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3DSは「傲慢」、WiiUは「怠慢」、さて次は……?

中立的ではありながらも、印象としては任天堂びいきの記事が多いような気がする田下広夢氏が、なかなか手厳しい記事を書いていますね。

Wiiの失敗をWii Uは繰り返すか?
コンシューマーゲームの歴史の中でこの現象は大変に珍しく、これまでは普及台数でトップを走るハードは最後まで市場を掌握してきました。それが、後半勢いが衰え、存在感を無くしてしまったのです。不思議ですね。

(略)

Wiiはというと、発売翌年の2007年が約100タイトル、翌2008年は約120タイトル、そこから、2009年はタイトル数が減ってしまって約100タイトル、2010年には約60タイトルにまで落ち込みます。Wii Uが発売された昨年はなんとたったの約10タイトル、Wii U発売直前の末期であるといっても、トップハードの終わり方ではありません。

(略)

しかし、どうも現状のWii Uからは、豊富なソフト群というのは見えてきません。2012年末の発売以降、2013年1月のタイトルはコーエーテクノゲームスの真・北斗無双、2月はバンダイナムコゲームスのTANK!TANK!TANK!の1本ずつ。3月の発売タイトルは3本、その後の2013年発売予定タイトルも数本という状況。

(略)

ニンテンドー3DS(以下3DS)をはじめとして、次々に次世代ハードが登場しています。どのハードも苦労しているのが、タイトル数を確保することです。プラットフォーム運営が最もうまくいっているのが3DSで、本体の普及速度はDSに近いレベルです。しかし、タイトル数の増え方でみると、DSの半分程度の勢いなんですね。PSVitaはさらに少ないという状況で、これが開発に期間がかかり、コストが高い据え置きハードとなると、大変な困難が予想されます。

(略)

PS4の決断と比べると、Wii UはWii U GamePadを軸にした独自路線を進むことになります。そんな中で、Wii Uならではのキラータイトルで盛り上がりを作るのはもちろんのこと、それを維持するためには多数のコンテンツ群を形成しなければいけません。最低でも、たくさんゲームがでるな、という期待感は必要です。

そのうち「少数精鋭」などと、N64の頃の言い訳を持ち出してこないか、本気で心配になってきますよね。当時、カプコンの開発トップだった岡本吉起氏が言った「少数精鋭ではなくて、ただの少数だ」という名言を思い出したいものです。

3DSというハードを一言で表すなら「傲慢」。あの2万5000円の価格設定、3D表示ごときでライトユーザーを驚かせられると考えた安易さは、DS&Wiiで一時代を築き上げた任天堂が陥った傲慢さを見事に代弁していました。

そしてWiiUを一言で表すなら「怠慢」。ハードを企画・設計した人間、ネットサービスと本体ソフトウェアを企画・設計した人間、専用ソフトを企画・開発した人間、三者がすべて怠慢です。

クリエイティビティーに欠けているし、品質の高い物を作る気概も無く、本気で売ろうとする気迫も感じません。ただ、ただ、ただひたすら「怠慢」のみが溢れている。サードパーティを誘致する努力も感じられず、怠慢。現状を改善する努力も感じられず、怠慢。

ここまで怠慢さに満ちたハードは、僕は初めて見ました。少なくとも任天堂の歴史上初めてではないでしょうか。

傲慢から怠慢へ。衰退期の企業において典型的なストーリーではありますが、あまりに陳腐な展開で興ざめです。次は……?


p.s.
WiiUの失敗が鮮明になるにつれて、岩田社長のコミットメント発言が再びクローズアップされつつありますね。経営陣の総退陣として解釈しているメディアもあるようですが、さすがにそれは過剰でしょう。トップの首を盆に載せて差し出せば十分ですし、そのための外様からの起用なわけで。そこは極めてクラシカルな日本企業の論理が働くのでは?
コミットメントとは、目標の達成を株主に約束するということだ。もし達成できなければ社長以下、経営陣は全員、退任するというのだ。コミットメントは経営トップの公約である。
浮き沈みが激しいのは、ゲーム会社の宿命みたいなものだ。娯楽というものは飽きられるものだからである。ここが生活必需品とは決定的に違うところだ。消費者に手に取ってもらう決め手は、新しい感性で、どこにもない魅力的な商品を生み出すことに尽きる。前回の成功体験に引っ張られて、二匹目のドジョウを狙ったことが失敗を招いた、との声が社内からも出ている。

Wiiが後半あんな状態だったにもかかわらず、二匹目のドジョウを狙うというのは、よくわからない発想ですよね。傲慢であり、怠慢の証拠。時の運で追い風が吹いて、脳トレクローンを自社開発し、数年で市場を枯らしてしまったし、Wiiもサードパーティ市場を築き上げられなかった。本来、多大な反省をすべきでしたが、逆に思い上がってしまったのでしょうか。

一時のソーシャルバブルで舞い上がったモバグリ辺りと大差ない。老舗企業と言っても、結局は人の集まりです。全世界から優秀な人間をかき集めたわけでもないし、まあ、こんなものなのでしょうね。神企業だの、神社長と呼ばれても、バブルで舞い上がる紙風船のような物でした。出井氏のような汚名を残すことなく、潔い去り際を見せていただきたいものです。

……非常に残念でなりません。この5年間、うちのブログの読者であった人達なら皆さん、同意されるでしょうが、容易に見えていた事ではあったのに。傲慢にして怠慢。末路は知れた物です。


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コメント

PS3も3DSも傲慢だったけど値下げで何とかなった。けどVitaやWiiUの怠慢はどうにもならんのじゃないかね

任天堂については岩田社長のコミットメント未達時の声明(言い訳)を楽しみにしています(笑)
何度となくご自身の過去の発言を後で否定する言動を取ってきたお方なので、果たして退任時にはどのような岩田節が聞けるか…
大穴で言い訳を駆使してコミットメントの達成期限を先延ばしにする大技があるんじゃないかとも思いますけど、それはさすがに邪推が過ぎましょうか(笑)

3DSの値下げのおかげでWiiUが売れてないんだと思います。
みんな「ああ、ちょっと待てば1万安くなる」って思いますって。
http://ameblo.jp/nin-shin/entry-11463197096.html
「もとにしゲーム天国:大使エフェクト」
普通こんなふうに思いますって。

だからこそVitaもちょっと値下げしただけで売れ出す訳で。

もうダメなんじゃないでしょうかね。
WIIUはもうみんな失敗したと言っている

値下げ値下げと言うけど、今度こそ値下げしたら会社もたないよ?

6万円のPS3が高いというのはわかりますが、高いほうでも3万のWIIUが高いというのは、冷静に考えれば据え置き機としてみればそんなに高くはないわけで、それでも「高い。値下げしろ」というのは要するに「価値がない。いらない」と言ってるに等しいわけです。

そもそも、値下げしてもソフトがなきゃ売れないわけで

こんな状態では撤退はあっても参入はない。
結局、またいつもの任天堂ソフトだのみになるわけですけども、その任天堂ソフトすらスカスカ
まあいくら任天堂でもそう毎月出せるわけじゃないからしゃーないんだけども

まあ、3DSの無様な値下げでそう思われちゃう面もありますよね

もう取り戻せませんね。
いまだにダンマリでカラオケだの30円の過去ソフトだのに広報リソース咲いてる時点で打つ手なしと認めているようなもの

まあせめて、その任天堂ソフトと一緒に値下げすれば、値下げされた既存ユーザーの怒りをなだめるのと新規ユーザーのきっかけが同時につかめてよかったんじゃないですかね?

後はカプコンに土下座してWIIU版モンハン4でも…まあ、元は3DS版があるのでコストはかからないにしてもカプコンがそこまで付き合ってくれるかね?

>PS3も3DSも傲慢だったけど値下げで何とかなった。
3DSはまだなんともなっていないのでは?
直近スパロボがDS時代以下の記録を叩き出してゲーマー層の少なさを浮き彫りにしてますし、
ゲーマー向けソフトの新作も全く増えてませんから。(もちろんユーザーから見える範囲の話です)
今年はMH4があるからまだいいですけど来年や再来年はまだわかりませんよね
中堅小粒ソフトが出なくなって稼働率が下がりユーザーが離れていったwiiがあるだけに
まだまだテコ入れが必要な状況では?

>けどVitaやWiiUの怠慢はどうにもならんのじゃないかね
これを並べるのに激しく違和感ですね。
VITAの何が怠慢なんでしょ。
3DSが半年で値下げしたんだからVITAも同じ間隔で1万円さげないことが怠慢?
任天堂がMHを独占してもらってるんだからSCEも大量の資金をつぎ込んで独占させないことが怠慢?
携帯機なんだからそもそも2万円ぐらいで出せばいいのにって意見ならどっちかっていうと傲慢でしょう。

スパロボはゲーマー層の少なさに不安を感じさせる売上ですね
DAKINIさんの言うとおり女神転生がどこまで売れるかってのはしっかり注目されてると思いますよ

問題はその次ですかね
子供層向けタイトルは徐々に集まりつつあるのですが、中堅ゲーマー層向けタイトルが弱いなあ…

孫さん(今度は兄弟)、はや。

>まだまだテコ入れが必要
ですねえ

露骨に「いつもの任天堂ファン」の外に広がらないっていうか…広げるつもりがないのかなと
とにかくいろんなところで「古臭さ」が垣間見えるから、任天堂タイトルに対する関心がなくちゃ別にいいや、
ってなっちゃうんじゃないでしょうか

例えば体験版ですけど、件のスパロボもそうですがそもそも用意すらしてなかったり
調べるときにまた横一列の駄目UI

任天堂自体、主要タイトルにはほとんど体験版を用意してない時点で多分、小突かれていやいややってるんじゃないですかねえ?

そりゃ、任天堂ファンでもまともな人はつっこむでしょう
現代ゲーマーはスマホなんて持ってて当たり前、ネットに親しんでて当たり前

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