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雑感?

VITAのコンセプトと戦略が芽を出しているが、収穫までは程遠い印象

はちま起稿:【速報】セガのシミュレーション+アクションゲー『サムライ&ドラゴンズ』PSVitaで発売決定!!
内容としてはセガがスマートフォンで展開している『Kindom Conquest』をVITA向けにカスタマイズした作品になるのでしょうか。ほとんど話題になってませんが、『ブラウザ三国志』や『しろつく』もVITAのローンチ予定になっており、ブラウザゲーム系をVITAに誘致するSCEの戦略が地道に芽を出している、といえます。

SCEがVITAで地味に推し進めているのは、ブラウザゲーム系やMMORPG系のゲームをVITAに取り込むことであり、この10年間で「ゲーム機ビジネスの枠組みの外で進化・発展を続けていたゲーム」を再びゲーム機に取り込むことです。それはPS3やその次世代据え置きゲーム機でも継承される一貫した戦略になるでしょう。

この点、マイクロソフトはXbox Liveの戦略に失敗しており、当初こそ華々しい成功をおさめ、リードを築いたにも関わらず、自社ネットワークの囲い込みに対する強いこだわりから、その次の発展につなげられていません。PSNがMMORPGを取り込んだり、Steamと組むような広がりと比べると、率直に上手くないですね。

任天堂はパッケージビジネスの延長戦上でしかオンライン戦略を組み立てられておらず、論外。他社のネットワーク戦略を周回遅れで取り入れるのが限界であり、論じる意味はほとんどありません。

今後もVITA向けにこの手の発表は続くと思いますが、ガラケーやスマートフォンほど手軽に課金できるかというと、かなり疑問が残ります。またゲーム専用機にこだわっているハイゲーマー層は、ソーシャルゲーム的なアイテム課金を嫌う傾向が顕著なため、ハイゲーマー向けというメッセージを打ち出しているVITAにおいて、なじむには少し時間を要するのではないか、という気もします。

まあ、だからこそブラウザゲーム系、MMORPG系の比較的濃いところを誘致しているのでしょうが、グラフィックがショボいと「たかがブラゲー」的に安っぽく見られて、なかなか厳しそうな印象です。クライアントのリッチさ、奥深さ、オンラインの面白さのバランスをどこに落とし込むかが重要です。2年ぐらいはかかりそうですが。

(PCオンラインゲームの浸透にともない、昨今の10代~20代は「無料+アイテム課金」に慣れてきているのも事実。30代、40代のゲーマー層とはちょっと感覚が異なっています。うまくこの層に新しいモデルを馴染ませられれば……という皮算用は理解できなくもありません。)


ソーシャルゲーム市場のゆくえ

ソーシャルゲームについては、スマートフォンへの移行にともない、一時的に谷間の時期が発生するかもしれませんが、市場全体の伸びは予測しにくい領域に入りつつあります。あと1~2年でバブルが弾けるという予想は多いものの、パチのユーザーが流れ込んできているという観測が適切なら、まだまだ潜在的な市場は大きいといえます。

「パチ程度のインタラクションで、あとは刺激と煽りがあれば十分」というユーザー層が一定数いて、その人達はゲーマー的なやりこみ要素も、任天堂的な面白さも求めてない、という冷酷な現実もまた覚悟しなければならないのでしょう。

そもそもソーシャルゲーム市場が縮小したところで、コンシューマーゲーム市場が自動的に伸びるという訳ではないのです。無論、開発リソースの奪い合いという点では、コンシューマーゲームを作らざるを得なくなるので、タイトルが増えるかもしれませんが、縮小したコンシューマーゲーム市場では雇用を維持できず、大量の失業者と企業倒産が続くだけでしょう。


海外市場についてはどこもうさん臭いのが実情

もはや国内のゲーム専用機のビジネスは斜陽になっており、ワールドワイドで勝負する体力も気概も失われつつあるのが現状です。PSPが盛り上がっているというのは、すなわち国内のビジネスに終始するという事で、縮小均衡した現状に甘んじているにすぎません。ソーシャルゲームも基本、国内のガラケーのビジネスですから、国内偏重の一貫ですよね。コーエーテクモのガスト買収も国内偏重な動きですね。

GREEの1億5000万ユーザーパワーも、本当に海外で上手くいくかどうかは眉唾な部分がありますが、最低国内で儲かって、GREEの海外展開の波に乗っかって上手くいけばめっけもん、ぐらいの感覚でしょう。自力で海外に乗り出すのはシンドイという各社の本音がよくあらわれています。

まあ逆にいうと、GREEもDeNAも任天堂もSCEも、いずれも大差ない、という感覚でしょう。いずれも「海外市場」はうさん臭い(笑 PSPは海外の市場がなく、VITAも不透明。3DSは子供中心のハードで、国内のサードパーティにとって魅力的とは言い難く、ゲーマー向けとなると据え置きゲーム機になるが、もはや趨勢はHDゲーム機2種にあり、ハイエンドゲームの開発競争には耐えがたい……WiiUはXboxやPSのマルチのついでにすぎない。


闘争精神というかね

なかなか予断を許しません。GREEとDeNAの2社の競争も、DeNAが倍近く引き離して、春の時点ではもはや圧倒的な決着がついたかと思いきや、あっさりぶち抜かれましたからね。どちらが死に物狂いでがんばったか。DeNAは少しさぼってしまったのかもしれません。

そういう観点では、SCEと任天堂はもっと頑張るべきでしょうね。全然頑張りが足らないでしょう。ま、ベンチャー2社と比べるのは酷かもしれませんが。この2社の競争精神は、セガ対ソニーとか、ソニー対任天堂の比ではありませんからねえ……まさに相手をぶっ潰す気マンマンであり、闘争精神に満ちています。

バブルが弾けてこの2社が沈んでいくのか、モバグリの前にゲーム業界がひれ伏すのか、なかなか予断は許しません。ゲーム専用機メーカー2社はもっと頑張ってほしいものです。拳銃もったマフィアの前で、ゆるっと相撲を取ろうと構えているような、見当違いな悠長さを感じます。


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コメント

取り上げていただいて、ありがとうございますー!

>マイクロソフトはXbox Liveの戦略に失敗
まー、当初は流石ソフトウェアの巨人、と言う論調が支配的だったのですが、それが仇となったって感じです
>任天堂はパッケージビジネスの延長戦上でしかオンライン戦略を組み立てられておらず、論外
>他社のネットワーク戦略を周回遅れで取り入れるのが限界であり、論じる意味はほとんどありません。

って言うか周回遅れにすらなってない、下手すると2週くらい遅れてるんじゃないの?って気がします
まー、それ言っちゃ話が終わっちゃいますし、実際問題現場としては論が言って言えば論外(笑)

>まあ逆にいうと、GREEもDeNAも任天堂もSCEも、いずれも大差ない、という感覚
海外では売れていると言うのに!と一部のオールドゲーマーが現実逃避ぎみに語ってたから勘違いしちゃうんでしょうねえ…任天堂好きな子供層にはともかく、そこから先につながらない

>WiiUはXboxやPSのマルチのついでにすぎない
それが一番の売りですから。
まー、しゃーないねえ
>拳銃もったマフィアの前で、ゆるっと相撲を取ろうと構えているような、見当違いな悠長さを感じます
まー、ほんとにもう危機感が無い。市場が冷酷な判断をつきつけてるのにこの期に及んで…って気もしますね

ジェアーズさん
業界通の間ではDAKINIさんのblogをチェックするのが暗黙の常識になってます
まー、あんまり宣伝しちゃうと変な人が絡んでくるのでほどほどに(笑)
まー、それはDAKINIさんに任せるとしますか

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