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女怖ぇ。クリエイティブな世界の男女にまとわりつく何かを描いた 『アニメがお仕事!』
アニメがお仕事! (石田 敦子)
双子のアニメーター姉弟がアニメ業界で揉まれて、成長していく様子を描いた作品。弟が自意識とプライドと実力の葛藤に陥った後は、今度は姉が罠にハマる。もちろん男とは違う罠であることは言うまでもない。
「好き」を貫くのは難しい。
男性比率が圧倒的に高いプログラマーに比べれば、アニメーターは女性も多いが、男とは違うシンドサがあるのだろう。男である、女である、というのはクリエイティブの世界では本来関係ない。
はずだ。
だが「ない」と断言するのは欺瞞がつきまとう。関係ないはずなのに、時々、妙にまとわりついてくる事がある。それが何かはうまく言語化できない。しかし石田敦子はそれを漫画に落としている。自身の経験が反映しているにせよ、すさまじい執念である。
4巻の最後、194ページからはまさしく「女 怖ぇ」という他ない。この決断、この行動、あまりに潔すぎであり、カッコいい。そして男にはこれは真似できない。そう認める。女が怖いのか、福山イチ乃という女が怖いのか。
色々な女が登場するが、「好き」を貫いている女はみな、男以上の芯の強さを持っているし、自分の中にある「好き」と現実の両方を冷静に見ている。男のように熱狂して、夢見て、バカになって、燃え尽きるんじゃない。もっと鋭利にスッと通っていく決断と生き様がそこにある。
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双子のアニメーター姉弟がアニメ業界で揉まれて、成長していく様子を描いた作品。弟が自意識とプライドと実力の葛藤に陥った後は、今度は姉が罠にハマる。もちろん男とは違う罠であることは言うまでもない。
「好き」を貫くのは難しい。
男性比率が圧倒的に高いプログラマーに比べれば、アニメーターは女性も多いが、男とは違うシンドサがあるのだろう。男である、女である、というのはクリエイティブの世界では本来関係ない。
はずだ。
だが「ない」と断言するのは欺瞞がつきまとう。関係ないはずなのに、時々、妙にまとわりついてくる事がある。それが何かはうまく言語化できない。しかし石田敦子はそれを漫画に落としている。自身の経験が反映しているにせよ、すさまじい執念である。
4巻の最後、194ページからはまさしく「女 怖ぇ」という他ない。この決断、この行動、あまりに潔すぎであり、カッコいい。そして男にはこれは真似できない。そう認める。女が怖いのか、福山イチ乃という女が怖いのか。
色々な女が登場するが、「好き」を貫いている女はみな、男以上の芯の強さを持っているし、自分の中にある「好き」と現実の両方を冷静に見ている。男のように熱狂して、夢見て、バカになって、燃え尽きるんじゃない。もっと鋭利にスッと通っていく決断と生き様がそこにある。
「私、おかしいんです、きっと。仕事のことしか考えられなくて。一生恋愛できないんじゃないかって思います。男の人をどうにかなるくらい好きになること、想像できません。
堀内さんのこと好きです。でもそれが恋とは思えません。わからないんです、愛してるとかそういうの。仕事でうまくなる方が大切な気がします。おかしいんです、私」
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