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未来が決まった日ってのはあるよな。

老害産業について書く時間があったら、「Social Leaders Conference」について書くべきだったかな・・・・。実の所、先週起こった出来事にくらべれば、国内のソーシャルゲームの盛り上がりなど、小さな話にすぎません。


ゲーム業界でこのイベントについて言及している人はほとんど見ませんが、ここ1年のソーシャル界隈の流れを知っている人なら、このイベントこそが今年最大のニュースだった事がわかります。モバゲーやグリーが儲かってるとか、ソーシャルゲームの盛り上がりなんて、これにくらべれば、過渡期の現象にすぎません。


facebookの爆発的な成長、スマートフォン市場の急激な拡大が意味するのは、「娯楽専用」端末の数千万台というチープな台数では追いつけない、生活に根付いたプラットフォームだからこそたどり着ける世界が広がっている、という事です。

日本では3つのSNSがひしめいていたがゆえに、競争が激しい反面、支配的なプラットフォームが生まれにくい状況でした。しかし先週の発表で状況が大きく変わります。

mixiは競合のDeNA、ヤフー、楽天などのソーシャルメディア各社と連携を発表。また中国最大のSNS「人人網」と韓国最大のSNS「Cyworld」とも組み、アジアSNS連合とも言える体制を確立。合計2億人の巨大プラットフォームが誕生します。そしてSNS屋からソーシャルグラフプロバイダーへの転身を図ります。

一連の連携を実現してみせた「外交」手腕はまさに驚異。ソーシャルメディア業界はテレビや携帯電話メーカー、ゲーム機メーカーといったハードウェア・レイヤーを握る各社を無視して、お互いの連携によって、大きな潮流を生み出しました。


これから数年以内に、世界はfacebookやアジアSNS連合のような巨大なソーシャルグラフに覆われていくことでしょう。最終的に1つのグラフに統合されるのかどうかはわかりませんが、30億人がソーシャルグラフに参加し、10億人がソーシャルゲームを遊んでいるという状況は、もはや夢物語ではありません。近未来の現実です。

もはやゲーム機はソーシャルネットに接続できなければ、人々の生活に溶け込めない、マニアックな専用機、子供の玩具に過ぎなくなります。5年後、10年後のそういうポジショニングが見えてしまいました。ソーシャルネットに接続しないゲーム機は、すなわちインターネット接続をしないゲーム機と同義になります。

かつてゲーム機において通信機能は高価なオプションでした。かつては「通信ゲームは電話料金がかかる。普及するとは思えない」と真顔で言っていたわけです。標準搭載が当たり前になったのは今世代からです。インターネットの普及からおよそ10年かかりました。

かつて通信機能がオプションだったように、今はまだソーシャルネットへの接続はオプションです。現状のXbox360のように、限定された形での接続にとどまっています。ゲームでの活用も乏しい。しかしそれはいずれ変わります。

ゲーム機を起動してfacebookやmixiのようなソーシャルネットに接続するのがいずれ当たり前になります。Xbox LIVEやPSNへログインするのと同時に、ソーシャルネットに接続する時代が来るでしょう。そういう未来が国内では9月10日に確定しました。

無論グリーやモバゲー、あるいはmixiでさえ、その名前で10年後に存在しているかどうかはわかりません。合併しているかもしれないし、他社に吸収されているかもしれません。しかしそんな事とは無関係に、ゲーム機がソーシャルネットにぶら下がらざるを得ない未来は確実にきます。でなければ、ネットに繋ぐ意味が無いのですから。


蛇足を1つ。

国内のWeb業界が海外へむけて動き出したのも面白い動きですね。その動きをプラットフォームホルダーであるmixi、モバゲー、グリーが先導している点も素晴らしい。莫大な資金力をもつプラットフォームホルダーが未来を先導する役目を果たすからこそ、業界は健全に成長していくわけで、保守的な動き方をすれば産業は停滞し、結果として自分の首も絞めてしまいます。国内のWii市場はその教訓として歴史に刻まれました。

「Web2.0」だの何だの言ってた頃って、実は海外で流行ったWebサービスを日本向けにアレンジしているだけの事例が多く、国内向けのネットサービスが海外進出することはほとんどありませんでした。ベンチャー企業の社長がアメリカ行ってくるってパフォーマンスが注目を集めちゃう。それぐらい現実味が無かった。

その状況が大きく変わって、ウノウがZyngaに買収されたり、ポケラボが日米のVCから資金調達したり、と海外からの資金調達が現実になってきました。一方で海外サービスが日本にどんどん入ってくるって事でもあります。ソーシャルゲーム大手を海外勢が独占する未来も無いとはいえません。

良くも悪くも以前ほど島国でもなければ、ガラパゴスでもいられなくなってきました。

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コメント

アフィリエイトが露骨すぎるw

社会的ネットワークに集約(回帰?)していくとなると、やっぱり最終的にはゲームも人との繋がり、
付き合い方に集約されていくんですかね。
人付き合いが苦手な人にとっては、ゲームが現実世界の逃避先にはならなくなるのかもとか思ったり。
しかも個人の意味合いが2chとかでの空虚な記号的なものに対してよりリアルに近くなってくるとすると、
マナーとかもどうなっていくのかなぁとか考えます。
何か単純にゲームだけではなくて色々と想像しちゃいますね。

>DUO さん
モバゲーやグリーのような「バーチャルグラフ」も含めてのソーシャルグラフなので、すべてがリアルに紐付くわけではないでしょうが、人づきあいの問題は出るでしょうね。

匿名な領域というのは残ると思いますが、2chやはてなのように吹きだまり的な領域になってしまう気はします。

まあ、はてなは『浄化』したいのかもしれないけど、今更無理なのでは、と思います。度々、言ってるけど、できた試しが無い。

はてなサービスで最低限守っていきたい事
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20100918/1284774380

まあゲームについては、twitterの台頭で既にはてダ、はてブの影響力はほとんどありません。「自称コアゲーマー(笑」がHDゲームをプレイもせずに批判し、SDゲームを不自然に礼賛するも、クチコミが広がることはない。狭い世界で、害悪細菌がノイズをばらまいてるだけ。

> すでにいくつか具体的に動き始めており、9月1日にははてな情報削除
> ガイドラインの改定を行いました。匿名性の高い無責任な発言に対しては
> 厳しい基準で臨むルールとしています。

今更『浄化』なんてされても、他所に害悪細菌が移動して迷惑なので、ごきぶりホイホイとしての役割を維持していただきたいもの。廃棄物集積場として伸びてきたのだから、今更その役目を投げ捨てられてもね。

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