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ハードサイクルの長寿命化と市場の分化

奥谷海人のAccessAccepted::2010年の欧米ゲーム業界を概観する
 THQほどのメーカーになれば,Sony Computer EntertainmentやMicrosoftからある程度のレクチャーを受けていると思われることから,PlayStation 3もXbox 360も,少なくとも2013年の段階で現役のコンシューマ機として扱って良いと判断したと考えられる。
 さすがに,三部作最後の作品のプラットフォームがどうなるかは分からないが,ともあれ,2013年にはPlayStation 3が7年目,Xbox 360は8年目を迎えることになる。かつての「次世代機」は,かつてないほどの長寿ハードウェアになる可能性は高そうだ。

うちのブログで過去に何度か書いてきたように、携帯機、据置機ともに長寿命化しつつあり、ハードウェアサイクルの長期化が進んでいます。

産業としては成熟化の段階を経て、ゆるやかな衰退期に入っており、市場も分散化していく一方です。あれほどの普及台数をほこったDSでさえマーケットの統合がなしえなかった以上、この流れは不可避でしょう。

マーケットの分化が進んでいるという認識は、中小メーカーの経営者にとってすでに共通のようです。

なぜ,あえて“JRPG”にこだわるのか。29歳の新たなリーダー,イメージエポックの代表取締役・御影良衛氏に,そのビジョンを聞いた
 僕は,よくプロダクトライフサイクルの話をするのですが,成熟市場から衰退市場へと移行していく中で,ベンチャー企業が大手さんの主戦場にならない部分を取りにいくケースがあります。今のゲーム市場におけるイメージエポックとRPGは,そういう関係ですね。

門前仲町ではたらく社長のアルブロ:ゲーム業界は、KAGEROUの如く。
国内では、制作費をいかに抑えるか、日本人に対してのマーケティングをどう進めるしかありません。その結果、スペックに限界があるPSPを中心に開発を進める日本は、世界的な技術に差をつけられていく事になります。

ただ、現在は海外の1000万本を売るような会社でさえ、巨額の赤字を出してしまい、制作費とプロモーションのバランスが問われる時代なってしまいました。しかし、本来そこは日本の大手のゲームメーカー達が目指していた市場であったに違いありません。

これらの捻れを是正する事がゲーム業界の活性化に近づくはずですが、その為のハードが「3DS」なのか「PSP2」なのか「スマートフォン」なのか、それとも細分化された世界を統べるハードはなく、個々の対応をしていくだけなのか?

覇権ハードにのみソフトを供給していればよかった、わかりやすかった時代のほうが楽だったのは確かでしょう。けれども、もはや戻れないという現実から目をそらしても仕方ありません。

スマートフォンの普及が遅れていた日本においても、3キャリア全てがガラケーをスマートフォンに置き換える意志を明確にしました。SCEはどちらかといえば、スマートフォン側に近づいていくし、一方で任天堂が3DSをもってスマートフォンとガチンコ勝負するつもりないのは通信回りのスペックからも明らかで、5~6年後、さらに次世代の携帯機が出る頃には、スマートフォンが普及しきっています。ま、とはいえ、スマートフォンは参入企業が多くて競争が激しいので、単純にスマートフォン対応だけで十分、とはなりませんが。

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コメント

結局PSP2が発表(発売)されるかどうかは、3DSの勢い次第って事になるのでしょうか。
SCEに、まだ(日本国内では)PSPを引っ張れるという認識を改めさせる状況(MHP3Gマルチ化とか)にならないと、動きはない?
というか、PSP2発売があるとして、どの国のSCEに大きな決定権があるのでしょう。
モンハンは日本でしか売れない、しかし圧倒的に売れてしまうので、どう判断していいのか私にはわかりません・・・

>Shin-QC さん
モンハンでハードが伸びている状況で、わざわざ次世代機の発表をするのは水を差す行為になりますから、時間を置いてから、でしょう。3DSの発売前か後かは、SCEとしては多少悩ましいところでしょうけど。

>というか、PSP2発売があるとして、どの国のSCEに大きな決定権があるのでしょう。
新ハードというものは何年も前から開発を行う物であって、目先の事象(3DSの勢いがどうとか)で決めて準備が間に合うものではありません。ゲーム機はワールドワイドな商品であって、日本のみの都合で決まるようなものではないし、一方でどこか一地域の都合だけで(発売の有無が)決まる物でもありません。

仕様策定やコンセプトについては、市場の潜在シェアの大きな地域が大きな決定権を握るのが当然であって、日本よりは欧米の意向が強く出るのが自然でしょうね。

モンハンが売れているからと言って、それだけで日本サイドの意向が圧倒的に強くなるなんて事はありえません。数百万台とか1000万台が目標ならそれでよいですが、ゲーム機ビジネスはもっと数千万台という数字を目標にして組み立てるものであって、今世代で海外で売れてないなら次世代は海外で売れるような戦略を組み立てるのが当然の帰結です。

SCEとしては3DSは意識せざるを得ないのかもしれませんが、本来、ソニー全体にとって3DSなぞはもはやどうでもいい存在でしょう。スマートフォンという10億台マーケットが目の前にあるわけですからね。

まあソニーリーダーの戦略をみても、ソニーは小さい数字にこだわる愚かさが目に付くのも確かですが・・・・。愚劣ではある。とはいえ、PSP2が愚劣の象徴になるかどうかは、個人的には割とどうでもいいことです。

まあ、任天堂にしても、結局「ただのゲーム機屋さん」で終わってしまう流れに乗っています。このブログでこの数年、警句を発してきた、心配していた懸念通りに、そして同時にとても悲しいかな、予想通りに。

アップルの時価総額はマイクロソフト、グーグルを抜き、20兆円を越えてさらに伸びつつあります。その間、任天堂の株価は大きく下がりました。それはDSが結局ただの携帯ゲーム機で終わってしまったからだし、Wiiが途中で挫折してしまったからです。3DSの前後で多少の揺れはあるでしょう。

しかしもはや到底、アップルと比べられるような企業ではありません。そんな輝きはもはや無い。3DSがおそらくただの携帯ゲーム機で終わりそうな事も見えてきました。任天堂はDSとWiiで新しいマーケットは一時的に作り出したかもしれませんが、新しいビジネスは生み出せなかった。アップルが成し遂げたような「脱皮」はできなかったわけですね。

まー、後発売まで1カ月とちょっとだと言うのに殆ど世間の話題にもなりませんし…

日本のモンハンを除けば世の中で話題になってるのはスマートフォンだソーシャルだ、って時代に、「ゲームだけのハードに2万5000円」はそりゃ失望されますねえ

と言うかどこにそんなにお金かかってるの?
ってまー、そりゃ3D液晶なんでしょうけどそれの目新しさが無くなったら終わりでしょ?と

>ロケット弾 さん
>後発売まで1カ月とちょっとだと言うのに殆ど世間の話題にもなりませんし…

任天堂としては3DSの宣伝を早めに開始してしまうと、年末商戦でDSの売上が鈍るの懸念したのでしょうし、今週末のイベント以降、一気に露出量を増やしてくるのだと思います。現時点での話題の少なさはさほど参考にならないのでは。任天堂はTVCMを洪水のように流して、垂直立ち上げする資本力があるわけです。

まだ公式にはアナウンスされてませんがPSPhoneの情報はかなり出てきてますね
既にPSPが普及している国内ではなく海外のスマフォ市場に切り込んでいくんでしょうが、
これがどうなるかによってPSP2の方向性が決まってくると思います

任天堂はあえて意識して3DSをただの"ゲーム機"にするつもりなんでしょうね。組長時代から"オモチャ屋さん"の域を超えないことを良しとしてきた社風ですし、現社長がコンピューターオタクらしいから色々やってみたかったことはあったでしょうが、脱皮させることはしなかった、ということでしょうか。DAKINIさんからすると、つまらない展開でしょうね。その保守的なやり方が正解なのかどうかは私にはよくわかりませんが、代わりに?SONYがPSphoneでスマフォ市場に仕掛ける結果がその答えになるのかもしれないと思って注目しています。

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