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エロゲ業界の危機と、対岸の火事でもないかもしれない話。

エロゲ業界が人材面で危機に瀕しているという記事が話題になっています。
2つの記事で指摘されているように、1)同人バブルによる人材の流出2)有名なシナリオライターのライトノベルへの移行が顕著です。崩壊は大げさにしても、元気の無さは実感できますし、衰退基調は当面変わらない気がします。同人やラノベとは関係ない話ですが、一部で熱狂的な支持をあつめていた瀬戸口廉也氏が引退した件も記憶に新しいですね。


クリエイティブ的には良い流れかも?

要因は色々あると思いますが、1つには同人ノベルゲームは『ひぐらしのなく頃に』以降、エロ抜きのオリジナル作品が急激に伸びていて、僕がブログでお薦めしている『Omegaの視界』や『収穫の十二月』もエロは皆無です。エロゲーの世界でも、エロが薄い作品のほうがメディアミックスされやすい傾向はありましたが、いっそ皆無のほうが都合がいいわけで、『ひぐらし』の成功は「エロが無きゃ売れないかも」という不安をふき飛ばしました。

エロゲーはエロ小説やエロ漫画、AVと違って、エロくない作品が異常に多い不思議なメディアです。本来エロを書かない/興味が無い人材も流入して、商品を作っています。コンシューマー業界への敷居が高く、エロ/非エロの障壁がハッキリしていて、中間的な領域が無かったせいもあるでしょう。エロゲーの歴史は、エロくない作品の比率が増えていく歴史でもあったのです。

そう考えると、アリバイとしてエロを書かざるを得なかった人達の制約が取り払われつつあるのは良い流れにも思えます。それに尖がった作品を出すにしても、同人の方が自由度は高いですしね。


避けがたい縮小と、世界へのはばたき

エロゲ業界は死なないわ。私(ユーザー)が守るもの。
一方でユーザー(元エロゲ業界人ですが)の中には、こういう熱い意見をお持ちの人もいらっしゃいます。本当に素晴らしい愛だと思います。

しかし実は議論が噛みあってませんよね。「業界全体の規模が縮小する」という話と「売れるものは売れる」という話は次元の違う話で、両立します。全体の規模が縮小したって、売れる所は売れるし、売れない所は売れません。逆にいえば、売れる所が売れても、全体の規模は縮小し得るんです。

個人的には、エロゲー業界が縮小するのは悲しいし、
「あーん、貴様。今、縮小と言ったか! どの口がいった! オラァ、ここの口か、そこの口か! 罰を与えてやる!」
「お、俺、男なんですよっ」
「当たり前だ。こんな可愛い子が女の子なわけないだろうがっ」
「きゃんっ! ら、らめぇぇぇ」
・・・・・・・
・・・・・・・はっ!

という感じに、縮小なんて言った自分をおしおきしたくなりますが、人口の年齢構成比の推移をみても厳しいのは確かでしょう。

ボリュームゾーンの団塊ジュニアは年齢が上がるにつれて、結婚したり、もっと肉欲的な方へ進んで、徐々に離れていくはずです。まさか「俺40歳になって、トゥルー自分に気づいたッス。やっぱり2次元こそがトゥルーラブなんだっつー、宇宙的真実ですよねー」などという人が突然大発生するとは、さすがに思えません……。

少子化が進んでるため、新規ユーザーは減少基調。無くなることはありませんけど、規模の縮小は避けがたい流れです。これからは海外市場への展開も真剣に考えなければいけない気がします。日本だけでなく、世界中にいるオタクに向けて売っていかなければ。

そういう意味では、アキバBlogの英語版などは、素晴らしい試みだと思います。世界中にいるオタク達に商品を届ける体制を……ノベルゲームはローカライズコストが掛かるのが一番のネックですけども。それでも……。


足元を見てみると……

しかしエロゲー業界の話はけっきょく他人事なんですが、足元のコンシューマー業界を振り返ると、そこまで深刻ではないものの、人材面での悩みを最近よく聞きます。全体としてどうかは不明なものの、地味に気になっている事柄。

2008年版就職人気企業ランキング --低迷するIT企業
少し不思議に思うのが、Wii fitやニンテンドーDS等のヒット商品を出している任天堂が何故、文系男子の100位や理系男子の50位等すべてのカテゴリにランクインしていない点です。
空前の業績を上げている任天堂でもこういう状態というのが恐ろしい。じゃあゲーム業界の他の会社はどうなるんだよ、という……。最近厳しい感じの大手企業が中途枠に積極的で、不思議に思っていたら、「新卒でいい人を取るのが難しくて」というボヤきを聞くこともあり、ううむ、と思っていたのですが。

ゲーム業界はまだそれなりに人気があるんだろうなと思いつつ、自分が学生だった頃に比べれば、格段に人気が落ち込んでいるのを肌で感じます。産業統計を当たってないんで、数字は知りません。勘違いの可能性もあります。けど、もし本当に有意なレベルでゲーム業界志望者が減ってるんなら、危ういなと思います。

まぁ人件費考えたら、日本人はそこまで要らない、作業はアジアでやるから、という話も強まっていくでしょうから、ちょうどいいのかもしれませんが。今いる人達はマネージメントやれるようになるか、寄らば大樹の下か。あるいは、新しい土地を掘りに行けや、という事なんでしょうね。


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コメント

需給バランス

特典で釣り転売を叩く振りして実は容認してまで1作品毎に複数本購入を奨励したり、
積みゲーの山の高さにステイタスを錯覚させるようにしてまで実プレイ可能数以上の
買い物をさせていたりしたツケを払う時が近付いた印象で。1エロゲマとしてはその
元業界人の方の最新コメントと同様に、
「欲しいソフトを手持ちの金で足りる分は買い支えるが、それ以上は無理」
のスタンスですね。業界の中の人にはなるたけ(自分含む)沢山の人が金を出したくなるような
エロゲーを作れるよう、願うばかりです。

>アリバイとしてエロを書かざるを得なかった人達の制約が取り払われつつある
10年近く前に、発表できる場所が無かったのでなかば仕方なくエロゲーデビューした
虚淵玄氏などにとっては身震いするほど羨ましい理想の環境でしょうな>現在のPC同人ソフト市場
情報公開の場がまだまだネット上限定なのと委託店舗側のエロパロ要求も相変わらず強そうなのは
ネックですが、それでも格段の進歩で。

>「当たり前だ。こんな可愛い子が女の子なわけないだろうがっ」
>「きゃんっ! ら、らめぇぇぇ」
…なんか、紹介しないといけないような脅迫要素を感じましたんで、

・CAGE『Pure My 妹ミルクぷるん♪』
 http://www.rune.jp/

「有名なシナリオライターのライトノベルへの移行」、は業種が完全に変わっている為、エロゲー業界からの才能の流出と思います。
しかし、「同人バブルによる人材の流出」については、部外者(ただの購入者)の立場からみると「少女漫画雑誌から少年漫画雑誌に移籍」と同程度に感じます。これが「エロ漫画雑誌から青年誌(エロ無し)への移籍」だとファンはかなり凹みますが・・・。
ただ同人ゲームに留まっている場合は、深刻な才能の流出とまではいかないかな、と。
10年前には、イベント参加やサークルから直接購入しないと同人ゲームを手にする事は出来ませんでした。しかし、数年前より虎の穴やメッセサンオーなど現実の店舗で簡単に購入できます。これらの店はネット通販もしています。また、最近はネットでのダウンロード販売と、エロゲーに関しては商業と同人の境界が非常に曖昧な感じがします。ユーザーも商業と同人を、わざわざ分けているとも思えませんし。

>エロゲ業界は死なないわ。私(ユーザー)が守るもの。
私も「彼女ができたらAVなんて見ない」「大人になったらエロ漫画やエロアニメでは興奮しなくなる」、そんな風に考えている時期がありました・・・。
しかし、彼女ができようともそれらから卒業する事も無く、マルチロールファイターとして全て現役です・・・。現実の体験がバーチャル(仮想)の曖昧さを補完し、バーチャルが現実を更に魅力的にするんですよね。三つ子の魂百までではありませんが、現実+仮想が私の生きる世界になっていますので・・・。周りの既婚のオタク達も、皆この傾向です。

少子高齢化社会故に、エロゲー業界は将来は規模縮小は起こるが、エロゲーが商売として成立する規模は絶対に残る。これは男として確信をもって言えます(笑)。
エロゲー業界の本当の危機は、夜のお世話機能付メイドロボが実用化した時でしょうか?

 例えばブランドメーカーだと3年に一作とか、その時点でよく考えたら「企業としておかしい」業種であるのもエロゲの特徴ですね。一般企業なら確実に潰れてます。
 また、プロとアマの境目が一番曖昧な業種なのもここだと思います。同人と差がない(同じフォトショップを使い、同じスクリプトで、同じ開発環境)ってことは特別プロになってアダルト業界に入る社会的リスクを考えれば、気楽な同人の方がいい、と考える人も多いんじゃないかと。
 もっとも、クオリティーというものを絵で8割が決める業種ですが(テキストや音楽は相当突出したものでないと話題になれない)現在の8900円という定価がToHeart時代からたいして変わらない紙芝居ノベルの価値に見合うかは疑問です。ある意味、同人などの2000円程度がアダルトグッズとして買うには適正価格なのかもしれません。
 PS,誤解のないようにいいますと、私もエロゲは大好物です。

>上野パンダ さん
虚淵玄の世代はたしかにそう感じていそうです。
奈須きのこと竜騎士07の対談でも、エロを入れざるを得なかった側とエロを省けた側の違いが浮き彫りになってて、興味深かったです。

エロゲユーザーの議論の中でも、エロの薄いエロゲーにおいて、エロをどう受け止めるか(評価するか)はしばしば論争の種でしたが、そういう歪な議論も減っていくかもしれませんね。

>・CAGE『Pure My 妹ミルクぷるん♪』
たしかに可愛い「妹」がてんこ盛りですねえ・・・・。


>どすこい さん
> ただ同人ゲームに留まっている場合は、深刻な才能の流出とまではいかないかな、と。
人材が流出した場合の損失については、企業ベースで考えるかどうか、でしょうか。

> 彼女ができようともそれらから卒業する事も無く、
ふむふむ。
まぁ父親がAV隠し持ってるのと同じ話で、問題は消費量が加齢と共にどう変化していくか、じゃないですかね。


>tt さん
同人は絵の枚数に関してかなり少ない傾向があるので、商業作品のほうが1タイトルあたりの満足度は高いと感じます。個人的には。

僕の場合は、エロ同人に求めるのは版権エロで、ボリューム感のあるエロは商業作品を購入してます。でも、絶対的な価格として、2000円が気軽に手を出せるのはおっしゃるとおりだと思います。僕はエロゲ板のスレやエロゲ紹介サイトを見て買ってることが多いため、評判の高いエロ同人が視界にあまり入ってこないんですよね。

>アリバイとしてエロを書かざるを得なかった人達の制約が取り払われつつある
逆にヤマグチノボルとかはエロ大好きでしょうがないような気もしますけどどうなんですかね?
一般誌でやってる人も「たまにははっちゃけたい」っていうのはあると思いますが。
コミケで一般作家が自キャラのエロ書いたりとかもありますし。

もう、エロゲ界は消滅ですね。消滅の危機ですね。
 個人的に、麻枝准が消えた時点で、崩壊。
 リアルキャラ主義が増えたのも、個人的には崩壊。

 高橋龍也も都築真紀も…まったく流行らんしなぁ(新作出てるんですよ?)

>anw さん
コミケや同人で妄想を「発散」する人は確かに少なくないですねー。

>1 さん
>都築真紀
いやー、『なのは』の比重が大きすぎて、もはや、エロゲ制作者としての認知が下がってるんじゃないでしょうか。なのはファンの間ではどういう扱いなんですかね? 黒歴史(前史)あつかいされてそうな気が。

ニコニコにゲーム自体のアフィリエイトが追加できないのは親和性が高そうなだけにもったいないなあ、と思います。
「蕎麦ときしめん」なんて本がいくら売れたってメーカーには1円も入ってこないわけでw

人材面での危惧はゲームに限らずどの業界も相当の危機感を持っているはずです。
人事に全く関係ない部署ですが雑談レベルで既に「ゆとり」が社会に出ることの恐怖を語り合ったりしてますし。

>Sammartino さん
ゆとり批判は、ちょっとわからないです。

あ、エロゲーは追加できないんですね。>ニコニコ市場
あー、パッケージ絵がアレげだからですかね?

男のほうが

いつまでたっても夢に現役とも言いますしねぇ…エロに限らず。

業界内人材の枯渇に関しては、別段エロゲ業界に限らず国内業界全体が、
育成費用が掛からず安い(安かった)短期労働者を期間集中で利用することで
コスト削減してきた歯車の劣化が顕著になってきただけのことで。
ついでに「ゲーム業界残酷物語」とか、ネガティブ内部情報ばかり先行しすぎるのも
イメージ的に問題なのかな?
「同人業界残酷物語」も同様に広めてバランスを取らねば?

>都築真紀
もともとエロ漫画家としては同人&商業時代から『狭い層に猛烈に受けてた人』、でしたし。
最近はその受けてた理由(濃い萌え描写)も低減して没個性気味の普通のエロ絵描きに
なってしまいましたからねぇ。忙しいせいか往年ほど漫画描きに情熱もてなくなってせいか、
はてさて?

>上野パンダ さん
夢見がちな人達ばかりでも困るんでしょうけど、あまり残酷話ばかり先行しても、産業としては困りますよね。

「よくわからんけど、面白い事をやってる人達」という雰囲気がなくなってきてる感じはします。

>上野パンダさん
なのはで都築さんを知った新参ですが、たしか漫画を描かなくなったのは昔に商業誌かなんかで描いた作品が原因で、それ以来漫画は描かないと決めたそうな。
実際、なのはの漫画も異様に詳しいネームだけで残りは全て他の人(長谷川さん)に任せてますし。

>DAKINIさん
なのは1期ではとらは3との関係が断ち切れてないので、スレなんかでは度々とらは関連の話題も出てましたし、自分は黒歴史ではなく多芸なエロゲ描きがスピンオフアニメを作ったっていう経歴的な認識が強いです。StS以降のスレと2ch見てない人の評価は知らないです。

あと、コメントついでに言うと任天堂にあまり人気が無いのはそのあまりの少数精鋭主義と、それに加えてゲームセミナーをやっている事が大きい気もします。実際に採用基準は殆ど実力主義で、セミナー生でさえも入れるかどうか分からないくらいですし。

>scot さん
なるほど。
なのはの初期の頃の認識は、おっしゃるとおり、スピンアウト作品というものでしたね。
アニメぐらいしか知らない人も多そうなのと、原作エロゲの入手困難さをかんがえると、最近のファンは意識してないような気がしたのです。

ゲームファン、特に任天堂ファンであれば、少数精鋭主義はしっていると思いますが、就職ランキングのアンケートに回答している学生がそこまで知っているのかは疑問です。それと人気ランキングは、難易度とは別の問題だと思います。「自分は入れる/入りたい」で選ぶものですし。

そういえば、地味に京都という立地で、損をしている部分もあるのかもしれません。(東京の開発もあるとはいえ、基本的には京都が本社で、主体ですからね)

ゲーム業界がどれぐらい人気業種なのかは、統計的なデータを調べたわけではないので、杞憂であれば、それで良いとは思ってます。

横槍模様で恐縮ですが

>漫画を描かなくなったのは昔に商業誌かなんかで描いた作品が原因で
アレは惨劇でした…。同人エロ商業ともに読み切りしかろくに描いたことがなくプレッシャーにも
ずいぶん弱い作家と、作家を育てる気も無ければその土壌も無いマニア漫画雑誌雇われ編集とが
交われば当然予測された事態でしたが、あの当時の状況下ではね…。

>「とらは」
実際アニオタはもとより現在主力層のエロゲマですら存在を知っている人はすでに少ないかと。
エロイッカイヅツゥ!!が当たり前の時代に『カップル成立後もいちゃいちゃと複数回H展開』な
今の萌えエロゲの定礎を作った古典名作ですが。
加えて、「『東鳩』アニメの原作はエロゲなんだよ、と友人に説明したら嘘吐き呼ばわりされました」の
故事があるように、隣の畑の芝を見ない人はインターネット全盛時代でもまだまだいるかも?

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