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「Wiiでサードパーティソフトが売れない」は真実?

「Wiiではサードパーティソフトが売れない」「サードパーティがWiiから離れている」という話が最近よく出てきます。しかしその一方で、サードパーティ市場の詳細な分析というものは、実はほとんどありません。

岩田社長はサードパーティソフトが売れないという指摘を頑なに無視して、「思い込み」と一蹴する姿勢を貫いています。任天堂ファン系のブログやサイトも、この問題は深く突っ込みたくないのか、ほとんど触れません。口にするのは任天堂の売上の素晴らしさと普及台数の多さのみ。

そんな中、うーろん亭さんが2つのエントリーで詳細にWiiマーケットを論じています。非常に説得力を感じる分析です。

興味深いのは普及台数で半分近いPS3の方がWiiよりも巨大なサードパーティ市場を築けている点でしょう。FFが発売された影響による短期的な現象という意見もあるかもしれませんが、PS3から『FF13』の売上を抜いても、Wiiより大きなマーケットなんですよね。

もはやサードパーティにとっては、PS3の方が「売れる」マーケットになってしまいました。リンク先の記事中にある「52週累計販売本数の07/12/03週と10/02/01週データ」を見ると、Wiiは2倍、PS3は4倍の拡大をしています。PS3から『FF13』、Wiiから『モンハン3』を抜いた比較をしてみても、Wiiは1.5倍、PS3は3倍の拡大という概算になり、やはりPS3のサード市場が堅調に育っていることがわかります。

ではどうしてWiiはDSのようにサードパーティ市場を築けなかったのか。色々な意見があると思いますが、1つはゲーマー向けのソフトがWiiでは売れにくく、PS3では売れるからでしょう。『罪と罰』『斬撃のレギンレイヴ』などは最強のパブリッシャーである任天堂が売っても、売れなかったわけです。

ではどうやったら、Wiiでゲーマー向けのソフトが売れるようになるのか。
かつては僕も、その辺を真面目に議論しようとしていました。Wiiでゲーマー向けのソフトが売れてほしいと真剣に願って・・・・。けれども、コメント欄を荒らす自称ゲーマーが暴れるだけで、有意義な議論はなかなか成立しませんでした。

そもそも最近は割とどうでも良くなってきました。
サードパーティ各社が見切り始めましたからね。時間切れの感がある。

あとはいかにローリスクでWiiとつき合うかという話。PS3とのマルチとか、海外のダウンロードソフトを集めて売ってみるとか・・・・。本気でWiiに取り組む姿勢は見られなくなりましたね。


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コメント

個人的にはマリオの存在が強すぎるっていうのがありますね。
「マリオなら安心」「マリオのゲームなら面白い」「マリオならはずれはない」という風なのが根付いているのではないか、というのが個人的な推測です。

それにソフトの売り上げを見ると半分もしくは半分以上は任天堂で占められてしまっているのも問題なのかも

思い込みといえば、任天堂(アメリカ)はUBIにPS3と360に力を入れるのは間違っている。と思っているという記事があるみたいですね。
世界で6700万台売れているWiiに1億2500万台売れているDSの市場を無視できない、賢いデベロッパーや賢いパブリッシャーなら我々のプラットフォームは無視できない
いろいろと言われそうなので
ttp://blog.livedoor.jp/gehaneta/archives/2369366.html
ソース記事
世界で大人気FPSゲームをだしたアクティもWiiが原因で赤字になったとかそんな話も聞きますし
やっぱユーザー層が違うのはでかいんですかね。(離れて行ってるのもあるんでしょうけど)
一度HDに慣れるとSDには中々戻れないんですよね(汗)

>朝霧 さん
日本のネットでは、決算の内訳もちゃんと分析してないのに、赤字の原因をHDゲーム開発のせいにする、熱狂的な人達もいらっしゃいますが、だったら海外大手がこういう動きをしてるのは何故なんでしょうかね?(汗

マーベラスの惨劇と度々書いてますが、HDへの転換が出遅れた企業の悲劇を業界中が目撃してしまった。Wiiに開発費を突っ込みすぎて、途中でHDへの転換を図ったが、業績回復が困難で、全体のビジネスを縮小する決断を発表しました。

まあ噂に聞く採算ラインが10数万本でしたからね・・・・。噂は尾ひれがつくので、実態以上に広がってしまった感もありますが、2008年の後半にはマーベラスやばいね、という話は広がってましたよ。2009年にそれが表面化して、納得した人も多いのでは。

僕のブログで、「任天堂さん、このままだとやばいよ」的な事を書き出したのは、2008年の夏以降ですが、ただのアンチの戯れ言と捉えていた人もいらっしゃったでしょうね。結局、ゲーマー向けソフトの苦戦や、サードパーティのWii離れという形で、問題はますます深刻化しているわけですよ(苦笑


2008年をふりかえると、苦言はアンチの戯れ言と受け止められ、特定企業を褒めそやして自尊心を満足させたいだけの熱狂的な方達の「革命礼賛」のわめき声が幅をきかせてましたねえ・・・・。

うちのコメント欄も自称ゲームファンに荒らされたモノです。自称テイルズファンが、「あなたはテイルズファンの気持ちがわかってない」「数字しか見ていない」と批判しましたが、結果を見れば、ねえ・・・・。

> 一度HDに慣れるとSDには中々戻れないんですよね(汗)
ゲーマーはそうですよね。
開発者も当然ゲーマーが多いから、一度HDを知ってしまうとSDで作るのはネガティブな気持ちになってしまう。今の中堅はファミコン世代で、結果として任天堂への敬意は持っているけれども、一方でWiiへの反発心も強いんですよね。

まあ良くも悪くも、ゲームというものが右肩上がりで成長してきたのを、自分の年齢上昇と共に見知っている世代ですから、頭ではWii路線の重要性を認めていても、気持ちがついていかない人が意外と多い。

DSはなんだかんだで、所詮携帯ゲーム機という目線で見ることもできるし、GBAに対して次世代らしい性能上昇はしています。しかしWiiはね・・・・。開発者の本音を聞き取らずに、勝者の革命的主張を上から目線で押しつけようとしたのが失敗だったのかな。まあ、任天堂社員やセカンド、下請けはSD万歳と言うだろうけど、直接的な利害関係があるんだから当たり前のこと。

アクティビジョンは4Qが赤字になった理由を
1)会計ルール変更の都合
2)"Guiter Hero"に代表されるWiiのゲームが問題を引き起こした
と明快にWiiを理由に挙げています。

もちろんレポートが英語だったのもあり、日本では話題になっていないようですが・・・

>ゲーム企画屋 さん
その辺は、ネットでは特に話題になってないですね。
業界的にも、自分の所が必死な会社が多いから、話題に上らなくなった、というのもありそうですが(汗 今年も色々と不安な噂が多いみたいですからねー。

ま、ゲーム業界が「ゲーム世代の業界人」を食わせ続けるほどのキャパシティが無くなった、というのは顕著ですね。だから任天堂路線にレッツゴー!なら、話は単純だったんですけどねえ。。。

任天堂側のリーダーシップが半端(つか、基本自社の都合のみ)なのと、サードパーティ各社が強すぎる任天堂に勝つ方法を見いだせないこと、国内Wii市場にそもそもサードを食わせるだけのキャパシティが無いこと、そして「ゲーム世代の開発者」が本音ではWii路線を好んでいないこと。こうした事が要因でしょうねえ。

水草しか食べない魚のところに肉をぶら下げても食いつかないって話じゃないのかな。

サードかどうかじゃなくて、ゲームのジャンルなり内容がwiiのユーザー層に合っているかどうかのほうが重要で、wiiで売るなら子供または親子をターゲットにした作品を出さないと…とかそんな感じかと。
「wiiでモンハンが売れない!」とか言われると、そりゃ売れないだろうよって思いますもん。

ただ、最近は塾やら中学受験やらなんやらで以前に比べて時間をもてあましている子供が少ないっていうこともあってユーザー層を広げたいっていうのは分かりますが、お金を持っている大人はHD機での発売を期待しますし、一度wiiの商品イメージみたいなのが出来ちゃってると払拭するのは難しいのではないかと思います。

日本一の人のtwitterで、Wiiについてこんなことが書かれてました

>元々が任天堂が生き残るためのビジネスモデルなので
>サードパーティが生き残るかどうかは考慮されていない

あぁなるほどね~と思いました
これがDSとWiiの違いなんでしょうね

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>なむ さん
> 子供が少ないっていうこともあってユーザー層を広げたいっていうのは分かりますが、
> お金を持っている大人はHD機での発売を期待
少子化の問題、そして子供に買い与えるソフトの数は限りがある。
中高生は任天堂をいったん卒業します。
10代~20代前半は任天堂が伝統的に弱い年齢層で、「団塊ジュニア」という人口ボリュームが高校生~社会人数年目に差し掛かったタイミングで、ゲームは子供の玩具の枠を出たし、PSがトップシェアになりました。

その後の任天堂は、年齢層の拡大を意識して、ゲームキューブ時代から取り組んでいますが、なかなか「子供の玩具」の企業から抜け出られなかった。光明を見いだしたのはGBA SP以降でしょうね。ファミコンミニもヒントになったでしょう。

ゲームの簡単化、「時間の無駄にならない」ゲームの展開、なつかし需要、女性向けゲームの展開によって、任天堂は20代後半以上の層、特に30,40代を自社に引き戻すことに成功しました。

しかしそれらのゲームはどれも、いわゆるゲーマー向けのタイトルではないし、そちらの展開に手が回りきらないのが実情ですね。ゲームキューブ時代と比べて、大差ない。コラボレーション戦略を手控えている分、F-ZERO等の伝統的なゲーマー向けタイトルの展開はむしろ遅れていると感じている人もいるかもしれません。

ゲーマーをざっくり「任天堂ファン+それ以外」に分けるとすると、DSにおいては「それ以外」も定着してくれたんだけど、Wiiは駄目だった。1度はハードを買ってくれたかも知れないけど、ソフトを安定購入してくれない。Xbox360、PS3に行ってしまった。それが今のゲーマー市場の実態。Xbox360からは、明らかにゲーマーが離れていますし、今年はますます顕著になりますね。


>あい さん
> 日本一の人のtwitterで
あれですか。
正直な人だなーというのが感想ですが、正体出したまま発言したら、突撃されちゃうでしょうね。あの程度の発言で突撃されちゃうのは残念ではありますねえ(苦笑

結局マーベラスの人と同じように、フォロー発言をしてますし。嘘は何も言ってないんだから、それがむかつこうが何だろうが、責められるいわれはないでしょう。企業にとっても特にマイナスでもないしね。ただ、騒ぐことでマイナスであるかのように印象づけようとする馬鹿がいるだけ。

なんつーか、表層的に発言を封じたところで、対任天堂の不満が減るわけでもないし、「任天堂は自社の事しか考えてない」という印象が薄らぐわけでもない。むしろ突撃することで、ニュースサイトやブログで広がっていくだけなんだけども(笑 本音は封じられないですよ。

最近は、あほらしいので、本音を書く人が減りましたが、どこかで本音は流通しているわけで、結果として「Wiiのサードパーティ離れ」という現象が起こるわけです。僕が常日頃から言ってるように「現実は変わらない」のです。ネットで叩こうが何しようが、そんなことで、業界人の意識が変わることはなく、不満はどこかで形になる。

とはいえ、任天堂が「癖のある企業」だということは、むしろちゃんと理解された方が良いのです。山内社長の頃は、誰もがそれを理解していたわけで、それはそれで良かったのですよ。ところが岩田社長になって、一見合理的だから、錯覚が生まれちゃった。でもそんな簡単に組織が変わるかと言えば、変わりませんよ。リストラしない企業だから、古い人はずっと残っているわけだし。

まあそういう意味では、岩田社長に替わって、「任天堂が中小に優しく、公平で、開発会社の事を考えている企業」として誤ったイメージを持たれていたのがようやく解消されてきたなあ、と。

勘違いしたサードパーティ各社はご愁傷様でした。痛い授業料でしたね。潰れたところもあったかもしれない。生き残った企業は、そういう企業とわかったうえで、どうつき合うか考えたらいいと思います。

勘違いして欲しくないのだけど、別に任天堂とつき合うなとは言いません。けど、相手が何者なのかを錯覚していては、損をするだけ。そういうものだとわかれば、つき合い方も色々と考えられる。それは、日本一の人の言うとおりですね。

錯覚が酷すぎたのですよ(苦笑
それは、まあ、岩田社長の罪作りなところでしょうけどね。

任天堂は今も昔も、中小企業に優しい企業ではありませんよ。ただ、一方で、人の縁を大切にする体質なので、そういう「狭い門」をくぐることのできた少数の企業が、取り上げてもらう事はあったのですけどね。

ただ、それは公平な判断があったわけでもなんでもなく、「狭い門」だったんだ、という事が、かつての山内氏の時代にはあのキャラクター性もあって、業界内でも理解されていたんだけれども・・・・・。『社長が訊く』のせいもあるのか、勘違いされちゃってますよね。


> 管理人のみ閲覧できます
> モンハン3の時も思ったけど、言うほどそんなに多いわけではないんですよね
> wiiのアクティブユーザーて。
ですね。
少ないですよ。

> ゼノブレイド、ラストストーリーがどうなるかは興味深いです。
> 爆死で終わるのか、はたまたそこそこ売れるのか。
50万本ぐらい売れないと、というのが僕の水準ですけどね、ゼノブレイドは。
まあ、それはハードルを上げすぎだろうと言われるかも知れないが、そうでなければ、業界内の認識は変わらないんじゃないかな。そういう意味でその数字がほしい。

レギンレイヴも、初週10万ぐらいは欲しいねえ、と思っていたら、あんな数字だし、流通はよく見てますね、Wii市場を。2週目には消化率が8割ぐらいで、超品薄の嘘もばれたし(苦笑

発売直後に公式サイト見に行ったら、いつもの(ゲーマー向けとしては)駄目な任天堂サイトでした。もうちょっとスクエニあたりのサイトを見習ったらと思いますけどね。いや、あそこも一般的にはどうなんだろう、という重さですけど、永遠の厨二病企業として極まった会社だけはありますよ。

任天堂のセンスは、コロコロ、ボンボンどまりなのがねえ・・・・。サンドロットのセンスも古くさいけど、そこをそのまま出したら売れないですよね。プロデューサーが仕事してないんだよな(苦笑

ま、おっさんゲーマーには、ああいう古くさいのがいいって人もいるのかもしれませんが、それで2,3万本の売上なんだから、どうしようもない。良いゲームかどうか以前に、あんなセンスのゲームをあんな売り出し方しても、ゲーマーは恥ずかしくて買わないでしょう。

まあ恥ずかしいも何も、それ以前にスルーですけど。地球防衛軍はシンプルシリーズという枠内で出ていたから、うまくはまりました。そこを勘違いしてますよねえ。商品という点では、何も考えてないな、というのが僕の印象ですね。

作り手の作風(意図的な古くさいセンス)と任天堂のおっさん&子供向けセンスは、相性が良かったんでしょうが、ウマが合ったからといって、そのまま出すのはプロデュースとしては失格ですよ。ゲーマー向けのプロデュースという点だけは、相変わらず、素人同人以下なんだよな~。

話をもどして。
ゼノブレイドについて言えば、ファミ通のインタビューを読む限り、歪んでしまったのが気になりますね。特別な用語は使わずに、わかりやすくとか、最後まで走れることを優先して作ったとか、従来のゼノシリーズの特徴を否定してどうするんだ、と。これがクリエイターの本音ではなく、任天堂サイドの要望なのだとしたら、腹が立ちます。

ま、直接要望してなくても、任天堂での「ソーマブリンガー」での仕事などで、「任天堂さんはきっとこういう部分をだめ出しするんだろうな」と考えるようになってしまったのかもしれませんが・・・・。そういう話はよく伝え聞きますねえ。「社長が訊く」でも、ま、そういう任天堂イズムの押しつけは、しばしば登場しますね。良くも悪くも、厨二病イズムを殺しかねないのがね(苦笑

難解な用語の無くなったゼノシリーズ?
そんなもののどこがゼノなんでしょうか。

そもそもゼノシリーズって、きちんと完成したことが無くて。ゼノギアスは2枚目に入ってから、テキストでイベントを表現したり、途中のストーリーを説明している始末。ゼノサーガは終わるまで3作も掛かってしまった。それだって、伏線を回収し切れたかというと、全然そうではないし、消化しただけという後味でした。

でもね、それでもついていったのがファンであって、要はわかりやすさとか、最後まで完成しているなんて事は、ゼノファンが最も魅力を感じたポイントではないんです。そりゃ、最後まで完成しているのが悪い事ではありませんし、もし今時の映像表現でリメイクされたゼノギアスが出たら買いたい。でもね、結果として魅力的だった部分が無くなって、普通のRPGになってしまったら、そっちの方が残念ですよ。

器の中におさまれるのがプロだけども、それでも器の中からあふれてしまった。それは未熟ではあるのでしょうが、一方でそれほどあふれる何かも同時に感じられた。だから熱心なファンも生まれたのですよ。

エヴァのような「成熟」なら、ファンも納得するでしょうけどねえ。途中でタイトル変更した件といい、ファンを舐めまくってますよね。任天堂に買われた時点で予想がついた展開がそのまま現実になっており、悲しいですね。よく言えば任天堂は「大人」であって、「厨二病」とは相性が悪いのですよ。10年経った厨二病を示してみせたエヴァは素晴らしかった。でも、本当に希有な才能と”周囲の理解”があって、あれはなしえたのかな、とも思うわけです。任天堂には無理でしょ。

こういったハードを語る場合、以下のようにアニメに例えるのはどうでしょう。
任天堂=宮崎アニメ、PS=ガンダム、エヴァ

Wiiでゲーマー向けタイトル出すのって、「ポニョ可愛い~」って言ってる人にZガンダム勧めるようなものじゃないでしょうか。たしかにカテゴリーとしては同じアニメですし、どちらも良作(?)ですが客層は全く異なると思います。もちろん宮崎アニメ好きなアニメおたくやガンダム好きな一般人もいるとは思いますが。

更新頻度が落ちているし、アフィもろくに更新してませんが、ここ数日コメント欄が活性化してきていて、うれしいですね。荒っぽいエントリーを連続でぶち込むと、やはり効果的ですねえ。正直者の暴言ブロガーとして、ますます精進したいものです。

>nao さん
言い得て妙ですね。
僕も以前、任天堂はガンダムは作れないし、育てられない企業、と書いたことがあります。Wiiの問題点は、任天堂ソフトが売れるような最適化が進みすぎていることです。

岩田任天堂の最大の課題がそこにあって、「頭が良すぎる」。DS以降、任天堂は広報や売り場作りを改善しました。で、その結果、任天堂が考える路線の任天堂らしい安心感のソフトばかりがクローズアップされやすくなってしまったのですよ。流通だって、任天堂ほどの巨大パブリッシャーにして、ハードメーカーから助言されれば、影響を受けてしまうわけで。

http://www.nintendo.co.jp/n10/osagashi_guide/interview/vol1/index.html
店頭プロモーションについての話がここに出ていて、そういう事を地道にやってるから、任天堂は強いわけです。まあ行きすぎると、かつての任天堂エンターテインメントショップみたいな事になるわけですが、過去の反省もあって、そういう事は無いし、お客様視点で素晴らしいね、と。

> 商品名を言えて、内容もだいたいわかっておられるお客さんは、
> 全体のわずか10パーセントしかいらっしゃらないし、
> 逆に、何もご存じないというお客さんが半分近くいらっしゃったんです。
こういうユーザーをゲーム市場に誘い込めたことは任天堂の素晴らしい功績でしょう。しかし逆にいえば、こういうユーザーの持っているゲーム機と、従来のゲーム機ユーザーの持っているゲーム機を、同じ1台としてカウントして、普及台数として誇示してしまうと、おかしな勘違いが生まれてしまいます。

まあ企業として、競争があるから、台数を自慢して、サードパーティを集めたいのはわかります。けれども、勘違いした会社が勘違いしたままソフトを出せば、どうなるかは子供でもわかる。でも任天堂はB to Cは強いけど、B to Bは駄目だめなので、参入企業との間で、適切なコミュニケーションが取れなかった。

外交面では、PS陣営の有名タイトルを奪うことに夢中になってしまい、結果としてゲーマー層からの信頼も失ってしまいました。またサード各社も、PS2時代の売上との比較をして、任天堂への不信感を高めました。

まあ強奪してきた後にフォローすればよかったんですが、奪っただけで満足しちゃいましたからね。そこが「FFを奪ったSCE」と「モンハンを奪った任天堂」の違いです。『モンハン3』においてのフォローも、他のソフトに比べれば良いものでしたが、半端さがあり、結果として半端な結果に終わりました。ワゴンミリオンでは説得力が無い。

話がそれました。
任天堂の売り場改革の話に戻しましょう。

任天堂の売り場作りは素晴らしいんですけど、これが行きすぎると、定番の売れ続けている商品や、話題になっていて売れている商品が売り場で目立つようになり、逆にわかりにくい作品、お客さんを選ぶマニアックな作品は奥の棚とかブック陳列とかで、売り場の中で目立たなくなってしまうわけです。

メーカーごとに陳列方法を変えるなんて馬鹿らしいので、これは当然ハード全体に影響します。サードパーティも当然影響を受ける。こういった事がますます完成されていくにつれて、「Wiiではゲーマー向けタイトルが売れない」という問題が顕在化していきました。

黒パッケージ導入も、過激な表現を求めていないユーザーが間違って買わないように、というのが理由でしょう。間違って買わないように・・・・って、それ、どうなんだ。いや、事情はわかるんだけど、そういう姿勢なのかと。

無論、これは任天堂の悪意ではなく、「善意」による行動ですよ。つか、僕はね、善意が一番タチが悪いと思うんですよ。「善意」で「頭の良い」「熱心な」企業だからこそ、大変な影響力を発揮してしまう。

任天堂の問題は「最適化」しすぎたことだ、と僕は時々ブログで指摘しています。最適化というのは、正しい。しかし正しいが故に、歯止めが利きにくく、最適化し過ぎてしまう。しかし過ぎれば、多様性が殺されてしまうのです。

任天堂はもともと誠実で真面目な社員の多いのでしょう。そこに加えてプログラマだからか、もともとの性格か、誠実で真面目な社長が就任した。だからすごく最適化能力が高い。開発も広報も営業も、一丸となって目標を達成しようとする。会社としては最強でしょう。

そして故に問題点も最大化してしまう。

任天堂マーケットにおける多様性の欠如は、かなり根が深い。

例えば、多様性を維持しようとして、ゼノブレイドを投入しても、それはファンからすれば裏切りに等しいものでした。無関係の作品をタイトル変更するとか、シリーズの特徴をスポイルするとか。善意で頭が良くて、発言に説得力があるがゆえに、自社だけでなく、周囲も巻き込んで最適化してしまう。しかし最適化というのは、ある種の単純化をともなうがゆえに、多様性を殺して同化を促してしまう。

曖昧な表現になるし、暴言かもしれないが、任天堂はもうちょっと愚かであった方が良いのです。僕がこの数年で、任天堂をもっとも評価したのは、はてなとの提携でしたが、あれは客観的には「愚か」な行動でしょう。しかし愚かさとか隙は、必要なものであって、それを排除しすぎると、多様性が失われてしまいます。

致命的な「隙」を作るのはまずいが、致命的ではない「隙」は作った方がいい。まあこういう感覚は「うまく老いる」という事にも通じますが。こういうのは性格の問題もありますからねえ。

そういう意味では、5年後、10年後の任天堂がどうなるかは、その辺次第かな、と思ってるんですがね。無理かな、とも思い始めたけど・・・・。最適化はある種の病なんだと思うんですけどね(苦笑 20世紀的な病です。が、強くて頭が良すぎるから、それでも勝ててしまいました。そこが問題なんだよね。

まぁWiiでサードを売れるようにする、というのはもう手遅れでしょう。
だってこれからの3~4月の販売予定で、独占のサードソフトがたったの3本しかないわけですから…
しかも3月はマルチ含めてもたったの3本しかない。普通に考えればありえないことなんですよね。
箱○よりも遥かに少ない状態ですし…。

>音無き鯱 さん
> 箱○よりも遥かに少ない状態ですし…。

国内だけでみると、Xbox360以下の市場。総計でいえば、そんな事は無いんだけど、タイトルの濃度によっては、そういう考え方もありますかね。

『罪と罰』『レギンレイブ』あたりの売上の低さをみると・・・・。
『テイルズ』にしても、アイテム課金の売上が高そうなXbox360市場も込みなら、売上金額そのものは360版『ヴェスペリア』の方が上かもしれない。まあ開発費の差はありますが。PS3でも出す事考えたら、もう差は歴然ですね。

http://oolongtea2001.blog121.fc2.com/blog-entry-1658.html
年間タイレシオという指標で見た際には、360以下の市場性という判断もできます。まあ360も明らかに年間タイレシオが急減しており、一部の美少女ゲームとシューティング以外は厳しいかもしれません。

洋ゲーもPS3版のほうが売れる物も増えてきましたし。しかし『セイクリッド2』は両機種あわせると、『レギンレイヴ』より売れてるんですね。全然宣伝されてない洋ゲーに、任天堂発売(開発スタジオは定評あり)の3年開発&作り込みばっちりな和ゲーが負けるか。

ま、ゲーマーに評価されないソフトを作っている国内ゲーム会社が悪いといえばそれまでですが。和ゲー、洋ゲー問わずに面白いゲームに積極的なユーザーが増えている中、時代についていけない開発会社が作ったゲームはどこへいくのか?

そういうクラシックなゲームデザインのゲームを好きな人達が多ければ、それはそれでOK。でも、『罪と罰』や『レギンレイヴ』のようなWiiのクラシックゲームって売れないのが現実です。そういうゲームを礼賛する人達はいます。いますが・・・・まったくクチコミにのらない。

ネットでの評判を見る上では、どういうコミュニティで、どんな評価を受けているかという事が大切なんでしょうね。ブログでいえば、アメブロ辺りなんだろうな、とは思うんですが。良くも悪くも、腰が軽い感じがね、あそこは。

はてな近辺は、売れない物を俺が誉めるぜうぉぉぉぉぉぉなノリが読んでいる分には面白いけど、そこ止まりなんだよな。アイマスDSがんばって応援してる人のブログとか、血涙系雄叫びが読んでて面白いわけですが、買おうとは思わない。

ちっくしょぉぉぉぉ売れねぇぇぇぇZEと叫んでいる姿が面白いんだから、売れてもらったらつまらない、というと、さすがに酷いけど(苦笑 売れているソフトで自分語りはできないけど、売れないソフトならアイデンティティもばっちりアピール!なんでしょうな。ゲームで俺語りという、メタゲーム。素晴らしいゲームを体験したくて、自然とHDゲーム機を購入し、遊び尽くしているゲーマー層とはまた違う人種。

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