Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ソーシャルを巡る世界大戦の前夜なのかな

国内外でソーシャルゲーム企業の買収が盛んですね。

ZyngaがBonfire Studiosを買収
Bonfire Studiosは「Age of Empires」「Age of Mythology」「Halo Wars」を手がけてきたEnsemble Studiosのメンバーが設立した会社です。ソーシャルゲームの会社がPCゲームやコンシューマーゲームの開発者を取り込んでいく動きが加速しています。

ソーシャルゲームというのは、ある一面では広告でユーザーを流し込み続け、そのうちの何割かが1ヶ月後に定着しているかという話であって、広告費でユーザーを流し込み続ける状態をどうやって維持するかという事です。極めて露悪的な表現をすれば。

まー、露悪的な表現というのは始末が悪いものです。
家庭用ゲーム機のビジネスだって、発売日直前に大量の宣伝で1回パッケージを買わせてしまえば、後はユーザーがどれほど楽しんだか知ったことではない、と居直れるという意味で、タチの悪い商売ではあるのです。露悪的な言い方をすれば。

しかし広告費の撃ち合いが永遠に続くかというと、徐々に効かなくなってきます。定着率を高めるために、徐々に「奥深さ」も多少は必要になってきます。たとえそれがPCゲームやコンシューマーゲーム機の水準からすれば、ほんのフレーバーのような物に過ぎないとしても。

そういう意味では、コンシューマーゲームやPCゲームを制作してきた人達がソーシャルゲーム開発へ流れていく動きはまだ続くのでしょう。


その先駆者がEA幹部のニール・ヤング氏が立ち上げたngmoco:)でした。
『ロード・オブ・ザ・リングス 二つの塔』『Sims 2』を手がけており、日本でも何度もインタビューに登場しているので、ご存じの方も少なくないでしょう。
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」開発者インタビュー
新エンジンによって映画からシームレスにゲーム世界へ


世界有数の巨大パブリッシャーの幹部として、最先端のゲームを開発し続けていた人物が、iPhoneアプリの企業を立ち上げたというだけで、かなり大胆な転身です。そして今やiPhone界のZyngaと呼ばれるほどのモバイルソーシャル企業に成長しているのですから、その時代を見る目は確かだったと言えるでしょう。

日本のDeNA、4億ドル超でiPhone/iPadソーシャルゲームのngmocoを買収か?
そのngmoco:)をDeNAが買収しようとしている、という噂が出ています。
DeNAは国内市場の成長限界を明らかに見切っており、国内の成功で得た資金で海外企業の買収を続けています。好調な業績と円高が強気の買収の追い風となっているのでしょう。ま、確かに今の時期に積極的な買収や出資ができない企業はただの腑抜けと言っていい。

DeNAの海外展開の動きは以下の通り。
モバイルソーシャルゲーム分野への積極的な投資が見て取れますね。今後スマートフォンが普及していくのに伴い、日本でモバゲーを普及させたのと同じ事を海外でも狙っている事がわかります。「草食系男子」な性質をもつmixiはさておき、DeNAと競合関係にあるGREEも何らかの形で海外進出を図るのは明らかで、ソーシャルゲームプラットフォームはすでに世界戦が始まりつつあります。

ソーシャルゲーム最大手のZyngaはウノウを買収してZynga Japanを設立し、Playfishもヤバゲーに参入。CrowdStarはドリコムとの協業という形で日本での展開が進んでいます。ワールドワイドで買収と出資が相次いでおり、急激な成長分野として注目を集めています。

SNSや3Dなどの新たな潮流にゲーム産業は!? 浜村氏の語る現状と展望
ゲーム市場予測 :「ソーシャルゲームがカンフル剤」に エンターブレイン浜村社長
浜村通信氏の講演でもソーシャルゲームの成長性にふれていますね。
 「国内外で急浮上したエマージング市場」と語る浜村氏は、その普及スピードと市場規模は驚異的だとし、アメリカ最王手のFacebookのユニークユーザーは4億人、毎日ログインしているユーザーは2億人、モバイルでのユーザー数は1億5000人だというデータを示し、「ソーシャルゲームの市場はこれからもどんどん大きくなり、産業構造自体の変化が起こる」と指摘。
(略)
 だが、そんな状況の中、ソーシャルゲームに大手ソフトメーカーのヒット作は数えるほど。その大きな理由として、浜村氏はソーシャルゲームは少数精鋭で作られており、スピードを重視すること、さらにユーザーの嗜好などデータを細かく取って、それを重視した展開をすることなどを挙げ、「家庭用ゲームの作り手は映画監督型で、メーカーは時間をかけて作品を熟成させ、それをユーザーに提示します。ゲームユーザーは監督や作品で指名買いするわけです。ですが、ソーシャルゲームはユーザーの好みに合わせて陳列を変えていくコンビニ型」とたとえ、ゲームそのものの“属性”が違うことを要因に挙げた。

ただ、ソフトメーカーでは若手中心に、または専門のチームを編成し、ソーシャルゲームに参入する動きを見せているという。今後は「家庭用ゲームのよさがソーシャルゲームに反映されてさらに盛り上がるのか、また、それによりソーシャルゲームのユーザーが家庭用ゲームのよさに気付いて家庭用ゲームを遊ぶようになるのか。展開しだいではその両方が起きると思います」とし、新たな流れが生まれる可能性を示唆した。
また、講演の最後では、ゲーム機メーカーがスマートフォンやソーシャルゲームで拡大したユーザー層を取り込んでいく戦略を打ち出していくのではないか、と予想しています。その通りでしょう。

3DSにおける3D表示なんて一過性のギミックに過ぎません。体感ゲームという一過性のギミックに頼りきり、次なる矢を放てなかったWiiが結局パーティゲーム機という枠から出られなかったように、3DSも3D表示だけなら、ただの携帯ゲーム機の枠を出られないでしょう。

まー、任天堂のネット戦略は伝統的に駄目なので、さほど期待はしていませんが、アップルがpingでiPhoneをソーシャルメディア化しようとしているのを少しは見習ってほしいものです。ソニーとマイクロソフトがどう動くかも注目ですかね。


週刊 東洋経済 2010年 10/9号 [雑誌]
ソーシャルゲーム界隈の動きに興味のある人は「東洋経済 2010年 10/9号」をお薦めします。国内外ふくめてかなり広範な話題を扱っており、「まとめ」としてかなり秀逸です。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

メールアドレスおよび名前の無い投稿はすべて掲載不許可となります。また明らかに偽のアドレスの場合も不許可です。

管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

2017-10

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター

 

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。