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成長性って難しい課題ではありますねえ

市場や業界全体が地盤沈下しているフェーズでは、強い企業がより強くなる、弱い企業がより弱くなる、という現象が起きます。しかしそれは、強い企業が成長するという事を意味しません。おそらく任天堂が直面しているのは、そういう問題なのでしょう。

任天堂が強い。
それはわかった。

ではこれから任天堂は成長するのか?
・・・・・・・・。
その答えがありません。


アップルはiPodでマーケットを作り、iPhoneというさらに新しい市場を生み出し、さらにiPadで10インチモニターのデバイス競争にも進出しました。iPadに対する期待の声は大きいですが、一部にはガッカリした人もいるでしょう。

しかしそういう人の意見をよくよく読んでみれば、アップルの出し惜しみ(カメラが無い、Flashが未対応)に対するガッカリだという事がわかります。iPadという製品カテゴリーへのガッカリではありません。前々から噂が流れていたため、夢が膨らみすぎていたのですね。

このマーケットはアマゾンのKindleが生み出したもので、アップルが生み出したわけではありませんが、iPadはネットブックとも電子ブックリーダーとも異なるマーケットに成長していく期待感があります。そしてiPod、iPhone、iPadが素晴らしいのはそれぞれが異なる製品カテゴリーで、お互いにほとんど食い合わないことです。

小さくなった携帯ゲーム機「PSP go」や大きくなった携帯ゲーム機「DSi LL」とは意味が違います。「サイズバリエーション」という考え方は結局、iPod shuffle、iPod nano、iPod classicのようなものであって、既存のマーケットの拡大には多少の貢献はするかもしれませんが、まったく新しいマーケットを生み出す効果は望めません。

将来的には「据置機と携帯機の中間セグメント」が生まれるのかもしれません。しかしそれが携帯機と据置機に続く第三の柱になるかどうかは疑問です。日本では携帯機の市場が拡大して、据置機の市場が縮小しました。ではこの先、据置機の市場がどうなっていくのか。「据置機と携帯機の中間」は、据置機の将来像(代替)になる事はあっても、本当の意味での第三の柱にはならないのでは?

新しいプラットフォームを生み出せなければ、一時的にバブリーに盛り上がっても、業界や市場は縮小していきます。コンシューマー業界からの実質的に撤退する会社も少なくないでしょう。


それにしても・・・・普及台数をちらつかせても、サードパーティ離れが深刻化している会社もあるというのに、1年前までオープン化を発表してないどころか、その時点では計画もまったく無かったといわれるモバゲーに、コーエーが早くも『信長の野望』を投入ですか。勢いの差というか、「外交」姿勢の根本的な違いというか・・・・。

最近の明るい話題って、ソーシャルゲーム一色なんですよね。
マイクロソフトの新しいコントローラも、SCEの次世代PSPも、任天堂の次世代ゲーム機も、どれもこれも全然期待されてない。もうみんな、わかっちゃったわけですよ、このままコンシューマーゲーム機の世界に留まっていても、ジリ貧になるだけだって。何とかして新しいプラットフォームに乗り移らないといけない、って焦り始めてるわけです。


そして事態は日本だけでなく、海外でも進行中です。
Wii向けゲーム開発が縮小傾向--米調査
回答者の約41%が家庭用ゲーム機向けのゲームを制作していると述べており、そのうち30%がWii用タイトルを手がけている。家庭用ゲーム機を手がける開発者の約41%がWiiのゲームを制作していると回答した前年と比べ、減少している。
(略)
全回答者の4分の1がモバイルプラットフォームでゲームを制作していると述べており、前年の12%に比べ増加している。それらのデバイスの中でもっとも人気が高いのがiPhoneで、モバイルプラットフォームに対する支持のうち4分の3を占め、「Nintendo DS」あるいは「PSP」を支持する開発者の2倍となっている。

iPhoneだの、SNSだの、すでに時代はオープンプラットフォォォォォォォームらしいですよ? 開発者から逃げられるクローズド or セミクローズドプラットフォーム VS 開発者が勝手に集まってくるオープンプラットフォームの時代なのでしょうかね。


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コメント

肝心なもの

初めまして。アプリ系に足りないものは操作性だと思います。まあ、ライトユーザーには関係ないかもしれませんが。

はじめまして 確かに流れというのはあるのでしょう。iPod touchを最近買ってその勢いを感じました。ですが同時にゲーマーとして満足出来るようなソフトが提供されるとは期待出来ないのかなとも感じました。良くできたソフトも多く、悪くは無いけれどもやはり単価を上げるわけにはいかないというのが効いているのでしょうね。

あちこちで多くの人たちが語っていますが、KindleとiPadによって今、出版業界が音楽業界と同じ道をたどろうとしているように見えます。

そしてそれはそのままパッケージ販売を行っているゲーム業界にもつながる可能性があるのではないかと考えるようになりました。音楽CDが高音質や手に取るモノとしての側面を売りにしても、それを必要としている人たちが思うほどには多くなかった。ピーク時からは想像も出来ないほど売り上げが落ちていますよね。

ゲーマーが満足するようなソフトは今後主流にはならずに、高級オーディオのようなニッチに収まっていくというほとんど妄想かもしれませんがイメージを持っています。巨額の資金を使った大規模なゲームでは、投資金額を回収出来ないのではないか?このような状況で業界として他の方向へと向かうのは当然なのでしょう。携帯のゲームに代表されるように単価が低くてもおもしろいゲームはたくさんあります。ただ個人的にその先にある世界にあまり魅力を感じられないのです。

願わくばこんな予感を吹き飛ばして、これからも楽しませてもらえるとうれしいのですけれど・・・

>Boojam さん
> KindleとiPadによって今、出版業界が音楽業界と同じ道をたどろうとしているように見えます。
> そしてそれはそのままパッケージ販売を行っているゲーム業界にもつながる可能性がある
> のではないかと考えるようになりました。
そうですね。
『フリー』という本も売れてますし、欧米でもFree to playが流行ってきてますね。無料+アイテム課金というビジネスモデルは、良くも悪くもオンラインゲームを席巻しました。

ゲーム機でこのタイプのビジネスが許されているのはPS3だけですが。ハードメーカーは嫌がってますね。体験版にさえ消極的な任天堂からすれば、「ふざけやがって、こんにゃろ!」ぐらいでしょうねえ・・・・。したがって出遅れるのでしょう。まあ任天堂自体はパッケージで稼げる会社だから、出遅れても構わないんですが、サードパーティが大変。

> ゲーマーが満足するようなソフトは今後主流にはならずに、高級オーディオのような
> ニッチに収まっていくというほとんど妄想かもしれませんがイメージを持っています。
それは悲観論だと思います。
大作映画のように巨額の投資と巨額の回収をおこなう作品群は残ると思いますよ。それはモダンウォーフェア2が力強く示した事実です。

本数の厳選はおこなわれると思いますが、巨額の資金を投じて制作されるゲーマー向けの作品を、大手パブリッシャーはもたざるを得ません。ただ、当然のように、厳選されるため、開発会社も結果として「厳選」されていくのです。HD開発をやれる所とそうでない所で差がついてくるのはそのためです。

これは優劣ではなく、仕事の選択肢の問題です。また国内の大作ゲームの本数が厳選される結果、ゲーマーの「食欲」を国内の会社が満たすことは難しくなり、必然的に海外ゲームで腹を満たすゲーマーは増えていますし、もっと増えるでしょう。

『モダンウォーフェア2』の売上をみても、PS3やXbox360の所有者へのFPSの浸透はなかなかのもので、合計30万弱という数字は、存在感をはっきりかんじます。海外の巨額投資のソフトに慣れたゲーマーは、さらに見る目が厳しくなり、国内ゲームはさらに「厳選」されていくかもしれない。洋画と邦画みたいになる恐れもありますね。


さて、下記の資料を見てもらえるとわかりますが、無料オンラインゲームにおいて、若い年代ほど、FPSを遊んでいるのです。
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20091228071/screenshot.html?num=002

ファミコン世代であれば、2D、3Dそれぞれの格闘ゲームブームを体験していますが、それより若い層であれば、オンラインについては「ラグナロク」のようなMMORPGが多少の存在感をもっています。さらに若い層であれば、このようにFPSも無視できない存在感。

今の10代のマルチプレイ・ツールは「モンハン」ですが、主にオフラインですからね。オンラインの対戦ツールという点では無料のFPSがじわじわ食い込んできている。そういう意味では、カプコンが「モンハン3」のオンライン接続率に失望していた気持ちもわかります。あそこは、「スト2」以降、伝統的にゲーマーの対戦・協力ツールを作り続けてきた会社ですからね。オンラインへの危機意識も強いのでしょう。

任天堂は、宮本茂氏が「対戦に逃げてはいけない」と公言しているほどですから、考え方が完全に違う。リアルの友達や家族といっしょに遊べば面白いのは当然という考え方でしょう。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/12/news015_3.html

見知らぬゲーマー同士がゲームを媒介にして、対戦や協力をおこなって、競い合ったり仲良くなっていくというコミュニケーションゲームは基本的に作ろうとしないし、興味もないんでしょう。だからオンラインへの興味も、他社とはスタンスが違うし、積極的に動く必要性も無いのですよ。

どれだけオンラインが浸透したって、リアルの家族や友達と遊ぶ機会が無くなる事はないのだから。一方、見知らぬゲーマー同士が対戦・協力プレイする場は、アーケードから無くなっていって、オンラインへ行かざるを得ないわけです。

久しぶりにコメントします。

>Boojam
>あちこちで多くの人たちが語っていますが、KindleとiPadによって今、
>出版業界が音楽業界と同じ道をたどろうとしているように見えます。

日本国内に関しては、出版業界が音楽業界(というよりもこの場合は書店と思いますが)と同じような状況になる可能性は低いとおもいます。
理由は「日本の書籍は海外の書籍とは比べものにならない程に質が高く価格が低い」からです。質の高さとは作品の質ではなく、装丁の質(紙質・印刷の精細度など)の事です。それが文庫も漫画も400円程度から購入できる、そんな国は日本だけです。
本文化が進んでいそうな欧米でも、大半の本が”コンビニで見かける再生紙を利用した格安装総集編”程度の質で、それが日本でのハードカバー並(1000円以上)の価格で売られています。アマゾンの書籍データ販売価格は平均10ドルぐらいだそうで、それでも出版社は低すぎると感じているそうです。PSPのコミック配信の価格設定(1冊400円ぐらい)は、日本人は「データなのに割高」と感じますが、海外では「データだから割安」となるのです。
例えば、携帯電話がそれこそ”電話しか出来なかった”海外ではiPhoneの登場は大きな衝撃だったでしょうが、全ての携帯電話がスマートフォンになっていた日本では、iPhoneは「Appleのお洒落な携帯電話、それも他の携帯で出来ることが出来ない」程度の認識です。(あくまで私の友人・仕事周りの反応ですが)
KindleとiPadも、これと似たような状況になるのではないでしょうか?
漫画では一画面故に見開き表現が使えない、文庫の質・価格が基本的にデータ販売価格(海外相場)よりも安い、そんな理由から漫画・小説などのコレクション性が高い書籍のデータ販売は日本では難しいのでは。
しかし、コレクション性が少なく書かれている文章=情報のみが伝わればいい媒体(例えば新聞や週刊誌など)に関しては、データ販売は無視できないかもしれませんね。ただ、こちらは新聞社自らWebで配信しているので、お金を払うビジネスとして成り立つか難しいですが・・・。

>どすこい さん
日本と欧米では、書籍を巡る環境が違うというのは、ご指摘のとおりです。

ただ、一方で、日本においても、書籍の販売が厳しくなってきているのは確かなので、欧米ほど急速に本というパッケージが無くなることは無いとしても、電子版が出るまでの時間が短くなるとか、変化は着実に進むと思います。

レアリティ・アイテムの代表格である同人誌でさえ、売上の低下が顕著になってきているようですしね。大手ショップ側でも、電子化に前向きという話も聞きますし。同人はロングテール的なマーケットになり得るので、うまくやれば相性はいいのでしょう。

物理的にかさばるという問題もあるので、本として物理的に所有しておきたい物と電子的に所有しておけば良い物をユーザーが選別する時代も、5年、10年先には来ているかもしれない。

個人的には、そういう選択が可能であれば、本棚を半分に減らしたいし、自分の本棚を持ち歩いて、他人に見せる楽しさも「あり」だと思います。
むろん、併存期間は長いでしょうが。

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