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希望と最悪の共存する読後感 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生』

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生入間人間

ヤンデレ小説第3弾。
みーくんとまーちゃんは相変わらず、人の悪意をひきつける。死んだはずの妹が蘇ってくるほどに。女の子キャラが妹ふくめて4人も増量。もちろん全員が一筋縄ではいかない病みっぷり。世界の滅亡は近いかもしれませんよ?

バレンタインの差し迫った頃、犬や猫などの動物を殺害する事件が連続していた。宇宙人にさらわれて解剖されたかのような惨死体は、その猟奇性から街を再び騒がせて、「僕」(みーくん)に思い出させる、腹違いの妹の悪食を。

縁日ですくった金魚を焼き魚にして食う。近所の柴犬を解体して焼肉にする。妹は動物をバラして食う性癖をもっていた。もっとも、小学生に入る前に行方不明になり、現在は死亡認定されている。

しかし2月のある夜、「僕」は夜道で死んだはずの妹と遭遇する。それが何かの符丁だったかのように、事件は一転する。犬や猫の死体の列に人が加わったのだ。

ミステリ的な要素が強い作品なため、あらすじはここまで。1巻、2巻と同じく、2重底の構造で、完成度は安定している。1つ異なるのは、みーくんが救われることへの希望を書いたことだ。2巻の読後感はあまり良くなかったが、3巻は良い・・・・。嘘だけど。

この締め方は卑怯だなーと思う。嘘だけど。
現時点では希望と絶望のどちらを取るかは読者に委ねられている。たぶん次の巻を読めば、確定するんだろう。シュレーディンガーの猫みたいに。

今後の展開が気になる。まーちゃんにまとわりつく男が現れるなど、次巻以降に尾を引く要素も出てきている。もしかすると彼は「みーくん」のカラクリに気づくのかもしれない。予想だけど。

なぜならそれがみーくんの存在を支えているが、同時に絶望でもあるからだ。でも、まーちゃんのP.294とP.311の反応をみると、希望はあるのかな、という気がする。嘘だけど。

錯覚かもしれない。その辺りのはぐらかしっぷりは、なかなか堂に入っている。


関連
嘘つきとヤンデレの恋愛(?) 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』
美少女ゲーム的ヤンデレからの脱却 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意』

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