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ジャンプなんてレベルじゃねーぞ、究極の人気主義 『まぶらほ 〜さらにメイドの巻〜』
まぶらほ 〜さらにメイドの巻〜(築地俊彦)

富士見の誇るマンネリズム・ラブコメ『まぶらほ』の番外編。作者の趣味だけで突っ走ってるメイド編ですが、いったいいつまで続くのか、さっぱり不明です。終わるきっかけがどこにも無いのがミソですね。
『まぶらほ』シリーズ21冊は3種類のシリーズで構成されています。
1回こっきりで消えるはずだった山瀬千早が短編書き下ろしに登場し続け、人気のあまり、ついに本編レギュラーにのし上がったように、キャラに人気さえあればストーリの方がねじ曲がってみせるという、身も蓋も無い人気主義。作者の割り切りっぷりは呆れんばかりに見事です。ま、所詮はラブコメですからね。かっこつけても仕方ない。
ストーリーは紹介するも馬鹿らしいのですが、MMM(もっともっとメイドさん)という組織に、100年に1人のご主人様と認められた和樹をめぐって、自称「和樹の妻」の宮間夕菜とメイドのリーラが戦いを繰り広げる話です。毎回同じことやってますが、ええ。常にリーラの方が1枚上手ではあるのですが、夕菜も執念深さでは悪魔的。あきらめません。
ていうか、この巻の夕菜はホントに悪魔です。ファンの間ではキシャー!という愛称で親しまれてきた彼女ですが、さらに悪魔レベルが急上昇。ヒロイン失格、人類圏外な外道っぷりをいかんなく発揮します。
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マンネリズムの美学! それがラブコメだ!『まぶらほ』

富士見の誇るマンネリズム・ラブコメ『まぶらほ』の番外編。作者の趣味だけで突っ走ってるメイド編ですが、いったいいつまで続くのか、さっぱり不明です。終わるきっかけがどこにも無いのがミソですね。
『まぶらほ』シリーズ21冊は3種類のシリーズで構成されています。
- 式森和樹を3人の女の子が取り合う短編シリーズ(本編) 13巻
- 宮間夕菜の中に眠る悪魔(?)の力を狙う謎の組織が襲ってくる長編シリーズ 4巻
- メイドさんたちが式森和樹を主人と仰ぎ、夕菜とメイドが戦争を繰り広げるメイドシリーズ 4巻
1回こっきりで消えるはずだった山瀬千早が短編書き下ろしに登場し続け、人気のあまり、ついに本編レギュラーにのし上がったように、キャラに人気さえあればストーリの方がねじ曲がってみせるという、身も蓋も無い人気主義。作者の割り切りっぷりは呆れんばかりに見事です。ま、所詮はラブコメですからね。かっこつけても仕方ない。
ストーリーは紹介するも馬鹿らしいのですが、MMM(もっともっとメイドさん)という組織に、100年に1人のご主人様と認められた和樹をめぐって、自称「和樹の妻」の宮間夕菜とメイドのリーラが戦いを繰り広げる話です。毎回同じことやってますが、ええ。常にリーラの方が1枚上手ではあるのですが、夕菜も執念深さでは悪魔的。あきらめません。
ていうか、この巻の夕菜はホントに悪魔です。ファンの間ではキシャー!という愛称で親しまれてきた彼女ですが、さらに悪魔レベルが急上昇。ヒロイン失格、人類圏外な外道っぷりをいかんなく発揮します。
「メイドを倒せますか」メイドが大好きなあなたにも、メイドが憎いあなたにも、オススメできます。なに、大した時間はかかりません。おそらく他のライトノベルの半分の……いやいやいやいや、さらに半分の時間で読み終わるに違いありません。その際限の無い軽さこそ、ライトノベルの「ライト」たる由縁であり、軽薄とマンネリズムを極めきったラブコメなのですから。
「……メイドは全員死ねばいい。白いエプロンに赤い染みを。くたばったメイドにつばを吐いてやる」
夕菜はさらに近寄った。ぎりぎりのところで、囁くように質問する。
「ドイツ人は嫌いですか」
「大嫌いだ」
「わたしはどうです。隊長であるわたしは日本人です。憎めますか」
「憎い。あたしは日本人が嫌いだ。ご主人様はドイツ人で、横取りしようとしたくそ上官が日本人だった。だから爆薬で粉々にしてやろうとした。ドイツ人も日本人も、全員死んでもらう。だから吐き気がするほどあんたが憎い」
「ここでいますぐ倒せますか?」
「倒せる」
「殺せますか」
「殺せる」
「憎しみを目に」
レオニーの瞳が、ぎらっとした。光彩がドロドロしている。人間の心の奥底にある深淵。目を背けたくなるような、どろっとしたものがそこにはあった。
夕菜はフランスメイドのあごを掴んだ。うっとりと眺める。
「素晴らしい……合格です」
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