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エロゲーという娯楽の極点。嗜好性と物語のはざまで - アージュをめぐる話のついでに -

アージュをめぐる議論

エロゲー系ブログ界隈で、アージュについての議論が盛んなようです。うちの読者はこの辺の話を追いかけてなさそうなので、まずは簡単なまとめを。

発端は2chの「泣けるとされているエロゲランキング」。このランキングについてのkaien氏の感想から、徐々に広がっていったみたいです。
きみはエロゲで泣けるか? (Something Orange)
 『君が望む永遠』はアージュのヒット作。ぼくはこれ、あまり好きじゃないんだよなあ。ようするにただのベタなソープオペラですからね。
 序章が終わって本編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始めるいやらしさ、気持ち悪さは高く評価しますが、「泣ける」という評判はよくわからない。どこらへんで泣くものなんだろ。
泣けるか泣けないかは問題じゃない (敷居の先住民)
 ソープオペラってのがどういうものを指しているのかわからないけど、別に泣いてもおかしくないと思いますよ。冬ソナで泣ける人は君望でも泣けるでしょう。普通に主人公に感情移入してプレイすれば、泣けるように作られてるゲームだと思う。
(略)
 たしかに面白いことは面白いんだけどさ、結局「序章が終わって本編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始めるいやらしさ、気持ち悪さ」がアージュのシナリオの本質なんだもんなあ。底の浅い説教と、驚かせりゃ勝ちの一発芸の連続に慣れてくると、だんだん腹立ってくるんですよ。君ら、プレイヤー馬鹿だと思ってんだろと。プレイヤーにショックを与えたり感動させたりするには確かに有効な方法かもしれないけど、とにかく品がないんだよなあ、アージュの演出は。
何でそんなにアージュが嫌いなのか? (Something Orange)
 それは結局、パッケージとしての統一感のなさということに尽きると思うんです。例によってぼくは『君望』一作のことしか語れないわけですけれど、とにかくこの作品にはパッケージとしての「余剰」が多すぎる。

 具体的にいえば、茜と遥の二股で終わる結末や、愛美に監禁されて終わる結末はいったい何のためにあるのかということですね。

アージュは何でそんなに嫌われるのか? (物語三昧~できればより深く物語を楽しむために)

アージュが嫌われているわけと、アージュのいい所。 (アセティック・シルバー)
まぁ、ここらへんの「なんでも詰め込んじゃえ!」な辺りが非常にアージュらしいと言えば、それらしいですね。詰め込めばいいってもんじゃないと思う(笑)。「君が望む永遠」のファンディスクにしてもそう思う。もしもヒロインの涼宮遙が事故に逢わなかったら?というifストーリーが入っているのだけど、ここら辺の、消費者が望めば折れてしまう辺りはどうにかならないのか。セイバーシナリオのグッドエンディングは絶対作らないと言っている、TYPE-MOONの奈須きのことはまるで正反対(笑)。今夏発売されようとしているマブラヴオルタネイティヴのファンディスクも、ユーザーの要望によるものですし。
ただ、そういう気持ち悪さを肯定した故の美しさというような、アンビバレンツな物語にアージュはしようとしているんじゃないかなぁと、僕は思う。

age作品への最高の侮辱は「0点」よりも「50点」という評価 (あきっぽい)

アージュ嫌いを許してくれ (敷居の先住民)
 色々考えた末の結論としては、結局、個人の許容範囲の違いとしか言いようがないですね。上記のエントリで書かれている「気持ち悪さを肯定した故の美しさというような、アンビバレンツな物語にアージュはしようとしている」の、その「気持ち悪さ」の部分に耐えられなくなった人から脱落していくのがアージュのゲーム。
なぜ物語中毒者はageを嫌うのか (bmp_69)
物語愛好者にとっては、「本筋」を入れ物として扱うようなageのというか『君のぞ』の作風が我慢ができない。まあ、「その可能性をすべて描いてしまう」品のなさが小説的というか百科全書的というかそういう欲望というか快楽なんだと私なんかは思うわけですね。それは別にageが単に節操がないとかそういう話ではなくて、ペトロニウス氏風に言うと、ageの「思想」は一貫性というよりもバフチン的な多声性というか、雑多な物語を生成する場所を提示するというところにあるのです。さらにアレな話をすれば、そのような猥雑さの快楽というのは、最近のエロゲ界隈においては凌辱ゲー以外にはageぐらいにしか存在しないという摩訶不思議な状況が「気持ち悪い」というか勘弁してほしいというのが私の正直なところ。むしろ、そのようなエロゲ界隈の状況の偏りというか傾向がageの作品を「気持ち悪」くしているのではないかと。
アージュがらみで、ゲームシナリオの話 (ハーたん観察日記)
・なんで今さらアージュ叩きか
 叩きやすいから。新タイトルを出さないから。抵抗しない死体を苛めるのは楽しいから。
(略)
 そんなん、コンシューマーでとっくに終わった「シェンムー」の夢を追いかけちゃう勘違いなセンスに決まってんじゃないですか。小粒な作品のマルチシナリオの雑多な分岐展開と、長大な本筋に依存する一本道主義とを混ぜて議論したらダメでしょう。


「浮気性」はポルノの本質

ひとまず、以上。
すげー長さになったなあ(笑
アージュという会社の人気の高さがうかがえます。じつはみんなツンデレなんですよ、ええ。ホントは大好き。

というのは冗談ですが、ざっと見て、アージュの節操の無さ、下品さ、プレイヤーを驚かせれば勝ちというあざとさ、作品の裏に感じられる悪意に引っかかっている人が非常に多いご様子です。

ボク自身はそういう悪意(ほんとにあるの?)は全然気になりません。
個人的な体験を語れば、『君が望む永遠』の遥エンドでは泣きました。セカチューでは泣かなかったけど(笑 まぁボクがベタな話が好きだというのはある。一方『Kanon』や『Air』ではまったく泣けませんでした。いかにも「泣かせるような話」で泣く人がいるのは、不思議なことではないですよね。

ふと知りたくなったのは、上記の人たちが他にどんなエロゲーを遊んでいるかですね。特に陵辱系をどれだけ遊んでいるかは興味があります。bmp_69さんの指摘がボクは割りと腑に落ちていて、本来のエロゲーつかポルノはアージュや陵辱系のような物を指すんだと思うんですよ。

最愛の人との純愛を肉欲的に心いくまで楽しみながら、同時に彼女の妹と浮気するという可能性も楽しみたい。ポルノには本質的に「浮気性」がつきまといます。性産業自体が代理、代償、浮気といったものから生まれたようなものです。遥と茜の二股は当然の欲望だろうし、水月と遥と茜のハーレムエンドだって、あっても良かったぐらいなわけです。

もちろんそういうルートは「泣ける作品」としては余剰にすぎないんですが、アージュは「ただの泣ける作品」なんて作ろうとしてなかったと思うし。『螺旋回廊』みたいな路線では食い続けられないと判断して、ああいう皮をかぶろうと思っただけでしょう。当時colorful pure girlのインタビューでそんなこと言ってなかったっけか。

「セイバーシナリオのグッドエンディングは絶対作らない」という奈須きのこの態度のほうが、よっぽどポルノ作家らしくない。いや、まあ、TYPE-MOONはたまたまエロゲー市場で商売してるだけの会社で、ポルノゲーム会社じゃないんだけどさ。

お前、遥エンドで泣いたっていったくせに、遥と茜の二股とか許せるわけ? 蛇足でしょ? と問われれば、確かに感動作品としては余計ですが、複数のルートで違う味がするのはちっとも悪いことじゃない、と思うんですよ。美しい光景に感動しつつ、同時にその光景を無残にぶち壊したいのも人間の心でしょう。

アージュは「下品」と言われれば、それはまあそうなんです。でもプレイするエロゲーの比率が陵辱ゲームとそれ以外でほぼ半々のボクにしてみると、あの程度で嫌う理由は理解できない。そういう人は陵辱ゲームもほとんど遊ばない人なんだろうな、と思います。

アージュにしても、譲らない一線はあるのかなと思うわけで、優柔不断が過ぎたり、二股かけたりした場合は悲惨な終わり方ですね。ますますドツボる。ホントに下品なら、幸せなハーレムエンドの1つも作るでしょう。感動作品としては余計な選択はさせてあげるけど、ふさわしい不幸は味わっていただきますよ、という意思を感じます。


嗜好性と物語のはざまで

陵辱系というのは、猥雑な可能性と浮気性のごった煮みたいなもんで、最愛の人間と肉欲に溺れるエンドがあれば、最愛の人間を裏切り、傷つけて喜ぶエンドもあれば、寝取られるエンドもあれば、最愛の人間に刺し殺されるエンドもあれば……と、実に多様な可能性を下品なまでに展開してみせる。

エロゲーを娯楽産業の極点とするなら、陵辱系はその極点の中の極点。そこにあるのは、物語でも意味でもなく、嗜好性のみ。実際2chのエロゲー板に行って見てみるといい。「触手・化物に犯されちゃう系」「戦う変身ヒロインがやられちゃう系」「彼女または片想いの娘がやられちゃう系」「催眠術、媚薬、人格改造、マインドコントロール系」などなど、実にさまざまな嗜好によって、性欲が分類され整理されています。しかも1つのスレッドの中でも、さらに分派があります。

例えば、変身ヒロインがやられちゃう時には、コスチュームを脱がす、すべて破くのはタブーです。タブーを犯したゲームは地雷ゲー扱いされ、最下層に落とされるのですが、ほとんどの人には理解不能でしょう。さらに少し破くのはOK派、最後にエネルギーを吸引されて変身解除ならOK派、まったくダメ派、などと派閥が分かれるに至っては、もはや。

すべての嗜好を理解できる者などいない。
例えばボクは人体改造の類は好きではない。「ふたなり」なら許容範囲だが、それ以上になると「ただの変態じゃね?」と思います。無論、他のエロゲーマーからすれば、ボクも「ただの変態じゃね?」でしょう。変態が作り、変態が買う市場。しかしそもそも変態とは何か。それを欲望や嗜好の偏差だというのなら、そもそも「平均の人間」があり得ないように、人間はすべて変態なのですよ。

個々人によって異なる「嗜好」に応えることは現実には不可能ですが、ポルノ産業はできる限り最適な形で応えようとします。ジャンルを細分化し、作品を細分化することで、細分化していく嗜好にマッチングする。陵辱系ゲームが徐々にダウンロード販売に形態を移しつつあるのは、まったくもって正しい。嗜好のマッチングこそが究極なのだから、在庫を極小化するのは理にかなっています。

作り手のコストを最小化し、より小さい規模でバリエーションを多様化することで、嗜好のマッチングをおこなう。しかし現実にはリソースは有限なため、数千本か、数百本か、どこかで均衡します。究極的には1対1を理想としながら、市場原理によって適正規模に収束し、動的なマッチングの結果としてブームが発生します。その実装がエロゲー市場と呼ばれているものです。

極限までいってしまえば、「物語」は不要になります。なぜなら「物語」は複数の人間に共体験を生み出すために生み出されたものだからです。「物語」はベクトルとしては、共通、万人向けを志向し、「嗜好性」は分裂し、1個人専用を志向します。2つの極点の間に娯楽は存在するのです。

もう少し扇情的な表現をすれば、ポルノ的なるものは人間(の欲望や嗜好性)を全肯定しようとする究極の人間賛歌なのですよ。


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テーマ:▼ゲームの話 - ジャンル:ゲーム

コメント

なるほど

こんな批判があるなんて面白いですね。
まあ、アージュ自体の善し悪しは別として、何か変な批判をしてるなぁと
感じましたけど。
何というか、好き嫌いの問題を客観的な善し悪しに無理矢理結びつけようと
しているかのような。

あと、個人的には「底の浅い説教」というフレーズが批判に出てきて
いたのが面白かったです。
このフレーズってよく見かけますけど、多分これって単純に中身が
ない話だって意味じゃなくて、自分は他人に何かを言われるのが
嫌いだという感情的反発とか、自分を納得させたかったらそれだけの
奥深い話をしてみせろって自尊心からきているのでしょうね。

>好き嫌いの問題を客観的な善し悪しに無理矢理結びつけようとしているかのような。

文章的には、一応「好き嫌い」の話に限定しているんだけれども、「評価」にも踏み込んでしまっている部分があって、そこが曖昧ですね。そもそも好き嫌いは、あまり客観的に論じられるものではないですね。アージュの発売延期とかに関してなら、ともかく。

「好き嫌い」であって、「評価」ではないですよ、としておかないと荒れるでしょうし、まあ仕方ないのかなと。まぁ「好き嫌い」と「評価」を完全に分けるなんて不可能なんですけどね、建前であって。やっぱり文章には熱量の差が出てしまう。どんな批評であっても、好き嫌いは透けて見えるものです。

ただ、嫌いなものをわざわざ取り上げるのはどうしてかというと、よほど強く批判したいのか、あるいはある部分認めている部分があるからでしょう。本当にどうでもいいものには、何も言わないでしょうから。アージュを嫌いな人、嫌われるだけの何かがあると認めていることになります。また面白いのは、アージュを好きな人も、アージュには嫌われても仕方ない何かがあることを理解しているように思えることです。

言い訳

はじめまして。敷居の先住民の中の人です。まだブログはじめて二ヶ月程度の若輩者があっちこっちで紹介されてあたふたおろおろしております(笑)。
「エロゲ」として見てないだろって意見はいちいちもっともでして、僕は陵辱系とかとアージュは全く別に見てました。そこを一緒に考えることはちょっと思いつかなかった(僕はどっちかというとオルタを基準に記事書いてましたし)ので、非常に興味深く読ませて頂きました。

ちょっとだけ誤解がありそうなので言い訳させてもらってもよろしいでしょうか?

ええとですね。まず、別に議論にはなってないです。少なくとも僕は誰とも議論をした覚えはない。それぞれの意見を見て考えたことをエントリにしたって程度のものでしょう、いまのところ。

「そもそも好き嫌いは、あまり客観的に論じられるものではないですね。」というのもごもっともな話でして、もう最初の時点で好き嫌いの話だってことは自覚しておりました。でも色々と反応を頂いたので、「でもなんでそんなに嫌いなんだろ」ってことをちょっと突っ込んで考えてみるのも面白いだろうということで、色々考えてみた結果があの記事です。

>アージュという会社の人気の高さがうかがえます。じつはみんなツンデレなんですよ、ええ。ホントは大好き。

これも冗談ではなく正解。好きだからわざわざ嫌いと言うのです。要するにかわいさ余って憎さ百倍(笑)。

>あるいはある部分認めている部分があるからでしょう。本当にどうでもいいものには、何も言わないでしょうから。

ここらへんも僕のエントリの結論とまるっきり同じなので、実はあんまり思ってること変わらないんじゃないかなあって気がするんですよね。

しかし、評価は別にして好き嫌いを語ることって不可能でしょうか? 「評価には好き嫌いがどうしても出てしまう」のはわかるんですけど、「評価せずに好き嫌いだけ語る」ことは可能じゃないのかなーと思ってエントリ書いたつもりなんですけど……うーん、こういう意見が出るってことは、やっぱ出来てなかったか。修行が足りんなあ。しつっこいくらいにアージュは凄い、認められるべき、批判じゃない、って繰り返しててもやっぱ嫌いって言ってたら批判に見えちゃうもんなのかなあ。これ、ほんとに建前じゃなくて本音なんですよー信じてくれー(泣)。「底の浅い説教」ってセリフだってもちろん言葉通り感情的な反発です。隠してるつもりなんか最初からないんだけどなあ。

以上! なんかエントリで書けよってくらいの長文になってしまいました。ぐだぐだと言い訳して申し訳ない!

>序章が終わって本編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始める
これを「気持ち悪い」とか「下品」とか特筆するほどの衝撃を持って感じられる、というピュアな感性に愕然。
「俺、汚れちゃったんだなあ……」という切なさがw
引用先を書かれたのは、エロゲ暦浅い方々なんですかね。

今までの記事は同調できるものがほとんどでしたが今回ばかりは少し納得しかねるなぁ。
自分はエロゲーは全くプレイした事ないので、する人のサイトから読み取った印象からしか言えませんが、
彼らはあくまで恋愛ADVというキャラゲーとしてプレイしているのであって、
エロが第一目的でプレイしているのではないと思います。
実際Hシーンは飛ばす、Hシーンが存在しているという事実が重要なんだという人もいますから。
当然陵辱系など遊ばないでしょう。
もっと悲惨な展開があるという戦国ランスなんかについてはここまで言われる事はそんなに無いですし。
なんというか・・・エロゲーなんだし、というDAKINIさんの言いたい事はわかるのですが、なんか違うんですよね。

あと
>ある部分認めている部分があるからでしょう。
最後まで読んでますか?前半の記事にそう書いてある所がありますよ。

究極のポルノ商品は「もしもボックス」か・・・。

>まきがいさん
別に誰も責めてるわけではないし、批判もしてないので、「言い訳」する必要はまったく無いと思うのですが?
まぁアージュがプレイヤー全員に自分たちの意図どおりにプレイしてもらえないのと同様、ブログの書き手も、書いたエントリーを100%、自分の意図どおりに読んでもらえないのも当然ではありますね。

>やっぱ嫌いって言ってたら批判に見えちゃうもんなのかなあ。
わざわざ嫌いと言うことの重さ、ではないですか。


>RSR さん
まー、前半のあの清々しい雰囲気からすれば、後半の冒頭の「淫らさ」は明らかに制作者が狙ったものですね。下品といえば確かに下品ではありますよ。
もっとも、嫌う理由として挙げられると、「あれぐらいで・・・・」と思ってしまいますが。人それぞれの感性ですね。


>無銘 さん
> エロが第一目的でプレイしているのではないと思います。

そうでしょうね。というか、ボクもそう書いてるんですが?
ですので、「そういう人は陵辱ゲームもほとんど遊ばない人なんだろうな、と思います。 」と書いています。

大雑把に話を整理すると、エロゲー市場には
  ・たまたまエロゲー市場で商売しているだけの会社と製品
  ・ポルノ商品を作っている会社と製品
の2種類の会社と製品が存在し、遊ぶ側もまた
  ・たまたまエロゲー市場で売られている商品を求めているユーザー
   (ポルノ性はほとんど求めてない)
  ・ポルノ商品としてエロゲーを買っているユーザー
の2種類いるんですよね。

(実際には、きっぱり2種類に分かれるわけではなくて、両方やるような人もいるわけですが、わかりやすさのために2種類としています。)

で、アージュの商品は微妙に、その境界をまたぐような形になっているので、誤解を招きやすいのでしょうね。(あー、別に『君望』『マブラヴ』に陵辱系の要素があるとは思ってませんので。ただ、スタンスとしてポルノ的な可能性=選択肢を排除しきってない、という事ですね)
というのがボクのエントリーの主旨なんですよ。


>junさん
わははははは。
そうですね。

ageが嫌われる理由をちくちく書かれているのはage信者としてはチョッとムカっとしますが
しかし、その気持ちはわからなくは無いですねw

まず、ageの作品には既存のよくある作品に対しての「ご都合主義」への批判が入ているから。

具体的に言うと
君望においては、「二又なんかしたら、みんなが泣くことになる。」
という現実では当たり前のことを書くことで、ラブヒナとかの一時期はやったハーレムモノに対する批判を。

オルタにおいては、「戦いや戦争において犠牲の無い勝利なんてものは無い。」
これもガンダム種などの戦争ものでの、メインキャラへの命が重くその他のキャラの命の軽さなどに対する批判。
そういうメッセージがこめられている。
そして、「そういう現実に目を向けない作品はご都合主義」だ、という風に作品上の中で主人公を通す形で 説教する。

まず、その説教を嫌う人がage嫌いになる。
そういう人たちは「ファンタジーなのだから俺達はご都合主義で構わない。スカッとすればそれでいい」という風に言う。

次ぎに、ageの作品は、そういうメッセージを発しながらも
「お前が、ご都合主義がすきなのは知ってるよ。そらくれてやる!!」といった風に

君望FDや、マヴラブファイナルエピソードのように、これでもかといった具合に「ご都合主義」をドンと出してくる。

ここでもアンチを増やしていると思う。

確かに この「ご都合主義」で救われる人もいるのだけど、
一部の人は、「なにこのご都合主義は! 裏切りだ! 今までの想いを返せーーー!!」とか
「チョッと節操が無いことない?」という風になる。
また、オルタに関しては、「どうせご都合主義なら、オルタの世界でやってくれーー!!」というニーズのギャップが生じている面もある思う。

ただ、それだからといってageの作品が駄目かといえばそんなことは無い。
本当に好き嫌いの差でしかないんじゃないかなぁ・・・・

ただ、リンク上に、読者を泣かすためにキャラを殺しているという批判があるがそれは随分、作品の上っ面だけを見ている。

BETAという人類にとって最悪の存在に対して、対抗しうる人間のあり方の代表的存在が夕呼先生の態度である。
感傷をはさまず、弱さを見せず、勝利のためには犠牲を惜しまない態度。
唯一の親友が死んでも顔にすら出さないこと。
物語は、一般人の青年である白銀武が、さまざまな事件を通して、成長し、また仲間を次々と失い、最後には自らの手を汚すことで
そうした夕呼と同じ立場に立ち、そこで彼の物語は終わる。。

オルタの世界は いわゆる「神=夕呼、で 夕呼という存在に挑戦し続け、最後には夕呼と同格になる武の物語」といえる。

そして、そういう人間でなければBETAという脅威に対抗できないんだということ、戦いとはそういうものということを作品を通して提示してくる。
プレイし終えるとわかるが、オルタにおいて仲間達が死んでいくのは作品の意図の上で仕方のないことなので
だから、ただ読者を泣かすためにキャラを殺している訳では決して無いことは、最後までやればわかるはずなのだけどなぁ・・・


最後にオルタは「主観時間を含めて22歳の武の物語」だが、「ループが主観時間で28歳で最初から夕呼と同じ同格の存在であったとしたらこの物語ははたしてどうなっていただろう・・・・
それを真面目に取り組んだマヴラブのss「マブラヴオルタネイティヴ(偽)(仮)」はマブラブ二次創作の中でも非常に完成度が高くてもしよければ読んでみて下さい。「ご都合主義」であってもオルタの世界でも白銀武に幸せになって欲しいという想いが詰まっていて、「こういうオチもアリだなぁ」と思わせる一品です。

>page さん

> ageが嫌われる理由をちくちく書かれているのはage信者としてはチョッとムカっとしますが
> しかし、その気持ちはわからなくは無いですねw

優しい信者さんですね。
今回面白いのは、リンク先のブログのコメント欄などに、「アージュ嫌いに理解を示すアージュ信者」が目立つことです。それだけ好き嫌い分かれる(と認知されている)メーカーってことなんでしょうね。

>「そういう現実に目を向けない作品はご都合主義」だ、という風に作品上の中で主人公を通す形で 説教する。

>次ぎに、ageの作品は、そういうメッセージを発しながらも
>「お前が、ご都合主義がすきなのは知ってるよ。そらくれてやる!!」といった風に

こういったアージュの姿勢を、「悪意」「気持ち悪い」「下品」と捉えるか、アージュのテーマ性(?)と捉えるかで、好き嫌いは分かれそうですね。おっしゃるとおり、ただの好き嫌いなんでしょう。

>誰も責めてない
けど誤解はされてるかな、と感じたので言い訳してみました。まあ心配しすぎかとも思うんですが、今回のエントリは「アージュを批判するのは許さねえぜ! でも僕は嫌い!」って感じの複雑な感情をなんとか表現したかったので、単純に叩いているだけと取られてしまうのは痛恨の極みなんですよね。せっかく口を出せる環境があるのだから、言い訳くらいしてもいいかな、と。

あ、ちなみに僕はエロゲ歴5~6年程度で陵辱系はほとんどやってません。けど、別にランスの陵辱シーンとか螺旋回廊とかにはあんまり嫌悪感ないんですよねー。

>まきがい さん

ランスなんかは、陵辱系の中では比較的ライトな気もしますが。
というよりも、ランスは遊ぶ側も「そういうもの」と思って遊べるからじゃないですか。
「そういうもの」と思えないものが、「そういうこと」をやると、嫌悪感を抱かれやすいという好例なんじゃないでしょうか。

>けど誤解はされてるかな、と感じた

まぁ、それも解釈しだいですよね。
「誤解だっていってるけど、無意識に痛いところを突かれただけ」と受け取れるわけで。そもそも「アージュを批判するのは許さねえぜ! でも僕は嫌い!」なんてことをわざわざ公言することが、ひどくわかりにくいわけで、どう誤解されようが構わないという覚悟は要るんじゃないでしょうか、と老婆心ながら。


それと・・・・率直にいって、
「嫌い」と宣言するのは、単純に叩いてるのと大差ないと思いますよ。
第1に、客観的な理由を説明できないという点で。
第2に、叩くのも、嫌いと宣言するのも、どちらも負のエネルギーを感じますよね。「違うんだよ!」と力説されても、まぁそりゃ違うかもしれないけど、勝手にそういう留保をつければいいと思うのですが、読む側の印象は案外、大差ないかもしれませんよ。

何かを嫌うのは必ずしもリスクをともないませんが、何かを叩くのも、何かを嫌いと宣言するのも、(誤解を招く等の)リスクは存在すると思います。

>まぁ、それも解釈しだいですよね。「誤解だっていってるけど、無意識に痛いところを突かれただけ」と受け取れるわけで。

……うーん。そう解釈したのは一体「誰」なんですか? なんか全く会話が成立していない気がっ。何故「あなたは」誤解してませんか? って言葉に「こう解釈する人もいますよ」という返事が返ってくるんだろう。

ええと、「責めてないし批判もしてない」ってことなので色々言い訳しましたけど、単純に「アージュ嫌いを許してくれ」「いや許せません」って話なら僕に言い訳のしようはございません。不快な思いをさせて申し訳ない。

「嫌い」

DAKINIさん、レスありがとうございます。
皆さんの意見、大変興味深く読ませていただきました。

あと、「嫌い」に関する話ですが、「嫌い」と「良くない」と「合わない」の
使い分けが曖昧になってしまっていることから誤解を生じやすくなって
いるのかもしれませんね。
色々考えさせられました。

>まきがいさん

んー。
いや、おっしゃってることはわかるんですけども、「そもそも言い訳なんていりませんよ」ということです。

ボクは別に「ボクがまきがいさんの主張を誤解している」とは思っていませんし。まきがいさんが「DAKINIという人物が自分の主張を誤解して受け取っている」と主張されるのはご自由ですけれども。

まきがいさんが「アージュを叩いてるつもりがない」と自覚し、そう述べられているのはわかりますが、その主張を他人がそのまま100%納得する必要性はまったくありませんし、そもそも「単純な理由で叩く」のも、「嫌いと宣言する」のも、大差ないように思えるのですが。

ですので、なにをよくわからない言い訳をされておられるのかなあ???
というのが疑問です。ここまでやりとりが続く事自体、ちょっと意外でして。

まきがいさんが読者(この場合はボクですかね)に何を期待しておられるのかはよくわかりませんけども、ボクの受け取り方としては、先のコメントで述べたように、
>「嫌い」と宣言するのは、単純に叩いてるのと大差ないと思いますよ。
>第1に、客観的な理由を説明できないという点で。
>第2に、叩くのも、嫌いと宣言するのも、どちらも負のエネルギーを感じますよね。
ということです。

率直にいって、ボクはアージュに愛着をもっていないので、まきがいさんが叩こうがどうしようが気にしません。と同時に、まきがいさんが「私はアージュを叩いてないんだ。わかってくれーーーー!」と主張されても、そういうまきがいさんの気にしておられる「違い」が、ボクにはどうでもいいものなのです。

まきがいさんにとっては、「叩く」と「嫌いと宣言する」は、非常に大きな違いなのだとご推察しますが、ボクにとっては五十歩百歩みたいなもので。で、ボクが言っているのは、「五十歩百歩にすぎないんですが、なにか?」ということです。許すも許さないも無いです。そんなこと、問題にしてません。

まきがいさんにとっては「重大な違い」であり、ボクにとっては「五十歩百歩」という事で、よろしいのではないでしょうか。まきがいさんとしては、非常に気を遣って「区別」したつもりなのでしょうが、ボクから見ると、「いや、それ、そもそも大差ないでしょ」なんですよ。認識(つか前提)の違いですね。


>makoto さん
>「嫌い」と「良くない」と「合わない」の使い分けが曖昧になってしまっている

ですね。
まぁ率直にいって、上記のリンクのブログの方々は、(誤解を避けるという点でいえば)慎重さを欠く書き方をしておられると思うし、誤解を本気で避けたいなら、もっと違う書き方があったでしょうね。それこそ、makotoさんのおっしゃる「合わない」という表現を使ってもよかったわけですし。

ブログ書きなんて生き物は、他人のブログを読んで、刺激を受けて記事を書くことが多いわけで、結果的に面白さ優先で筆がすべる事はよくありますよね。本当に慎重な人は、そもそも何かについて嫌いと宣言することを最小限にしますし、変にクドクド言わないことで、単なる個人差として解釈させるように導くものです。

いやあ、「サービスのしすぎ」が面白さを損なって評価ダウンにつながるなんてのはよくあることでしょ。
エロゲにかぎらず。
萌えを狙いすぎてかえって萎えるキャラとか、感動を狙いすぎてかえってしらける話とか、
露出しすぎてかえってセクシーにみえないファッションの女性とかw
あざといとか下品とかはそういうことだと解釈し同感していたんですが。
それを「本来そういうものだ」という理由だけで片付けられても、ちょっと違うかな、と。
結論が程度問題に落ち着いてしまうのもつまらないですけどね。

>ガン鉄さん

んー、まあ、ガン鉄さんがおっしゃるような、個々の作品の「下品」の程度問題と、
エロゲつかポルノのもつ根本的な「下品」さの2つがありますよね。

つまり、「ポルノ」として接しているか「エロもある娯楽」として接しているかで
印象も変わるということですかね。
私は、エロがどうこうは関係なく娯楽として、インパクト重視がちょいやりすぎかな、とは思っていました。
キャラ造形しかり、シーンの演出しかり、話の展開しかり、ですね。

ああ、ちなみに私は陵辱モノはやらないです。
痛いのとグロいのと堕ちるのとアブノーマルプレイはあまり興奮しないので。
痛くない萌えゲのくせにエロが濃いやつが好みですよw
ついでに言えば、そういうものこそが私にとって最適なポルノでもあります。

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