Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PS3で原点回帰。遊べるフルCG映画 『ラチェット&クランク Future』


ねー、ねー、だきにん、
最近XBOX360やWiiのソフトを紹介してるけど、PS3も忘れないんDEほしいんだZE☆
風見鶏子っぷりを発揮しないと、「病み鍋」にしちゃうYO?

と突っ込まれたわけじゃないんですが、ソフトをもらったので、少し遊んだ感想などを書いてみます。
(参考:ラチェット3遊んでます。

PS3にラチェットあり

任天堂のマリオ、マイクロソフトのマスターチーフのような看板キャラクターを持たないSCE陣営にとって、その候補として最も有力なのがラチェットだろう(なぜ候補かというと、最高で全世界実売が300万本弱のため)。

少し補足すると、PS1時代に『スパイロ・ザ・ドラゴン』を手がけた開発スタジオが制作している。『クラッシュバンディクー』を手がけたノーティドッグと非常に親しく、SCEのセカンドパーティの中ではトップクラスの技術力を誇っている。任天堂陣営のかつてのレア社に近いポジションである。SCEの現社長の平井氏がSCEA時代に育成した開発スタジオでもあり、PS3が苦しい現状では「秘蔵っ子」の活躍が期待される。


良い所取りが巧い欧米

『ラチェット&クランク』シリーズは、2D時代から存在するアクションゲームと違い、最初から3Dで制作されたゲームだけに、基本的な完成度が高い。ジャンプに加えて、レンチ、そして欧米らしく銃などのガラメカを使いこなす。

「攻撃」とりわけ銃の比重が高いのが特徴で、カメラもそれにあわせてチューニングされていて、やや低めで、距離も近い。ジャンピングアクションとしては少し見通しが悪いため、複雑なジャンプ操作を要求されることは少ない。もちろん中には、宇宙ステーションのようにジャンプ中心のステージもあり、たぶんそこでは調整が入ってると思う。

欧米のゲーム制作者には日本のゲームをリスペクトしている人が少なくなく、2000年以降、欧米ゲーム業界では、日本製のゲームの良い所取りをしたソフトが現れ始めた。ゲームデザインに対する鋭い分析力と破綻無くそれらをまとめ上げる高い開発力で、完成度の高いゲームを生み出している。その代表例は『God Of War』シリーズだろう。

『ラチェット』もまた、数多くの遊びの要素を盛り込んだゲームで、1本の中に複数のゲームが入ってるかのような贅沢な作りだが、SF映画的な世界観がしっかり確立しているため、全編にわたって高度な統一感を維持している。ステージごとの役割が明確になっていて、宇宙ステーションではジャンピングアクション、アリーナではバトル、『ライカンⅤ』では無双ばりの戦場バトル、といった具合に、破綻なく色々な遊びを楽しめる。

またPS3の加速度センサーを使ったネタも、自由落下状態での姿勢制御、飛行ガラメカでのリングくぐり、レーザーでの岩盤掘り、電気回路での球ころがしなど、積極的に取り入れている。PS3のコントローラではどこが上か、どれぐらい傾けてるかが若干わかりづらく、Wiiリモコンの方が直感的で遊びやすいが、まあこれは仕方ない。


遊べるフルCG映画をついに実現

誰もが賞賛するのはそのグラフィックだろう。
PS3の性能とInsomniac Games高い技術力が融合して、インタラクティブな「フルCG映画」が家庭で楽しめる時代がやってきた。ユーモアあふれるキャラクターが織り成す漫画ドラマは、ピクサーやドリームワークス級。親も観て楽しめる水準に達している。気の利いた台詞回しの質は高く、他の3Dアクションゲームとは比較にならない。

かつてレア社が「遊べる漫画映画」としての3Dアクションを推し進めていたが、今はその路線から脱落した。隣を走っていたノーティドッグの『ジャック&ダクスター』も消えて、事実上、この道をひた走っているのは『ラチェット』シリーズだけ。継続は力なり。

最後まで行けないかも……という心配はご無用。難易度も高くなく、残機数も無いし、ゲームオーバーも無い。極めるには腕が問われるとしても、先に進むだけなら、誰でもだいじょうぶ。『マリオ』や『ソニック』といった伝統的な、体育会系的なアクションゲームに比べると、ストレスレスな調整になっている。


問題点にも少し

基本的に良く出来ているので、誉めるばかりだが、シリーズも6作目となり、それなりに長くなってきたので、いくつか気になる点も書いておこう。

リリーススパンが短く、新鮮味が薄くなってる点は否めないが、それ以上に気になるのは達成感がボケぎみで、作り手の掛けている労力やネタの量の割に遊びの手ごたえが薄いこと。映画志向の『ラチェット』は各ステージの目標を達成した時点で、すぐにリアルタイムデモが走る。そのためステージをクリアした瞬間に、それまでのストレスから解放され、強烈な達成感を得るアクションゲームならではの快感がやや薄いのだ。

映画的な方向に進んだゲームではよく見られる傾向だが、ゲーム的な形式感を捨てた結果、プレイヤーの達成感を盛り上げる演出がやや弱くなっている。ゴールインやミッション達成の演出を加えてもいいし、惑星ごとに必ずボス戦を挟むのもいいかもしれない。
(『ラチェット』でも数ステージに1回ボス戦が起きるが、全体的に弱く、途中で形態や攻撃方法の変化も無いため、印象が薄い。)

対照的に『マリオギャラクシー』は箱庭を広げて作りこんでいくのを諦めて、「ゲーム」として純化する方向を選び、短い区切りごとに達成感を得やすい構造を取った。(オープニングを始めとする中途半端なデモは少し未練たらしく、キレイなデザインではないが)

と書くと、誤解されそうだが、どちらが正しいというわけではない。そもそも目指す方向が異なっている。『マリオギャラクシー』は2Dから3Dになったことで失われたゲーム的なわかりやすさやテンポ感を取り戻す「純ゲーム化」をめざした。では『ラチェット』は?

漫画映画的な路線を貫くのであれば、例えば、同じSCEAの『God Of War』を参考にするのがいいかもしれない。雰囲気はまったく違うが、あちらの方が若いシリーズで、より現代的な設計になっている。

『ラチェット』の初期のゲームデザインがされた頃と現在の最大の違いは、ユーザーが短気になったこと。ユーザーの遊びに使える時間が減ってきたことや、ゲーム以外の娯楽が充実してきたこと、またお手軽に快感を得られるゲームが増えたことが要因だ。

『無双』が台頭してきて『鬼武者』を駆逐してしまった流れを見てもわかるが、ユーザーは快感がテンポ良く持続する事とその密度感に非常にうるさくなっている。その傾向は日本だけでなく、欧米でも同様だと思う。

2世代に渡って発売され、携帯機でも登場した『ラチェット』はもはや「ルーキー」ではなく、「ベテラン」の貫禄。逆にいえば、若手のうまい所をうまく取り入れながら、自分のフォームを整えていき、生き残っていかなければいけない。かといってあまり大きく変えれば、シリーズの常連から苦情が出る。

PSシリーズがトップハードだった時代は過ぎ去り、ファミリー層は極端に減った。ユーザー構成比もかなり偏っている。その状況で、どうサバイブしていくか。悩ましいが、難題を解くのも仕事の楽しさ。とりあえずは次回作を期待して待ちたい。



蛇足

いっても詮なきことはいわぬが大人。
だが本音を口にするのがだきにん流。
ぶっちゃけ、Wiiリモコンに対応したラチェットを遊んでみたい。
操作的にはとても合っていると思う。

スポンサーサイト

コメント

ラチェットのイメージ

ラチェットって、ピクサーで言うところのミスターインクレディブルのようなアメコミがちというかキャラのいまいち感が、内容とか表現の面白さや宣伝の割りに売れていない要因の気がするのですが、キャラのアレンジって効果がないもしくはすべきでないなどあるんでしょうかね。
キャラ以外にも全体の雰囲気もそうなのかもしれませんが、いまいち感情移入できないというか。しかし洋ゲー=大雑把という先入観のある僕にもゲームの作りがすごい細やかというのはわかりました。そういった意味でもイメージが前述のピクサー(でもインクレディブル)といった感覚です。
なんかまとまりがなくすいません。

>ごろた さん
ん、まあ、ぶっちゃけキャラで損してるのは確かですよね。
制作者サイドの「愛情」や「こだわり」が絡みますし、キャラクター戦略として地域ごとに変えすぎるのもあまり良くは無いでしょうね。多少のアレンジはともかく。

そろそろ新しいキャラ作ったら、女子にも売れそうなのを、
と思わなくもないですが、欧米のゲーム制作者って全体に若いせいもあるんでしょうけど、「男の子」チックな傾向が強いですよね。だから女子にも受けるキャラや世界観をもっている任天堂が強いんでしょうけど。

SCEJは色々やってるけど、肝心のゲームの出来が・・・・・なので、ちと・・・・。
サルゲッチュもアニメとか色々やってるけど、そろそろ新しいの作ったほうがいいように見えますけどね。ま、なかなか一度つくったキャラを捨てがたいのかな。

任天堂だって、あまり売れないのにドンキーを続けていたりしますからね。ただ、売れるキャラがいるから、売れないキャラを続けられるわけで、全員売れなくなってきてるSCEは、そろそろ何か考えたほうがいいですよね。SCEJって、ソフトラインナップ戦略が無いように見えます。酔っ払ってるのかな、と。

リンク先のアマゾンレビューを見たら、5点満点の絶賛レビューばっかりでちょっとびっくり…

結構面白いんですかね?
(信者が工作してもここまで5点満点ばっかりにならないだろうし…)

>ほりさん
>結構面白いんですかね?
面白いですよ。
「結構」ではなく、「とても」。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

メールアドレスおよび名前の無い投稿はすべて掲載不許可となります。また明らかに偽のアドレスの場合も不許可です。

管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

2017-08

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター

 

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。