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やはり1年戦争だった 『プレステ3はなぜ失敗したのか?』

プレステ3はなぜ失敗したのか?多根清史

最初に断っておきますが、この本は読んでないので、「書評」ではありません。このエントリーも本の紹介カテゴリーには入れてません。

わぱさんから振られたので、いちおう反応。
著者の多根清史氏は、名前をあちこちで見かけるものの、ネットでの知名度はやや低いかな。新清士氏や野安ゆきお氏の方がはるかに有名で、発言もはるかに面白いです。

そういう意味では、わざわざ買って読む気は起きません。まぁ発熱時代からの古参読者が買っても仕方ないような気がしますが、総括する意味ではいいのかもしれません。

どちらかというと、この本の価値(?)はPS3発売から1年も経たないのに、敗北認定したことにあります。まあPS3は誰が見ても劣勢極まる状況ですが、2度の年末商戦を待たずに敗北認定を出すのは、ネットならともかく、商業メディアとしてはやや性急。他が似たような本を出す前に出そうという魂胆が透けて見える気がする、というのは手厳しい見方かな?


とはいえ、今回の据置ゲーム機の競争が非常に短期間で終わりつつあるのは、誰もが実感しているところです。以前のブログで「次世代ゲーム機戦争は1年戦争」と評しました。短期決戦に持ち込めばWiiの勝ち、長期決戦に持ち込めればPS3の勝ちだと。実際には、Wiiが好調なペースを持続し、先行するXBOX360さえ追い抜き、1年経たずして全世界販売台数でトップに立ちました。

ジオンプレステはあと10年は戦える」と言ってたら、あっさり1年で戦争が決着するあたり、冗談みたいに1年戦争と符合するのですが、では今後は勝った側に「ティターンズ」が台頭してくるのかな? と適当な未来を述べたくなりますね。

PS3の敗因は色々あり、わぱさんも自身の見識を述べていますが、とりわけボクは「プロセッサ性能至上主義の崩壊」を挙げてきました。しかし敗因を探っていけば、その遠因は携帯ゲーム機への参入に行き着きます。3年前の今頃、「日増しにリアリティをおびてきた新時代の天下二分の構図」と題して未来予想を書きましたが、SCEの敗北はその時点で固まりつつあったのでしょうね。

もっとも、当時の予想は、日本は携帯ゲーム機、欧米は据置ゲーム機という風に天下二分するというもの。マイクロソフトがもっと頑張ると思ってただけに、現状はやや拍子抜けの感が拭えません。日本で携帯ゲーム市場が急拡大したことや、次世代据置ゲーム機において、欧米のタイトルが非常に頑張っていることを考えれば、大きくズレてはいなかったな、と思いますが、普及台数のシェアで言えば、やや予想外な結果でした。


SCEについていえば、今世代での巻き返しは無理と判ってるでしょう。次につなげるための戦いですよね。営業畑出身の平井氏がトップになったことで、ある意味、昔のSCEらしさが戻ったともいえます。

PS1の時がそうですが、別にSCEは自社のソフト開発力で天下を取ったわけではありません。「議長」役としてうまく立ち回っただけで、長所は営業力と調整力です。いつのまにか勘違いして、開発力や技術力が優れていると思い込んでましたが。

平井氏は冷静な人物に見えるので、自社の開発部隊は「当たればめっけもの。棚ぼた」と割り切って、ソフトメーカー各社との交渉に全力を注ぐんじゃないでしょうか。ティターンズはいずれ台頭する、天狗の鼻は伸びる、花札屋はいずれ転ぶと思っている人は、けっこう多いはず。その機を虎視眈々と待つのが、当面の手堅い作戦なんじゃないかな。

なにしろ1度、盛大に転んでますからね。もちろん今度は転ばないかもしれない。それは誰にもわかりませんが、はてさて、みんな腹の底ではどう考えているんでしょうか? 「ファースト」の次は「Z」の時代になりました、ってなオチにならないといいんですが。それが見えてくるにはもう2、3年かかるでしょうか。

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コメント

PS3は今後どうすればいいんでしょうね。

機先を制したWiiに大きく数字で先行されたことで
マスコミからは負けのレッテルを貼られ、
北米コアゲーマー市場では360の影を踏むことすらできない。
頼みは日本のコアゲーマーですが、
昨今の市場を見ていると、彼らは「暫定俺たちのゲーム機」PSPから
「暫定」を外していく方向で今世代を乗り切ろうとしているように見えます。
PS3の入り込む余地を探すのが難しくなってきている。

HDテレビが普及すれば、というのも一つのポイントですが、
対360での解決にはならないし、また日本のゲーマーがPSPを選び
そもそもテレビでゲームをやらなくなってしまえば、前提が崩れてしまう。
BDが優位を築きつつあるのはいい兆候だけど、今のままもたもたしていると
専用機が徐々にそろってきてしまうのでは。

「次につなげる」にしても、今のままでは機を待っているうちにひからびてしまいかねない。
「今回はダメでも、次の世代でWiiと360の両方をひっくり返せる」と思わせる
数字と陣容を遅くとも来年末商戦くらいで出せないと、
PS4という声が出てこなくなりかねないような・・・。

ん、まあ、どうでしょうね。
PSPの新型の売上はなかなか良いもので、おっしゃるとおり、一定の定着を見せた感はありますね。今後のタイトルの充実度合いは謎ですが。しかしここでいうゲーマーは、中高生、大学生あたりですから、経済力からして、PS3を購入するのは厳しいわけで、当面はPSPで支えるしかありません。

おそらくSCEもPS3をそう簡単に中高生が買うとは考えてないはずで、しばらくは社会人層を狙っていかざるを得ない。が、その層はファミコン世代とも被るため、昨今の状況では、なかなかユーザーを獲得しづらいですね。またプレステシリーズは、代を重ねるごとに、大きさや色などの面で、女性に好まれなくなってますから、そこも厳しい。

かといってファミリー層向けのラインナップも、ほとんど育ててない(育ってない)ので、PS1やPS2のようにハードが普及していればともかく、普及してない状況では、さほど売れません。

まあ地獄のような苦しみ、ではありますね。
率直にいえば、負け戦であって、あとはどう次につなげるか。まあ世界で2000万台。できれば3000万台まではいきたいところですけど。米国市場がネックでしょうか。

PS3の採算性についていえば、PS4は変り種のコントローラつけて、PS3のマイナーバージョンアップにするのがいいんじゃないですかね。どこかで見たような戦法ですがw 2世代かけて回収すればいいのでは。「PS3の強力版としてのPS4」を1から立ち上げるほどの技術力や投資能力を、今のSCEは持ってませんから。SCE自身はその辺りを自覚できてないなあ、と思いますが。

SCE自身はもともと政治力でのし上がった会社であって、企画力や開発力や技術力が優れていたわけではないので・・・・。ただ、PS1バブルの際にソフトが売れたものだから、勘違いした一発屋さんが増えてしまって・・・・PS2時代にアレげな事になりましたが・・・・。主要ハードのプラットフォームホルダーという追い風効果がなくなると、どうなるのか。それを痛感しつつ、精進されたらいいんじゃないかな。

>PS4という声が出てこなくなりかねない

SCEとしては、京都の天狗の鼻が伸びるのを待つのが基本戦術かな、と。PS3自体はどうでもいいんじゃないでしょうか。GCがボロごけして、次はダメだね、と思われていた任天堂が、Wiiでグッと上がってきたわけですからね。「前ダメダメだったから、次もダメ」という話はそもそも通じないのですよ。まぁソフトメーカーはそう判断するでしょうけど、それでも超メガヒットが出てくれば、変わっちゃうわけで。

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