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悪戦苦闘というかチキンレースというか。

各社の決算説明会が開催されましたが、各社なかなか苦戦ぎみな状況です。
全般的には、海外や国内の大型案件の焦げ付き、大型・小型問わず品質管理やマーケティングの失敗が目立ってきています。タイトルごとの勝敗が鮮明になってきたというか、はずれた時のはずれっぷりが半端なくなってきた印象です。

従来の「品質」「期間」「資金」「宣伝」のトレードオフが極端なバランスに傾いているため、あちこちをちょっとずつ削ってみたら、ちょっと売上落ちるどころか、とんでもない事になった・・・・みたいな。

1点突破型の作品でコンセプトがマーケットから外れてしまって爆死するとか、中堅タイトルの居場所が無いという話は従来からあったので、別に何とも思いませんが、本来「大作」ランクの作品が掛け金の大きさの勝負で微妙に負けつつあったり、掛けている金額の大きさの割りに無計画に投入されているあたりは、少し不可解な景色です。

おそらく結果的には、大型タイトルのさらなる厳選という流れになるのかなと思いますし、もう商売として成り立ってないと言われつつ、だましだまし続けていた据置ゲームのビジネスが本当に耐えきれない水準になってきたという事なのでしょう。

下りたら二度と今のポジションに戻ってこれないかもしれない恐怖とアクセルを踏み続けるリスクへの恐怖がしのぎ合っている状況。


一方でバンダイナムコにおけるトイ事業の絶好調ぶりとか見てると、本質的にはゲーム会社じゃないんだな、という実態がよくわかります。海外のゲーム市場を狙うより、海外のトイ市場に食い込んだ方がよほど可能性があるのは確かでしょうし、ソフト市場よりトイ市場のほうが市場を寡占化しやすいという点でも将来有望でしょう。

ゲーム事業はもっとタイトルを絞って、1つ1つ丁寧にやっていく他ないんでしょうね。タイトルを絞ると、責任者の頭数が減ってしまって、人が育たなくなるという問題もあるので、携帯向け等のよりローリスクな案件を増やして若手に振っていく、というやり方も織り交ぜつつ。

ゲーム系の新規IPについては、最初は小型~中型予算でやって、当たったから大予算でGOというケースは結構あるけど、「最初は携帯機でやって当たったから据置機でGO」というケースはどれもうまくいってないので、携帯機で小さく張って、芽の出てきたタイトルを据置機で大きく育てる・・・・という方法論が使えないのは痛いですね。据置ゲームは緩慢な衰退を止めようがないし、打つ手もあまり無い、という従来どおりの結論のまま。


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