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終わりは終わり 『刀語カタナガタリ 第11話 毒刀・鍍(メッキ)』

刀語カタナガタリ 第11話 毒刀・鍍(メッキ)西尾維新

「あの女はよ――腹ん中腐ってんだよ。立ち振る舞いから言動から、すべてが計算ずくだ。おれらのことなんかほんの数式としか思ってねえ。本当、笑えねえよ」

壮絶奇天烈な刀集めの旅も、終わりつつある。
完成形変体刀12本のうち、10本までも集めて、残るは毒刀・鍍と炎刀・銃。すでに毒刀の持ち主も判明し、向かうは伊賀の真・真庭の里。まだ詰んだわけではないが、あと数手で詰める、という所までは来た。

終わりが見えれば、その後が気になるのが人情というもの。終わりの終わり。終わりの続きに何があるのか。鑢七花は口には出さないが、ずっと気にしていた。何故なら、とがめの父親を殺した鑢六枝の息子だから。虚刀流は復讐のために生き、生きるために復讐してきた奇策士とがめにとって、最大の怨敵に他ならない。

その最大の怨敵の力を借りて、刀集めをしようと考えたとがめの発想は、それこそ「奇策」。奇策士の名に恥じない予想外の思考だった。そして実際、その感情を一切排除した、計算だけで割り出したような策は大当たりした。日本最強の剣士だった錆白兵、真庭忍軍の頭領たちを次々と屠り、四季崎記紀の変体刀を10本まで集めてみせた。

だが刀集めが終われば、それほどの武力は不要になるのかもしれない。虚刀流の役目は終わりかもしれない。とがめは、その終わりを口にしたことは無い。終わりの終わりに、虚刀流をどうするつもりなのか。

ずっと、はぐらかしてきた。
とても口に出せないような結論だったのか、迷い続けてきたのか。その本音はわからないが、結論を出せるのはとがめだけだ。ゆえに9巻以降の第3部はとがめに焦点が当たっていたのだろう。そして決断し、口にすれば、それまで生きた人生の清算がやってくる。

終わりの終わりは目前。
いよいよ次は最終巻。『炎刀・銃』。


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