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事実上の敗戦。

任天堂、最終赤字432億円 初の営業赤字に転落も
アップル、グーグル、ソーシャル各社に対する事実上の敗戦。
初戦は完全に躓いてしまいました。

直近の競争相手だったPSVitaだけでなく、その先にF2Pビジネスを推進する各社との競争が待ち受けていますが、まだまだ体制が整ったとは言い難く、すっ転んだ状態から起き上がったにすぎません。

それでもまあ数字を作ることができて良かったのではないでしょうか。シェアを金で買っただけですが、金で買えるだけまだマシです。手を打つのが遅ければ、金で買えなくなっていた可能性もあります。決算は大きな痛手を受けましたが、3DSのコストダウンも急速に進めているでしょうし、来期の黒字転換は可能な範囲なのかもしれません。

決算を見直すと、もう少し深い実情がうかがい知れます。
公式サイトの決算短信
「現金および預金」が8128億円→4620億円と半分近くまで減っています。任天堂といえば、1兆円近い現預金をもつ超キャッシュリッチ企業というイメージでしたが、いや、無論、現状でも相当な金額なのですが……規模は大きく減じています。

ではその分のキャッシュはどこに消えたのか。
営業キャッシュフローによる減少が949億円。前期は大幅な赤字でしたから、当然ですね。最も大きいのは投資活動によるキャッシュフローで1643億円の減少です。有価証券が3582億円→4963億円と一気に積み上がっており、大きく出資していることがわかります。この先行投資がどう活きてくるかはなかなか注目ですね。


またショッキングなのは、今期(2013年3月期)の計画において、営業利益がたったの350億円になっていることです。従来の任天堂の水準(2011年3月期は1710億円)からすると、大きく利益を落とした事になります。赤字こそ回避するものの、任天堂のビジネスが大きく縮退してしまうのは避けがたいのですね。
任天堂、13年3月期営業損益は350億円の黒字に転換

3DSが期中に逆ザヤ解消するとしても、DSの頃のような利益率は見込めない事が強く印象づけられます。WiiUにおいても、普及を優先した価格は堅持する覚悟を決めたという事でしょう。ではどれぐらい売るつもりなのか。
販売予想数量は3DSで1850万台(同1353万台)、据置型ゲーム機「Wii」で1050万台(同984万台)と、それぞれ引き上げた。Wiiの数量には、今年末に日米欧市場を中心に発売予定の後継機「WiiU」の販売予想数量を含むとしている。

3DSは1850万台となり、前期の1353万台の1.5倍以内で現実的な数字。欧米での加速がまだまだ不足している現状についてもコメントがあったようで、欧米での3DSの売上は要注目です。WiiUはWiiとの合算値で記載されていますが、Wiiのタイレシオから逆算してWiiUの販売台数を推測すると、530万台前後。

Wiiと同等の立ち上げを狙っているわけで、現在の任天堂を取り巻く情勢を考えれば、非常に強気。しかしここで引いてしまえば、ビジネスが縮小する一方になる、という焦りもあるのでしょうね。

決算ハイライト
売上が3期続けてきれいに同じペースで落ち続けているほか、営業利益はそれを上回るペースで低下し、直近2期は崩壊という単語が似合う状態です。総資産もぐっと落ち込んでいます。


サイバーエージェント、第2四半期は営業利益が100億円の大台突破!…アメーバピグとソーシャルゲームが好調
第2四半期で営業利益100億円というのは、従来のサイバーエージェントの水準からは考えられない驚くべき成長率で、アメピグとSAP事業のすさまじい成長っぷりがうかがい知れます。しかもソーシャルゲームはまだまだ拡大し続けています。

任天堂がDeNAとGREEに負けるのは今更言っても仕方ないかなと思いますが、CAあたりにまで負けてしまうような事があれば、プラットフォームホルダーとしては情けない限りです。いや、さすがにそれは無いでしょうけどね。


しかし3DSにしても、WiiUにしても、前世代機に比べて利益が悪化している事は決算から容易に見て取れます。F2Pやスマートフォンの浸透にともない、ゲーム専用機の価格を下げざるを得ず、利益を大きく減じている構造変化が明白です。

今後F2Pの波がさらに押し寄せてくれば、ゲームソフトの価格帯がますます高く感じられるようになります。その結果ソフトの低価格化が進むようなら、利益はさらに減っていきます。ゲーム専用機のビジネスの利益率が大きく減じていく、すなわち任天堂の本業が利益率の悪いものになっていく恐れは十分あり、F2Pやスマートフォンとの競争によるリスクはむしろこれから本格化していくのでしょうね。


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