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AppleTVがあっさり失敗した理由

Apple TVの挫折

キャズムを超えろ!:Apple TVのYouTube閲覧機能を徹底解剖。生煮え感があり、次のバージョンに期待か!?
この記事を読んで、「Apple TV? そういや、そんな物もあったなー」と思い出したのでコメントしてみます。日本でどれだけ売れてるかの数字は知りませんが、まぁ売れてないという事はわかります。日本で明らかにヒット商品のWiiとは、比べるまでもないでしょう。

アップルTVもYouTube頼み?
海外の状況はちょっと把握してないのですが、なにしろついさっきまで存在を忘れていたぐらいなので。リンク先の記事ではハッキリ「苦戦」と伝えています。ファームウェアのアップデートでYouTubeに対応し、拡販をめざすあたり、必死感がありますね。

そもそもYouTubeをテレビで観るなら、アップルTVより安いWiiがすでにありましたから、先進的でもなんでもなく、ソースはちょっと忘れましたが、たしか海外で「リビングでYouTubeなら、Wiiの方が先にやっている」という議論が起こったはず。
 しかし、家庭用ゲーム機Wiiを使えば、すでにお茶の間のテレビでゲームを楽しむだけでなく、インターネットも、YouTubeの動画も再生することができる。アップルの狙い通りにアップルTVの販売増といくか疑問視する声もある。

 古くからのアップル・ファンは、「アップルは常にスタイルのカッコよさでリードしてきた。今回のように機能に走るのはすでに負けを認めているも同然だ」と指摘している。


日本人にはわかりにくいApple TV

さて、まず日本でApple TVが売れなかった理由を分析し、それから日米問わず、Apple TVが失敗した理由を考えてみます。発表当初から日本での反応は薄かったので、日本で売れないのは簡単に納得できます。

家にあるPC→外に持ち出せる携帯デバイスという関係は、素人にもわかりやすいです。しかし家にあるPC→リビングのテレビに接続した機械という関係は、ピンときません。たかだかテレビに出力するためだけに、どうして機械を買わなければいけないんでしょうか。XBOX360も、同じような機能があるのですが、実際どれだけの人が有効活用してるかというと非常に疑問です。

アップルもマイクロソフトも同じような路線でくるので、おそらく米国人にとってはまったく違和感が無い戦略なんでしょうね。家庭におけるPCの役割が違うのかなあ……と解釈。

日本で普及を狙うなら、iTunesの機能を単独で備えて、PC無しでコンテンツを購入し、記録し、iPodと接続できる機械にすべきでしょう。PCを買わなくてもiPodが使えて、インターネットが見られて、メールが読み書きできれば……って、そこまでいくとMacに近づきますが、要はMacというパッケージでは売れないから、PCからライトユーザーが本当に必要な機能だけを抽出して、Apple TV(iPod TVかiTVの方がいいけど)という箱に入れてしまうのです。

そうすれば、MacとWindowsに続いて、iTunesというサービスに至る入口をもう1つ作ることができます。AppleTVがあっけなく敗北した理由を挙げるなら、ボクは入口ではなく出口を作ろうとしたことだと思います。


Apple TVが失敗した理由

AppleTVの狙いについては以前、中島聡氏が分析しておられます。
Life is beautiful:iPhoneとApple TVの発表で明らかになった新生アップルの経営戦略
今回のMacWorldで発表されたiPhoneもApple TVも、ハブであるiTunesからみれば、iPodと同じ位置づけのスポークにあたるデバイスに過ぎず、そういったデバイスから直接iTune Storeにアクセスしてコンテンツを購入できるようにする(アップルおよび既存のiTunesユーザーにとっての)メリットはほとんどない。
うん。なるほど、確かにアップルはこう考えたのだろうな、という説得力があります。しかしこう考えたからこそ、失敗したんだと思うんですよ。iTunesに蓄積したコンテンツの出口を増やすという戦略は、たしかに一見もっともらしいのですが、入口を増やすことへの情熱は常に保ち続けるべきでした。
  • iTunesは十分成功した、iTunes人口はすでに十分多く、iTunesの出口をテレビに、携帯電話に設置することで、アップルはテレビも携帯電話も制することができる。
  • iTunesは非常にすばらしい体験だ。ぜひこの体験をさらに多くの人間に提供したい。たかだかPCが苦手という程度の事で、このすばらしいサービスに参加できないのはもったいない。よし、アップルはテレビにも、携帯電話にも、iTunesへの入口を設けようじゃないか。
もしアップルが後者の考え方をしていたら、いったいどれだけ画期的な商品を生み出していたことでしょうか。残念でなりません。

セットトップボックスのApple TVとゲーム機のWiiを単純比較するのもなんですが、かたや出口を増やそうとし、かたや入口を増やそうとした。両商品の向いている方向性が180度違ったことは、とても面白いですね。

すばらしいサービスだからこそ、もっともっとユーザー人口を増やしたい。だから入口を増やす。とても素直な考え方だと思います。戦略だの、方針だのってのは、素直で強い考え方があって、その先にあるものでしょう。娯楽の世界では、素直でシンプルな考えってのがいちばん強いんです。

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