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残念の代名詞になりつつありますが、頑張ってほしいとみんな思ってるはず。

【号外】レベルファイブの不思議な資金調達依頼に見るゲーム業界の変調
『ニノ国』以降のレベルファイブの必死感というか、残念感は結構極まってますよね……。
売上が期待に届かないから、アレンジ版を短期に出しすぎで、ますます流通からの信用を失っていくという悪いスパイラルに入ってますし、日野社長のクリエイターとしてのブランドパワーも『ガンダムAGE』で地の底まで落ちてしまいました。

結局、子供向けのゲームに特化した才能を持っているという事であって、変にマニアックなお客を取ろうとせずに、任天堂、コロコロコミックと共闘路線でいけばいいんじゃないかと思うんですよ。

ある意味、任天堂が苦手なメディアミックス部分もカバーしていますし、しばらくは任天堂べったりでいいような気がしますけどねえ……つか、任天堂も隙をついて、出資を条件に色々と縛ってしまおうとか考えないんでしょうか。その辺りの判断基準が謎です。

コンシューマーゲーム業界から人材がソーシャルへ流れていく過程で、「古き良き業界」を継承する企業として、レベルファイブは枯れた人材を適度に吸収するバッファ機能を果たしていましたが、結局、日野社長のクリエイティブを補完できず、金を食いつぶすばかりだったわけで、不要な人材を抱え込んだ挙句、「日野商店」から抜けられなかったという点で、大規模リストラを始めとして、体質転換を図るチャンスでしょう。

つかレベルファイブやら、イメージエポックやら、その辺の新興パブリッシャーは上場で金を集めて一段階上のステージを狙っていたと思うんですが、コンシューマーゲーム市場が将来性なしと判断される現状において、パッケージではなくオンラインでの売上で将来性が評価されてしまう環境では、上場しても期待ほどの金額が集まる見込みが薄いですよね。

欧米では大手パブリッシャーが身売りされる状態ですし、国内を見ても大手パブリッシャーはコンシューマー市場をいよいよ見切りつつあり、開発会社や開発者のレベルではなんだかんだで再編されています。特にエンジニアは実力あったら、SAPに移るわな、そりゃ。給料上がるし。


レベルファイブで最も残念なのは、ソーシャルゲームでDeNAと『レイトン』やって、それが壮絶な核爆死遂げたからといって、安直にすぐにグリーに乗り換えて、今度は『ニノ国』が黒歴史化してしまった事でしょう。

どっちの陣営からも信用されなくなる安易な行動で、さすがにソーシャル業界舐めすぎですよ。ていうか、『レイトン』はDeNAが結構真面目にやってたはずですが、『ニノ国』は担当した会社が中堅以下ですから、その辺きちんと見抜いておけよ、と思います。

まー、グリーはDeNAとは違って、他社版権は余所にやらせる傾向が顕著で、IP物の成否でいうと、DeNAより成功例が少ないです。つってもDeNAも、IPを大量に獲得しまくった結果、三流以下の会社にIPを流して、次々とIPを炭にしてますが……ホームランの本数はDeNAの方が多いけど、打率はどっちもどっちかな。レベルファイブ程度の版権では、国内の上位SAPは相手にしないんだなあ、という仁義の無さが泣けます。開発会社の時点で敗戦濃厚なのだから……。

体力の無い中堅パブリッシャーのほうが環境変化への適応を急がなければいけないはずですが、実態としては、大手のほうがコナミのように内製でソーシャルゲームへの適応を済ませていたり、上位SAPと契約して安定的に収益を上げたりしているわけです。中堅企業はますます特定のユーザー層に特化して、当面は食えるけど、F2P時代にはまったく適応できない状態へハマっています。

おそらく大手ゲーム会社がF2Pへの適応を終えた頃に、縮小したパッケージゲーム市場においてジリ貧化した中堅会社は買いたたかれて、既存のIPをすり潰されてソーシャル化されていくのだろうな、と。ガストは良いタイミングで売ったよね。


SCEは総じて動き方がイマイチなんですが、まー、色々と絵図面を再構築しようという気配は感じられるので、大企業病のゆったりしたスピード感で間に合うかどうかが鍵でしょうか。3DSのマーケットの特徴が堅調になってくる中で、PSP市場が縮小しており、PSP市場のユーザーが3DSにもPSVitaにも吸収されない……という事態が結構深刻に心配され始めているのではないかと思います。

大手は自社IPを様々なプラットフォームに張り巡らせる体力がありますが、中小は網を張り巡らせる事ができませんから、取りこぼしが激しくなりそうです。女性向けの恋愛ゲームのように、比較的ユーザーの忠誠心が期待されるジャンルは、まだ手堅く回せていますが、男性向けの恋愛ゲームなどは男の浮気性が如実に発揮されて、市場としては拡散と消滅へと向かいつつあります。


週間ランキングを見ると、任天堂とバンダイナムコの存在感が圧倒的で、その他の大手はパッケージビジネスからの退潮傾向が鮮明です。こういう景色では、中小企業はどんどん離れていきますね……。

バンダイナムコは合併のシナジーを追わずにIP企業として割り切ってからは好調が続いており、ソーシャルゲームはCygames制作のタイトルを中心に、IP提供だけでうまく商売を回していますし、余剰人員はスマブラの下請けで食わせながら、PSPと3DSで地道に商売を継続できています。

アニメを含めたパッケージとオンラインの組み合わせも徐々に身に着けてきており、IPをぶん回す事に特化した企業の人材の厚みはやはり恐ろしいですね。IPモンスターは違う。


IPといえば、グリーが自社IPのグッズ展開を行う新会社を設立しており、開発のトップである吉田氏が社長に就任しています。
グリー、子会社グリーエンターテインメントプロダクツを設立…「ドリランド」など人気ゲームのキャラクターグッズを販売

子供向けの作りのくせに深夜枠で流している「ドリランド」のアニメに関しては、微妙な評価をせざるを得ませんが、つっても『戦国コレクション』がアイテムコード商法でかなりの売上をたたき出している事を思うと、アニメ業界が目の色を変える可能性もありますね。
『戦国コレクション』DVD/BD第1~3巻を連続購入すると携帯ゲーでキラSレアカード・3枚から1枚選らんで貰えるぞ

出版とソーシャルゲームの取り組みは、雑誌以外はほぼ壊滅的だったんですが、まさかアニメで成功事例が出てくるとは……。『戦国コレクション』はパチ化するようですし、ソーシャルゲーム→アニメ化→パチという凄いコンボが完成してしまうのでしょうか? パチでレアカードを手に入れるようになる未来まで、あと少し! やはり日本人は未来に生きている民族だと思います、ええ。

出版に関しては、アプリSTYLE、電撃ゲームアプリ、ファミ通、アプリFAN、NEWTYPEなど、続々と創刊が続いていたアプリ雑誌は、今年の年頭あたりをピークに恐るべき勢いで部数を落としており、1年たたずに部数が4分の1以下という惨劇が繰り広げられています。

課金する小遣いが少ない中高生にとって、数百円で数十本のゲームのレアアイテムがゲットできる雑誌は、ガチャよりも安価に効率よくアイテムをゲットする手段だったわけですが、RMT対策の一環としてトレード規制が厳しくなったり、雑誌の誘導効果が落ちるに伴って付録アイテムがしょぼくなったり、といった傾向が続いたせいか、無料(だけど雑誌の付録アイテムぐらいはOK)なユーザーがごっそり抜け落ちてきました。


アニメは元々、無料でテレビ放送し、ヘビーユーザーにディスクを買ってもらうというビジネスだったため、重課金者にとってはガチャを回すより安いという感覚で購入されていくのでしょう。つか、アニメでこれが成り立つという事は、ゲームでも成り立つわけですから、アイテムコード欲しさにパッケージゲームを購入させるという商法が成り立つのですかね。はっはっは、笑えません。

パチのシミュレーターが手堅く商売になったPS2市場を思い出せば、別に不思議でもなんでもありませんが。ソーシャルゲーム→アニメ化→パッケージゲーム化→パチ化という流れができて、アイテムコード欲しさに『ドラゴンコレクション』の3DS版や『戦国コレクション』のPSP版が売れるなんて事態が起きれば、任天堂とSCEはモバグリとコナミに足を向けて寝られないかもしれませんねえ……アイテムコード万歳、万歳、ば……。

まー、『遊戯王』にカードが付いた頃の商法や、劇場用アニメと連動したポケモン商法のエグさを思い返せば、娯楽業界におけるごく当たり前の光景なのかもしれません。

話は逸れましたが、レベルファイブはF2Pへの適応力は激しく疑問ですが、パッケージゲーム制作に関しては素晴らしい力をお持ちなので、任天堂とSCEのどちらかは適度に救済すべきだと思います。器用にソーシャルゲームでヒットを出す企業はそっちへ逃げて行ってしまうわけで、不器用な企業のほうが囲い込めて都合が良いわけですしね。

3DS『クリエイトーイ』を制作したアソビズムも、優雅に社長が訊くとかやる前に、買収しておけばよかったものを……『ドラゴンリーグ』『戦国リーグ』のヒットで離れていってしまいましたよね。ほんと、もったいない。馬鹿かと。


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コメント

>コンシューマーゲーム市場が将来性なしと判断される現状において、パッケージではなくオンラインでの売上で将来性が評価されてしまう環境

まー、業界的にオワコン的な業界で精々ニッチを喰らって「成功()」する可能性よりソシャゲでヒットする方が期待値高いですし。
そもそも「成功例」が上記2社位しかないわけで。

まー、最早ソシャゲ業界もワンピやガンダム、FFと言った超人気の大物IPなら特別扱いする理由もわかりますが、そうでないならそこまでIPのパワーで爆売れって時代でもないですしね。
もう主導権はソシャゲプラットフォーマーやSAPにシフトしています。

>課金する小遣いが少ない中高生にとって

だからこそ、「有料のパッケージゲームはカネの無駄だから買わない。そんなカネがあったらF2Pゲームにお金をかける」と言う一見珍妙ではあるが中高生の立場であれば減少が起きる訳です。

中高生にしてみれば、パッケージゲーは誕生日とかクリスマスに「買ってもらう」ものだからです。
流石に「30回位ガチャ回すからその分のカネをくれ」とは言えませんからね。
昔は新品のパッケージゲーを買うほどお小遣いがない=「買えない」だったんですけど、今は「買わない」んですね。

F2Pが当然になった世代の経済観念ですね

>任天堂とバンダイナムコの存在感が圧倒的
彼らがバカ売れしてるから、って理由では無いのが数年前と違う理由ですけどね。言うまでもなく

>IP企業として割り切ってからは好調
「余計なリスクは下々が負えばいい」と言う冷徹ですが、企業としては賢い選択でもあります
元々ゲームもグッズの一部でしかないという考えで、ナムコを吸収する前は下請けにやらせてた会社ですから学習してからのシフトは早かった

>余剰人員はスマブラの下請けで食わせながら
どちらにとっても、人材を遊ばせておくわけにもいかないですからね

>器用にソーシャルゲームでヒットを出す企業はそっちへ逃げて行ってしまうわけで、不器用な企業のほうが囲い込めて都合が良いわけですしね

まー、まとめるといつの時代も人材も投資資金も有望な方に集まるし、企業もリソースをそこにシフトしたいと言う当然の内容ですかね。

> 名無しさん さん
> もう主導権はソシャゲプラットフォーマーやSAPにシフトしています。
『100万人の三国志』や『100万人の信長』を出してたコーエーが、『100万人の無双OROCHI』は開発がgumiなあたり、SAPの方が開発、運営ともに上って事を認めちゃったのか……となかなかショックでした。モンハン、FIFAと2本とも成功させてますから、確実性を重視するならその方が良いですね。

プラットフォーマーの共同開発、セカンドパーティ、上位SAPまでが安心感のある座組みで、あとは成否は不明ですね。問題はスマフォのネイティブアプリが中心になってきた時です。その時代にはコンシューマー系の開発スタジオや大手の内製部隊が成功するのか、SAPが成功するのか。

売り切り型に近いケイオスリングスや星葬ドラグニルのようなタイプは、メディアビジョンやウィッチクラフト(ワイルドアームズのチームの独立組)が頑張ってますが、F2P型になると、現時点までの成否でいえば、SAPが非常に強いですね。

> だからこそ、「有料のパッケージゲームはカネの無駄だから買わない。
> そんなカネがあったらF2Pゲームにお金をかける」と言う
ゲームに限りませんが、コンテンツ全体が深夜アニメのようになっていってますね。
すべて同じようなビジネスモデルに集約されていく恐れがあります。変化はあっという間でしょうし、ゲーム会社を始めとして、コンテンツ産業での大再編がいよいよ起きるのでしょう。EAやアクティビジョンブリザードも身売り話が出てますし。

ガンダムは子供向けという視点でいうなら本来ボンボン層にマッチするものでしたからね…
PSのユーザーと任天堂のユーザーで好む傾向に大きな隔たりがあるのと同じで、
コロコロとボンボンにおける層の違いは出かかったと思います。
まぁあの雑誌も方向性を失って迷走を重ねて消えてしまいましたが。

少なくとも日野さんが手を出すべきコンテンツじゃなかったですね。
大きなお友達要素が少しでも入ってくると厳しそうですし。

>DAP さん
レベルファイブは、PS系フォーマットでは弱い割に、3DSでも上手くいってなかったですからね。DS時代の売上を前提に、開発費を掛けすぎたという事もあるんでしょうが……。コアゲーマー向けのタイトルは壊滅的ですし、現状の3DSを考えると、海外でもDS時代のようにはいかないでしょう。財務面が建て直されるまでは3DS特化で子供向けのタイトルを丁寧に作っていく他ないかな、と思います。

F2Pとソーシャル化の波に乗れてないのは痛々しいのですが、まずはパッケージゲーム側を立て直すほかない。タイトルが増えすぎている割に、日野氏が見切れなくなってタイトルの品質が下がっているのであれば、まずは戦線を縮小して、タイトルを絞り込むのが先決ですね。

その間にソーシャル系やオンライン系で実績をあげている会社でも買収するか?
ただ、キャッシュが無いから、こんな事態になっているわけで、それも厳しい。株式交換を主体にした吸収合併にしても、適度な相手先がいるかどうか。日野社長がそちらの方面に弱いので、誰かを立てて補完していくしかないんですが、なかなか難しいかもしれませんね。

ソーシャルでいま実績を上げてるからって、それを買収するなんて、夏の暑い日にかき氷をテイクアウトするようなものですよね。。。。。アセットなんてPCゴミみたいなものだし。ましてインフラはクラウドだし。

IPがあるならまだしも。ただしその時点で、レベルファイブみたいなところには買えるシロモノではなくなりますね。

IPもないのでコピペ疑惑があろうと頑張ってる(?)Zyngaなんて、あの株価の滑りようです。アクティブユーザーの揮発度がすごくて、株持ってる可哀想な人はうわぁっとなっちゃいそう。単にソーシャルなだけじゃ、ロックする手がかりがないものね。

Zynga、「The Ville」のアクティブユーザーが半端なく蒸発中。
http://www.businessinsider.com/these-are-the-charts-that-killed-zyngas-stock-yesterday-2012-8

>ぶらりん さん
ソーシャルゲームのIP(?)などではなく、マネタイズのノウハウとサーバーエンジニアをどう確保するか、でしょう。

ちなみにインフラがクラウドであっても、負荷分散の技術が要らないなんて事はありません。それは「メニーコアCPUだから、糞プログラマでも問題ない」というぐらい乱暴な話で、メニーコアで速くなるコードを書くのはプログラマ、というのと同じように、クラウドでサーバーを追加しやすくても、「サーバーを追加して負荷が分散するようにするのがサーバーエンジニアの腕の見せ所」です。

コンテンツの品質が高くても、それを作るノウハウがあっても、ソーシャルゲームで成功するわけではありません。結局勝ってるSAPは勝率が高いのが事実で、彼らのノウハウを抱え込むほかありません。

今から追いかけるのは無理がある。レベルファイブの内部で人を育ててる時間も無い。安い下請けに投げても失敗するのは当然ですし。レベルファイブ程度のIPでは上位SAPは相手にしない。買うしかないですよ。

エンジニアの人件費が高騰している背景もあり、ソーシャルゲームの開発企業は毎週のように買収されている状態です。赤字出してる会社でもバンバン買われてるので、今のレベルファイブのキャッシュでは厳しいでしょうけどね。

KLabがPIKKLEを買収。実はすんごい赤字会社だった件。
http://toaru-sipro.com/?p=415

上位SAPが開発ラインを増やすために買ってるケースと、乗り遅れた企業が追いつくために買ってるケースがあります。買うなら年内なんですが、まあ、厳しいでしょうねえ。

ちなみにイメージエポックは、ウィルアークというソーシャルゲーム会社に出資しており、『ぷちっと★ロックシューター』の開発と運営をやらせていました。社長が一回り若い事もあり、ネット関連にも目端が利いてますね。まー、ウィルアークも、サイバードグループになっちゃんたんですが。

上位SAPは開発要員を数百名まで拡大している所と、他社開発のタイトルをパブリッシングする所、その両方をやっている所が表れており、PSバブル後の業界再編のように、急激に「大手化」が進んでいます。結局、ノウハウとキャッシュを貯めた所が勝つのであって、ノウハウをどう抑えるかです。

従来のパッケージゲームにおいても、開発スタジオへの投資なんて、IP目的ではなく、開発能力に投資していたわけですから。そこに差はありません。

Zyngaの場合、ゲーム用のプラットフォームとしてはfacebookは色々と問題があるので、アクティブユーザーが維持できなくなるのは当然です。モバイル対応も遅れてますしね。そんなの前からわかってたわけで、アクティブユーザーが減少するのにあわせて、高ARPU化に切り替えられないことと、モバイル対応を推進できなかったことが要因でしょう。

まー、人材も流出しているようですし、使途不明な巨額さの研究開発費など、きな臭い感じではありますね。

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