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広告の春ですな~

ゲーム機メーカーが春度の高いサービスを開始

ゲーム広告というと、ゲーム業界で最も春度の高い領域ですが、まさにこの春(5月1日)、任天堂が『Wiiの間』を、マイクロソフトが『Xbox LIVE AD』を開始しました。

Xbox LIVE AD
広告とゲーム機の新たな可能性!? Xbox LIVEで広告を展開する“Xbox LIVE AD”がスタート
海外では以前からやってたみたいですが、ようやく日本でも。ゲームユーザーが一番見るのは、ゲームアプリではなく、本体メニューですから、そこで宣伝を打つのは素直な発想ですね。

「マイクロソフト アドバタイジング」始動、MSがオンライン広告事業を強化
自社でマイクロソフト・アドバタイジングというブランドを持っていますから、広告営業はそちらに任せればよく、ゲーム以外の事業とのシナジーも有意義です。まあXbox360ユーザー相手に『GOEMON』の宣伝をしてどうするんだ、という疑問はわきますが。

Wiiの間
Wii.com: Wiiの間
「Wiiの間」チャンネル、サービス開始~ファーストインプレッション
うーん。
ネットではHomeやトロステと比較する意見も見かけますが、比較するのはさすがにトロステに失礼でしょうね。

新しいメディアとか、お茶の間復権とか、お題目だけはご立派ですが、配信されている映像の内容がともなっていません。コンセプトに合致したコンテンツが揃っていれば、それを見せれば済みますが、揃ってないから、あーだこーだ理屈を並べ立てなきゃいけない。

まあWiiになってからの任天堂のネット戦略は酷いですからね・・・・(苦笑 DSのWiFiコネクションは10年に1度の会心の一撃でしたね、ホント。

ついでに他の動きもまとめてみましょう。

Home
PS Homeが4月末から『ディスガイア』などと連動サービス拡充
日本ではサードパーティのゲームタイトルとの連携が目立ち、「広告メディア」というイメージは薄いですね。リワードでユーザーを釣っているだけで、Home内で楽しく過ごせるコンテンツやサービスは不足しています。

So-net
【リリース】So-net,PCオンラインゲーム内広告試験サービスの結果を発表
So-netは、オンラインゲーム運営会社のゲームポットを買収していますが、今後はゲーム内広告にも積極的に乗り出していくようですね。

という感じで、どれもまだまだ微妙ですが、唯一、広告ビジネスで成功しているのが携帯ゲームSNSです。

その筆頭はモバゲー、グリーですが、個別のタイトルで見ても、マピオンの『ケータイ国盗り合戦 』や、スクウェアエニックスの『みんな de クエスト』といった事例があり、登録型やクリック型の広告などで収益をあげています。この辺りはゲーム業界というより、半分Web業界の領域ですが。


ゲーム機メーカーが広告に乗り出す理由

ゲーム機メーカー各社が広告に乗り出すのは、ゲーム機に必要なコストに対してソフトウェアやサービスが占める割合が高まっているからです。

本体ソフトウェアをアップデートして機能を追加し続ける。ゲーム機上で動作するネットサービスを追加し続け、運営し続ける。各社の競争が激しくなれば、そのコストは上がっていく一方です。しかしユーザーは無料で当然と思っているし、ある程度はゲーム機の価格に織り込めるとしても限界があります。何らかの形で、そのコストをまかなう必要があります。

そこで各社が目をつけたのが「広告」です。
ゲーム機をただの玩具や家電ではなく、全世界で数千万人が接触するメディアとみなそう、という考え方ですね。

継続的にコンテンツを更新し続けるテレビや新聞、雑誌、Web、いずれも広告を収益の柱にしています。ゲーム機メーカーがパッケージや追加コンテンツの販売に加えて、会費無料の広告モデルを取り入れようとするのは自然な発想です。

しかしメディアというからには、普及台数だけでは意味がありません。買ってきたけど、電源が入っていないゲーム機、登録したけどアクセスしてないSNSではメディアとして価値が低いわけです。


稼働率が重要になってきたが・・・・

稼働率を上げるには2通りの方法が考えられます。
1つはユーザーの関心を引きつける多数の入り口を用意すること。もう1つはゲーム機を起動した先にごほうびや、労力に見合うコンテンツを置くこと。

ゲーム機メーカー各社は稼働率、アクティビティーを高めることを目標に掲げており、主に前者のアプローチで様々なサービスを投じてきました。任天堂のWiiチャンネル、SCEのLife with PLAYSTATIONです。しかしその結果は芳しくありません。

たとえば「毎日電源を入れてもらう」を最も強く打ち出したのは任天堂ですが、最も稼働率が低いと言われているのがWiiです。ゲーム人口拡大の一環であり、Wiiの稼働率を上げる切り札だったWiiチャンネルも、コンセプト倒れになっているように見えます。

ゲーム機を立ち上げて、アプリを起動するのは面倒くさい。たかだか天気予報やニュースを見るなら、地デジテレビや携帯電話の方がずっと手軽で、簡単です。ノンゲームという切り口は必ずしも悪い物ではありませんが、他の機械でできる事をやっても、ゲーム機を起動するモチベーションとしては弱い。

ゲーム機を起動する最大のモチベーションはやはりゲームだったという事です。家族でパーティゲームを遊ぶ人は多くても、ニュースや天気予報のために起動する人はそれほど多くないのでしょう。


補足1:オフィシャル映像配信のポジションを狙うアクトビラ、ヤフー、Wiiの間

どれもこれも微妙ですが、テレビ向けの映像配信を狙っているのは現在この3者です。一番の注目はやはり、Gyaoを買収したヤフーでしょうね。

西田宗千佳のRandom Tracking:アクトビラとYahoo!とウィジェットの関係は?
~テレビ向けネットサービスの現状を俯瞰する~

ここで、ヤフーが新生GyaOで「オフィシャル映像」を狙うには理由がある。映像配信というと、現状ではYouTubeやニコニコ動画といった、消費者側が作成した映像の「共有」に注目が集まっているが、すでにこのジャンルでは勝者が決定しつつあり、競合が難しい。他方で、「オフィシャル映像」については、まだまだ市場開拓が進んでいない。
この記事にあるとおり、いよいよヤフーが本気でテレビへの映像配信を推し進めてきます。テレビでWebを見る習慣の無いユーザーを慣らすのは大変ですが、日本最大のユーザー数を抱えるヤフーだけに、「導線」の張り方しだいでは意外な健闘もあり得ます。コンテンツは多数抱え込んでますしね。

Wiiの間については、任天堂が巨額の赤字を覚悟してコンテンツを揃えなければ、お話になりませんが、多分そこまで掛けるつもりはないでしょうから、サテラビューの二の舞になりそうです。それこそヤフーと組んじゃうのが手っ取り早いんだけど、お互いの利害がぶつかりそうですね・・・・。


補足2:SCEが組むならTSUTAYAか?

SCEはこの競争には加わらないでしょうね。「放送型」のサービスよりも、iTunes的なコンテンツ配信に関心があるはずです。あえて組むとすれば、TSUTAYAのオンライン事業でしょう。
西田宗千佳のRandom Tracking:TSUTAYAのオンライン事業責任者に聞く ネット配信、ディスクレンタルの本当の可能性

TSUTAYA DISCASの予約をPS3やPSPでできたり、TSUTAYA online、TSUTAYA TVをPS3につなぎ込めれば、PSNのサービスを一気に拡充できます。ソニーとTSUTAYAは仲が良いし、PS3はDVDとBlu-rayを両方観られるから親和性も高い。DVD再生のできないWiiでは、TSUTAYAと連携するメリットがほとんど無く、PSならではのパートナーシップが組める点も大きい。


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コメント

少々興味のある話題なので、少しだけコメントさせていただきます。

個人的な感想ですが、なんというか、Wiiの間はつらいですね。

能動的に広告を見に行く理由がないです。
商品のサンプルがどうとかありましたが、正直、どうでもいいです。
素直に、ケータイのやり方を取り入れればいいのにと思うのですが。

広告を見たら、ゲームで使用できる外見的に面白いアイテムが手に入るとか、限定版のオンラインゲームがもらえるとか、Wiiポイントやマイクロソフトポイントが少しもらえるとか、ケータイのように特典がないと今後は広告に関してはまず見ない気はします(一番最後が一番効果がありそうですし、見る人が増えるほど、広告費がかかるという点では分かりやすいと思いますが)

Homeのリワードも全く発想が逆なんじゃないですかね。
ゲームで使用できる限定版アイテムを手に入れるために、Homeの期間限定イベントに参加するというなら、まだ意味は分かりますが。個人的には、Home内をうろうろ徘徊したり、だらだら目的もなくダベったりするのは時間がもったいないです(私が年を取ったせいかもしれませんが)。

>bin3336 さん
おっしゃるとおりですね。

まあゲーム機メーカーの担当者は、ケータイのサービスをもっと勉強した方がいいですね。ゲームと広告でうまくいってるのはケータイぐらいですし。といっても、コンシューマー業界の人間、特にゲーム機メーカーの人間からすれば、ケータイは視界に入りにくいし、ましてゲーム系SNSなんて眼中に入らないでしょうねえ・・・・。

iアプリ→Flash Liteへの移行で、ある意味、グラフィックは退化したわけですが、DSゲーム作っている人に見せても、「なんだ、このショボグラwwwww意味わかんねwwwww」って感じでしたからねえ。もっともDSのグラフィックスも、HDゲーム機でしか作ってない人間からすれば、「なんだ、このショボグラwwwww意味わかんねwwwww」という反応なわけで、結局、開発者といえども、自分がふだん作っている環境が基準になってしまい、冷静に客観視するのは難しいのですよね。

逆の視点もあって、携帯キャリア系列の会社の人と「ゲーム機のオンラインサービス」について話した時に、失笑&嘲笑してたのも印象的でしたね。常時ネットに接続している携帯電話を前提にしている彼らからすれば、接続率が低く、仮に接続していてもプッシュ型の通知が難しいゲーム機なんて、酷い言い方をすれば、スクラップに見えるわけです。

>能動的に広告を見に行く理由がないです。
岩田社長が言っていた、能動的に観たいようなコンテンツ。
春度の高いコンセプトであって、そういうコンテンツもたまにはあるかもしれませんが、そんな物ばかりにするのはまず不可能です。

セカンドライフ(笑 並みの幻想でしょう。さすがにポジショントークであって、真顔で言ってるとは思いませんが・・・・ね。ジョークだと思います、ええ。

>商品のサンプルがどうとかありましたが、正直、どうでもいいです。
クーポンの話もありましたが、それこそクーポンなら携帯電話の方が手軽ですからね。まあ実験的に参加する企業もあるとは思いますが、遠からずやめちゃうんじゃないかな。

ケータイでは、マクドナルドがケータイのクーポンサイトで500万会員を越えてますし、ツタヤも1500万人は越えてますからね。力のある企業は自社でそれだけのユーザーを囲い込んでいるわけです。

もっと規模の小さい企業でも、チェーン店系はケータイのクーポンをやり出してますよね。やらざるを得なくなっています。逆にいえば、去年~今年にかけて、その手のシステムやサイトを作る会社が儲けていたわけですが。

マクドナルドのクーポンの端末に、ケータイを差し出すのは抵抗感がありませんが、DSiを差し出すのは恥ずかしいですよね・・・・。片手でさっと取り出せるデバイスと、そうでないデバイスの差は大きいですよ。

最近では電子マネーもケータイの中に入ってきてるし、ヨドバシのポイントもケータイアプリが出てますし、ケータイ最強ですからね。


まあゲーム機メーカーは何故か、ノンゲームに突っ走っちゃう傾向が顕著で、SCEも任天堂も表現は違うんだけど、結局やってることは同じなんですよね。SCEは「ニンジンじゃなくたって、いいじゃない」路線。任天堂は、ニンジン(ゲーム)が嫌いな子にどうやってニンジンを食べさせるかを真面目に考えすぎて、行き過ぎちゃったようにも見えますね。

ニンジンハンバーグとか、色々工夫しているうちは良かったけど、そのうち「ニンジンの含有量を減らして、ニンジンの匂いと食感を減らせば、食べてもらえる! 俺天才wwwww」と考えるようになって、あれ、気がついたら、ニンジン含有率0.1%未満で、ノンニンジン料理になっちゃったという。

真面目に考えた結果なんだろうから、「SCEと同じ」というと悪い気もするけど、まあ同じですよ。で、そんな事をしている間に、ニンジンが入ったカレーライス(モンハン)がバカ売れしていて、「あれー? ニンジン料理が売れてるよ? でもうちのニンジンステーキ(ゼルダやマリギャラ)はそんなに売れないよ? それにお客さんからはニンジン不足、ニンジン不足って言われるし・・・・・おかしいよね、よね」って感じですかね。

広告っていうのは
受け手が負担に感じちゃうと絶対うまくいかないですよね。

ま,広告じゃなくても一緒かw

あと,ノンゲームのサービス展開は,
ゲーム機で閉じてるくせにノンゲーム,っていうのはうまくいきませんね。
ノンゲームはまずはオープンが基本です。
Wiiの間なんて,ホントは,アクトビラが映るだけでもよいし,ニコニコ動画が映るだけでも良いわけで。
自前でコンテンツを,なんていう配信事業で一番めんどくさくて実入りの少ない手法を取ろうとしているのか。
そもそも,提携先が電通っつーのが,初っぱなから間違えてるんだろうなあ。
いや,そもそも,CMでその自前の無料コンテンツまかなおうというのが間違いか(汗
まったくもって不可解ですなあ。
ニコニコ生放送ぐらいのクオリティにすりゃいいのにねえ(トロステがそれぐらいのスタンスですよね)。

>kon2 さん
まあ任天堂とオープン性は対極の概念ですからね。

アップルもかなりクローズドだけど、任天堂と比べてプラットフォーム作りは上手いですよね。どこを開放すべきか、勘所はしっかり押さえてますよね。PCの世界で培ったノウハウは大きいです。

開発費が安くて、中小企業に優しいはずの任天堂プラットフォームが、敷居の低さや多様性ではアップルにおいしい所を奪われて、ダウンロードコンテンツの売上ではマイクロソフトのXbox Live Arcadeに負けてしまう。米国企業のオープン性の高さや、PCで培ったノウハウには、クローズドが当たり前の任天堂では太刀打ちできないのでしょう。

ソニーは本来、フォーマットとプレイヤーさえ売れれば、コンテンツは好きに作ってくれ、というスタンスのはずだったんだけど、うまくエコシステムを作れてませんね。BtoBでは任天堂より上手いから、PSPもサードパーティのタイトルをうまく集められているし、あのHomeでさえサードパーティが参加していますが。

これからさらにPSフォーマットが化けるかどうかは、プラットフォームをどの程度オープンにするか次第ですかね。

>DAKINIさま
サービス関係の任天堂のグダグダは,今に始まったことじゃないですからねー。
なんつーか,パートナー選びから間違ってるのは今に始まった事じゃないし・・・


>これからさらにPSフォーマットが化けるかどうかは、プラットフォームをどの程度オープンにするか次第ですかね。
iPhone化するか,どうか,というところでしょうか。
少なくとも,オンライン販売においては参入の敷居をもう少し下げるべきかなあ,と思っている次第です。
今でも十分低いらしいですが,もう一声w
あんまりよいことじゃないですが,
ダウンロード販売なら,致命的なバグの際のアップデートも比較的容易ですからね。
難しいことはわかってるんだけど,避けて通れない道だと思うんですよね。
開発環境が無料でだれでも参加,とかは無理でも,
そこそこ稼げてる同人集団だったら
容易に手が出せるぐらいのライセンスを用意して欲しいなあ,と思ってみたり。

着うたも非接触式電子マネーもソニーの特許なので新型PSPに載せることは新型DSより簡単
実際にやるかどうかは別だけど携帯ゲーム機VS携帯電話という流れなので可能性はある

Wiiの間は完全にコンセプトエラー
DSiの間としてDSiでミニ動画&クーポンならスイーツのDSi購入&稼働率アップに繋がっただろうが
Wiiで見た動画をDSiにコピーできるじゃもうスイーツには無理

>Home内をうろうろ徘徊したり、だらだら目的もなくダベったりするのは時間がもったいないです
HOMEにしろセカンドライフにしろこういうのはゲームじゃなくて
だらだらとチャットするのが目的のコミュニケーターなので
それを意味ないと感じるなら向いてないとしか…

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