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リストラに関する味わい深い2社の話(追記)

任天堂がリストラをしない理由とは―岩田社長が回答
こういう質問に答えざるを得ないのが現状という事ですね。神企業ブームだった頃と違い、はてブあたりの反応も冷静です。
#任天堂 の場合、最初っからプロパー従業員では回りきらない商売モデルで会社回してるだろうが。変動要素のある部分は協力企業に投げてしまえば、こういう嘘くさい回答が大手を振って通るという。

もうフラグにしか見えない件

クラニンの不祥事は外注なんで知りません発言と併せて読むと感慨深い

もともと採用数がかなり控えめだしね
『研究開発型企業』が、短期利益に汲々としてどうすんだ、というのはまさに正しい。

HAL研時代の資金繰りの苦労が今の岩田社長を作ってるんだろうな…

不安に怯えながら作ったソフトが、本当にユーザーの心を動かせるのか

日本語で使われるリストラはぶっちゃけ人件費減らしの解雇なので、それをする必要はないが、事業戦略のために企業組織の構造を変革する本来の意味でのリストラはどんどんするべきではあるのですよね、この手の業界は

資金力に余裕があるのと、社長が元プログラマだからってのが大きな要因だろうなぁ。頑張って欲しい。

だよね、成果を早く求め過ぎ
あからさまな模範解答で、模範解答が実行し続けられたらいいよね(にっこり
というのが普通の感想ではないでしょうか。

「シャープ町田元社長現特別顧問が著書で「リストラなき経営」語ってから5年ほどでリストラした」という突込みなど、味わい深くはあります。5年後どうなってるんでしょうね?

伝統的に「しない」と言ってきたことをいずれ「する」会社ですし、ブラウニーブラウンの件やマリオクラブの件など、さらに味わい深い案件もありましたよね。

狭い意味ではリストラは本社の正社員の希望退職や整理解雇ですから、それはしないけど、子会社の事は知らん、という古きよき日本の伝統的な言葉遣いに感動します。古きよき日本企業の伝統に忠実であってほしいものです。


その一方で伝統を破壊するタイプのベンチャー企業も、強引な手法を取っているようですね。
やまもといちろうBLOG:【号外】GREEがまたやらかす
中国オフィス閉鎖に続き、韓国オフィスでのリストラの話が流れていましたが、欧州の拠点も閉鎖するようで、海外はあからさまな撤退ムード。さらに短期間に大量に採用した社員も、子会社への出向や給与の減額を推進しており、固定費削減に走ってるようです。

今年駄目なら海外は諦めて日本で粛々とやるぐらい、海外は本気でやるよ!という話は出てましたが、本当にこの短期間で諦めてしまうあたり、さすが横っ飛びは早い、と感心していいのか呆れていいのか。東証一部上場企業になっても、ベンチャー魂を失わない点は素晴らしいですが、悪い意味でもベンチャー企業的で、会社の成長にあわせて組織化ができなかった典型的な経営の失敗事例ではないですか。

コンサル出身の南場陽子氏が作ったDeNAとは対照的です。
ファーストパーティの開発力という点ではDeNAは色々と問題がありますし、グリーの方が成功タイトルは多いのですが、DeNAはビジネス面の施策でそこを補ってますからね。そういう意味ではSCEと同じく、ビジネスという概念を理解しています。

グリーは幼い任天堂というか、プラットフォーマーのくせに恐ろしく自己中がにじみ出てしまう点は、似すぎてて怖いです。場所を貸してやってるんだ感がプンプンします。この2社、コンテンツに対する誠実さや愛情は大きく異なってるんですけどね。プラットフォーマーとしては非常にタチが悪い事例。

実際の所、グリーが今一番問題なのは、サードパーティの市場が急速に減退している事であって、そこが確保されていれば、海外で戦い続けたり、大量の社員を抱える原資はあるのですよ。

海外については昨年買収したFunzioが成果を上げているので、北米はそこそこ堅調と言っていいのでは、と思います。現地雇用した連中とか、その前のOpenfeintはアレでしたが……。

ここ1年のソーシャルゲーム業界の買収案件を調べるお
2012/05/02 GREE Funzio 169億円
2012/10/24 GREE ポケラボ 138億円

グリーは昨年、大型買収を2件も行なっていて、攻めの買収が多かったですね。大量採用しておいて短期でリストラとか、後先考えない無計画さがベンチャーイズムの醍醐味でしょうか。味わい深いですね。


プラットフォームの乱立が加速するにつれて、アライアンスの上手いSCEやDeNAが堅調になり、ファースト重視で自己中心的なビジネス感覚が抜け切らない任天堂やグリーが不調というのが、なかなか面白い事象です。

ファースト重視というのは必ずしも悪い事ではなくて、ホームランを出せば、DS&Wiiのタイトル群とかドリランドとかパズドラみたいにガッツリ儲かるし、利益もひとり勝ちですからね。ギガヒットというホームランに酔いしれて、経営者が経営者としての仕事を怠ってしまうのがよろしくないですよね。ホームランさえ出れば、戦況は覆せると思えば、まともな兵站も準備しなくなってしまう……。新型秘密兵器で大逆転が革新的経営の本質なり~、かっこいい~っ、惚れるわっ☆

事業所の閉鎖と大量採用した社員の短期間での退職誘導もどうかと思いますし、リスクを下請けと子会社に押しつけただけのリストラしません発言も香ばしすぎます。本音むき出しで節操ないか、公家さん風な微笑を浮かべて水面下でやるか。どっちも経営の失敗には変わりないじゃないですか。

娯楽産業に「山あり谷あり」はその通りだけど、もうちょっと計画性を持とうよ、とは誰もが思う感想でしょう。まー、言うは易く、行なうは難しであって、両社ともしばらくは迷走するんだろうなと思うし、頑張ってください。


追記
狙ったつもりは無いんですが、この記事書いた直後にこんなニュースが出てきました。
据置機と携帯機の開発部署を統合したのと同じく、不合理&非効率な組織を改変する、本来の意味でのリストラを推進しています。

部署統合と配置転換によって余剰人員を抽出→子会社出向→自主退社のコンボが行なわれているかどうかはわかりませんが、仮に行なわれていてもそれは「リストラ」とは言わない、いいか、わかったな?(from 任天堂言語の豆知識より)

任天堂、国内外の営業を統合 ソフト同時発売に対応
 16日付で海外本部(約70人)を解体し、日本を担当する営業本部(約150人)に人材と機能を移す。同社は2月、携帯型ゲーム機と据え置き型ゲーム機とで別々だった開発組織を統合しており、さらなる組織の合理化を探っていた。

 任天堂では従来、日本市場については営業本部が卸業者などへの営業から、テレビCMの企画、店頭販促(POP)の制作などを一手に担ってきた。一方、海外については現地子会社や販売代理店を尊重し、海外本部に輸出業務や国別マーケティングを任せている。

 ただ日本と海外の営業担当者が同じゲームソフトの情報を担当部署に照会するなど業務の重複も目立っていた。ゲームソフトの販売が「日本先行」から「世界同時」に切り替わりつつある中、統合で効果的な営業戦略をとれるようにする。また営業組織の統合にあわせて社長室を経営企画室に改組。テレビCMの担当部署を社長直轄とする。

ところでテレビCMの担当部署を社長直轄にするという香ばしげな話がさらっと上がっておりますが、宣伝のド素人がしゃしゃり出てきて、何をするんでしょうか。そんな事よりプロの宣伝マンをスカウトしてきて、担当させるべきでしょう。

それともなんですか。WiiUは素晴らしい機械だから売れないのは魅力が伝わらないからで、すなわち全部宣伝が悪い、というそういう理論武装が脳内でなされてるのでしょうか? だからテコ入れするんだ、と。
うーん。ま、そういう事ですかね。


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2013-07

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