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啓蒙と変化と対応と

キツーイ一言
いうのも、やはり難癖つけて、買い間違えたり面白く無かったりしたものを無理矢理返品しようとする人が結構いるので、ここはきっちり動作チェックしてからでないとなんともいえないんですよね(^^;)
(略)
実はここのお店のお客様は結構難しい方が多く、昔返品を受け付けると、その後何がおきても、たとえ遊んで面白くなかったからという理由でも、前は返品できたのに客を選ぶんか?人によって対応変わるんか?とかなり威圧して、なんとか返品しろとむちゃくちゃ言うお客様が2,3人どころじゃないぐらいいるんですよ…(--;)
こういった話を見かけると、マジコンの一般層への普及などとあわせて、ゲーム人口拡大の「闇」の部分を感じざるを得ませんね。ゲームに無関心な人達にゲームに触れてもらう、親しんでもらうのは素晴らしいことですが、一方で、ちょっと言い方は悪いのですが、無関心→ゲームに対して愛情をそれほど感じていない人達ですから、きちんと対価を支払う対象として認識していないのかもしれません。

ゲーム初心者がゲームに対して抵抗感を持たないようにする施策や、売り場でどのソフトを買ったらいいか迷わないようにガイドする施策など、直接販売に結びつく施策はメーカー側が比較的積極的に動いていますが、ゲームソフトにきちんとお金を支払ってもらうような啓蒙をする施策はなかなか及ばないところもあるのかもしれませんね。

ゲーム人口が急速に拡大して市場も大きくなっている期間は、美しい話ばかりが喧伝されがちですが、市場が縮小してきちんとお金を払うユーザーが減っていくと、こうしたちょっと難度の高いユーザーが目立ってくるのかも?

ゲームファンからすると、こんな事を啓蒙しなくてはいけないのか、と驚くかもしれませんが、今はそういう時代なんでしょうね。

しかし一方で「難度の高いユーザー」だけを「非常識」と責められない事情もあります。ゲームソフトは高額商品にも関わらず、お試しが非常にしにくい慣習がまかり通っていたからです。それは他のコンテンツ業界からすれば、「非常識」です。メーカー側も大量のテレビCMにはお金をかけるけれども、お試しプレイにはコストを掛けてこなかった所も少なくありません。

「買って損した」と感じるユーザーが増えて、そこに「損せずに遊べる」お手軽な手段が提示された時、それに手を出してしまう人が一定数いるのでしょう。無論それはよろしくない事で、正しく啓蒙する必要があります。が、業界側もきちんと手順を踏んで、そうしたユーザーの「買って損した」という気持ちを減らしていくことも重要です。

そのためには購入ガイドを整備することも大切ですし、買う前に内容を確認できる仕組みも重要です。ゲームはプレイしなければ価値がわからない。にもかかわらず、買わなければプレイできない。価値の分からないものに高額の支払いを要求している、不思議な業界なわけです。

無論、ゲームのメーカー名や画面写真等で、ある程度内容が察せられるコアゲーマーなら、それでもハズレを買うことは少ないかもしれません。そしてもしかすると、ゲーム企業や一部のゲーマーの中には「購入してから遊ぶのがゲーマーの美学。俺はハズレを買ったことなど無い」という考え方の人もいらっしゃるかもしれません。しかしそれが一般の人達にも通用するかどうかは考えればわかるはずです。

もはや遊んでもらうために買ってもらう時代ではなく、買ってもらうために遊んでもらう時代になってきました。
参考:「遊んでもらうために買ってもらう」から「買ってもらうために遊んでもらう」へ


先日エロゲーにおける違法コピーの話題が出ましたが、エロゲーって基本的に体験版配布を非常に熱心にやっているんですね。「地雷」が多いという事情もありますが、「エロゲーマーなら、体験版をプレイしなくてもゲームの真価を見抜けるのが当たり前」などという倒錯した美学はみじんも存在しません。メーカー側が最大限の努力をしているわけです。

エロゲー業界における悲観論も、無料の体験版配布を含めて、打てる手をかなり打った上での悲観論。「買ってもらうために遊んでもらう」をしっかりサポートした上での悲観論はなるほど、共感をおぼえます。
  • カジュアルユーザーにとってはソーシャルゲーム、若いゲーマーにとっては無料のオンラインゲームが浸透してきたため、無料でプレイするのが当たり前のユーザーが増えている。
  • ゲーム人口の拡大にともない、「買って損した」と感じるユーザーが増えてきた。
  • マジコンの一般層への普及にともない、「損せずにすべて遊べる」手段が手軽に入手できるようになった。
というのが現状です。

こうした状況を踏まえて、
  • コンテンツにお金を払ってくれるユーザーに、きちんと納得して買ってもらう努力。(メーカー側が変化する)
  • 違法コピーなどの不正な手段でコンテンツを入手するユーザーに対する啓蒙。(一部のユーザーに変化を促す)
その2つが両方とも必要なのではないでしょうか。

過去数十年にもわたって「ゲームはプレイしなければ価値がわからない」と誇らしげに語っていたにもかかわらず、「プレイしないで買ってもらうのが当たり前」と考えていたメーカー側の怠慢は、手痛いしっぺ返しを食らっているのかもしれません。ユーザーに(啓蒙して)変わっていただかなければならない事もありますが、同時にメーカー側が変わらなければならない事もあるのです。

おそらく数年以内には、よほどの有名作品を除いて、無料体験版を配信しないという事は「買ってほしくない」という公式メッセージに等しくなるのではないでしょうか。


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