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ま、宣伝ってわけですが
寒くなってきましたね。
数ヶ月前の話になりますが、同人誌『まじカル!2007』で「観るゲーム」についてふれてます。今年の前半に書いたので、フォローできてないゲームもありますが、2007年に顕在化した「潮流」の1つをまとめています。こちらでは書いてないテーマなので、常連の読者の方にもぜひご一読いただければ、うれしいです。
冒頭部分を少し公開します。
正直ちょっと後悔しました。
Web上に記事があれば、まともなレンズを置いておけば、ゆがんだレンズをばら撒く人がいても、どうという事もなかったのに。世の中にはボクの想像を越えた「ゆがみ」が存在するのだと知り、ゲームについてきちんと語り続けることの大切さを再確認しました。
『まじカル』の記事を今あらためて書くなら、XBOX360の『Halo3』はもちろん、Wiiの『スマブラ』『Miiコンテストチャンネル』『ニンテンドーチャンネル』にも言及するでしょう。Wiiチャンネルばかりを取り上げて、『トロステ』を無視するなんてこともありません(笑
当時いそがしかったため、記事の文章量はボクにしては少ないのですけども。
ボクよりも数段すぐれた書き手の方々がたくさん記事を書いておられるので、値段分の価値は十二分にあります。
最近ゲームの記事が増えてますけど、今後もそうしていきます。もちろん書評サイトという立ち位置を変えるつもりは毛頭ないので、ご安心を。ゲームの記事も増えるということ。「純増」とお考えください。
数ヶ月前の話になりますが、同人誌『まじカル!2007』で「観るゲーム」についてふれてます。今年の前半に書いたので、フォローできてないゲームもありますが、2007年に顕在化した「潮流」の1つをまとめています。こちらでは書いてないテーマなので、常連の読者の方にもぜひご一読いただければ、うれしいです。
冒頭部分を少し公開します。
「観る」ゲームの増加とゲームの未来当然の事ですが、Wii、PS3、XBOX360、すべてカバーしています。特定のハードのゲームを無視するような事はしてません。本来こんな事はいわずもながな。ゲームデザインを語るなら、ある程度のフェアネスは必要です。けれども、ちょっとそういう意識の欠如した人も世の中にはいらっしゃると知って、愕然としています。全世界のゲーム開発者が日々切磋琢磨して積み上げているゲームデザインの歴史をゆがめるレンズを配っている人がいる。
■次世代機で増える、観るゲーム
次世代据置ゲーム機すべてで、「観る」ゲームが増えつつある。テレビのチャンネルを意識したWiiの『お天気チャンネル』と『ニュースチャンネル』。ニュース番組風のPS3の『まいにちいっしょ』。そしてXBOX360の『アイドルマスター』と『Forza2』。
『アイマス』は自分でプロデュースしなくても、XBOX Liveに上がってくる他人のステージを観るだけで十分楽しめる。『Forza2』は他人の作った痛車を眺めたり、オークションで落として収集できる。ゲームソフトを持っていないと楽しめないのが欠点だが、動画投稿サイトにプレイ動画が多数アップされ、欠点は補完されている。ゲームを購入した何十倍もの人間が、ニコニコ動画にアップされた数々の動画を楽しんでいる。
『まいにちいっしょ』もYouTubeにアップされたブラックなネタが話題になった。現在のゲームシーンと動画投稿サイトは切っても切り離せない。
正直ちょっと後悔しました。
Web上に記事があれば、まともなレンズを置いておけば、ゆがんだレンズをばら撒く人がいても、どうという事もなかったのに。世の中にはボクの想像を越えた「ゆがみ」が存在するのだと知り、ゲームについてきちんと語り続けることの大切さを再確認しました。
『まじカル』の記事を今あらためて書くなら、XBOX360の『Halo3』はもちろん、Wiiの『スマブラ』『Miiコンテストチャンネル』『ニンテンドーチャンネル』にも言及するでしょう。Wiiチャンネルばかりを取り上げて、『トロステ』を無視するなんてこともありません(笑
当時いそがしかったため、記事の文章量はボクにしては少ないのですけども。
ボクよりも数段すぐれた書き手の方々がたくさん記事を書いておられるので、値段分の価値は十二分にあります。
最近ゲームの記事が増えてますけど、今後もそうしていきます。もちろん書評サイトという立ち位置を変えるつもりは毛頭ないので、ご安心を。ゲームの記事も増えるということ。「純増」とお考えください。
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コメント
>bin3336 さん
お買い上げ、ありがとうございます(^^
あの4倍ぐらい書くべきだったのですが。
また何らかの機会があれば、もっと書きますので、お楽しみに。
ブログでは文章をあまり削りませんが、同人や商業原稿のような紙媒体ではそちらに掛ける時間がむしろ多いですね。熱量(パッション)は減りますが、文章は磨かれます。まぁWebのように突っ込まれることを前提のメディアでは、必要以上に長くなるのはやむなしではあるんですけれども。ただ、実はツッコミが多い記事の方がブクマ数やアクセス数も多くて、完成度が高い記事の方が伸びないんですよね(笑
> 非同期型
Miiを使ったゲームの可能性など、WiiConnect24をかなり意識していたので、ああいう風に書きましたが、今年発売されているゲームをみても、Miiの活用やWiiConnect24の活用はさほどでもないですね。
やはり同期型のWiFi Connectionをベースにしたタイトルの方が注目度も高い。
一般論として、同期型と非同期型の場合、非同期型のほうが開発しやすいんですが、共有感は薄いのかもしれませんね。その辺はニコニコ動画がすばらしい。
ま、任天堂もオンラインの研究や実験は昔から試行錯誤していたにしても、本格的にオンラインゲームに乗り出したのはDS以降で、それも既存のタイトルのオンライン化が中心ですから、企画と技術の両面で、まだ足りない部分はあるんでしょう。逆にいえば、化ける新規ソフトを生み出す可能性もあるという事です。
同社の宮本茂氏がオンラインゲームに積極的ではない印象なので、オンラインゲーム時代の新しいタレント(才能)が生まれてくることを期待したいですね。どちらかというと、1人用ゲームの天才ですし。
(任天堂関連では、マリオカートやマリオパーティ、スマブラやポケモン、どうぶつの森と、対戦、協力、コミュニティ型のゲームは豊富ですけれども。ゲーム業界の傾向として、1人用のゲームの作り手の方が評価される傾向はありますよね。対戦ゲームはツールっぽく、1人用ゲームは「作品」っぽいからでしょうか)
>「同期型」のシステムが「非同期型の利便性」を取り入れる形
スマブラの大観戦はそういう例とみなせるかもしれません。
対戦とスコアアタック(ランキング)だけではなく、観戦モードも加えようという流れは、XBOX LIVEが生みだした潮流ですね。
ゲームが上手いヤツはヒーローであり、みんなの憧れの的であるべきで、当然みんなはそのプレイを観たいはずだし、ヒーローゲーマーはみんなに観られるという栄誉を与えられるべきだ、という考え方。
> 『Halo3』の観戦モード
まあ『Halo3』のは『スマブラ』とは少し路線が異なるのですが。
Halo3: なんでも動画編集 + 他のプレイヤーとの共有 + Web連携
スマブラX: なんでもスナップショット(静止画) + 対戦に関してはブロードキャスト
対戦でなければ、そもそも『アイマス』で上位ランキングのプレイヤーのステージを観られますし、他人のプレイを観るのはXBOX360では常識レベルの機能になってますよね。任天堂は1年以上遅れてますが、それなりに独自のアレンジを付加しているのがポイントでしょうか。
やはりXBOX360が1年先行していることもあって、現世代のオンラインサービスに言及する時に「初めて」という言葉を使うときは、まずXBOX360の状況をきちんと見ておかないとマズいですね。
>で、同人誌の話にもどすと、個人的には、カトゆーさんの原稿が凄かったですね。
半分乗っ取ってますよね。
個人誌のレベルに達しており、あそこの部分だけ、アニメログとしての資料的価値が高いという(^^
お買い上げ、ありがとうございます(^^
あの4倍ぐらい書くべきだったのですが。
また何らかの機会があれば、もっと書きますので、お楽しみに。
ブログでは文章をあまり削りませんが、同人や商業原稿のような紙媒体ではそちらに掛ける時間がむしろ多いですね。熱量(パッション)は減りますが、文章は磨かれます。まぁWebのように突っ込まれることを前提のメディアでは、必要以上に長くなるのはやむなしではあるんですけれども。ただ、実はツッコミが多い記事の方がブクマ数やアクセス数も多くて、完成度が高い記事の方が伸びないんですよね(笑
> 非同期型
Miiを使ったゲームの可能性など、WiiConnect24をかなり意識していたので、ああいう風に書きましたが、今年発売されているゲームをみても、Miiの活用やWiiConnect24の活用はさほどでもないですね。
やはり同期型のWiFi Connectionをベースにしたタイトルの方が注目度も高い。
一般論として、同期型と非同期型の場合、非同期型のほうが開発しやすいんですが、共有感は薄いのかもしれませんね。その辺はニコニコ動画がすばらしい。
ま、任天堂もオンラインの研究や実験は昔から試行錯誤していたにしても、本格的にオンラインゲームに乗り出したのはDS以降で、それも既存のタイトルのオンライン化が中心ですから、企画と技術の両面で、まだ足りない部分はあるんでしょう。逆にいえば、化ける新規ソフトを生み出す可能性もあるという事です。
同社の宮本茂氏がオンラインゲームに積極的ではない印象なので、オンラインゲーム時代の新しいタレント(才能)が生まれてくることを期待したいですね。どちらかというと、1人用ゲームの天才ですし。
(任天堂関連では、マリオカートやマリオパーティ、スマブラやポケモン、どうぶつの森と、対戦、協力、コミュニティ型のゲームは豊富ですけれども。ゲーム業界の傾向として、1人用のゲームの作り手の方が評価される傾向はありますよね。対戦ゲームはツールっぽく、1人用ゲームは「作品」っぽいからでしょうか)
>「同期型」のシステムが「非同期型の利便性」を取り入れる形
スマブラの大観戦はそういう例とみなせるかもしれません。
対戦とスコアアタック(ランキング)だけではなく、観戦モードも加えようという流れは、XBOX LIVEが生みだした潮流ですね。
ゲームが上手いヤツはヒーローであり、みんなの憧れの的であるべきで、当然みんなはそのプレイを観たいはずだし、ヒーローゲーマーはみんなに観られるという栄誉を与えられるべきだ、という考え方。
> 『Halo3』の観戦モード
まあ『Halo3』のは『スマブラ』とは少し路線が異なるのですが。
Halo3: なんでも動画編集 + 他のプレイヤーとの共有 + Web連携
スマブラX: なんでもスナップショット(静止画) + 対戦に関してはブロードキャスト
対戦でなければ、そもそも『アイマス』で上位ランキングのプレイヤーのステージを観られますし、他人のプレイを観るのはXBOX360では常識レベルの機能になってますよね。任天堂は1年以上遅れてますが、それなりに独自のアレンジを付加しているのがポイントでしょうか。
やはりXBOX360が1年先行していることもあって、現世代のオンラインサービスに言及する時に「初めて」という言葉を使うときは、まずXBOX360の状況をきちんと見ておかないとマズいですね。
>で、同人誌の話にもどすと、個人的には、カトゆーさんの原稿が凄かったですね。
半分乗っ取ってますよね。
個人誌のレベルに達しており、あそこの部分だけ、アニメログとしての資料的価値が高いという(^^
そういえば初回の紹介記事を拝見し、齢三十を超えて初めて同人誌というものを買い求めました。通販ですけど。
正直なところ、ほぼDAKINIさんの記事だけ目当てだったのですが、通して斜め読みしてみると昔のPC雑誌のようなカオスな熱気が感ぜられ、それなのに現代的なものごとが話題に上っている雰囲気がとても新鮮でした。
今後も出稿などされる際には告知いただければと思います。
正直なところ、ほぼDAKINIさんの記事だけ目当てだったのですが、通して斜め読みしてみると昔のPC雑誌のようなカオスな熱気が感ぜられ、それなのに現代的なものごとが話題に上っている雰囲気がとても新鮮でした。
今後も出稿などされる際には告知いただければと思います。
見るゲームであることを
効果的に活かした作品の先駆けは何でしょうね?
個人的にはスーパーロボット大戦(の戦闘デモ)という気がします
オリジナルであるロボットアニメの肝は必殺技で敵を粉砕するシーンですから
戦闘シーンだけを見たいという需要がもともと潜在的に多かったというのもありますが
戦闘デモ集を店頭で流すとファンが画面に集まるというスタイルが完成し
その流れで、動画投稿サイトで戦闘シーンを流す人が増えてますね
動画投稿サイトというと
旧作を含めたゲームのプレイ動画とか、PRGとかの戦闘シーン演出とかもアップロードされていますし
…?
次世代機になってから、といっているようですが
動画投稿サイトができたことが大きな特徴であって
次世代機は時期的に連動している、という部分が大きいようですね。
もちろん
表現力が向上した(アイマス、痛車)ことや
ネタの更新頻度の高さ(まいにちいっしょ)というのは
次世代機ならではという部分ではありますけどね。
32ビット機以降の表現力の向上で
「演出を視ること」に対する需要を持ったユーザーを育てていった
結果かもしれません(違うかも)。
効果的に活かした作品の先駆けは何でしょうね?
個人的にはスーパーロボット大戦(の戦闘デモ)という気がします
オリジナルであるロボットアニメの肝は必殺技で敵を粉砕するシーンですから
戦闘シーンだけを見たいという需要がもともと潜在的に多かったというのもありますが
戦闘デモ集を店頭で流すとファンが画面に集まるというスタイルが完成し
その流れで、動画投稿サイトで戦闘シーンを流す人が増えてますね
動画投稿サイトというと
旧作を含めたゲームのプレイ動画とか、PRGとかの戦闘シーン演出とかもアップロードされていますし
…?
次世代機になってから、といっているようですが
動画投稿サイトができたことが大きな特徴であって
次世代機は時期的に連動している、という部分が大きいようですね。
もちろん
表現力が向上した(アイマス、痛車)ことや
ネタの更新頻度の高さ(まいにちいっしょ)というのは
次世代機ならではという部分ではありますけどね。
32ビット機以降の表現力の向上で
「演出を視ること」に対する需要を持ったユーザーを育てていった
結果かもしれません(違うかも)。
>いつでもどこでも名無しさん さん
>齢三十を超えて初めて同人誌というものを買い求め
おおっ! それはそれは。
ありがとうございます^^
> 昔のPC雑誌のようなカオスな熱気が
あはは、そうですね。
ボクら、普通の書き手は出来上がるまで、他の人がなにを書いているのか、知らなかったので、完成品を読んでみて、同じ気持ちでした。おなじゲーム系で、忍之閻魔帳さんや、Re:戯言さんも書かれていたので、ちょっと緊張しました(笑
昔のログインやファミ通は、良い意味でカオスでしたね。スーファミの頃にはだいぶ整理されて、PS1時代にライトユーザー狙いになった頃には普通の雑誌になっちゃってましたね。
>今後も出稿などされる際には告知いただければと思います。
はい。
少なくともDAKINIという名前で書く時には、告知したいと思います。よろしくです。^^
>のりのり さん
>個人的にはスーパーロボット大戦(の戦闘デモ)という気がします
見る楽しみという点も含めれば、SFC末期のスクウェアはその辺を意識してましたね。「FF」がPS陣営に移った理由としても、「ゲームとしての面白さはあったうえで、映像や音楽などの質をもっと高めていきたい」といってました。PS1のムービーブームもそういう理解はできるでしょう。
またノベルゲームにおいては、選択肢の無いもの(ひぐらしではなく)や、選択肢の極端に少ないものがあり、オートモードを使うと、何もしなくても最後まで観れます。地の部分を音声で読むタイプなら、ながら見も可能ですね。そうなると、「ながら見」でクリアまで可能な初めてのゲームは美少女ゲームかな?
そういえば、「ニンテンドーチャンネル」が「ながら見」できる云々と書いているライターもいらっしゃいますが、月刊任天堂のような店頭配信の延長線上で、展開しているものだから、当然なんですが。
ゲームの店頭体験版でも、ずっと同じ画面ではまずいから、一定時間たつとデモが流れるわけで。というか、そもそも普通のテレビゲームでも、タイトル→デモ→タイトルとループしますが、それはゲームがアーケードに置いてあった名残ですね。アーケードや店頭に設置していたものを、家庭に持ち込んだ時にその名残がのこる。よくある話です。
また雑誌の付録についているゲーム紹介DVDなんかでも、放っておいたら映像が流れるのは当たり前ですね。
ボクが『まじカル』の記事で、あえて「観る」というキーワードを取り出したのは、おっしゃるとおり、動画投稿サイトとの連動や、オンラインでの楽しみ方を意識したからです。オンラインゲームが広がっていくにつれて、インタラクティビティーをあえて低くしたゲームの方が一般層もふくめて浸透しやすいという意見ですね。インタラクティビティーを低くしていった先に、ニコニコ動画があるとも言えます。
ただ、観るのは映像とプレイ時間が同一になるため、コンテンツを作る側からすると、えらい大変なわけです。テレビ放送だって、すごくコストをかけてあれだけ番組を作ってますから、とてもゲームソフトの価格では回収できません。
したがって、勝手に映像コンテンツが増殖していくような構造が望ましい。
UGC(User-Generated Contents)に注目が集まるのもそのせいですね。マイクロソフトはゲーマー文化の延長線上でXBOX LIVEを整備したり、PCの考え方で映像配信にも積極的ですが、UGCには関心薄い印象ですね。アバターサービスも貧弱ですし。
任天堂とSCEは共に積極的ですが、Wiiチャンネルとトロステの比較でいうと、Wiiチャンネルはテレビ放送的なコストの掛け方を極端に避けたがってるのがよくわかります。完全に外に投げられるデータ配信(天気予報など)か、3日に1度~1週間に1回程度、お題を出す程度のチャンネルですからね。ニンテンドーチャンネルも、店頭の月刊任天堂の延長線上とかんがえると、更新頻度は低いでしょう。
まあ、任天堂は昔、サテラビューで音声+データ配信とはいえ、放送をホントにやってましたから、どれだけ大変か身に染みたんじゃないでしょうか。自社でやりたいとは思ってないでしょう。ソフト開発リソースも有限ですし。
「トロステ」はある意味、無邪気ですね。あれでコスト回収できてるとは思えないので、お金の垂れ流しでしょう。まあ音声が無いし、スクリプトでいけるんで、1日あたりのコストは安いでしょうけど。
UGCをうまく使うと、配信側のコストを抑えられるという期待はあるでしょうね。
ただ、一番成功したUGCであるニコニコ動画にしても、テレビ放送されたコンテンツをベースにしているわけで、あそこからアニメ等のテレビ番組そのままや、MADを抜いたら、なにが残るのか。オリジナルのコンテンツもありますけど、それだけしか無かったら、どれだけの人がアクセスするのか、観るのか。
UGCといっても、まあそういうもので、それはニコニコ動画の中の人達も冷静に受け止めているでしょう。だから、ネットでありがちな「テレビとニコニコ動画の対立構造」は、ネットユーザーには受けがいいですけど、実態とは違います。ニコニコの中の人達もそんな馬鹿な事は考えてないでしょうね。まあ、テレビ駄目というと、ネットでは受けがいいですから(笑
したがって任天堂もSCEも、テレビ放送との対立はカケラも考えてないでしょう。むしろ対立しないような配慮が行き届いていますよね。「WiiFit」の制作者インタビューで、「ながら」で運動できる点にふれてましたけど。ま、ゲームはテレビと戦うとか、書いた方が受けはいいんだけど、それはネット詐欺師の好きな表現であって、実際にビジネスをやってる人たちの冷静な思考の中では、ありえない話です。
>齢三十を超えて初めて同人誌というものを買い求め
おおっ! それはそれは。
ありがとうございます^^
> 昔のPC雑誌のようなカオスな熱気が
あはは、そうですね。
ボクら、普通の書き手は出来上がるまで、他の人がなにを書いているのか、知らなかったので、完成品を読んでみて、同じ気持ちでした。おなじゲーム系で、忍之閻魔帳さんや、Re:戯言さんも書かれていたので、ちょっと緊張しました(笑
昔のログインやファミ通は、良い意味でカオスでしたね。スーファミの頃にはだいぶ整理されて、PS1時代にライトユーザー狙いになった頃には普通の雑誌になっちゃってましたね。
>今後も出稿などされる際には告知いただければと思います。
はい。
少なくともDAKINIという名前で書く時には、告知したいと思います。よろしくです。^^
>のりのり さん
>個人的にはスーパーロボット大戦(の戦闘デモ)という気がします
見る楽しみという点も含めれば、SFC末期のスクウェアはその辺を意識してましたね。「FF」がPS陣営に移った理由としても、「ゲームとしての面白さはあったうえで、映像や音楽などの質をもっと高めていきたい」といってました。PS1のムービーブームもそういう理解はできるでしょう。
またノベルゲームにおいては、選択肢の無いもの(ひぐらしではなく)や、選択肢の極端に少ないものがあり、オートモードを使うと、何もしなくても最後まで観れます。地の部分を音声で読むタイプなら、ながら見も可能ですね。そうなると、「ながら見」でクリアまで可能な初めてのゲームは美少女ゲームかな?
そういえば、「ニンテンドーチャンネル」が「ながら見」できる云々と書いているライターもいらっしゃいますが、月刊任天堂のような店頭配信の延長線上で、展開しているものだから、当然なんですが。
ゲームの店頭体験版でも、ずっと同じ画面ではまずいから、一定時間たつとデモが流れるわけで。というか、そもそも普通のテレビゲームでも、タイトル→デモ→タイトルとループしますが、それはゲームがアーケードに置いてあった名残ですね。アーケードや店頭に設置していたものを、家庭に持ち込んだ時にその名残がのこる。よくある話です。
また雑誌の付録についているゲーム紹介DVDなんかでも、放っておいたら映像が流れるのは当たり前ですね。
ボクが『まじカル』の記事で、あえて「観る」というキーワードを取り出したのは、おっしゃるとおり、動画投稿サイトとの連動や、オンラインでの楽しみ方を意識したからです。オンラインゲームが広がっていくにつれて、インタラクティビティーをあえて低くしたゲームの方が一般層もふくめて浸透しやすいという意見ですね。インタラクティビティーを低くしていった先に、ニコニコ動画があるとも言えます。
ただ、観るのは映像とプレイ時間が同一になるため、コンテンツを作る側からすると、えらい大変なわけです。テレビ放送だって、すごくコストをかけてあれだけ番組を作ってますから、とてもゲームソフトの価格では回収できません。
したがって、勝手に映像コンテンツが増殖していくような構造が望ましい。
UGC(User-Generated Contents)に注目が集まるのもそのせいですね。マイクロソフトはゲーマー文化の延長線上でXBOX LIVEを整備したり、PCの考え方で映像配信にも積極的ですが、UGCには関心薄い印象ですね。アバターサービスも貧弱ですし。
任天堂とSCEは共に積極的ですが、Wiiチャンネルとトロステの比較でいうと、Wiiチャンネルはテレビ放送的なコストの掛け方を極端に避けたがってるのがよくわかります。完全に外に投げられるデータ配信(天気予報など)か、3日に1度~1週間に1回程度、お題を出す程度のチャンネルですからね。ニンテンドーチャンネルも、店頭の月刊任天堂の延長線上とかんがえると、更新頻度は低いでしょう。
まあ、任天堂は昔、サテラビューで音声+データ配信とはいえ、放送をホントにやってましたから、どれだけ大変か身に染みたんじゃないでしょうか。自社でやりたいとは思ってないでしょう。ソフト開発リソースも有限ですし。
「トロステ」はある意味、無邪気ですね。あれでコスト回収できてるとは思えないので、お金の垂れ流しでしょう。まあ音声が無いし、スクリプトでいけるんで、1日あたりのコストは安いでしょうけど。
UGCをうまく使うと、配信側のコストを抑えられるという期待はあるでしょうね。
ただ、一番成功したUGCであるニコニコ動画にしても、テレビ放送されたコンテンツをベースにしているわけで、あそこからアニメ等のテレビ番組そのままや、MADを抜いたら、なにが残るのか。オリジナルのコンテンツもありますけど、それだけしか無かったら、どれだけの人がアクセスするのか、観るのか。
UGCといっても、まあそういうもので、それはニコニコ動画の中の人達も冷静に受け止めているでしょう。だから、ネットでありがちな「テレビとニコニコ動画の対立構造」は、ネットユーザーには受けがいいですけど、実態とは違います。ニコニコの中の人達もそんな馬鹿な事は考えてないでしょうね。まあ、テレビ駄目というと、ネットでは受けがいいですから(笑
したがって任天堂もSCEも、テレビ放送との対立はカケラも考えてないでしょう。むしろ対立しないような配慮が行き届いていますよね。「WiiFit」の制作者インタビューで、「ながら」で運動できる点にふれてましたけど。ま、ゲームはテレビと戦うとか、書いた方が受けはいいんだけど、それはネット詐欺師の好きな表現であって、実際にビジネスをやってる人たちの冷静な思考の中では、ありえない話です。
>まあ音声が無いし、スクリプトでいけるんで
補足としては
音声はいつぞやの更新で一部ニュースで音声再生するようになって来てますし
(車掌物まね、音声加工、初音ミクなど)
予定はないようですがそのうち動画対応しそうです
あと、取材写真を撮っている節があって、
どこにロケハンして写真取ってるのよ(もらったものもあるでしょうが)というのもあります。
運営費回収手段はニュースは無料コンテンツですが
部屋アイテムの飾りつけ
贈り物(食べ物)のリアクション
コスプレのミニゲームとありますので
トロステのメーカーじゃなくて
SCE自身が割りとDLコンテンツの売上には高い評価をしてた記事を見た記憶がありますので
割と上手く言ってるのかもしれません
補足としては
音声はいつぞやの更新で一部ニュースで音声再生するようになって来てますし
(車掌物まね、音声加工、初音ミクなど)
予定はないようですがそのうち動画対応しそうです
あと、取材写真を撮っている節があって、
どこにロケハンして写真取ってるのよ(もらったものもあるでしょうが)というのもあります。
運営費回収手段はニュースは無料コンテンツですが
部屋アイテムの飾りつけ
贈り物(食べ物)のリアクション
コスプレのミニゲームとありますので
トロステのメーカーじゃなくて
SCE自身が割りとDLコンテンツの売上には高い評価をしてた記事を見た記憶がありますので
割と上手く言ってるのかもしれません
>のりのりさん
PS3世代で可能かというと、難しいかもしれませんが、音声合成で喋らせられればいいんでしょうね。トロとクロのキャラクター性を壊さないレベルで実現するのは大変そうですが。
ボクが見落としているだけかもしれませんが、PS Storeは売上に関して、具体的な数値を見たおぼえが無いので、そこが残念です。WiiやXBOX360と比べて、あまりよろしくないのかな、と邪推してしまうんですけども。
PS3世代で可能かというと、難しいかもしれませんが、音声合成で喋らせられればいいんでしょうね。トロとクロのキャラクター性を壊さないレベルで実現するのは大変そうですが。
ボクが見落としているだけかもしれませんが、PS Storeは売上に関して、具体的な数値を見たおぼえが無いので、そこが残念です。WiiやXBOX360と比べて、あまりよろしくないのかな、と邪推してしまうんですけども。
DAKINIさんの記事の内容については、ネタばれしない程度に感想を書くと、(某所でも書きましたが)確かに「非同期型」あたりの指摘は正論だと思うんですが、個人的には、逆からの方向性、「同期型」のシステムが「非同期型の利便性」を取り入れる形という進化も逆説的にありえるのではないかと思っています。
あと、話はずれますが、『Halo3』の観戦モードがあることは知りませんでした。このブログの私の過去のコメントも公式サイトの情報を元に書いたので、今見ると、変なことを言っている部分もあると思います。調査が足りませんでしたね。反省。
で、同人誌の話にもどすと、個人的には、カトゆーさんの原稿が凄かったですね。何時寝ているんだ、この人?という感じです。
・・・では、もう一飲みしてきます。