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産業の衰退と台頭というか。なんというか。

Zyngaがウノウを買収。買収金額は数十億か
世界一のソーシャルゲーム企業であるZyngaが、「フォト蔵」の運営等で知られるネットベンチャーのウノウを数十億円で買収したようです。今朝からネット業界では大騒ぎの模様で、何とも夢のある話ですね。『まちつく』1本が300万人を突破しているだけで、ここまでの値がつくあたり、海外の金銭感覚の違いを感じます。

しかしあれだ、日本のベンチャーキャピタルがどうのこうのという議論をすっ飛ばして、1桁違う感覚をもった海外勢が日本の優秀なベンチャーを買い漁り始めましたね。この2~3年ほどで状況が変わりつつあるのは確かで、ネットサービスにおいては本当の意味で地域差がなくなりつつあります。

Web1.0とか2.0とか言われていた時代は、海外で流行ったWebサービスを日本に持ってくる戦略が有効でした。英語圏のサービスが各地域にローカライズされて普及するまでに時間が掛かったからです。はてなあたりは、この辺が上手かった。いわゆる「タイムマシン経営」というやつですが、それが通用しなくなってきました。

YouTube、Twitterは日本で普及しました。特にTwitterは対抗する独自サービスも見あたらない状況です。Facebookが日本でどの程度伸びてくるかはわかりませんが、世界のほとんどの地域でローカルSNSを逆転しています。
FacebookがローカルSNSを逆転する時

海外のサービスがどんどん日本のサービスを駆逐していくというのは脅威ではあるけれども、一方で日本のベンチャーにとってみれば、海外に買われるというチャンスも増えていくので、ただの悲観論でも、楽観論でもなく、冷静にこの環境変化に適応できた所が勝ち残っていくんでしょう。

まー、ソーシャルゲームも勝敗の差が大きくなってきて、そうなると「バブルは終わった」的な発言もちらほら見受けられるわけですけど、なんつーか国内オンリーで小銭のやりとりに終始している視野で考えちゃうから、そんな話になってしまうのでは・・・・。


GoogleがZynga出資に続き,中堅ゲームデベロッパーSlide社を買収。Google Gamesへの布石か
グーグルのソーシャルゲーム企業への投資が続いていて、Facebook対抗のGoogle Gamesのローンチはほぼ確定事項のように語られ始めてますね。グーグルがゲームに乗り出してくることは、以前から指摘しているとおりですが、その土俵に引っ張り出したのは任天堂、ソニー、マイクロソフトではなく、アップルでさえなく、Facebookだったわけですね。

1つ前の記事で書いたように、ソニーはアップル的な戦略が向いているので、この祭りには直接関わらないのが賢明でしょう。問題はマイクロソフトですね。グーグル対マイクロソフトという構図も過去のものとなり、「かつてライバル扱いしてもらえていた企業」になりつつある中、ゲーム事業をどうしていくつもりなのか。

Xbox360は前半戦こそがんばっていたものの、世界シェアでPS3に抜かれるのは時間の問題で、携帯ゲーム機でのシェアはゼロ。ゲーム事業を育ててきたリーダーも離脱するに至って、ゲーム機事業に対する意欲減はだれの目にも明らか。本当はFacebook、Google Gamesに対抗する第三極を立ち上げるべきなんだけど、その気配も無し。

かといって、あのハードウェアデザインや設計能力の低さでは、アップルやソニーのような立ち位置も無理。Xbox360の次世代機を出す気あるの?というあたりから、微妙ですからねえ。XBOX LIVEをどう伸ばしていくつもりなのか、いまだにビジョンが見えてきません。ただの「集金箱」で終わらせていいのか。


任天堂については、ソニーやマイクロソフトとは異なる土俵を選んできた以上、スマートフォンとも異なる土俵を選ぶのは自然な選択で、3DSがスマートフォントの差別化を図ってきたのも納得です。任天堂自身は優秀な開発も抱えているし、従来のビジネスを維持(あるいは少し縮小)するには特に困らないでしょう。

問題は、これまでは直接的に競合してこなかった企業が一応「ゲーム」と名のつく領域に乗り出してきたことです。国内だけ見れば、ただの一過性のバブルという認識もありですが、ワールドワイドで俯瞰してみれば、ちょっとそういう情勢ではない。

開発費高騰で行き詰まり、アイデア重視開発もDSで盛り上がりかけて、Wiiでは完全沈静化し、3DSはいよいよ据置機並みの開発費に達する、というゲーム業界に対して、もっと若くて少なくとも勢いだけはあるソーシャルゲーム業界が急速に台頭している。そこと違う土俵を選ぶのは選択肢だけど、では「ゲーム業界」全体が地盤沈下していく中でどういった投資と戦略でいくのか。

よそは勝手についてくればいいという方針が全然駄目なのはWiiでハッキリしました。3DSではその反省も見られます。でもあのラインナップで、何を期待するの? 縮退したゲーム業界の現状がそのまま出ちゃってますよね? 看板タイトルをリストに並べさせるだけじゃ、昔からゲーム機についてきたお客さん以外は引きつけられないし、任天堂自身もふくめて看板タイトルの制作や過去のフランチャイズの制作にパワーを取られてしまう。

3Dそのものへの期待感は期間限定。
で、その先は?

通信機能を強化すると言ってもスマートフォンには到底及ばない。本体価格もおそらく上昇傾向は続くでしょう(新しいモデルが出る度に携帯機の価格帯が上昇)。任天堂は「その先」をどう考えているか。それが見えてこない限り、各社とも短期的な売上のために3DSをやるという事になるわけですよ。

コンシューマーゲーム機のビジネスに新しい展望が見いだせないなら、スマートフォンやソーシャルへの部分的な投資を徐々に拡大しながら、将来そちらへ離脱・・・・は大げさにしても、重心シフトできるようにリスク分散を進めるという話になる。

スマートフォンとは異なる土俵を作るのはいいけど、その土俵は毎回毎回リセットされてしまう「任天堂と小判鮫」の土俵なのか、それとも5年後、10年後、はたまた20年後も続いていく道なのか。それを示すのがリーダーには必要なんです。天空の城はそりゃ、直接的には、地上の苦労や災害の影響は受けないかもしれませんが、最終的には影響が出てきちゃうってのは「Wiiの教訓」なんじゃないでしょうか。


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