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ロングセラーの実用ソフトと消えていくソフト
現在、DSでは大量の実用ソフトが発売されていますが、市場が活性化している一方で、タイトルごとに明暗が分かれてきています。
任天堂以外の実用ソフトでヒットを飛ばしているのはまず『漢検DS』。イマジニアの子会社のロケットカンパニーが開発を担当。一般人に認知されるように、プロモーションの打ち方を工夫し、秀逸なブログパーツを配布するなど、口コミ戦略にも余念がありません。書店流通にも展開し、累計出荷50万本を達成しました。
そして昨年末に発売されたバンダイナムゲームスの『平成教育委員会DS』もなかなかのロングセラーになっています。軽く遊んでみましたが、全体にウェルメイド。演出にしてもテレビ番組の再現度が非常に高く、たけし軍団が登場して、たけし先生との掛け合いでニヤリ。機械ボイスも番組と同じものが使われていて、思わずまたニヤリ。
コナミの『NOVAうさぎ』『大人力検定』、バンダイナムコの『美味しんぼDS』など、大手ソフトメーカーの実用ソフトが市場に次々と投下されていますが、実売は芳しくありません。『平成教育委員会DS』とは明暗がくっきり分かれました。
最近の話題としては、『レイトン教授』が出荷50万本を達成したみたいですね。パブリッシャー第1弾でいきなりハーフミリオン突破とは、幸先がいいスタート。クオリティ、テーマ、タイミング、ブランド、プラットフォームホルダーの支援など、色々なものが揃った、いや揃えたがゆえの快挙でしょう。
実用ソフトは、小回りの利く中小の開発会社が元気です。むしろ大手は苦戦ぎみ。昨年末に発売されて、3月中旬の時点で売上トップ50に入っているソフトを並べてみましょう。(3月12日〜18日の週間売上データ)
- 財団法人日本漢字能力検定協会公式ソフト200万人の漢検とことん漢字脳
(IEインスティテュート。11/09発売) - 脳内エステIQサプリDS
(スパイク。12/21発売) - DS陰山メソッド電脳反復ます×ます百ます計算
(小学館。12/07発売) - 財団法人日本漢字能力検定協会公認漢検DS
(ロケットカンパニー。9/28発売) - 平成教育委員会DS
(バンダイナムコ。12/21発売)
これらのソフトの特徴をいくつか見てみましょう。
- 任天堂という強力なパブリッシャーとかぶらないテーマを選んでいる。
逆に大手企業は正面衝突するテーマが多い。(漢字検定) - テレビ番組とタイアップしている。
認知度が高く、興味もひきやすい。(脳内エステIQサプリ、平成教育委員会) - 手法自体の知名度が高い。(百ます計算)
- テレビ番組とのタイアップを除けば、基本的にパッケージがシンプル。
タイトルも内容や効果がわかりやすい。 - 従来のゲーム流通経路、宣伝経路とは異なる経路も使っている。
例えば書店流通。(漢検、百ます計算)
このように中小の会社に有利な状況があります。
しかし『脳トレ』がヒットし、実用ソフト市場が成功した去年、せっかくチャンスが目の前に広がっているにもかかわらず、「脳トレ系は宣伝勝負。資金力が無い所が戦っても無駄」とか、「脳トレなんてゲームじゃない。作りたくねえよ」などと、自らチャンスから逃亡する開発現場もあったのですから、面白いものです。
まぁチャンスなんてものは、見逃す人間はどれだけ回ってきても見逃し続けて、「せめて1回ぐらいチャンスがあればなあ」とぼやき続けるものですし、機敏な方々は初めてのチャンスをいきなりモノにするわけです。非常に面白い現実がそこにあります。
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この記事を評価していただいて恐縮ではありますが、
ここは匿名掲示板ではありませんので、名前の無い投稿は困ります。
掲載不許可とさせていただきました。
「ゲーム業界の衰退はサードのせい」という意見は、訳がわかりません。安易にファーストのせいにするのも、安易にサードのせいにするのも、思考停止という点ではまったく同じだと思います。
ソフトが売れないのは作った側、売った側(ソフトメーカー)の責任だというのは大原則です。一方で、ロイヤリティという形でお金を取っている以上、開発の支援を含めた、より良いプラットフォーム作りはハードメーカーの重要な役目です。魅力の無いプラットフォームには寄り付かない、儲からないプラットフォームには寄り付かない、それを判断するのは各企業の自由です。むろんその経営判断が間違っていれば、自滅するでしょうが。