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11月の米国市場の概観

NPD集計による、米国市場での11月の販売数が発表されました。

 Wii   126万台 (前年比61.8%)
 Xbox360 81万9000台 (前年比98.0%)
 PS3   71万台 (前年比188%) 

PS3が前年比で約2倍と大きく伸びており、Xbox360も微減に留まっています。
堅調なHDゲーム機と比べると、Wiiの落ち込みが顕著です。昨年11月は3機種の販売数の6割をWiiが占めていましたが、今年11月は過半数をHDゲーム機が占めていて、米国市場全体で「SDゲーム→HDゲーム」へのシフトが急速に進んでいることがわかります。

ゲーマー向けプラットフォームとカジュアルユーザー向けプラットフォームの分化は日米ともに進んでおり、マーケットの分化が顕著になっています。

HDから逃げちゃ駄目になってきた

HD2機種マルチの方が累計でも、月間売上でも、Wiiを越えている状況を考えると、国内のソフトメーカー各社はHDマルチの開発体制を整えざるを得ない状況です。

すでに国内パブリッシャーのレイヤーは分かれつつあり、HDプラットフォームで世界市場で戦っていく大手と、様々なプラットフォームにカジュアルゲームや大量の過去の資産を投入していく中小に二極化しつつあります。マーベラスはじり貧になるのを恐れたか、HD市場への取り組みを表明しており、この規模の会社が1つのボーダー。HDという舞台に上がっていけるか、ふるい落とされていくか、注目です。

国内の開発スタジオも、小規模の会社は携帯電話やソーシャルゲーム、iPhoneに移行し、中規模の会社でも携帯ゲーム機が中心になってきています。HDゲーム開発やオンラインに対応できるスタジオだけが据置ゲームで中長期的に戦っていけるのでしょう。層の分化が進むのは業界としては好ましくありません。そういう意味では、ミドルウェア各社の営業する余地はあるし、そこで多少救われていくといいな、と思いますが・・・・。

Riccitiello: Wii Decline Buzz Won't Impact EA
またEAのCEOも、Wiiは重要なプラットフォームではない、と語っています。EAのプラットフォームごとの売上はXbox360が20%台前半、PS3が20%台後半、Wiiが19~20%。HDゲーム市場は海外大手にとっても非常に重要です。

海外におけるカジュアルユーザーが任天堂ハードからソーシャルメディアへ移行している、という見方も強まっています。事実、EAはPlayfishを買収しており、来期はWiiマーケットへの投入タイトル数を抑えて、 ソーシャルゲームに注力していくつもりなのでしょう。


急速に強まる次世代Wiiの投入の可能性

11月の米ゲーム販売7.6%減、任天堂「Wii」9カ月連続減-NPD
米国においてWiiは9ヶ月連続で前年割れしており、退潮傾向が鮮明化しています。虎の子の自社ソフトもほとんど出尽くしているうえ、サードパーティの大作の売れ行きが悪い事もあって、Wii世代がDSほど長期化する可能性はかなり減ってきた、と言わざるを得ません。

任天堂は優勢を維持しているうちに次世代Wiiを投入するのではないかという見方が強まっています。あるいは新型Wiiを来年投入して市場を刺激しつつ、3年後に次世代機を投入というパターンもありえます。今年の前半、PSP goとPSP2の噂が混ざって業界内外に広がっていったように、Wiiについても様々な噂や憶測が混ざり混ざって広がっていくのかもしれません。

しかし次世代Wiiの可能性が見えてくると、パブリッシャー各社は現行Wiiにアクセルを踏みにくくなります。ゲームの開発に2年かかるとして、次世代が出てくるのが2年後だとしたら、今から新しい弾を仕込むのはリスキーです。問題は、任天堂がなかなか情報を出さない体質なこと。まったく信用されてません。

仮に任天堂が「次世代機なんてすぐには出しませんよ」と言ったところで、「そんな事言っても、どうせ出すんでしょ。俺らには直前まで教えないんだよな」という反応が普通でしょう。例えばカプコンはおそらく『モンハン3』の発売2ヶ月後にWiiが値下げされるなんて知らなかったでしょう。年末商戦におけるソフトの発売日も、任天堂の看板ソフトとサードパーティの有力タイトルが被っていたり、調整不足を感じます。

いやはや・・・・。サードパーティからの不信感を急速に高める施策が連発された、外交失策の続いた一年でしたね。マイクロソフトやSCEも失策を犯しているから、相対的にはまだ傷が浅いものの・・・・。マイクロソフトは日本における影響力がますます低下しており、SCEはPSP goに関する方針の揺らぎで不信感が増大しています。ビシッとしたリーダーシップが求められる局面なんですが、ハードメーカー各社はどこもイマイチでした。


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コメント

>永遠の三等兵 さん
SCEは意思決定と方針の浸透については、まだgdgdっぽいですが、PSN関連は非常に充実してきましたね。ファンタシースターポータブル2でユーザーにも可視化されましたが、任天堂のWiFiコネクションをキャッチアップし、確実に追い抜きました。おかしな制限もなく、より現代的なサービス内容ですね。

来期と噂されるモンハン3Pもこれに対応してくるでしょうし、『モンハン3』が完全に要らなくなってしまいます。まあ、所詮は「政治」の道具にすぎなかったのでしょう。

Wiiは的外れな施策が目立ちますが、携帯機はさすがにしっかりしてますね。来年はなかなか盛り上がりそうです。

それにしても、この辺りの話がメディア筋やアナリスト界隈に駄々漏れなのは、情けない限り。僕も最初に話を聞いたのは、そっち経由だからなあ。。。むしろ業界内のほうがまだ情報ガードがしっかりしてますね。まあソフトメーカー側に情報を規制しすぎると、ラインナップが揃いにくいという問題が起きるわけですけども。そもそも論として、すでに漏れてるしねえ。。。。本丸、しかもお殿様のお膝元に穴があるんじゃ、どうにもならんですねえ。

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