本ブログ年間売上でトップ3入り! →レビューはこちら! →Amazonで購入
今月の売れ筋
SH@PPLE(→書評) |
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱(→書評) |
ティアーズ・トゥ・ティアラ |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 |
ペルソナ4 |
ソウルキャリバーIV (予約) |
Latest Entries
こんなモテ男はフルボッコ 『紅 〜醜悪祭〜(上)』
紅 〜醜悪祭〜(上)(片山憲太郎)

ジャンプSQのコミック連載で『紅』を知った人もいらっしゃると思う。
話の筋はいたって明快、自分を頼ってきた少女を全力で守る。
その女の子が美少女で、しかも7歳となれば、燃えないのがおかしい。人として。
今回初めて上巻と下巻に分かれたが、その結果、日常パートに割くページ数が大幅に増量。なんと221ページ中140ページ、約3分の2が当てられている。九鳳院紫(7歳)との微笑ましい会話や、村上銀子との気の置けないやり取りや、崩月夕乃の拗ねたお姉さんアタックも、大ボリュームで詰まっている。
カレンダーは12月、男女にとっては欠かせない重要イベント、クリスマスが迫っているため、話題も自然とそちらに。
サンタクロースって何だ? と尋ねる紫の子供らしい疑問に答えてあげる年上のお兄さんの喜び。彼女はねえ、完全男尊女卑の九鳳院家の奥の院で育てられてきたから世間の常識を知らんのですよ、うっ、うっ。
いたずら好きの村上親父のナイス企みによる、銀子とのランデブーイベントも感涙もの。これが普通のギャルゲーなら、そうしたきっかけによって、相手を幼なじみから男へと意識し始めて、一気に銀子ルートへ突入・・・・!!
という事態もあるのだけど、まあ彼女の場合、いつもクールにふるまってるものの、子供の頃の約束を実はずっと忘れてないのが端々にうかがえるので、今さらフラグが立つも立たないもないわけで。しかし作者のそこはかとない愛情を感じるのは、ボクだけではないだろう。結構おいしい役回りをさらってくんだ、これが。
年上のお姉さん、崩月夕乃とのお買い物も、楽しいひと時。彼女の恋愛に対する攻撃的ともいえる姿勢は、やはり戦鬼と称される崩月家の血がなせるものなのか。
「わたしが最初に教えた、人生の指針となる言葉は何ですか?」
「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」
というやり取りはTHE しつけ。ゆるぎない愛情と微笑みで年下の男をしつける彼女を前に、お、俺もしつけてください! と犬のように腹を見せて服従したくなるのは自然な衝動というもの。
以下、しつけの一例。
いやはや、しかしこの3人の愛情はたった一人に注がれているわけですよ。紅真九郎。
持ち前の鈍感さで誰か1人と決定的になるのを自然回避しつつ、年下の女の子(7歳)、幼なじみの同級生、年上のお姉ちゃんの3人と現在進行形でいい距離感をキープしている。いくらライトノベルの主人公がギャルゲー同様に、美少女を引き寄せるフェロモン全開とはいえ、あまりのモテ男っぷりに殺意を抑えられないのは致し方ない。
フルボッコ、フルボッコ!
と叫び出した読者もいるに違いない。絶対にいる。
その怨念を聞き届けたわけでもないだろうが、真九郎はやっぱり酷い目に遭う。
まあ彼にとっては、毎度の事である。1巻では《鉄腕》ダニエル・ブランチャードにフルボッコされ、2巻では《ビッグフット》フランクにフルボッコされた。燃える話には主人公のピンチが不可欠だ。主人公は辛い。
しかし今回はフルボッコなんて上等なもんではない。
孤人要塞。
1人の人間につけられた通り名としてはあまりに異様。大抵の物理的衝撃にはびくともしない圧倒的な耐久力は堅牢な城壁。ショベルカーに匹敵する強力な打撃は要塞砲。戦闘屋どものフルボッコなど、ただ一撃で凌駕する、究極無比の暴力。存在自体が理不尽そのもの。レベル20の勇者に大魔王が襲ってくるようなものである。道半ばにして、ラスボス級が登場。
合掌。
そして下巻へ。
いったいどうなるか?
そもそもタイトルの「醜悪祭」の意味さえ判明してないのだ。
関連
心のどこかに火がつく小説 『紅』

ジャンプSQのコミック連載で『紅』を知った人もいらっしゃると思う。
話の筋はいたって明快、自分を頼ってきた少女を全力で守る。
その女の子が美少女で、しかも7歳となれば、燃えないのがおかしい。人として。
今回初めて上巻と下巻に分かれたが、その結果、日常パートに割くページ数が大幅に増量。なんと221ページ中140ページ、約3分の2が当てられている。九鳳院紫(7歳)との微笑ましい会話や、村上銀子との気の置けないやり取りや、崩月夕乃の拗ねたお姉さんアタックも、大ボリュームで詰まっている。
カレンダーは12月、男女にとっては欠かせない重要イベント、クリスマスが迫っているため、話題も自然とそちらに。
サンタクロースって何だ? と尋ねる紫の子供らしい疑問に答えてあげる年上のお兄さんの喜び。彼女はねえ、完全男尊女卑の九鳳院家の奥の院で育てられてきたから世間の常識を知らんのですよ、うっ、うっ。
いたずら好きの村上親父のナイス企みによる、銀子とのランデブーイベントも感涙もの。これが普通のギャルゲーなら、そうしたきっかけによって、相手を幼なじみから男へと意識し始めて、一気に銀子ルートへ突入・・・・!!
という事態もあるのだけど、まあ彼女の場合、いつもクールにふるまってるものの、子供の頃の約束を実はずっと忘れてないのが端々にうかがえるので、今さらフラグが立つも立たないもないわけで。しかし作者のそこはかとない愛情を感じるのは、ボクだけではないだろう。結構おいしい役回りをさらってくんだ、これが。
年上のお姉さん、崩月夕乃とのお買い物も、楽しいひと時。彼女の恋愛に対する攻撃的ともいえる姿勢は、やはり戦鬼と称される崩月家の血がなせるものなのか。
「わたしが最初に教えた、人生の指針となる言葉は何ですか?」
「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」
というやり取りはTHE しつけ。ゆるぎない愛情と微笑みで年下の男をしつける彼女を前に、お、俺もしつけてください! と犬のように腹を見せて服従したくなるのは自然な衝動というもの。
以下、しつけの一例。
「……真九郎さん。これは、どういうことですか?」
「えっ?」
「どうして、すぐに追いかけて来ないんですか?」
「いや、だって、夕乃さん怒ってるし……」
「怒ってますよ」
「今日は、ここでお別れしましょうって……」
「言いましたよ」
「だから……」
「それでも殿方は、ちゃんと追いかけてくるものです!」
いやはや、しかしこの3人の愛情はたった一人に注がれているわけですよ。紅真九郎。
持ち前の鈍感さで誰か1人と決定的になるのを自然回避しつつ、年下の女の子(7歳)、幼なじみの同級生、年上のお姉ちゃんの3人と現在進行形でいい距離感をキープしている。いくらライトノベルの主人公がギャルゲー同様に、美少女を引き寄せるフェロモン全開とはいえ、あまりのモテ男っぷりに殺意を抑えられないのは致し方ない。
フルボッコ、フルボッコ!
と叫び出した読者もいるに違いない。絶対にいる。
その怨念を聞き届けたわけでもないだろうが、真九郎はやっぱり酷い目に遭う。
まあ彼にとっては、毎度の事である。1巻では《鉄腕》ダニエル・ブランチャードにフルボッコされ、2巻では《ビッグフット》フランクにフルボッコされた。燃える話には主人公のピンチが不可欠だ。主人公は辛い。
しかし今回はフルボッコなんて上等なもんではない。
孤人要塞。
1人の人間につけられた通り名としてはあまりに異様。大抵の物理的衝撃にはびくともしない圧倒的な耐久力は堅牢な城壁。ショベルカーに匹敵する強力な打撃は要塞砲。戦闘屋どものフルボッコなど、ただ一撃で凌駕する、究極無比の暴力。存在自体が理不尽そのもの。レベル20の勇者に大魔王が襲ってくるようなものである。道半ばにして、ラスボス級が登場。
合掌。
そして下巻へ。
いったいどうなるか?
そもそもタイトルの「醜悪祭」の意味さえ判明してないのだ。
関連
心のどこかに火がつく小説 『紅』
コメント
>ヤグルマさん
マジレスされた!
>流石に強すぎかなと・・・。
どうやって倒すんでしょうねえ。
マジレスされた!
>流石に強すぎかなと・・・。
どうやって倒すんでしょうねえ。
コメントの投稿
トラックバック
http://gamenokasabuta.blog86.fc2.com/tb.php/437-04715fc7












別にフルボッコは望んでないですけど。
というか孤人要塞の電車に轢かれても
無傷ってのは流石に強すぎかなと・・・。