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「多様性」が足りないハードは盛り上がらないらしい

更新が滞っていて、すみません。
いやー、これまでエントリーやコメント欄で「PSの秋がきますよ」と書いてきたわけですが、実際に来てみると、あんまりネタが無いんだよね。東京ゲームショウまでは、タイトル発表を待たなければいけませんし。

一方、Wiiも話題が乏しい。というのは、今年最もハード本体を牽引しそうな『モンハン3』がすでに発売されてしまったから。結果はあんなもん。ミリオン出荷したけど、莫大な流通在庫が残ってしまいました。

今後出る任天堂の大型タイトルを見ると、『WiiFit plus』は『Wiiスポーツリゾート』同様、ソフト単体は売れるけど、本体牽引はほとんど無いでしょう。Wiiの『Newマリオ』もなんだかんだで100万本は売れるのかもしれないけど、DS版とは比較にならないと思われます。

業界的にはDS向けのラインナップを現在のマーケット規模にあわせて適正化しつつ、開発ラインを残りのプラットフォームにどう割り振っていくか、頭が痛いという。PS3がどこまで伸びるかって点も気になりますが、据置ゲームは開発期間がかかるだけに、いいタイミングでソフトが出続けるかどうかが気になります。Wiiは・・・・サードパーティの畑で種まきを怠ったツケがいまだに大きいですね。


うーろん亭:Wiiは勝ちハードなのか?
さて、うーろん亭さんがハードの普及台数ではなく、ソフト市場、特にソフト市場の成長という観点で、記事を書かれていて、非常に興味深い考察になっています。
このPS/PS2/DS市場の共通点として、年間ソフト販売本数が1,000万本程度を超えた後に、市場が急拡大し2,000万本、3,000万本と年間ソフト販売本数が増えていた点が挙げられる。
(略)
GBは99年、Wiiは07年、GBAは02年に年間1,000万本を超えているが、先述した PS/PS2/DSのように年間1,000万本超えの翌年以降に2,000万本から3,000万本以上へと急拡大する事なく、微増に留まっている。
「勝ちハード」の中にも、ソフト市場が大きく拡大したグループ(PS/PS2/DS)と微増にとどまったグループ(GB/GBA/Wii)の2つがある、と分析しており、さらに原因にまで踏み込んで考察しています。

上位グループと下位グループでは、サードパーティソフトの売上に大きな隔たりがあり、それが翌年以降のソフト市場の成長に大きく影響しているようです。Wiiマーケットの不安要因がサードパーティソフトの売上の低さにあることは、皆さんも実感しているとおりでしょう。

事実、任天堂も今年に入ってからは、以前に比べてサードに手厚い姿勢を強く打ち出しています。とはいえ『モンハン3』が莫大な流通在庫を残したまま、週販ペースを落としており、「Wiiのサード市場は大丈夫」とは到底言い難い状況です。

2008年のサードパーティのソフト売上は、PS3が372万本、Wiiが259万本、Xbox360が98万本で、いずれも従来の「勝ちハード」に期待される水準の半分(うーろん亭さんによれば900万本)に達していません。今年もおそらく、900万本を越える据置プラットフォームは無いでしょうから、「ソフト市場の拡大」という点での決着は、なるほど確かに来年に持ち越すのでしょうね。


しかし、まあなんですね、4Gamerでも「任天堂は別業界」的な発言が出てますが、「任天堂がゲーム業界各社にとってのロールモデルになり得ない」という認識が広がったことが結果として、ある意味、任天堂の(サードパーティに対する)求心力が低下する原因になったんだから、皮肉なものです。
4Gamer:
 任天堂はもはや「全然別のところ」にいるんですよね。ゲーム業界とかそういうレベルじゃなくて。皆はそれを追いかけていたつもりが,もはや今の任天堂は別のポジションにいます。例えるなら,町の書店が一流の総合書店を目指して努力していたら,いつの間にか相手はアパレルになっていた,みたいな。

問題は、本当に「任天堂業界」なんてものが存在するのか、それともバブリーな盛り上がりにすぎないのか。DSの実用ソフトマーケットは壊滅しました。まあ今は『ドラクエ9』で活性化しているけれども。Wiiの勢いも、日米ともに低下しています。

もし後者なら、ゲーム業界の他社にしてみれば、「そろそろだと思ってたんだよね」「まあ今回は任天堂さん、じゅうぶん勝ったんじゃないですかね」ぐらいの結論で終わるのでしょう。

前者の可能性もあるんでしょうか?
任天堂も「DSでマック」とか学校へのDS導入とか、色々やっていますね。けれども、ファミコン、SFC時代の「勝った後の余力でやった色々な施策」以上のものとは思えません。結局、任天堂自身がどれだけ本気で「任天堂業界」の構築に注力していたかどうか、なんですよね。

去年からの動きを見るに、微妙に不徹底だな、と。新しいマーケットを安定化させることと、既存のマーケットへのアピールをすること。どちらも中途半端に思えますね。まあこの1、2年の任天堂に対する僕の感想は、基本的に「不徹底」「中途半端」「勝って覚悟が無くなった」に集約されるわけですが。


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コメント

現時点でのWiiにおけるサードパーティの弱さは、GC時代があまりにも惨敗だったため、Wiiが少々売れてもなかなか本腰を入れられなかったことと、昔と違ってソフトの開発が(たとえWiiであっても)ちゃんと作ろうとすると時間も資金も膨大にかかることが大きいのでしょうね。あとはDAKINIさんが以前から指摘されている、Wiiユーザーの嗜好に対する分析不足。これは、サードだけでなくて任天堂にもいえることですが。Wiiユーザーがソフトを買ってくれない、という声をよく聞きますが、それだって最初は25000円もする本体ごと何らかのソフトを買ってくれる金払いの良さはあったんですから、ちゃんと狙えばソフトだけを買わせるのはかなりハードルが低いはず。あからさまな2番煎じじゃなくたって、Wiiユーザーだって、ダイエットにしか興味がないわけじゃないでしょうに。
PS3は、あまりにもユーザーを特化させすぎていて、確かにアニメファンとゲーマーの楽園かもしれませんが、逆にアニメ好きとゲーマー以外にはあまり居心地が良くなさそうな雰囲気をかもし出しているのが大問題。SCEもみんゴルとかLBPとか出しているときはユーザー層の拡大を狙っているっぽかったんですが、何だか最近はそっち方向はあきらめてしまったような印象をうけるのが残念です。あのCMとか。面白いけど、濃すぎです。
結局、WiiもPS3も合格点からは程遠く。WiiとDSは需要がちょっと違うようなのでまだ良いですが、PS3はPSPにつぶされているようにも見えます。据え置き機が好きなんで、もうちょっと何とかなって欲しいんですがねぇ…。

任天堂がライト層に標準を絞って
大成功を納めた結果、任天堂自身道を迷走したのは確かですね。
当初Wiiで発売されるのはDSでヒットした横流し的なものばかりでしたから
(おどるメイドインワリオややわらか頭など)
で次がGCの横流し
(マリオテニスGC、ピクミンなど)
まぁどれも失敗とは言いませんが成功してませんので任天堂も反省してる事でしょう。

あれもダメ、これもダメと来てるのでさらに次の段階へ進むと思います。
毎年恒例になってきたニンテンドーカンファレンス秋が要注目じゃないでしょうか?

プロジェクトソラなど任天堂のコア向け大作
ドラクエ10を売らないといけないのでドラクエリメイク各種
スクエニのさらなる援護射撃
メトロイドプライムや罪と罰2などサードパーティーに作ってもらう任天堂ブランドゲーム
 
ドラクエと任天堂の相性がバッチリというのはWiiの救いだと思います。
DSではシリーズ最高売上げ達成は間違いないでしょうし
今後はドラクエを突破口にDSのようにRPGを集めていくしかないんじゃないでしょうか?
PSPが発表されたときもDS画面汚い、任天堂ダセーっていうコア層の意見は多かったですからね。
最終的に強みになるのはそういう層にもしかたないなというぐらいの
沢山のソフトラインナップを揃えるって事だと思います。
 
任天堂には今まで貯めてきたお金を特許関係だけでなくソフトウェアにも
注ぐ時期に来たんじゃないかなと
思います。

>Y2 さん
> 何だか最近はそっち方向はあきらめてしまったような印象をうけるのが残念です。
> あのCMとか。面白いけど、濃すぎです。

PSPは、PS3が取り込めない若いゲーマーをカバーしているので、現時点では補完関係にあると思います。SCEとしては、値下げ以後はまず、PSPを買い支えた若い層を取り込みたいのでしょう。若い社会人→大学生→高校生と、順番に攻めていくつもりではないかな、と。

PS3は現状の普及台数で、半端にファミリー向けを狙っても仕方ないと思います。センスは悪いし、評判も悪いのですが、PS3のCMは要は「ゲーマー向け」というか、若者狙いなのでしょう。センス悪いけど。

当面は、ゲーマー層を取り込んでいこうという覚悟を決めたのは一定の評価に値します。5,600万台まではそれでいい。まずはそこまで到達して、次の段階でファミリー層を狙うべきでしょう。Wiiと正面衝突しても仕方ありません。やっと現実的な目標設定ができるようになったな、と感心しています。

とはいえ、若い世代ほど、自室にHD環境(PCの高解像度ディスプレイを含む)を持たない比率が高いわけで、PSPの果たす役割は大きい。PSPがPS3のユーザーを奪っているというより、PS3がカバーできない層を「PS陣営」に取り込む役目を果たしています。


僕が何度か書いているとおり、マーケットは分化しており、任天堂はライト市場、SCEはゲーマー市場という感じで推移しています。SCEは市場の傾向に沿った戦略を打てるようになってきました。対任天堂という点でもう1つ重要なのが「多様性」「オープン性」です。

任天堂は「特異性」の文化であり、「多様性」をやや軽視する傾向があります。ファミコン時代、SFC時代には「アタリショックを抑止するため」という大義名分のもと、タイトル数制限を掛けていましたし、多様性を阻害する施策を平然とおこなう文化です。岩田社長になって、体質改善はあったものの、それでもサードパーティ施策が十全でないのは、今のWiiマーケットが証明しています。

SCEがかつて任天堂からシェアを奪ったとき、SCE陣営には「多様性」があった。それは大人になりつつあったファミコン世代のニーズにもマッチしましたし、成長したソフトメーカー各社のニーズにも合致しました。

ところがPS2になって敷居を上げてしまい、タイトルの傾向が非常に偏るようになり、おまけにPS3ではさらに敷居を上げて、「多様性」という長所を殺してしまいました。そこに大きな敗因があります。

ではWiiには多様性があるかといえば、開発費が相対的に低くても、マーケットはまったく多様性が無く、ソフト市場は任天堂の一部のタイトルばかりが売れています。ダウンロードソフト市場も、App Storeはおろか、XBOX Live Arcadeにも及んでいません。

いまだ、「多様性」こそが任天堂の弱点であり、SCEの長所なのですね。ただ、その点を伸ばし切れていない。そういう意味では、PS3は「Xbox Live インディーズ」相当のサービスを立ち上げるべきですね。マイクロソフトに比べると開発環境を整えるリソースが少ないので、なかなか大変かもしれませんが、中長期戦略としては、必須です。

これからの競争は、「特異性」VS「多様性」、「クローズド」VS「オープン」になるでしょう。


>ヒカリさん
「横流し」という表現は鋭い。まさに的確ですね。
任天堂は、Wiiに関してはソフト面で拙速さが目立っており、腰をすえてじっくり取り組む姿勢が欠けていました。

自社ソフトしかり、サードパーティ施策しかり。だから今の時期になっても、サードのオリジナルタイトルが育っておらず、他ハードからタイトルを奪ってきて、自慢げに掲げることしかできない。非常に残念です。


>ドラクエ10を売らないといけないのでドラクエリメイク各種
スクエニは、DS次世代機で『ドラクエ10』を出してもいいので、そこまで肩入れするかどうかは疑問です。『10』も堀井氏が口走っただけで、N64の時にも「書き込みのできるドラゴンクエスト」って先例がありますからねえ・・・・。

今のDSマーケットの状況を見ていると、「据置機でドラクエリメイク」というのも違和感が。まあ出さないとは言いませんが、DSの時ほどうまくいくようには思えませんね。『ドラクエソード』が50万本しか売れなかった際、和田社長も「ドラクエがパーティゲームより売れないとは・・・・」とコメントしており、DSの時に比べると、慎重に構えているように思えます。

据置向けにRPGを揃えるといえば、マイクロソフトが積極的でしたが、結局そこまで成果が上がらなかったような。RPGのように時間が掛かるタイトルは、すきま時間に遊べる携帯機で出す必然性はありますが、なぜWiiで出す必要があるのか。

「Wiiありき」ではなく、「ユーザーニーズありき」でなければ、結局訴求しないんじゃないかな、と。『モンハン3』も余っちゃいましたしね。

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