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10インチを巡る戦争

ネットブック、電子書籍リーダー、携帯機と据置機の中間のゲーム機。10インチモニターのデバイスの市場を巡って、各社の潜在的な競争が激化しつつあるようです。 えっと、DSiLLはサイズバリエーションという新しい提案で、iPadは大きくなったiPod Touchなんですか? その発想は無かったです、感動しました。DSiLLを出した会社の社長のセリフとは思えない・・・・。

携帯ゲーム機と据置ゲーム機の中間に・・・・

DSiLLが発表されて以降、携帯ゲーム機と据置ゲーム機の中間に新しいゲーム機のマーケットがあり得るのではないか、という意見が一部で目につくようになりました。

リビングに持っていけば家族や友達といっしょに集まって、同じ画面を見ることができるし、自室に持っていって個人の端末としても利用できる、携帯ゲーム機と据置ゲーム機の利点を取り入れた新しいゲーム機。

過去にPS Oneという製品を発売しているSCEも同様の考えは持っているのか、PSPはPSP-2000、3000でテレビへの出力機能を強化しています。

もはや据え置き機は不要!? 東芝「REGZA」の「ポータブルズーム」機能が話題に
一部のテレビメーカーが対応機能をサポートしたことで、「据置不要」という意見が飛び出すほど。『モンハン』や『初音ミク』を新REGZAで表示した動画は、ネットユーザーの関心を集めました。

とはいえ、PSPにしても、DSiLLにしても、そのサイズは「携帯ゲーム機」という範囲を出ていません。実際に携帯機と据置機の中間サイズの製品を出したわけではありません。

それに最も近いのがかつてのPS Oneと専用モニターの組み合わせでしょう。5インチサイズの液晶は当時としては頑張っていましたが、魅力を感じるようなサイズではありません。
SCEI、PSone専用液晶モニターを発売 - PSone本体は9,980円に値下げ
PSone&液晶モニター COMBO


10インチのデバイスに対する期待感

そのサイズについては、ゲーム機よりも他の製品カテゴリーが盛り上がっています。一昨年のネットブックや去年の(海外での)電子書籍リーダーの急速な成長です。
10インチ前後の画面に適したデバイスに注目するCEA
ひとつ斬新な発想と感じられたのは、“スクリーンサイズの空白”という話題だ。画面サイズが変化するごとに製品の近い方は変化し、たとえば5インチ前後はポータブルカーナビやスマートフォン、3インチ以下なら携帯電話やデジタルカメラといった、各サイズごとに市場を支配するデバイスがある。ところが 10インチ前後にはそれがないというのだ。日本では小型モバイルPCが存在するが、ワールドワイドで成功している製品となると確かになかった。
(略)
 また、Netbookの多くはリビングルーム用端末として使われており、インターネットアクセスや電子メール閲覧と作成、ネットショッピング程度にしか使われていないというデータもある。その程度ならば、何もクラムシェルのノートPC型デバイスである必要はなく、タブレット型の電子ブックリーダにNetbook的機能を加えればいいという考え方も生まれつつある。

ゲーム業界の一部ライターが「可能性の議論」を展開して、大きくなっただけの携帯ゲーム機を礼賛している間に、欧米では現実の製品が普及していきました。アマゾンはKindleの普及を推進し、ソニーはソニーリーダーでフォローアップし、そしてアップルがついにiPadを発表しました。

iPadは多大な期待感をもって待たれていた製品であり、熱烈なファンの中にはちょっと肩すかしだった人もいらっしゃるようです。カメラが欲しかったし、Flashもそろそろ対応して欲しかった。それは事実でしょう。けれどもFlashはその気になれば、ファームウェアをばらまけば、すぐに解禁できるような話でしょうし、flash解禁も時間の問題という見方は強まっています。

それまで待てる人は待てばいいし、早く新しいワクワク感に触れたい人は早く買えばいい。それだけのことです。カメラを積まなかった点は少し不可解ですが、将来のモデルではいずれ対応するでしょう。重要なポイントは、iPhoneで育てたマーケットとエコシステムをそのまま引き継いだことです。

当初はゲーム機路線を取っていなかったアップルも、AppStoreでの売上やiPhoneの利用のされ方を見て、徐々にゲーム重視になりつつあるのは興味深い動きでしょう。ゲーム開発者もiPadには熱い視線を送っています。
iPad は携帯ゲーム機の再定義


ダウンロードソフト市場の現状

現状のAppStoreにまったく課題が無いわけではありませんが、世界で最も成功したダウンロードゲーム市場であるのは間違いありません。世界的にみると、AppStore>>Xbox Live Arcade、PlayStation Store、Steam>>>(越えられない壁)>>WiiWare、DSiWareという認識が一般的でしょう。

AppStoreの最大の課題は、ソフトの価格帯が安すぎることでしょう。
中堅以上のメーカーにとって、AppStoreはすでに採算の取りにくいマーケットになっており、アプリ単体を売って儲けることは諦めつつあります。アイテム課金への注目度が高まっており、Facebook Connectを使ってソーシャルゲームのモバイル版として利用する所も増えています。

一方、XBLA、PSStoreはコアゲーマーを囲い込んで、数百円~2千数百円の価格帯でミリオン級の売上が可能なマーケットになっています。開発の敷居が適度に高いことも、中堅以上の会社にとっては利点です。個人の作った100円ソフトの洪水に埋もれてしまう心配が無いからです。安売り競争をどうやって避けるかは大きな課題です。

WiiWareとDSiWareは、売上の低さが業界中に知れ渡っており、もはや・・・・。
しかし一番の問題点は、サードパーティ各社にとって、任天堂サイドのやる気が感じられないことでしょう。体験版から正規版の購入やインゲームショップのような機能が提供されておらず、岩田社長自身が体験版には懐疑的な発言をおこなっています(実験として、去年一部のソフトで体験版を配布しましたが)。

アップルのように巨大なマーケットを握っているなら、まだ話はわかるのですが、WiiWareやDSiWareの現状でこの態度。単にやる気がないだけ、と見られても仕方ありません。WiFiコネクションという画期的なサービスを立ち上げて、業界をリードした任天堂は見る影もなく、オンラインに最も保守的なプラットフォームホルダーというポジションを揺るぎない物にしました。


ダウンロードソフト市場への期待と課題

ダウンロードソフトであれば、HDゲーム機といっても、開発費はDSやPSPクラスですから、パブリッシャー側のリスクが低く、中小の開発スタジオでもじゅうぶん開発が可能なレベルです。

ディスク用のHDゲームは開発費が高く、制作できるスタジオも多くありません。Wiiはサードパーティの市場が育っておらず、性能が低いとはいってもPS2以上の性能をもった据置ゲーム機である以上、携帯ゲーム機よりもリスクが高い状況です。Wiiで頑張りすぎたマーベラスがどうなったかを見れば・・・・。

海外においても、競争が激化する中、ソフトの低価格化が激しくなっています。新規タイトルは比較的安い価格帯で売り出して、ユーザー数を稼ぐというモデルです。あの『Left 4 Dead』も、海外では廉価版ではないが、少し買いやすい価格で発売されました。オンラインのマルチプレイを重視したタイトルは、参加ユーザーを増やした方が長期間にわたって売れるので、買いやすい価格設定は重要です。

日本の一部の会社も、海外市場ではブランドが効かないため、19ドルという低価格でソフトを発売して数を稼ぐ戦略を取っていました。D3パブリッシャーは低価格ソフトの展開により、海外でも一定の存在感をもっていました。Wiiショックの代名詞となったマーベラスも、Wii重視戦略を転換すべく、海外市場で19ドルのソフトを発売しようとしていました。

しかし海外パブリッシャーも値下げや低価格化を推進してきたため、「低価格で小売の商品棚を確保しよう」「ユーザー数を稼ごう」という作戦は苦しくなっています。携帯機に特化していくか、ダウンロードソフト市場で勝負していくか。中小メーカーにとって、厳しい選択が迫っています。

かつて任天堂からSCEへ政権が移った時も、ROMカートリッジのビジネスの問題点が大きくなった頃でした。ROMカートリッジ→光ディスクの転換とそれに伴う流通改革が、多くの中小企業の支持を勝ち得ました。パッケージビジネスの問題点が肥大化している現状で、少しずつ「業界の構造改革」への期待感が高まっています。

今はまだ3DOやPC-EngineのCD-ROMが出たような時期でしょう。本格的に変化していくのはこれから数年。では単純に、再び任天堂からSCEへ政権が戻るかというと、そこまで単純な話ではなく、現状の国内市場のような二大政党制に近づいたり、国内SNSの三国志みたいな状況になるのかもしれませんし、アップルやグーグルが横合いからマーケットをかっさらっていくのかもしれませんが。


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コメント

任天堂は現状でトップシェアの携帯ゲーム機と据置ゲーム機を持つに至ってしまったことで
その先のビジョンが他社に比べて遅れ気味になっているのかな?
次のE3かどこかで発表するであろう、DS2?でネットワークへのやる気があるのかないのか
はっきりすると思いますが、どちらにしても現行機ではもうやる気が無いんでしょうね。

それにしても岩田社長のiPadに対する発言は・・・

AppleのiPadはゲームのダウンロード販売という観点から見れば、iPhone向けのゲームも
動きますし、最初からとても多くのiPad専用のゲームが出てきそうですね。
iPhone用のゲームで、ゲームパッドのような持ち方をさせてたゲームは、iPadでそのまま動いたとしても
操作に無理がありそうだと言うのはありますが。

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