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業界の末世と来世というか。(大量に追記)

任天堂岩田社長、辞任に否定的考え示す
まー、ご本人がこういう事言い出すのは皆さんの予想通りではないでしょうか。
やっぱりしがみついたか、という複雑な思いを抱きつつも、「3DSの次」「WiiUの次」まではやってほしかったのも事実。取締役会も半数入れ替わったわけで、半分は責任取ったよね、という体裁も成り立った。全力で責任を回避してもオッケーという判断でしょうね。

つか結局、後任人事が一番の問題なんですよね。
後任がいないから、こうなる訳です。

とはいえ、本当に延命できるのかどうかは不明ですよね。天の声もあるだろうし。

そういえば、スクウェアエニックスでは和田元社長が会長に就任するようで(ホールディングスではありませんが)、なかなか……。こちらも色々な声があるでしょうけど、後任人事がねえ……。

末世というか、すでにあの世に入ってるんでしょうかね。


p.s.
こちらの意見を読んで、「ああ、確かにレームダック化回避という話はあるよね」と思ったので。

岩田氏: 「辞めると言った覚えはない」
みらい的コメント:
辞めたくないのか、辞められないのか、辞めさせてもらえないのか。
それとも辞める必要性がそもそもない、という意思表示なのか。

背景については何も分からないが、今期辞任という敗色が日に日に強まる中、レームダック化に歯止めをかけるためのギリギリのブラフ、というあたりが消去法で残る選択肢かと個人的には推定。


今回、取締役会のメンバーが約半分入れ替わって、外部大臣が交替して、総理大臣も変わっちゃう可能性が出てきちゃうと、恩義的な物も含めて、どこまでお付き合いしたらいいか、サードパーティもよくわかんないかもしれない。実際問題、業界のお付き合い感からすれば、WiiUのラインナップの少なさは異常でしょう。

無論SCEと任天堂の対サードの営業力の違いは大きいよね。お互いにリスクを取って広げていくという発想がないと、なかなか厳しいし、業界のお付き合い感だけで引っ張るのは閉鎖的な企業には難しい。PSVitaのミリオンアーサーとか、結構ネットにバナーも出てますけど、あれ全部スクエニさんじゃないですよね、多分。PS3のダウンロード専用ソフトの『ビビッドレッドオペレーション』も、おそらく支援してるよね。

モンハン大切にしてるけど、他のソフトはどうなの?ってのがみんなの疑問でしょ。いや、何もやってないわけではないし、頑張ってる部分もあると思うけど、やっぱりSCEには一歩も二歩も足りてない。特に中小対策はすごく差がありますよね。


ゲーム専用機でさえ、PSとXboxはもう中身はほとんど一緒になっちゃって、カメラコントローラを同梱するかどうかとか、タブレット方コントローラを専用で用意するか普及してる物を使うかどうかで本体価格が変わってくるだけ。そうやってプラットフォームが均質化しちゃった結果、どうなったのか?

中古をどうするかとかね、掲げたポリシーの違いばかりで大きく判断されてしまったわけでしょう。本当にね、差はそこにあるし、そこがすごく大きい。プラットフォームの差は政党みたいになってきてる。

例えば、国内のSNSでモバゲーとグリーがあって、パズドラの大ヒットでどちらも時代遅れ扱いされちゃってるけど、まー、グリーはかなり追い込まれてますが、モバゲーはなかなか頑張ってますよね。その差ってどこにあるかというと、2社の方針の違いだけなんですよ。

モバゲーは選別主義で、浮かび上がってきた会社だけを徹底的に優遇する。浮かび上がるまでは勝手にやれという放置プレイ。担当者が付く事自体が珍しい。そのかわり、支援するとなれば、きちんと提携もするし、小さな会社にリスクを負わせるのは避けて、セカンド案件で良い条件を提示したりもする。

グリーは逆で、後発という事もあって、参入すればほぼ全ての会社に担当がついて、コンサルティングを受けられたわけです。平等すぎるというのが逆に陣営の企業から不満があったほどで。コンサルティングは手厚かったから、グリーが一度はモバゲーを追い抜く原動力になったのは確かです。

その副作用でカードバトル一辺倒になりすぎたし、グリーショックが起きたわけですよ。それと、体質として、自社でリスクを負うのを極端に嫌がる傾向が強い。ガラケー版のみ作ればよくて、カードバトルをクローンしていればよかった時代には、開発費のリスクをSAPに負わせてもさほど問題なかったんですけど。

専用のハードウェアが不要で、プラットフォームの機能もほとんど同じ。でも差は拡大していく。プラットフォームって、運営でものすごい差が付くようになってきた。ただ、それって任天堂がすごく苦手なことだから、困っちゃってますよね。

市場やプラットフォームが少なかった時代には、ゲームで商売したいなら任天堂に行くしかない、という状態で、良くも悪くも「基本は待ち姿勢」の殿様商売もできたんだけど、できなくなっちゃった。自社のヒットで普及台数を伸ばして、後は「勝手についてこい。ショバ代払え」ってのはヤクザの手法であって、ファミコンのあの大成功でさえ、スーファミまでしか保たなかった。DSの大成功なんて、Wiiの中盤までしか保たなかった。

もう無理なんですよ。そういう方法論では。ハードを売る所まではできても、その後が続かない。持続的にプラットフォームを活性化し続けるには、プラットフォームの政策を継続的に運営する組織、チームが必要で、起きているのはそこのレイヤーの競争なんです。環境はすっかり変わってしまった。

民主党どうだったっけ、維新の会どうだったけ、というのを「他山の石」にしないと。岩田政党って何を掲げてましたっけ、という話ですよ。精神論は色々言ってるけど、結局内容が無かったよね、というのが中長期的な結論になりつつありますよね。

久多良木氏が末期に批判を浴びながらも、最近になって再評価されているのとは対照的。橋下さんと比較するのはどちらに失礼かよくわからないけど、似てますよね、場当たり的な発言が多くて、長期的には何がしたいかさっぱり響いてこない人という点で類似性が高い。

“黒川塾(十)”開催 テーマは”国産エンタテイメントの生きる道”――「PS4どうですか?」「親はなくても子は育ちますね」(久夛良木氏)

ニコ生で観ましたけど、素晴らしいですよね。
ブルーレイとかHDMIとか、くたたんがPS3に積まなかったら、どんだけ普及していたのか。そういう事を覚悟をもって切り拓いていった。

対照的にいわっちは一体何を残したの? 一過性のブームに乗って、さも利口そうな大義名分を掲げて、騒いだだけじゃないですか。結局、自社のゲーム専用機を売りたかっただけで、ゲーム体験を色々なデバイスに広げたのはアップルとグーグルの功績だったり、SNS各社の実績でしょ。無料ゲームなんて反対だ、汚らわしいって叫んだだけで、みっともないよね。

まー、比較するのが間違ってるんでしょうけどね。


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寒冷地帯というかな。

WiiとWiiUに独占されていた『ドラクエ10』がPC(Windows)でもサービス開始されるようです。
ドラゴンクエストX Windows版 9/26発売決定~ベンチマークソフト&ベータ版も開始

『FF11』の展開の仕方など、過去の歴史を見ていけば、もともとPC版は出る観測は当然あった訳で、特に意外でも何でもないですね。PC版ならゲーム機メーカーにロイヤリティーを徴収されないのも魅力的ですし、家庭用独占というのはMMORPGのビジネスではクレイジー。

そういう意味では、脱任天堂専用機という煽り方は、ただの扇情的な言説にすぎないでしょう。PC版に関してはあらかじめ保険として任天堂側にも納得させていた可能性の方が高いです。

これがPS4にも出るとなれば、話は変わってきますが、任天堂サイドとスクウェアエニックスサイドでそこまでの合意は厳しいでしょう。ドラクエ系は任天堂ハードでの親和性が高いこともあって、政治的な関係をご破算にするつもりは無いでしょう。

まー、Wii版とWiiU版が十分稼げていれば、もう少し発表も遅かったのかもしれません。そういう事はあったかもしれません。ですが、WiiU版で伸びたという話も聞かないし、PSVita版でドーンと伸びた『PSO2』あたりと比べても、プラットフォーム戦略はお世辞にも誉められたものではありません。というより、手を組んだ当時は素晴らしいタッグだったけど、開発が長引きすぎて時代も覇者も変わってしまったのが問題ですね。


それはどうでもいいんですけど、任天堂はE3での発表が駄目駄目すぎて、何とも言えません。コアゲーマー向けの施策は実質来年からという事がハッキリしました。一体誰に売りたかったんでしょうか、WiiU。

『ベヨネッタ』出すなら前作もWiiUで出しておくべき、というのと、ゼノ新作を出すなら『ゼノブレイド』のHD版を出しておくべき、という2点が気になりますね。それぐらい当然すぎる施策ですが、その当たり前の事さえ抜け落ちそうなのが最近の任天堂の恐ろしい所です。

そういえば、こんな話題も。
任天堂初のFree-to-Playタイトルは「スティールダイバー」か。宮本 茂氏が北米メディアのインタビューで言及

さらっと「F2P」を始めようとしてるあたり、ゲームファンと業界人のほぼ全員が予想していたとおり、あっさり「絶対そんなことやらないんだからね!!ぷんぷん!!」ラインを引き下げました。早かったなと思いますが、それだけ大変なんでしょうね。

以前も書きましたが、「悪いのは全てガチャであって、ガチャの無いF2Pは全て善である」という教義に切り替わる予定らしいので、熱狂的な人達も、心の準備をしておくべきでしょう。毎度言い訳に苦労されてる光景がシュールの極みで、本当にお疲れ様です。

業界においてここまでF2Pが当たり前になってしまうと、「F2Pに手を染めない任天堂だけが業界の良心なんだからぁっ!」という言説も、よほど熱狂的な人達でもなかなか口にできない、寒い妄言になりつつありますよね。N64の頃の「ROMカートリッジのゲームが本当のゲーム、CD-ROMのムービーだらけのゲームはゲームじゃない!」言説すら、まだ生暖かい。

世間は暑くなってきたのに、うらやましい涼やかさですね。


PS4圧勝というか、勝手に競合2社が退場しただけのような。

ハードメーカー3社のプレスカンファレンス(またはダイレクト)が出揃いました。

まさにPS4の圧勝という感じでしたね。ソフトラインナップではXbox Oneも大変充実していて、日本での販売に力を入れない状態が残念な所です。

本体価格が399ドルと安いPS4の方が序盤は優勢に展開するかもしれませんね。性能面でもXbox One以上のリッチさという評判。前世代の事実上の勝者だったマイクロスフトがセットトップボックスへの欲望を拡大したのと異なり、ゲーム専用機として満足度を高めることを重視した姿勢の違いがよく現れています。

国内の業界においては、事実上のPS4圧勝という情勢です。PSVitaからの移植もしやすいようで、PSVitaで展開していたタイトルのHD版が増えていくのかもしれません。その想定どおりに進めば、据置ゲーム機の開発費高騰への一定の回答にもなり得ますし、ビジネスモデルや市場性、コアゲーマー重視の姿勢など、大変よく検討されたゲーム機といえます。

WiiUに関しては、任天堂ファン向けのタイトルが多数発表され、任天堂専用機としての王道を確立しつつあります。皆さんの理解している通りのゲーム業界のあり方に推移しています。


個人的には『ゼノブレイド』を制作したモノリスソフトの最新作も、ロゴの「X」の字から、ゼノブレイドとの関連性を匂わせており、ゼノブレイド以降の高橋作品が継続していくのは良い事ですね。

『ゼノギアス』『ゼノサーガ』は事実上、同一世界の異なる時代を描いた作品という認識が一般的で、公式の否定も著作権への配慮という側面が大きいというのが多くのファンの理解です。ただ、『モナド』改め『ゼノブレイド』に関しては初期の露出情報から、むしろ松野作品ではないかという憶測も流れたほどで、途中でタイトルが変更になった際は、大きな波紋を呼びました。

ゲームの完成度への評価は高かったものの、Wiiの後半でアンチコアゲーマー路線を突き進んでいたタイミングでしたから、ネットの一部の高評価と実際の売上が連動しなかったのは事実でしょう。また難解な設定が並んでいたゼノシリーズと異なり、ゼノブレイドは高橋作品としての匂いは色濃く残すものの、別物という理解が一般的です。つながりがあるという想像を膨らますにしても、あくまで匂わす程度に留まっています。

ゼノシリーズのファンでも何でもないくせに、Wiiでの希少なRPGだからという理由で、ゼノシリーズ本編とディープな関係があるかのような言動を繰り返して、ファンコミュニティに亀裂を入れた連中もいらっしゃいますが……。それも今は昔。ファンの分裂を招いた点は罪深いものの、高橋監督の新作RPGとしてしっかり宣伝して売っていってもらいたいですね。

SDゲーム機で発売されてしまい、映像面で物足りない面が目立った『ゼノブレイド』のHD版を先に発売しておくのも悪くないですね。永遠に許されない罪もありません。Wiiの後半の歴史=アンチゲーマー路線を快く脇に置いて、買って差し上げましょう。

Wiiでの「大罪」も後半の失速、そしてWiiUの沈没という事象で贖われた、と言ってもいいのでは。WiiUがハードのシェア争いから完全に遊離した今、「末世」あるいは贖罪の「死後の世界」を楽しみたいところです。


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