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姉と弟の対決 『刀語カタナガタリ 第7話 悪刀・鐚(ビタ)』

刀語カタナガタリ 第7話 悪刀・鐚(ビタ)西尾維新

無刀の剣士・鑢七花と奇策士とがめの旅も12分の7。
その前に立ちはだかるは、七花の姉の鑢七実。見ただけで相手の技も能力も身につけてしまう『眼』をもつ、反則を超えた超絶天才である。壱級災害指定地域の死霊山をたった一人で壊滅させて、悪刀・鐚(ビタ)を奪い、剣士たちの聖地、刀大仏で二人を待ち受ける。

あらゆる存在をぶっちぎり、あらゆる陰謀、作戦、伏線、物語を粉砕する傍若無人の最強キャラを相手に、七花はどう戦うのか。いやー。結果は見えてるんだけど。
「なんで――村を滅ぼす必要があった?」
「は?」
「姉ちゃんなら――刀だけ奪うこともできただろう。死霊山のこともそうだ――それに、この寺でのことだってそうだろう! どうして、わざわざ全滅させる必要があった? 姉ちゃんがそんなことをしたせいで、こなゆきは――」
 凍空こなゆきは。
 あの少女は――一人ぼっちに。
「変わったことを言うようになったわね、七花」
 七実は――またも、ぴしゃりと言う。
「雑草をいくらか引き抜いたところで、やいのやいの言われる覚えはないわ。草むしりはわたしの趣味なのよ。それとも七花、あなた、刀が――斬る相手を選ぼうと言うの?」
七実にとっては、自分以外のあらゆる他者が弱すぎる。七花たちは所詮レベル99までしか上げられない存在。七実は言うならば改造ツールで、レベル99をはるかに越えた能力を身につけた、反則を越えた存在である。彼女にとってあらゆる他者は「草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。」と踏み潰す、雑草にすぎない。

本当に結果は見えているのだ。
どう書いたってネタバレだから書けないが、しかし7巻まで読んだ人なら、読むまでもなくわかる事ではあるのだろうけど。

勝負の顛末はさておき、
あらためて姉の七実から指摘されたように、七花はただの刀ではなくなっている。弱くなった。剣士としても、刀としても。それを望んだのは、導いたとがめ自身。だが後悔はない。七花も覚悟を決める。他人を押しのけてまで刀を集める覚悟。何があろうとも、とがめのために戦う覚悟。
「わたしにはそなたがいるし」
 ――だからいちいち、こういうことを言わせるなと言うのに。
「そなたには、わたしがいるであろう」
二人の旅の終わりは近づいている。今年も残すところあと5ヶ月。時間無ぇー。


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