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コミケがある国なのに、個人のためのプラットフォームを作ろうとするメーカーが無いんだよねえ。

コミケの時期だから、という訳でもないんだけど、任天堂 or ソニーという軸ではなく、別の軸で感じたことを。 電子書籍端末の欧米での伸びが顕著です。AmazonのKindleが60%で最大シェアを握り、ソニーが35%で第2のシェアを握っています。成長の要因は大きく2つで、まず第一に日本と違って出版大手が協力的。そして次に、紙の書籍の値段が高くて書店の数も少ない欧米では、消費者としても産業としても「電子書籍のメリット」が大きい。

結局、ゲーム機はこのマーケットに食い込めませんでした。
PSPは欧米では伸び悩んでいるし、任天堂は「外交」下手が祟って、出版界を巻き込んだ適切なアライアンスを構築できません。DSほど電子書籍展開に向いたプラットフォームも稀有だというのに。

電子コミック配信のリブリカも当初は、任天堂プラットフォームで電子コミックを展開するはずだったのに、PSPに変わってしまいました。そういう意味では、DSにしても、「DSの次」にしても、ゲームコンテンツ以外での成功は望み薄かな。自社が有利な状況で他社に作らせて「あげる」という立ち位置での交渉しかできないってのは、悲しいというか残念。

良くも悪くもファミコン時代に山内氏が作り上げたビジネスモデルから一歩も出てこないんですよね。こんなに儲かってるんだから、ちょっとぐらい冒険してもいいじゃん、って論理ではなく、儲かれば儲かるほど旧来のビジネスモデルが「聖域化」しちゃうパターン。

『脳トレ』ブームが過ぎ去った後に残ったのが、単に「PSPよりも普及台数の多い携帯ゲーム機」でしかないのが悲しい。もうちょっと違う何かに「化ける」機会はあったはずなんだけど。iPodからiPhoneへと化けることのできたアップルは今後も成長を続けると評価されていますが、任天堂はすっかりピークアウトしちゃいました。SCEやMSと比べれば、そりゃシェアはまだまだ堅固ですが、みみっちい話。

一方、SCEもグダグダってます。グーグルと提携して、PSP2でAndroid採用。PS Phoneバージョンも含めた複数バージョンを初期から展開というぐらいはやってほしいもんだけど。無理げ。こっちもみみっちい。


個人が印税35%の電子書籍を出版できる時代 - Amazon Kindleの衝撃
マイクロソフトのXNA(Xbox360)、アップルのAppStore(iPhone)、アマゾンのKindleと、米国企業は個人や少人数グループの参加できる新しいマーケット(プラットフォーム)を続々と生み出しています。急速に注目を集めているソーシャルゲームにしても、海外が先行してます。

プラットフォーム作りという点で、ソニーは自グループの意志をまとめられないし、任天堂は旧来のビジネスモデルに固執しており、大手ソフトメーカーもこれといったプラットフォーム戦略を持たない。日本の携帯電話は海外に出ていけない。

機械を普及させるという勝負では、日本勢(任天堂とソニー)は携帯ゲーム機を牛耳ってるし、据置ゲーム機だって2社で大半を握っています。けど、「個人が参加できるプラットフォーム」という条件においては、両社ともゼロですよ、ゼロ。それでホントにいいのか?

という辺りが気になってます。日本勢の限界というかね。


もちろん「個人の力だぁ? 何ほどのもんよ?」という主張もあるでしょう。
UGCサイトがどこも収益化に苦労しているのは事実だし、コミケだってオタク限定のイベントではある。パイは小さいという評価も間違いではない。

天才ゲームクリエイターが生み出して、優秀なゲーム職人達が作りこんだ1本のソフトを莫大な広報費をかけて売り出せば、数万、数十万人の有象無象の草の根制作者が作った数百、数千のアプリなんて、造作もなく蹴散らしてしまえるのでしょう。娯楽ってのはわかりやすく、少数のコンテンツにお客が集まるものだから。

ただねえ、いつまでもそうなのか、ってのも疑問なんですよね。
Wiiの失速って、色々な要因はあるけれども、結局は「多様性の欠如」ってことでしょう。みんなの遊べるゲームって言っても、本当にみんなが遊ぶわけじゃないからね、という。


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コメント

全部をプラットフォーマーに預けるのも違うと思いますよ。
成功の方法って多様ですが、
一つ一つはタイトロープの上に成り立ってるものですから、
あまり多くを望むのはどうかと思います。

現在、多くの家庭用ゲームソフトベンダーが苦しんでいるのは
そういう見えない依存心から来ているものかもしれません。

DAKINIさんの強いものに厳しくの方針も分からないでは無いですが…

>ワタナベさん さん
頑張ったから認められるのは小学生までです。
駄目な物は駄目と言うべきですね。
特にプラットフォームホルダーはロイヤリティーを取っているのだから、努力するのは当然のことです。

> 見えない依存心から来ているものかもしれません。
ソフトメーカー各社はハードメーカーを信じてなんていません。
マルチ化が進んでいる一因もそこにあります。

現にサードパーティは任天堂に依存しようとせず、Wii離れが進んでいますからね(苦笑 (サードパーティ市場を活性化する上で)任天堂が頼りにならない事は、重々承知しているわけです。自社に有利な条件を求めて、プラットフォームホルダー各社と交渉するのは「外交」の基本でしょう。

> 強いものに厳しくの方針も分からないでは無いですが…
たしかに、強いものに厳しくというのは、僕の基本スタンスです。それは当然のこと。逆よりはずっと良いと思いますよ。

しかし、日本勢が海外勢に比べて、将来重要になるであろうプラットフォームの構築で出遅れているという評価は、それとは無関係です。全然駄目なんだもの。厳しいも甘いも無いですよ。ゼロはゼロ。

まずDSの電子書籍は大日本印刷がDSvisionで展開してますよ
ぜんぜんいい話聞かないので、
DSと電子書籍自体そんなに相性がよくないのかも
ベネッセの方が上手く使ってますねDS

次にUGCに商機があるとして任天堂やSCEなんかのレガシーな
ビジネスモデルで成り立つ会社に求めるのは何か違うと思いますよ
特に任天堂なんか安全安心で売ってる訳でカオスが売りの
UGCを現在持つブランドを壊さずに展開するのって
かなり無理があるんじゃないでしょうか?

できてバンブラとかメイドイン俺とかのUP承認制の方法だけだと思います
うごメモはご存知の通り旬が過ぎちゃいましたし

だからUGCみたいなせっかく新しい潮流は
新しい会社が手を挙げるべきかなあと思うわけです
サードとかそれこそPC系の会社とか

そういえば昔アクアプラスがそんなハード出してましたね

> ワタナベさん さん
DSで電子書籍配信がうまくいかない理由の1つは、プラットフォームホルダーが旧来のビジネスモデルにこだわって、制約を課していることにあります。ユーザーにとって使いやすい方法論を、サードパーティは単独では実現できません。ゲーム機ビジネスはプラットフォームホルダーとの交渉が不可欠なのです。

新しいビジネスに対して消極的なプラットフォームホルダーの下では、サードパーティがどんなに努力しても、新しいビジネスを育てるのは難しいですね。それこそ、ハードメーカーの許可を取らずに、勝手に何かを始めるのだとすれば、マジコン同様にファームウェアのアップデート等で封じられてしまうでしょう。

>次にUGCに商機があるとして任天堂やSCEなんかのレガシーな
ブランドがある大企業だから「個人が参加するプラットフォーム」を作れないという事はありません。現に、マイクロソフト、アップル、アマゾンはXNA、iPhone、Kindleのようなプラットフォームを作り上げています。

審査の厳しさとソフトの多様性はトレードオフであり、そこは0か1ではありません。各社なりのバランスを取っていくのも大切。要は、新しい事を始める勇気をもつか、旧来のビジネスモデルに固執するかの違いにすぎません。後者の企業を僕は評価しません。


ところで、あなたの僕に対するコメントを読んでいると、あなたは僕の批判を単に「任天堂批判したいだけの意見」と矮小化して受け取る傾向があるのではないでしょうか? あなたがどう受け取るかはあなたの自由ではありますが、そういう思い込みに満ちた人とコミュニケーションするのは正直、不毛ですね。

少し頭を冷やされると良いのではないでしょうか。さようなら。

コンテンツ制作サイドの人間なんですが、DSは電子書籍のプラットフォームにするには
解像度が足りんのです。
読書ソフトも出ていますし、けっして「出来ない」わけではないですが、線の多い漢字や
字下げなどの体裁を考えるとせめてHVGAくらいはないと文字ものにしろコミックにしろ
「気持ち良く読める本」を安定して供給することは難しいです。

DSvisionも頑張ってはいますが、周知されていないうえにスターターキットを通信販売
で買う必要があるので、顧客確保の段階で失敗しているように見えます。
せめてビューアをDSiウェアで出すくらいの色気があればと思いますが。

ただ、DSにしろPSPにしろ、ゲーム機で電子書籍を展開する場合にリプレースする相手
は紙の本ではなく携帯電話なので、携帯電話より軽く、見やすく、移動中でも簡単に
買えてその場ですぐ読める環境を整備しないと「儲かる市場」にするのはむずかしい
んじゃないかと思います。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ゲーム機をゲーム以外の用途にってので上手くいったためしはない訳で
(下手打ったというほどでもない例はあるでしょうが)

携帯ゲーム機で実現された電子書籍ビューアが紙媒体や携帯電話に対して競争力を持つか疑問です。
携帯電話は大体持ち歩きますが、ゲーム機は持ったり持たなかったり。
最近のガジェットの中では大型ですしね。DSもPSPも。

仮に電子書籍が一般化しそうでも
PSPにせよDSにせよまだまだゲーム機としての互換性を維持しなければならないハードが
電子書籍のプラットフォームとして専用機に対して競争力を持つかは疑問です。

PSPのブラウザ、使ってます?
実現したってあんなもんですよ。

>「任天堂批判したいだけの意見」
ゲームについて語るブログは数ありますが僕はここはそういうものが読めるところだと思っていました
(そう思って読みに来てました)

個人のサイトは管理者が他人の見解を好きに却下していい場所ですし
変に公正ぶらなくても好きに書いて良いと思うんですけど

>なむ さん
>み さん
電子書籍の話題の方が皆さん、食いつきが良いですね。

電子書籍については、出版社を抱きこむという「政治」の部分とハードとしてベストかという部分の2つがありますね。ハードの部分は次世代機になれば、解像度も上がるし、ネットワークサービスも充実していくでしょうから、そう遠くないうちに改善されていきます。ですので、僕がおもに課題として挙げているのは、「政治」の部分です。

>変に公正ぶらなくても好きに書いて良いと思うんですけど
まあ公正ぶるつもりはないですね。自然体で書いていれば、おのずとフェアな姿勢でかけますから。

「毒舌」ではあるし、身もふたもない書き方をするので、特定のハードの愛好者には嫌われる傾向がありますが(苦笑 以前のブログ「発熱地帯」では、アンチソニーの総本山などと呼ばれていましたし、いまは逆のようですね。

まあ僕は強者には点が辛い傾向があるので、かつては「アンチソニー」、いまは「アンチ任天堂」に”見える”んでしょう。ですので、別に僕が「アンチ任天堂」に見えてしまう事自体は特に気にしていません。一応、否定はしておきますけどね。

GKとか呼ばれているソニーハード愛好者が何を喚こうとも、PS陣営はトップシェアを失っていったし、任天堂ハードを愛好している人達が何を喚こうとも、Wiiは失速したし、サードパーティ市場は育ってないし、ゲーマー向けとカジュアルユーザー向けの市場は二極化が進んでいます。

僕はただ、現実を素直に見つめていきたいですね。
その結果として、3年後のうちのブログは「アンチソニー」サイトに見えているかもしれないし、5年後には「アンチ任天堂」サイトに見えているかもしれない。

ニコニコ動画と御三家(アイマス、ボーカロイド 東方)はある意味それに近い関係だった。この頃飽きられてきているけど。ボーカロイド系は未だ伸びると思われる。

> とく さん
確かにニコニコと御三家はプラットフォーム的な役割を果たしてましたね。ニコニコはある意味、日本の良心。まあ著作権的な観点でいえば、「良心」というのは問題がありますが(苦笑 では「日本の勇気」「日本の蛮勇」と言いましょうかね。

憶病で小利口な成功企業なんぞよりも、はるかに価値があります。成功企業がいくら儲けても、できないチャレンジ、買えない勇気がニコニコにはあります。


アイマスは、ご本尊の360版の素材を元にした動画が主流だったわけですが、自作の3DCGモデルを使ったフル3DCG動画も出てきており、『3A07』は(一部、ゲーム画像を使ってますが)非常に完成度が高く、マイルストーン的な作品になりましたね。

http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0912/02/news092.html
とはいえ、全体的な煮詰まり感は拭えないように見えます。なんて書くと、熱心な人達からは叱られてしまいそうですが。まあ先鋭的で熱狂的な人達とそうでない人の意見は相容れないものです。


ボカロはおっしゃるとおり、まだ伸びる余地を感じますし、東方もまだ粘るでしょう。ちょっとパターン化が激しい感はありますが、敷居が低いですからね。全体に若くて、元気。まあ反面、カオスではあるのですが。

これまでの本や雑誌にはない電子書籍の可能性を、市場と共に個人に向けて求めたというのは大変価値のあることだと思います。
大手出版社が抱えるこれまでの書籍は他の端末機でも出せますし、独自の新しいものを生み出せず、このまま安価な読み捨て需要だけではいずれシュアは成り立たなくなる、と、Amazonは早々と決断したのでしょうね。

こういったコンテンツスタイルというか姿勢が、大手の日本メーカーから打ち出せていないのは確かに寂しいですね。
パイが小さい(人口が少ない)というのであれば、言葉の壁がなくなるまで待つつもりなのか、と。

いま、セガがその前衛を初音ミクとともに歩いている…。

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