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贖罪の生贄というかね。

和田社長の退任に伴って、10年以上に渡った政権に対する感想や評価がネット上で散見されます。その中でも比較的、「ただの悪口ではない」記事を2つほど。
和田社長はリストラを行っているために、社員を大切にしないというイメージも付いてしまいましたが、率直にいってゲーム大手でリストラをせずに済んでいる企業の方が少ない(段階的に細かく切っているので、目立たないだけという会社もある)ので、その1点をもって社員に冷淡と言い切るは、幼い論理でしょう。まー、辞めさせられた人達からすれば納得いかないかもしれませんが。

企業しかり、産業全体しかり、成長期は人をたくさん入れて案件数を拡大して急激に売上を上げていくことが求められ、成熟期になれば、効率化を推進して利益を確実に上げられるようにし、衰退期になれば、時代に適応できない人材は放逐していく。

それはどこの産業でも同じなんであって、そもそも入社して定年まで安定して食えるなんて考えるほうが異常です。

超安定企業の代名詞である任天堂にしたって、本体の正社員という聖域には手をつけていないだけで、ブラウニーブラウンのような100パーセント子会社の再編を推進しており、広義のリストラは始めてるわけです。リストラ=社長が社員を大切にしてない、というのは現在の日本の産業界を振り返れば、ただの甘えでしょう。

どちらかというと、上記の2つの記事が共に指摘するように、切るべき人や部署を切れなかった、というのが適切な評価でしょう。
和田さんの失敗・欠点は、むしろ開発者を愛して大事にして、信頼しすぎてきたこと。
切るべき時に大物や大型PJを切るに切れなかった優しさが、あれほど正確な分析と判断が出来ていたのに、会社を傾ける結果に繋がってしまった。
信じるべきではない人間を過剰に信頼しすぎてきたがために、社内の人間関係を複雑にして、PJ経営を難しくしてしまった。
もっと和田さんが冷酷な人間で、ゲームが嫌いで、オタクなんかクソだと思ってくれていたら、社員ならそう思うはずだろう。
で、本来ならばそうした人物こそ切るべきなのだが、それをしない。

リストラなどを実行している和田洋一社長が、なぜそうした人物を切れないのでしょうか?

情があるから。

情ですか?

旧スクウェア時代に人が去っていく中、残ってくれたのがそうした人物なので。さすがに情がある。
また、仮にそうした人を切ったところで、後釜がいるか、と言われるとそうでもない。となると、残さざるをえなくなる。
その結果、今の状況がある。

また、まこなこさんが指摘するように、和田社長が推進した新事業が2つとも結果を出せなかった、というのも今回の引責に影響していると思われます。

タイトーの買収に伴うアミューズメント事業、アイドスの買収に伴う海外事業。今期の決算に負のインパクトを与えたのがその2つの事業で、まー、これで責任を回避するのはさすがに厳しいでしょうね。

ぶっちゃけ、あれこれと会社を買ったり、作ったりする割りに、ほとんど失敗してるんですよね。社内の開発者に路線転換させることができず、説得できないし、甘やかしてしまうから、自分のハンドリングしやすい相手を欲して、会社の買収に走ってしまう。

社内に政治基盤を持たない社長の直轄部隊というのは、基本的に駄目になるというのが定説なんですよね。だってただの自慰行為だもんね。


まー、それは次に引責辞任する事になりそうな某社長にも言えるんですが。
社内に政治基盤を持たないから、社内の人間を寄せ集めて直轄部隊を編成したり、特定のクリエイターや開発会社を甘やかして「聖域化」してしまう。しかしそんなもん、上手くいくわけないので、むしろ失脚の要因を作り出してしまうんですよ。

時代遅れのネットワークサービスや本体ソフトウェア、実用系ソフトブームが去った後も脳トレの続編なんぞに3年近くも時間を掛けたり、自己満足にすぎない本体内蔵ソフトを作ってばかりいる開発部隊……。ソフト作るたびに製作チームを解散せざるを得ないアレなクリエイター。タイムマシン戦法以外では大したサービスも作れないネットベンチャー。

一言でいって糞なわけです。
その糞を放置して、積み上げてしまった糞の山が3DSやWiiUなわけでしょう。

糞は放っておいても黄金にはならんのですよ。
社長の傘の下で自分達を甘やかしてきた、糞のまま変わろうとしなかった糞も問題。糞の山を糞のままにし続けた自慰行為の好きな糞のお山の大将も問題。糞な馴れ合いがそこにあります。
プンプン臭うぜ、マジで。


社長なんて自分の責任ではない事でも全部責任を取らなきゃいけない立場で、孤独なもんです。だから、自分の足元の糞の山を愛しちゃうのもわかるんですけど……ね。

だって他の役員なんて、誰も覚えてないでしょう。スクウェアエニックスの和田社長以外の役員をパッと言えるファンって、どれだけいますか? 任天堂の社長以外の役員をパッと言えるファンってどれだけいますか?(宮本茂氏は役員としてより、クリエイターとして著名なので例外とすると、他の役員の名前、パッと言えますか?)

どんだけ神君と賞賛されても、数年経って業績が傾けば、たいして関係ない事も含めてぜーんぶ罪をおっ被せられて、贖罪の生贄として捧げられちゃう。雇われ社長なんてもんは、そんな末路です。神君のお膝元でござ~いとか、調子こいてた糞のせいで、足元滑らせてすっ転ぶ羽目になる。神君を糞の海に引き摺り下ろした原因達は、きっと何とも思わんのでしょうしね。

任天堂、4月のアップデートでのWiiUメニュー復帰改善を動画で紹介~20秒以上が10秒以下に
まー、こんな現状ですからね。やーれやれ。

そもそも本体メモリが2GBあって、システムに1GBも割り当てておいて、この現状は信じがたいですけどね。PS3のメインメモリとVRAM合算が512MBだってのに……。PS3はメインメモリとVRAMの合算512MBのうち64MBがシステムで、Xbox360は512MBのうち32MBがシステム。どんだけ技術力低いのよ、って呆れますよね……。

【GDC 2013】任天堂、Wii U「Miiverse」の活用事例を公開
毎年、大型タイトルの制作事例に関するセッションで人気を集めてきた任天堂だが、今年はセッション内容を目下売り出し中の最新ハードであるWii Uにしぼり、しかもゲームタイトルではなく、本体の機能、サービスの紹介に特化して、海外のクリエイターにWii Uのことをより認知して貰おうという未だかつてないものだった。

ただ、この任天堂の思惑とは裏腹に、今回GDC2013で実施された2つのセッションの反応はいまひとつで、いずれのセッションも空席が目立ち、奇しくもWii Uの厳しい現状を伝えるものとなった。
ま、そりゃそうです。誰だって糞の山には近づきたくない。
まともな物を作る以外ありません。


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コメント

まー、結果出してないからしゃーないね
口先で何をくっちゃべろうとうも、経営者が評価されるのは結果を置いて他になし

>まー、それは次に引責辞任する事になりそうな某社長にも言えるんですが。
(笑)

>実用系ソフトブームが去った後も脳トレの続編なんぞに3年近くも時間を掛けたり
時間かけすぎで案の定売れませんでしたねえ…

>ソフト作るたびに製作チームを解散せざるを得ないアレなクリエイター
単純に無駄なことをやって何がしたいんだって気はしますよね

>誰だって糞の山には近づきたくない

まー、生暖かくニヨニヨするつもりか井上氏みたいなシンパしか近寄らないでしょうね。
天空のお城で行われていた滑稽で高度なまでに戯劇化された喜劇は、天空のお城が地に堕ちたいまでは、ありがちな田舎猿芝居に過ぎないわけで

そんなもんを貴重な時間を割いてまで見てやろうとする人は、天空のお城の過去の栄光を忘れられない人たちか、あえていえば悪趣味な人たちだけですからね

>ラケーテ さん
まー、引責辞任準備中の社長の問題点は、意外と頭が悪かったというか、謙虚に見えてプライドが肥大化していたというか、失敗する兆候が鮮明になっていたり、失敗し始めた時にすぐに路線転換できなかった事ですね。

成功に溺れるのは糞ベンチャーが舞い上がったときにもよくある事ですが、あれだけ多数のヒット作を出している会社の社長が糞ベンチャーの若い社長みたいな舞い上がり方をしていたら、笑えないですよねえ。いつまでも脳トレ幻想が忘れられないのであれば、いつまでもガチャガチャ言ってるSAPの社長と変わらないというか(苦笑

(まー、SAPにしたって、威勢のいいこと叫んでるのはある種のカッコツケというかパフォーマンスであって。利口な人達はバブルがはじける前に、会社を叩き売ったり、上場して金ゲットして、その後は逃げる気マンマンですが。)

少なくとも、脳トレやWiiスポ、WiiFitあたりは、こんな物が本当に売れるのだろうか、いつまで売れ続けるのだろうか、という疑念は当事者の側にもあったと思うんですが、一度ヒットしてしまうと、「成功方程式」や「信仰の対象」になってしまい、冷静さを失ってしまったのが残念です。大ヒットをいくつも出してきた会社なのだから、たかがミリオン、たかが300万、というある種の余裕ある冷静さが欲しかったですね。

「こんな物がいつまでも売れ続けるわけないだろ」ってのは現場から経営含めて、出した当初はわかってた話だと思うんですがねえ。そういう冷静さを失った経営陣と現場は脆いですね。世の中を動かした大ヒットは素晴らしい物だけども、一方で「こんな物」という冷静な感覚も失ってはいけませんよ。その感覚を失った瞬間、クリエイティブはただの金儲け目的の虚業に成り果てます。

ミニゲーム集ばっかりじゃねーか、というのはWiiのピーク時にも指摘されていたことですが、当時はまあ売れてましたからね。ただ、それでいいのか、という冷静な判断が現場のクリエイターに無くなってしまったのであれば、非常に残念ではありますが。

まー、チャレンジャーの間はしょうがないけど、キングに戻ったらちゃんとしたゲームもたくさん作らないとね、という冷静な判断を、経営陣がしなかったのが最大の失敗ではありますが。うちのブログは、前の「発熱地帯」という場所から移転してかなり経ちますが、移転して以来、頻繁に指摘し続けていたのは軽いゲームで成功したのは素晴らしいけど、そろそろ重厚なゲームをきちんとやらないとね!でした。

そんなの自明だと思うんですがねえ。
グレートなエンターテイメント企業の経営陣の本性が、儲かる間はずっとガチャガチャしてようぜ!っていうSAPの若い社長たちと大差なかった、というのは本当にショッキングですねえ。成功は毒という言葉通りですなあ。

スクエニの和田社長の話かと思いきや、別のハードメーカーの話になってしまいましたね(笑)。あと、いまホットな社長は有名ハンバーガー店の社長でしょうか。あの人もそろそろ追い出されそうな業績になり始めましたから。
和田社長の話ではないのですが、スクエニのゲームで驚いたのが、PSP版FFTで戦闘MAPで呪文を使用すると処理オチで画面エフェクトと効果音がずれるという(苦笑)。PSアーカイブのFFTでは、そんな処理オチなんて発生しません。かつての技術のスクウエアがこのレベルのゲームを発売するようになったか、と悲しいものがありました。製作は下請けかもしれませんが、こんなすぐに分かる部分を改善できない、これぐらいあってもいいという質管理意識の低さが・・・。
たしかPSP版FFTは発売にあたってGameWatchに製作者インタビュー特集があったはずです。そこで移植にあたったプロデューサーやらが「キャラ音声は入れないようにしよう」「ムービーを入れる場所は重要だから悩んだ」なんてクリエーター気取りの発言をしていましたが、よくあの出来でインタビューなど受けれたな、と感心します。
スクエニのゲームはPSP版FFT以降は、特別な思い入れのあったタクティクス・オウガ以外買っても触ってもいませんね。もはや期待すら出来ないメーカーになっていました。
「まこなこ」の方でもコメント数が盛り上がらないのも、多くの人にとってスクエニは「思い出の中のゲームメーカー」になっているのでしょう。

任天堂はDSが大ヒットしている時に、眼力トレーニングだかのゲームCMをおじいちゃん・おばあちゃんが見る番組枠でやっていた事が好印象でした。「このゲームを買う層はどこにいるか」と理解しているな、と。
同時期のSCEがTVCMや広告ですべりまくりだったのと好対照でした。「かつてはSCEはTVCMが上手い企業だったのに、そこも任天堂は研究してきたんだな」と売れる理由が良く分かりました。
しかし、まさかその数年後にストリートビューやカラオケ、SFCのマザー2のCMをやる企業に落ちぶれるなんて。本当に分からないものです。
社長は結果を出す事が全てです。
結果を出しているなら、その成功の秘訣を聞こうと基調講演は満席となるのでしょう。たとえ技術ミーティングで普及台数自慢をしても、結果が出ているなら笑われる事もありません。実際に笑われ始めたのはDS市場が消滅し、Wii市場が急減速しているのに普及自慢をした時でしたから。今年もGDSで「WiiUでHTML5を使えるフレームワークを用意しました!」なんて笑いに走ってしまいましたね。
GDSは技術者・開発者のためのイベントですよ、そこで発表すべきは「HTML5ベースのWiiU市場の形成、金儲けの仕組み」であって、「これがNitendoWebFrameworkだ(どやぁ)」なら、お得意の社長が聞くとか任天堂ダイレクトで十分なんですよ。
それとも「アプリ製作者は無償で任天堂のために開発できて嬉しいはず」なんて思っているんですか?
一番重要な金儲けの部分を「○○したい、○○にする予定、」と決め切れなくてどうするのか。しかもWebベースのアプリ製作に開発キットが必須って・・・。アップルやグーグルは腹を抱えて笑い、グリー、モバゲー、ガンホーは「何が必要か分かっていなかった」と一安心だったのでは。
そんな当たり前の意見すら、誰も社長に意見できない雰囲気なんでしょうか。
任天堂のネットサービスは1世代遅れているとからかっていましたが、遅れるどころか始まってすらいなかったと。
任天堂は据置機・携帯機とハード事業に固執し続けると、確実に自滅するでしょうね。素直にゆっくりと消滅してくれればいいのですが、アンバサダーのように他社を巻き込む焦土作戦をやりそうなのが気がかりですね。

まさか、ドラクエとFFを擁したスクエニがこんなことになるとは、10年前の自分に教えてあげたとしても絶対に信じてはくれないでしょうね。ドラクエは任天堂とどんな契約をしてしまったのか解りませんが、開発費の援助なりロイヤリティの大幅な優遇なり、多大な資金援助がありそうなものですが、それでこの体たらくとは…。更に破格の待遇を得たのであろうモンハンも、決して人ごとではなさそうですね。
任天堂の場合は、日本の場合は3DSの好調もあって何とかなりそうですが、広告費などの影響が及ばないのであろう海外サードの余りにも露骨なスルーっぷりに背筋が寒くなる思いがします。PS4やXBOX720に比べて劣っているのはまだ仕方ないとして、よもやあれだけ前に出たPS3やXBOX360よりも低スペックだと断じられるとは、ただただ情けないというよりはむしろ、恥ずかしい程です。

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