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最近のニュースについて、ふーん、と思うこと。

将来のリストラを見越した一手、という他ないですが、悪化想定のタイミングは3~5年後あたりでしょうか。ソーシャルゲームのバブルで大儲けしつつも、その後の事も考えているようで、やはり堅実な経営ですね。

国内の大手ゲーム会社は段階的にコンシューマーゲーム部門を配置転換&縮小していますが、これもその一環といえるでしょう。ただ、堅調な決算のもとで大胆な事をいきなりやるわけにもいきませんから、まずは分離をおこない、独自採算性を意識させるのは当然。

【2012年2月最新版】直近決算発表に基づくmixi、GREE、Mobage、Amebaの業績比較
グリーの猛烈な急成長っぷりが印象的で、ロワイアル依存だったモバゲーをあっさりぶち抜きました。モバゲーは成長が鈍化していますが、ロワイアルのモデルに限界が来て、ファーストパーティの売上が鈍ったため。

DeNAは内製ゲームが不調で第3四半期は芳しくなかったけれど1月以降は回復中
モバゲープラットフォーム全体でのコイン消費は成長し続けています。
この冬にかけて『FFブリゲイド』『ONE PIECE』といった協業タイトルがヒットしており、急速に売上を回復しています。グリーを追いかけてモバゲーも成長曲線を再び駆け上りそうです。

1月の有力SAPの勢い、グリーとモバゲーの勢いを見ても明らかなように、今年は昨年より市場が拡大する見込みです。ソーシャルゲームは今年も拡大し、今のままなら来年の市場もあるでしょう。ソーシャルゲームのような単純なゲームはすぐに飽きられる、という意見は、一見正しいように感じられますが、実際にはその程度のゲーム性で満足する層もかなりの数存在する、という事実を冷静に受け止めざるを得ません。日本はパチンコ大国でもありますしね。

無論、いずれは飽きられてくるでしょうが、コンシューマーゲーム業界の一部が願望するほどには早い時期ではなかった、という事。まー、そもそもソーシャルが廃れたからと言って、今更コンシューマーが大復活するというのは幻想にすぎず、リストラが一気に進むだけです……。上手くいかなくなると、仮想敵を作りたくなるのが人のサガです。コンシューマーに元気が無いのはモバグリが悪いわけではない。

ngmoco、小規模なレイオフを実施・・・シャットダウンされたゲームも
ネイティブアプリで比較的ゲームらしいゲームを作ろうとしていたngmocoで、レイオフが実施されたようです。ngmocoといえば、DeNAが4億ドル以上の巨額の買収をおこない、スマートフォンでの世界戦略の要になっていた企業。事実上のngmoco買収の失敗を認めるような動きであって、戦略が時期尚早だった事を感じさせます。

さほど複雑なゲームは求めてないユーザー層が一定存在し、彼らにとってはゲーム専用機のゲームは重すぎるし、始めるまでの敷居(ハード購入やパッケージ購入)が高すぎる、という事実をどう受け止めていくのか。コンシューマーゲームはいまや、ゲーム専用機で遊んでくれるニッチなユーザーと、日欧米の子供達に向けて売っていくビジネスになりつつあります。

ハードメーカーであれば、ソフトを無料化しても、ハードの販促費として処理できますが、ソフトメーカーは付いていけません。任天堂やSCEが無料ソフトでどれだけ人気を集めても、サードパーティがついてこなければ、ビジネスは広がっていきません。かといって、現状のゲーム専用機のインフラ環境では、無料+アイテム課金のモデルも限界があります。

これからの2年ほどはジリ貧という言葉がふさわしい状態かもしれません。無論、このまま競合プレイヤーが順当に減っていけば、「残存者利益」は狙えるわけで、コンシューマーゲームを一定のボリュームで持続する意味はあります。問題はどの程度のボリュームにまで縮小するのか、そして縮小した状態でどれほどの競争力をもちえるのか。そのあたりの予想がとても重要です。

徐々にスリム化していく流れの中で、縮小均衡するポイントを見定めて、粛々と組織改編を進めていけるかどうか。なかなか難しい局面ですが、業界の雇用が適切に堅持されていくことをはかなく願います。いやはや願望というレベルの虚言かもしれませんが。

*          *          *

みらいマニアックス:任天堂ネットワーク。マリオはパーティに遅れてしまったのか?
Billy Pidgeon氏(M2 Research)
・岩田氏の言う「機が熟した」タイミングは、もう5年も前から到来している
 任天堂はパーティーに出遅れてしまった

Jesse Divnich氏(EEDAR)
・任天堂は経験は少ないが、ネットワークは十分にゲーマーの間で受け入れられるだろう。問題はむしろ、Wii のユーザであるライト層を、デジタル環境に慣れさせることができるかどうかにある。

David Cole氏(DFC Intelligence)
・2012年に新ハードを立ち上げるならば、今度はオンラインは必須。
 そこで消費者が期待するのは、XBLやPSN的なものではなくAppleのストアのようなものだろう

Michael Pachter氏(Wedbush Securities)
・XBLが今のような充実したものになるには3年かかった。PSNはそれ以上かかっている。任天堂が成功するには少なくとも2年はかかるし、その間に競合はもっとずっと強固な参入障壁を築いているだろう
(議論において重要ではない個所を略しながら、引用しています)

ま、詳細は原文を読んでいただいても構いませんが、全体として批判的です。しかし別段、任天堂という巨大IP企業がネットワーク対応で遅れても、さほど問題ないのではないかな? ゲーム専用機やプラットフォーム事業も、いざとなれば切り捨て可能なものではあるのだし。インタラクティブなディズニーという最終防衛ラインを守れれば、何とでも生き残りようがあります。

というより、プラットフォームホルダーとしての任天堂は、ファミコンの時代から遡って、実の所、さほど進歩がなく、ずっと退潮傾向にあった、という俯瞰的な歴史観もあるいは可能なのでは?

任天堂自体の自意識の問題として、自分がプラットフォームホルダーのつもりだったのかもしれませんが、振る舞いだけ見れば、とてもそうとは言えない事象が目立っていたのも歴史の教えるところであり、民主主義をやるつもりのない王様がたまたま権勢を振るってしまった不幸な光景、とでもいうのかな? そういう生暖かい光景を見ている気持です。

つか、僕が現状、同社をどう評価しているかというのは下記の記事で書いた通りなんですよね。若くない企業なんだから、それに応じた振る舞いと結果を示せれば、むしろ立派なのだろう、と。ファイティングポーズを取りつつも、ひと通りの巻き返し施策を試行したら、キャッシュを摩耗しないうちに将来を割り切っていくのも、悪い考えではないでしょう。

今年どうなるか。そして1つの時代の終わりの始まり。
それでいいと思うんですよね。ディズニーみたいなもので、将来的にはIPとキャッシュとブランドイメージだけが残っていれば良く、あとは消え去っていっても何とか回る。ファーストやセカンドを含めた開発スタジオにしても、伝統あるシリーズをウェルメイドに作り続ける役割を果たせば、十分でしょう。10年、20年経つうちに、その開発力も風化していくのかもしれません。それこそディズニーの辿った歴史のように。

それでもディズニーはピクサーを買収して、内部制作を乗っ取らせるような形で吸収して、それで生き永らえる事ができたわけです。だから、まあ、そういう感じで適切に老いていけばいいんじゃないかな。10年後か、20年後か、その頃に若い企業を食って、取り込んでしまえばよいので、そのために投資マネーの運用を適切におこなっておけばいい。
新しい事を期待する必要はないし、淡々と品質の高いソフトを伝統的に作り続けていってもらえれば、それで十分ではないですか? 株価をさほど気にせず、適切なサイズに売上規模、ビジネス規模を縮退させていけば、黒字経営を続けることは難しくないはずですし。

ま、でも次世代3DS、次世代WiiUぐらいまでは戦い続けるんでしょうね。仮にそれぞれ1000億円ずつ損耗したとしても、まだまだキャッシュは莫大でしょう。最悪ケースが想定できていれば、あとはそれより上をめざして、戦うのみという考え方もできますし。がんばってほしいかな。


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