の記事で、ゲームソフトのハード別の売上比率を公開しました。うちのブログではDSを筆頭に、次にPS2、それからPSPと360がかなり強いシェアを占めています。

PSPは去年ソフト紹介をほとんどしてないのに、これだけのシェア。力を入れてれば、もっと売れた可能性が大きい。バンダイナムコの経営を笑えません。その反省をいかして、PSPソフトを取り上げる回数を大幅に増やしています。じっさい最近はハッキリ手ごたえをつかんでます。

残るはWiiとPS3。幸いPS3は今年に入って朗報が多く、うちのブログでもポジティブに取り上げてますから、なかなか健闘しています。問題はWiiで、ソフト売上の上位に並んでいるソフトがネット通販(Amazon)では比較的弱く、パーティゲームが多いのでうちの読者層ともマッチしません。

ぶっちゃけ、ゲームらしいゲームの拡充を待ちたいのですが、それまで放置も良くないですから、ちょっと頑張ってみることにします。

Wiiはサードパーティのソフトが売れないとよく言われます。PS系タイトルは、コミュニティの性質を考えると厳しいものの、それ以外のタイトルの苦戦は残念至極。新しいインターフェイスをそなえたハードだけに、サードパーティのタイトルにもチャレンジングな物が多いんです。
もう一度振り返ってみましょう。


ウイニングイレブン プレーメーカー 2008 (Wii)

まずは発売されたばかりの意欲作から。
従来のコントローラでは、選手全員を動かすのは不可能。必然的にAIへの依存度が高くなりますが、今作は逆に全員動かせます。従来のゲームデザインの流れとは真逆な方向にも進化できる。新しいインターフェイスがゲームデザインの自由度を広げた好例といえます。

Wiiリモコンからは安易なゲームばかりが生まれるという、的外れの批判がネット上には存在しますが、そうではありません。全世界のゲームデザイナーにもう1つの世界を提示したのです。うちのコメント欄でも注目している人が多かったですね。

課題はやはり忙しくなりすぎる点でしょうか。
逆転裁判合同ブログ1号店さんがくわしいプレイレビューを書かれていますね。


ファミリースキー

『スマブラX』の陰に隠れてしまったものの、ネット上では地味に好評価を勝ち取ってました。

単純なスキーレースではなく、ゲレンデを丸ごとゲーム内に再現。雪面のグラフィックも丁寧で、NPCのスキーヤーもよく出来ています。操作の「体感性」にくわえて、ゲレンデの「雰囲気」も楽しめる作品。体感性の追求につづく進化として、より総合的に感覚で楽しめる方向に進化させようとしたナムコの制作者の着眼点は鋭い。

ターゲットはやや上の世代のようで、かつてのスキー場の雰囲気を再現しようとがんばってます。「BLIZZARD」「サーフ天国、スキー天国」「恋人がサンタクロース」など、ユーミンの楽曲を使用して、懐かしさをくすぐってきます。

そういうコンセプトがあると百も承知で、あえて残念な点を述べるなら、バランスボード対応するなら、おまけでもいいんでスノボーを入れた方が良かった気がします。人間の身体は左右はほぼ対称で、前後が非対称なため、左右で方向制御するスキー操作より、前後で制御するスノボ操作の方が体感的には面白い。

ボード対応は途中から入った仕様でしょうから、無理をいってますが。ボード対応の評価はネット上でも分かれるところでしょうか。テレビCMが作品のコンセプトとすり合わせられてなかったのも、もったいない感じ。長期的に売れていくといいんですが。


カドゥケウス ニューブラッド

Wiiのローンチタイトル『カドゥケウスZ 2つの超執刀』の続編です。
1人当たりの購入本数が大きく、市場キャパシティが日本より大きな米国では任天堂タイトルだけでなく、サードパーティタイトルが売れています。前作よりも、キャラクターデザインが海外を意識しているように見えるのは気のせいでしょうか?

DS版とWii版を両方遊んでみると、「手術」の体感性という点でWii版の方がずっと優れています。ポインタはタッチペンよりも繊細な操作が要求され、その繊細さが手術っぽさとうまく合ってるんですよね。それにリモコンなら振動も使えますし、ピンセット操作もできます。

前作に比べて、2人同時協力プレイ、WiFiネットランキング、フルボイス化など、全体的にパワーアップしてます。また難易度をいつでも変更で、初心者向けの優しい気配りも怠ってません。


バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ

カプコンの予想を越え、20万本前後売れた、ザッパー対応タイトルの決定版。
ザッパー同梱版の出荷が潤沢なら、もっと売れたかもしれませんが、ガンシューティングが意外とまだいけることを証明した点は大きいですよね。アーケード系の会社は豊富なソフト資産を抱えてますから、今後のソフト展開にも期待したいところです。

体感ゲームといっても、決して安易な作りではなく、カプコンらしく「やりすぎ」感も。
難易度を高くしすぎるのは、伝統的な体質なんでしょうね。歯応えを求める人には、存分な内容。肉汁のしたたり落ちるステーキを食わせろというユーザーに120%応えてくれるでしょう。


ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔

サードパーティタイトルで最も売れているソフト。
ポインタ向きの銃操作にくらべて、剣操作は認識精度や認識レスポンスの点で技術的な課題が大きく、ゲームデザイン的には苦労の跡がチラホラ見られます。ポインタで動かす盾を取り入れたり、リモコンの移動を入れたり、飽きさせない工夫も頑張ってます。シリーズでは珍しいボイスなど、斬新な試みもなされてます。

(ちなみにボイスの導入はシリーズ初ではありません。海外版『ドラクエ8』、あと確かサテラビュー版ドラクエで声があった記憶が……)

必殺剣を出す時に2ボタンを押す仕様なのは、ふだんは片手もちでも、その時だけは両手でリモコンを持ってほしいからでしょう。気楽に振っていい時と、グッと力を込めてほしい時。遊びの緩急に気をつかうのが『ドラクエ』らしさの1つですね。


エレビッツ

ポインタ操作と物理計算を組み合せた意欲的なソフトです。
地味な感じでかなり損してる気がしますが、チュートリアルをふくめて全体的に丁寧に作られていて、ローンチソフトとは思えないほど。任天堂より先にWiiConnect24に対応するなど、制作チームの積極性をあちこちで感じるのですが、埋もれてしまった感は否めません。

海外のFPSで、「物理エンジン+サイコキネシス(または重力銃)」というネタが流行ってましたから、ネタ自体が悪いとは思いません。でもポインタ+念動力はFPSとして調理した方がわかりやすいのかもしれませんね。


他にも挙げるべきタイトルがあるような気がしますけど、その辺はコメント欄で補完していただければ、ありがたいです。

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コメント

いつも興味深い内容で拝見させていただいています。
特に、書評の関連の記事の時には、自己紹介で趣味は読書と書かない人間にも興味を持たせて本屋で思わず手に取らせてしまう文章力には感心しております。好きなものっていうのは文章から伝わってくるものですね。
ゲーム関連の記事は、書評にくらべて、肩に力が入っているかんじですが、ゲームを消費する立場から読むと、視点が違っていて勉強になります。
今回は、珍しくWiiの記事で、なんかうれしいです。
「ゲーム専用機」のWii,DSにたいして「ゲーム機能付家電」のPS3,PSPの方が消費者から言えばこの先どんどん売れるに決まっているわけ(別にどんなゲームが出ようと出まいと)で、比較するのは意味ないとおもうし。
コントローラーのボタン戦争には参加する気さえ起きないらしい80歳ぐらいの老人がWiiFitには積極的に参加したり、病室で相部屋になった老人に脳トレを貸したら(ボタン操作だと筋肉使って点滴止まっちゃうときあるんですよね。俺だけかな)商品名とか価格をノートにメモしている姿をみると、「馬鹿な消費者が宣伝につられて買ってる任天堂」みたいな(いやな言い方ですよね)、見方だけでない気もしますし。
これからも、我々消費者にない視点でWiiとかにもふれてください。
しかし、エレビッツは酔いすぎ1ステージが限度。マリギャラとかは酔わないのに何でこんなに違うのか。おもしろいのになぁ。

>tomy さん
>ゲーム関連の記事は、書評にくらべて、肩に力が入っているかんじ
んー。
まぁその、一応それで飯を食ってる人間なので、あまりいい加減に書けない面もありますが、真面目に書くのもツマラないので、バランスには気をつかってます。

一番厄介なのは、できるだけ仕事と絡めないことです。まったく絡まないわけでもないんですが、自分の関わっているプラットフォームでも、それ以外のプラットフォームでも、斬るべきは斬るし、良い点は誉める。ニュートラルな立場で書くのは苦労します。

なにげに僕の正体を知ってる人は少なくないんですよ。僕は会社の人にこのブログの存在を隠してないので。他社でも、面識ある人は少数でも、所属ぐらいは知ってる人は割りといるし、嘘(噂)を信じこんでる人はもっと多いでしょう。

個人的には立場を明らかにすることに抵抗は無いんですが、「やめてくれ」という人もいるのでねー。ニュートラルに書いても、そう読まれなくなるのは残念ですし。まあ立場をつかってアクセス数を集めるのは、書き手としちゃ面白くないのも確かです。


>「馬鹿な消費者が宣伝につられて買ってる任天堂」みたいな
それは、昔のSCEも言われてたような・・・・。
歴史は繰り返すですかね。
まあSCEはブームが終わった後に、本当にほとんど何も残らなかったのが・・・・。


>今回は、珍しくWiiの記事で、なんかうれしいです。
意図的にWiiの話題を避けていたわけではないですが、どちらかというと、取り上げるネタが乏しいなあという問題が深刻です。ファンサイト的な視点なら、色々あるんでしょうけども。

Wiiが一番あぶなかったのは、タイトル不足が深刻だった去年の秋で、それを脱したので、当分は安泰でしょう。優等生すぎて、突っ込み所が無さすぎです。
発熱の頃ほど、大量に書くつもりはないのですが、ぼちぼち増やしていこうと思います。

Wiiのソフトの中で僕が斬新だなと思ったのは
「宝島Z」と「ノーモアヒーローズ」ですね、まあどっちもセールス的には惨敗でしたが・・
「カドゥケウスZ」も「エレビッツ」もWiiの性質の生かした良作なんですけど
どうもWiiにはこれらコアユーザー向けのソフトのニーズがないのか
セールスは芳しくないのが惜しいです

ただ興味深いのは上に挙げたソフトは日本では1~2万本程度しか売れてないのが
海外では10~15万ぐらいは売れていて、これらコア・マニアユーザー向けソフトの
ニーズは海外のWiiユーザーの方が日本よりかはあるんだなあと思ったり思わなかったり

まあとにかく日本でもコアユーザー向けのソフトをもっと出してニーズを高めてもらいたい所ですね

>Ni.O さん
海外でサードパーティソフトがある程度売れている件ですが、僕はまず単純に、海外のゲーマーの購入本数が多いのが主要因だと思います。

1人あたりの購入本数が多く、任天堂ソフトだけでなく、サードにまで手が回るんでしょうね。日本は任天堂ソフトだけで、購買キャパシティが埋まってしまっている気がします。

日米で任天堂ブランドに差があるという事では無いんだろうな、と。ニーズの差も、本当にあるのかどうかは、量的に検証してみないとわからないかもしれません。この辺りの分析はいずれまた記事にしたいですね。

>日本は任天堂ソフトだけで、購買キャパシティが埋まってしまっている気がします。
 私もそう思います。ゲーム購入に財布の紐がゆるいPSユーザーに比べ、ゲーム購入なんて考えてもいない人たちの財布の紐をゆるめたのがWiiですからね。ただし、その財布の紐は二度三度となかなかはゆるんでくれないわけで・・・。
 Wiiスポーツ、マリギャラ、WiiFit、スマブラ、で次はメイロイド、マリオカートと、作り込まれた、それでいて安価な価格設定のものをだされたら、ちょっと入る隙がないような。マリオの顔は見飽きるけど。
 ブルーレイのレンタルがはじまれば他力本願でなんとかなってしまう所と違って、自分が走り続けないとWiiはこけてしまうのを知っているのが任天堂でしょうからね。
 なんかWiiのサードものは売れないだろうからちょっと我慢して値崩れを待って・・・と考えているのは私だけだろうか。ノーモアヒーローズとカドゥケウス待ってるんだけどなぁ。

>tomy さん
DSで起きたことを参考にするなら、
  ・普及台数が増えていくことでの総購買キャパシティの増加
  ・任天堂の主要タイトルが発売され、次のハードへ移行することでの市場の「空き」の増加
を待つというところでしょうか。

スクウェアエニックスなんかは、DSとおなじく、Wiiも少しずつタイトルを増やしていく考えに見えますね。バンダイナムコは最初から投入しすぎだよなーと。本格的に売れていくとすると、3年目(つまり来年)なんで、それにあわせて投入数をふやしていくのが手堅いんでしょうね。

まあDSにしても、売れないソフトと売れるソフトの傾向はハッキリしてるので、その辺の分析もDS市場を参考に・・・・ですかね。任天堂が宣伝協力しても、『ウイイレ』はなかなか厳しい売上でした。PS系タイトルの移行はなかなか難しいなあと思います。

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